心にもない

【漢字】心にもない
【読み】こころにもない
【意味】本心ではない。
【例文1】心にもないお世辞を言って上司の機嫌を取る。
【例文2】心にもない言葉も時には必要だ。
【例文3】心にもない営業トークで話す。

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心にもない事を連発する心理

心にもないことって、相手の気持ちを考えずに発言する事と言う意見をよく目にしますが、私は暴言などではなく、本当は思ってないのに、その場の雰囲気だったり、自分を良く見せるために使われる事の方が多いような気がします。

友達に自分はすごく弱者で、何もできなくて、自信がなくて他人のする事なす事全て「いいなぁ。才能があって。私にはできない」と言う人がいます。
才能の部分はセンスがあってとか、行動力があってとか、若く見えてとか、その時々で入れ替わります。

でも、話していると、決して自分が劣っているとは考えていない事が垣間見えたり。自分はこんなに頑張ってるのと言う気持ちがありありと見える事が多いです。
ただただ、会話に「心にもないこと」を連発してしまうこの心理状態の本性はなんなのだろうと考えました。

心にもない事を言うのは決して虚言癖ではなく、相手を必要以上に褒める事によって自己防衛する気持ちが働いているのかもしれない。
こう理解していても、あんまり気持ちの良いものではないですけれど。

逆に、相手を思って、心にもない厳しい事を言ったり、心配で仕方ないのに、気にも止めていないような言葉を発することもあると思います。
こちらは前者と違って、自己防衛ではなく相手に対する思いやりだったりするので、違う意味での心にもない言葉になると思います。

心にもない事を言ってしまう後悔。

人を傷つけるような、心にもない事は冗談であっても言ってはいけないと思っている私。なぜなら、心にもない事を言う事こそ、自分の価値をさげる余計な一言だからです。そしてその一言は、価値を下げるだけでなく、何にもおもしろくないし、雰囲気悪くなるし、全く笑えません。そのため、親やお友達、会社の同僚、後輩…ここ何年も彼らにそんな事は言っていないと言いきれます。
それなのに、どうしても言ってしまう相手…それは主人です。主人とケンカするとき、どうしても言ってしまう心にもない事。
これほど余計な一言はないと思います。だいたいこの一言はケンカをヒートアップさせるし、相手を傷つけしまうし、自分も言ってしまったことの後悔と罪悪感でいっぱいになってしまいます。ごめんなさいと言ったところで、言ってしまった事実は変わらないし、実は心のほんのどこかの部分で、ほんの少しそう思っていたんじゃないかと自分を疑うし、本当に嫌です。
最後には仲直りして、心にもない事をぽろっと言った私は、どんな言葉を言ったかそのうち忘れてしまいますが、言われた方はそんな簡単に忘れられないですよね。どうして主人にだけは言ってしまうんだろう。とても大切な相手なのに。

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