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目が合う

【漢字】目が合う 【読み】めがあう 【意味】相手と視線が合う。 【例文1】好きな人と学校でよく目が合う。 【例文2】向かいに座っている女性と3度も目が合う。 【例文3】よく目が合うのは気になる存在かも。 不良やヤンキー、ヤクザの一部などには目が合っただけで難癖をつけてくる人がいます。 不可思議な能力で視線を察知した、というわけではなく自分を見ている相手を目視で確認した結果にも関わらずです。 どれ程に繊細で我儘な人間なのでしょうか、引きこもりになれる環境が整っていれば案外地味に引きこもっていそうです。 そもそも、目や耳で周囲の状況を判断し続けるのは極々当たり前のことです。 周りの風景に溶け込めない浮いた不自然な存在は、どうしても目に付いてしまいます。 髪を染めて派手な服を身にまとい不審な行動をとるのは、もしかしてかまって欲しいのでしょうか。 そのことを当人に尋ねた場合、涙を浮かべて憤激しそうですので、さすがに哀れなので実行するべきではないでしょう。 野生本能が未だに残っているというなら話はまた違います。 猿と目が合い、その状況で目をそらさないと威嚇してくるアレです。 どちらともなく目をそらして相手に興味がないことを示せばよいのですが、それでは負けたような気分になるのでしょう。 猿の場合は特に反応が敏感で、何ゆえ目をそらさぬのかと威丈高に歯を剥き出しにして吠えてきます。 目線でおおまかな意図を伝える程度には人間のコミュニケーション能力は進化しているはずです。 表現が上手く伝わらない場合も存在するということで納得しておきます。

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迷惑千万

【漢字】迷惑千万 【読み】めいわくせんばん 【意味】非常に迷惑で嫌な思いをする。 【例文1】夜中の暴走バイク音は迷惑千万だ。 【例文2】迷惑千万な客だ。 【例文3】大音量の音楽が漏れて迷惑千万だ。 昔、身内がトラブルを起こしてその火種が私にも降りかかってきたことがありました。電話番号は身内に教えておかざるを得ないので仕方無いとは言え、まったり迷惑なことでした。しかも私に連絡されてもどうしようもないようなないようで電話がかかってくるのですから、そうですかとしか言えません。 毎日のように私の携帯電話に電話がかかってくるのですが、正直一緒に暮らしてもいない身内のことで電話をかけられても私にとっては知ったことじゃありません。そもそもそこまで問題があるなら本人に電話をかければ良いのです。電話に出ないなら直接家にでも行けば良いし、どうしても駄目なら勤務先でもいけば良いではないですか。 そのことを伝えているにも関わらず、相手は全く取り合ってくれませんし変わらず文句の電話はこちらにかかってきます。 しかも、仕事の最中にまで電話がかかってくるのですから本当に迷惑千万な話です。身内のトラブルには巻き込まれやすいのですが、本人が連絡先として私の電話を教えていることが問題なのでしょう。できれば電話番号を変えたいと考えていますが、訳がわからない事態になってから家に押しかけられるのも困った事なので、悩ましい話です。

