口火を切る

【漢字】口火を切る
【読み】くちびをきる
【意味】最初に行動してきっかけを作る。
【例文1】先制点で流れをつくり、口火を切る。
【例文2】口火を切る4番バッター。
【例文3】主力を揃えて口火を切る。

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1番バッターが口火を切る

野球でよく口火を切ると言う言葉を聞きます。まずは先頭打者もしくは1番バッターがヒットで口火を切ると後のバッターもランナーを進めたり、ホームランで一挙に点数をいれたりして、相手チームをリードする。野球は先頭打者1番バッターがまずは塁に出ることがチームを勢いづけることになります。口火を切るバッターはとても大事で塁に出るのが必須条件ですから、足の速い選手、ミートの上手い選手などが選ばれているようです。あのイチロー選手はマリナーズ当時は1番バッターでした。彼は足も速いし、ミートも上手いしいわゆるうってつけの口火を切るバッターです。イチロー選手が塁に出ることで後のバッターが勢いづきイチロー選手をホームに導く、ホームランバッターが野球では華やかに見えますが、このように口火を切るバッター、バントが上手いバッターそしてホームランバッターと野球はそれぞれの役割がとても大事なのです。イチロー選手は言っていました。ホームランを打とうと思えばもう少し打つことができると、彼は口火を切るアベレージヒッターで野球人としてあの大記録を打ち立てたのです。彼がホームランばかりを狙うバッターだったらこれだけの歴史に残る選手にはなれなかったのではないでしょうか。

口火を切るのは勇気がいること

会社で新しい企画を提案するとき、新しい顧客を開拓するときといった『新しいことを始めるとき』を楽しむ人もいることでしょう。ですが中には、新しいことを始めるのが怖いという人もいますね。そういった人たちは頭の中で「もし企画が通らなかったら」「もし顧客を獲得できなかったら」ということをまず想像して、悪い結果になるのを恐れているからだと考えられます。もちろん悪い方向になってしまう恐れがあることを考慮するのだって必要です。それは『慎重さ』として長所にもなり得ますし、元々人間の本能として危険を予測する能力が備わっていますから。ただそれはそうとして、新しいことを始めるのが怖い人たちにとって、口火を切るのはとても勇気がいることなのは確かでしょう。

もしできることなら、少しずつで良いので考え方を変えていってみませんか。たとえば「もし企画が通らなかったとしても、別に会社を辞めさせられるわけではない」ですとか「もし顧客が獲得できなくても、他の新規顧客を探せばいい」などです。しかし考え方を変えるのも相当の時間が必要ですし、それなりに努力も必要です。ですから気付いたときにでも、たとえ悪い結果になることを想像してしまったら「こんな結果になっても、全てが駄目になるわけではない」と考えてみてはどうでしょうか。ちょっとずつですが、変わっていけると思いますよ。

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