鬼の首を取ったよう

【漢字】鬼の首を取ったよう
【読み】おにのくびをとったよう
【意味】大した手柄でもないのに、えらく得意顔になる。
【例文1】1回成功したくらいで鬼の首を取ったように偉そうにする。
【例文2】初戦突破で鬼の首を取ったような騒ぎだ。
【例文3】コネ入社で鬼の首を取ったような態度だ。

鬼の首を取ったようをテーマにした記事

鬼の首を取ったように批判する人々

2017年開催されたWBC。
四年前のWBCが終わったあと当時の山本監督の後任がなかなか決まりませんでした。
NPBはいろんな人に打診しましたが、ことごとく固辞され、時間ばかりが過ぎてしまいとうとう予定していた侍ジャパンの親善試合が近付いてきてしまいます。
そこで動いたのが自らも侍ジャパンを率いた経験がある現ソフトバンクホークスの王会長でした。
王会長は当時テレビで解説をしていた小久保さんに侍ジャパンの監督を打診します。
監督どころかコーチの経験すらない小久保さんはもちろん王会長からの打診とはいえ断りましたが王会長は折れませんでした。
時間ばかりが過ぎていき、このままでは2017年のWBC参加すら危ぶまれるとの報道も出始めた頃、ようやく小久保さんが折れる形で監督を引き受けることに決めたという経緯があります。
それでも民衆は小久保さんを経験がない、などと散々叩きました。負けても勝ってもいずれにしろ鬼の首を取ったように叩かれる小久保さん。
侍ジャパンの監督がなかなか決まらないのはこういうことなのだと思います。
しかしいざWBCが始まれば小久保監督を叩くものはすっかり消え失せ、賛美の嵐。
野球ファンとして悲しいことだと思いました。

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