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明明白白

【漢字】明明白白 【読み】めいめいはくはく 【意味】少しの疑いもない事をより強調している。 【例文1】万引きを疑われたけど、明明白白だから防犯カメラで確認してくれ。 【例文2】明明白白の証拠を見つける。 【例文3】指紋照合の結果、奴が犯人なのは明明白白だ。 大変強く、重みのある言葉であると思います。 言葉の意味としては、自明であり、かつ大変はっきりとしたことを示します。 事実関係の調査において、頑固たる証拠を持っている場合に明明白白という言葉で表現します。 例えば、「物的証拠からこの人が犯人であるのは明明白白である」という使い方です。 最近、国会では色々な疑惑の事件を審議していますが、いずれも明明白白な証拠がないまま、議論をしていることに対し、大変無駄な時間を使っているという感じがします。 税金を無駄遣いしている案件であれば、国民のために明明白白な真実や証拠をまず掴むのが重要であるのですが、ポロポロとメールの文面や覚え書きなど出てくるのは、何か意図的に捏造したものととらわれてしまいます。 国民の前に明明白白な真実を伝える意味では、現在の国会での議論の内容は茶番劇にしか見えていないのは私だけでしょうか。 さらに、東京の築地市場の問題についても、明明白白な事実がない中で、責任のなすりつけがやられています。 一方で1番困っているのは、築地市場で仕事をしている方々です。 明明白白な真実を掴むのも大事ではありますが、今望まれているのは、明明白白な移転のスケジュールであること改めて認識し直すことだと思います。 あまり使いはしませんが、意味が簡単な四字熟語として明明白白が挙げられます。ハッキリして、少しの疑いも無い事を指します。明白と言う熟語を重ね、意味を強調したものです。反対語には曖昧模糊が有ります。明明は爾雅、白白は春秋繁露を典拠としています。この明明白白はこういう四字熟語が存在するということを覚えてしまえば、直ぐにでも使えるものです。語彙力の基礎として取り入れておくと良いと思います。人に対して使うときは、相手の態度や様子から考えていること・本心・思い等を推察し、その推察に根拠が伴って確信に変わった時です。つまりこの言葉を用いる為には、対象を鋭く観察する判断力が必要だと言えます。鋭くと言っても、誰の目から見てもどの角度から見ようとも変わらない事実である場合などは判断に注力する必要すら有りませんが、己の中で咀嚼が完了していなければ使用出来ない言葉になりましょう。分かりきっていると伝えたい時、この明明白白を言葉に織り交ぜてあげると、その想いがスムーズに伝わるでしょう。そして反対語にもあったように曖昧で何か掴めない事柄に自分が出くわした時には、明明白白という四字熟語を思い出して理解することに一つ意味があるのだとポジティブに捉えましょう。

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明眸皓歯

【漢字】明眸皓歯 【読み】めいぼうこうし 【意味】明るい瞳と、白く美しい歯並びの女性が美人だと言われる。 【例文1】彼女は頭もよく、明眸皓歯で良い所ばかりで羨ましい。 【例文2】彼女のように明眸皓歯を目指して歯の矯正する。 【例文3】明眸皓歯はカラコンに頼る。 「明眸皓歯(めいぼうこうし)」とは、「美しい瞳と、輝くきれいな歯」という意味で、「美人」を形容する言葉です。 実は私は、歯並びにコンプレックスを抱いていて、高校生の頃「歯の矯正をしたい」と本気で考えていました。そこで、暇さえあれば矯正歯科のパンフレットや、関連書籍などを読んでいました。歯の矯正に関する書物の類には、必ずといっていいほど「明眸皓歯」という四字熟語が記載されていました。「明眸皓歯という言葉がありますが、これはきれいな瞳と白く輝く歯をもった美人のことで~」と、いうような表現が、だいたい、本なら1ページ目か2ページ目に、パンフレットなら最初の10行目くらいまでに書いてありました。そのころの私にとって、「明眸皓歯」は、「一石二鳥」や「一日一善」よりも、もっと親しみのある熟語だったのです。 ある日、高校で四字熟語に関する作業を友人たちとしていました。グループで、熟語に関して発表をすることになったのです。四字熟語がたくさん書いてある紙を誰かが持ってきて、どれを選ぶか、というような話し合いをしていたと記憶しています。一人の友人が、ある熟語を指さして言いました。「これなんて読むの?」私は答えました。「めいぼうこうし。きれいな目と歯。美人のことだよ」そこにいた友人たちは、いっせいに私に尊敬のまなざしを向けました。「初めて見たよ。これ」「すごいね」と。私は、「いや、全然」と笑いながら、心の中で「矯正のパンフレットよ、ありがとう」と思いました。 最後に付け加えますと、私は、大学生のときに歯科の矯正を受けることができ、「皓歯」は、なんとか手に入れたのですが、悲しいかな、「明眸」の方はいかんともしがたく、美人ではありません、はい。

