尾羽うち枯らす

【漢字】尾羽うち枯らす
【読み】おはうちからす
【意味】それまで羽振りの良かった者が落ちぶれて以前の面影がない様子。
【例文1】事業がうまくいかず、尾羽うち枯らす。
【例文2】尾羽うち枯らした格好で気付かなかったよ。
【例文3】見る影もなく尾羽うち枯らす。

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尾羽うち枯らす

『尾羽うち枯らす』 儚さを感じる言葉です。

「おばね」かと思いきゃ「おは」なんですね。栄えたものも、いつかは滅びゆく。

わたし達もいつかは、この世界を去らなければいけません。でも、信じられない。まるで、この時間が永遠に続くような錯覚がします。

日本人の寿命は80年ほど。それは短いのでしょうか。それとも、長いのでしょうか。まだまだ先は長いけれど、永遠ではありません。

わたしの命にも限りはあります。だけど、今はゴールが見えません。「あなたは死ぬのよ」なんて言われても、実感がわかないのです。

そりゃあ、いつかは亡くなります。それは遠い未来。まだまだ先の話です。でも、あと60年ほどの命と考えれば、そんなに遠くないかも知れません。

歴史上の偉人だって、亡くなっています。どんなに功績を残しても、不老不死なんて得られない。ただ、生きた証が残るのみです。

世の中には証さえ残せず、この世を去った人がたくさん居ます。むしろ、何をできない平凡な人のほうが、この世界には多いんです。

わたしは自分の名前を残してみたい。亡くなったあとも、「こんな人が居たんだよ」と語り継がれるような人を目指したい。

美しい羽で空を飛べる今のうちに、いろんな経験をして、証を残したいのです。

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