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名物にうまい物なし

【漢字】名物にうまい物なし 【読み】めいぶつにうまいものはなし 【意味】名物と言われる物を食べたら実際美味しくない事もある。宣伝文句には期待に沿わない事がある。 【例文1】名物にうまい物なしというから売れ筋の品を買ったが、期待外れ。 【例文2】名物にうまい物なしの郷土料理は口に合わない。 【例文3】名物にうまい物なしだからまず、試食をする。 私は旅先ではかならず名物を土産として購入します。 名物にうまい物なし、なんてよく言いますが、私はこれまで自分が購入した名物を「おいしくない」なんて感じたことは一切ありません。 そもそも名物と言うのはその土地でおいしいと言われているものですから、旅行中に一度食べたものを土産として購入することがほとんどで、つまり美味しいから買っているわけなので、美味しくて当然とも思っています。 ただ、旅先の知らない土地で知らない味を美しい景色を見ながら食べたそれと、見慣れた我が家で食べる2度目のそれは、もちろんおいしさでは旅先で味わったものが上をいくわけですよね。私は「あぁ、これが名物にうまい物なし、の正体か」と思っていたわけですが、この言葉の本来の意味は少し違っていたようです。 本来の「名物にうまい物なし」の意味は、名物と呼ばれるものは人の評判がそれを名物と呼ばれるまでに伸し上げたものであって、必ずしも名が実を伴うわけではない、評判通りの質だとは限らないことのたとえです。 でもそういった観点でこの言葉を見たとき私が感じたことは「現代でもそうなのか?」ということです。 インターネットさえあれば行ったこともない外国の美味しいものが調べられるこの時代。むしろインターネット上での評判が、これまで見向きもされなかったものを名物にまで伸し上げるケースだってたくさんあります。 昔は狭いコミュニティの中で名物を決めてきましたが、今ではそのネットワークは世界規模と言えます。 そう考えると、もはや名物として生き残っていけるのは「本当にうまいもの」だけなんじゃないかと思ったり。 どちらにしても、その土地に根付いたその土地の味、いつまでもあり続けてほしいと願うばかりです。 名物にうまい物なしとはどうゆうことでしょうか。名物だから普通はうまいでしょう。 みんなが名物だと言っている意見なんて信用できないということでしょうか。ましてや人の言うことなど信じるなという意味なのでしょうか。 早速意味を調べてみました。 名は必ずしも実をともなわない、宣伝文句は期待はずれなことが多いなどの意味のようです。 やっぱりそのままの意味でした。 まあ、口コミで大評判だったお店に楽しみにいってみたものの、これ、言うほどおいしくないんだけど・・と思うことは多くあります。 そんな時はいつも私の味覚が乏しいんだ、みんな美味しい、美味しいと言っているしと思っていましたが、もしかしたら他の人たちも周りや口コミが美味しいと言っているから美味しいと言ってるだけで、あれ?って思っていたのかもしれませんね。 広告も同じです。パッケージや宣伝文句に誘われて購入にしたものの実物はこれかとがっかりすることも多々あります。 やっぱり自分の目や味覚を信じて選ばないといけませんね。所詮味覚なんてそれぞれだから自分が美味しいと思えば美味しいのだから人の意見に左右されるものではありません。でも名物にうまい物なしとは言い切れません。うまい物も実際多いですよ。

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冥途の土産

【漢字】冥途の土産 【読み】めいどのみやげ 【意味】冥土の土産とも書く。冥途とは死者の魂の世界で安心して死を迎えること。ささやかな幸せが訪れていつ死んでも心残りがない。 【例文1】ひ孫の顔も見れて冥途の土産だなんて言わず長生きしてね。 【例文2】孫の結婚式にも出席できていい冥土の土産ができたよ。 よく「冥途の土産に持っていく」という言葉を耳にしますが、どのような意味なのでしょうか。 まず冥途、これを辞書で調べると仏語で死者の霊魂が行く暗黒の世界には地獄・餓鬼・畜生の三道があると記されていました。 よくおじいさん、おばあさんが冥途の土産に・・と言いますが暗黒の世界へのお土産ってことですかね。 何とも物騒な話です。次に冥途の土産で調べてみました。するとそれを手に入れたことで安心して死んでいけるなどの意味で使います。 よく使うときは高齢の老人方などが家族みんなで旅行に行った時や、何か楽しかったり嬉しかった出来事が起きた時に 「冥途の土産にする」などと冗談交じりに使います。 おじいさんおばあさんには死後も幸せな天国へ行ってもらいたいものです。

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名状しがたい

【漢字】名状しがたい 【読み】めいじょうしがたい 【意味】言い表すのが難しい。 【例文1】初めてフランス料理を食べた感想をと言われても名状しがたい。 【例文2】出会い系で知り合った彼女は写真だけでは名状しがたい。 【例文3】まだ一度しか会っていない彼の性格は名状しがたい。 名状しがたいの名状とは状態や様子を言い表すという意味で、そこにしがたいと続く事で言葉に出来ない、うまく説明できない表現と解釈して覚えました。初めは"なふしがたい"と読んでしまいましたが、辞書を引くと"めいじょうしがたい"と読むようです。実際に名状しがたいなと感じる経験というのは些細な事から日々起こっていて使わないだけで身近な言葉だなと感じます。 やはり人に対して説明を必要とされてる時に感じるのですが、最近ではメロディを人に伝えたい時上手く口ずさめず頭で分かってる事が表現出来ない難しさを感じました。クラッシックの様に歌詞がない曲やアニメ、ドラマのサウンドトラックや効果音の中に、自分の音程が悪いのかどう頑張ってもその音達を出す事が出来ず、結局諦めるかスマホで調べたのを聴いてもらって理解してもらう事が何度かあり歯痒い思いをしました。また体の不調を医師や家族に表現するにも言葉が見つからない時もありました。だるいような苦しいとも違う、痛みに似ているけど痛い訳ではないモヤモヤとした自分の症状を正確に言葉として言い表せない事が体調不良に加え心細い気持ちでした。言葉と言うのは上手く伝えられたという事自体に安堵や達成感を得ていると思うので、言い表せない状態を名状しがたいと言葉に当てはめる事で伝えにくい想いを何とか表現しようとしてるんじゃないかなと個人的に感じています。

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名実ともに

【漢字】名実ともに 【読み】めいじつともに 【意味】名声と実績がふさわしい。 【例文1】名実ともにイチロー選手は記録を打ち立てる。 【例文2】彼は名実ともに立派な医者になった。 【例文3】羽生選手は名実ともに記録に残る成績を残した。 ほとんどの方は「名実ともに」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。 「名実ともに」の意味は、名前と実際や名声と実績が釣り合っている様子を指します。 「名実」の「名」はその名の通り、名前などの表向きの様子や評判を表し、「実」は実際の様子を表しています。 「名実ともに」とは、この「名」と「実」が一致しているということです。 尚、「ともに」は「共に」と漢字で書くこともあります。 ちなみに、「名実相伴う」も同様の意味の慣用句です。 同様の意味の四字熟語として「名実一体」という言葉もあります。 使い方の例を挙げると、「彼は名実ともに書の大家だ」「富士山は名実ともに日本を代表する山である」などがあります。 前者の「彼」は書道家であるし、実際に字が上手で素晴らしいということです。 後者の「富士山」は日本を代表する山といわれているし、実際に日本を代表する山であるということができるような特徴や良さを持っているということを表しています。 尚、「名実ともに」は悪いイメージでも使うことができますが、似た言葉である「花も実もある」は外見も中身も優れているという意味ですので、良い意味でしか使用できないので注意が必要です。

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明鏡止水

【漢字】明鏡止水 【読み】めいきょうしすい 【意味】明鏡はくもりのない鏡。止水は静かにとどまった水面を言う。鏡のように完全平面な水面が安らかで澄みきった様子。 【例文1】仲が悪かった嫁姑だったが、姑の病気の看病後、明鏡止水のごとく心が穏やかになった。 【例文2】厳格な父は孫ができて明鏡止水のごとく穏やかになった。 【例文3】年を取って明鏡止水の心になる。 幼い頃から武術をいくつかたしなんでいると、それぞれの哲学に触れる機会が多々あります。その中には明鏡止水という言葉もあります。邪念がなく澄み切って落ち着いた心の形。「明鏡」とは一点の曇りもない鏡を現し、「止水」は止まって静かにたたえている水を現します。戦いにおける理想の心の有り様を指すようです。 戦いの前には恐怖や闘争心で心を震わせ、戦いの最中には激情で心を乱す。生死に関わる最中にはそのような心の動きがあるのが普通の中で、明鏡止水という境地を目指すのが良いとされています。若い頃は何故そのような心が必要なのか、意味がわかりませんでした。私の中ではただの訓示でしかなかったのです。 しかし、年齢を重ねて色々な武術をたしなみ試合も経験する中で、少しずつ意味がわかりはじめました。戦いのたびにいちいち心を乱していては、自分の実力は出てきません。そして相手によって心構えが変わっていたら、無限に変え続けなければなりません。そんなことは無理です。そして何より自分に目を向けていたら、相手が見えなくなってしまいます。 明鏡止水とは、私にとっては自分の本当の実力を発揮できる状態で、相手の心身をありのまま見ることです。即ち最高の結果を出すために必要な心の境地を現しているのです。私はそう解釈をしています。 明鏡止水は一点の曇りもない、邪念がない明るく澄み切った心境を意味します。ゲームや楽曲に使われていることが多く一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。私もこの言葉を知ったのはある曲がきっかけでした。それは己龍という和製ホラーをコンセプトにしたヴィジュアル系バンドの楽曲でした。このバンドは四字熟語が曲名になっていることが多くそのたびに四字熟語にいみについて調べていました。今回も明鏡止水について調べてみると、澄み切った心境という意味があることを知りました。漢字から、水面に鏡のようにうつる何かを意味していると大きな勘違いをしていました。ゲームにおいてはスキル発動に役立つアイテム名になっていることも多く、本当の意味を知らない方も多くいるのではないでしょうか。また日本酒の名前になっていたりと、様々な場面で多様されています。言葉自体は「恋人との誤解がとけて明鏡止水の気持ちで過ごすことができた」など、本来の意味通り心が穏やかになった様子を表現するときに使われます。日常会話や生活する中で四字熟語を使う機会はあまりありませんが、この記事を読んだのをきっかけに少しずつ会話や日常生活に取り入れてみませんか?

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明暗を分ける

【漢字】明暗を分ける 【読み】めいあんをわける 【意味】勝負の勝ち負けや合否がはっきり決まる。 【例文1】友人と同じ職種に就いたが、彼の方が大成功した。明暗を分けたのは都会に配属されたからだ。 【例文2】墜落時の座席が明暗を分ける。 【例文3】採用試験で明暗を分けたのは彼女の笑顔だった。 明暗をわけるの言葉の意味ですが、勝負事や仕事等の勝ち負け、成否、良し悪し等がはっきり決着した時に用いる言葉です。 「明;めい」が勝負事の勝ちや、仕事の成功などの良い意味の言葉として引用され、「暗;あん」はその反対で、勝負事の負けや、仕事等の失敗等の悪い意味の言葉として引用されます。その2文字に「わける」と言う言葉を付け加え、ある時点での判断によって勝負の勝ち負け、仕事の成功失敗が決まった時等に用いられる言葉です。具体的な使用例としては、野球の試合等では「あの1球がこの試合の明暗をわけた」や仕事の上では、「あの時の判断がこの事業の明暗をわけた」等と使用します。同じ様な意味の言葉としては、「命運、挫折、陰と陽、良い面と悪い面」等の言葉があり、これらの言葉が使われる時の状況はほぼ同じ様な局面や意味合いの時に使用されます。この言葉を使用する時のポイントは「ある時点」や「ある起点」の時に判断を行っていると言う点です。その時の判断が自分や関係する人達にとって良い方向に行ったのか、又は逆に悪い方向に行ってしまったのかを意味しており、その時に判断が正しかったか、間違えていたのかの判断材料になると言う事になります。 彼は自分が何を目指しているかわからなくなった。今やっている仕事は自分に合っているだろうか。こんな生ぬるい世界で一生やっていくのだろうか。なんとなく仕事に行き、なんとなく過ごす日々に嫌気がさしてきた。 彼は仕事をやめる決断をした。この決断は彼と彼の職場にとって明暗を分けるものとなった。同じことの繰り返しだと感じ仕事をしていた彼の実力は、職場にとっては大きな影響を与えるもの。一つひとつ丁寧に確実に取り組む彼の姿勢は、周囲の人たちにも刺激を与えていた。また、着々と功績を残していったのも彼の取り組みのおかげであった。そんな彼が職場をやめてしまうこと、それは大きなダメージだった。職場を支えたいた彼の努めを他でカバーできるのだろうかと、社長は思った。彼を一生懸命止めたが、彼の決断は固く、引き止めることはできなかった。社長は渋々了承した。 彼にとって、退職というのは人生を賭ける大きな決断だったわけだが、彼は仕事をやめることで自分が今何をしたいのか将来のためにはどのように生きていけばいいか自分なりにゆっくり考え、転職に向けて動くことができた。そして、彼は新天地でも自身の強みを生かし新しいスキルを身につけた。新天地での彼はとてもキラキラしていた。

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