三日坊主

【漢字】三日坊主
【読み】みっかぼうず
【意味】すぐに飽きてやめてしまったり諦める。
【例文1】何を習っても三日坊主だ。
【例文2】三日坊主は大人になっても治らない。
【例文3】どうせ三日坊主だ。

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子供の頃からの三日坊主

子供の頃にはよく、習い事をしたい、動物を飼って世話をしたいなどと親にねだり、
「どうせ三日坊主で終わるんだからダメ」と言われたものです。
「そんなことない」と反発はしたものの、親がそう言うのにも理由があって、
約束した手伝いを放り出したり、自分で立てた計画を投げ出したりしていました。
三日坊主と言われても、仕方がなかったのかもしれません。
とはいえ、やはり子供心に癪に障ったのを覚えています。

現在は、親元を離れて暮らしていますが、唯一の家族である夫に、
「ダイエットをする!」と決意表明をするたびに、「どうせ三日坊主でしょ」と言われます。
悔しいので、三日以上は続けるものの、結局、1週間程度で挫折してしまいます。
ウォーキングなどは、天気が悪いことを言い訳にして、本当に三日しか続きませんでした。

パソコンを買い、憧れのブログを始めたときには、さすがに三日では飽きませんでしたが、
1ヶ月程で飽きてしまい、放置状態になってしまっています。
私とは全く違うタイプの友人のなかには、
何事においても、一度始めると習慣になって、やらないとかえって落ち着かない、と言う人がいます。
こんな友人には、三日坊主という言葉は全く縁のない言葉なのでしょう。ちょっと憧れます。

三日坊主についての雑考

何かをしても長続きしないで、挫折してしまうことを表す「三日坊主」という故事があります。

朝令暮改、一石二鳥 など、ある状況を表現するための故事はくさんありますが、何れもあるケースを代表例としてその状況を表しているように感じます。そして、この「三日坊主」は、坊さんの修行が辛くて3日で辞めてしまった坊主がいた、というのが語源であるようなことを聞いたように思います。

もし、それを聞いていなかったら、語源が分からなかったような気もして、先述の朝礼暮改や一石二鳥のように、語源がすぐに見当がつく故事とは少々異なった趣を感じてしまいます。そして、三日坊主という言葉は、故事の中でも非常によく使われているように思うのですが、それだけ、「三日坊主」という状況が自分も含めて周囲でよく起きているということでしょうね。

言うまでもなく、この故事はネガティブな意味を持っていて、人のメンタルの弱さを表す言葉でもあるので、よく使われるのではないでしょうか。その逆の状況を表す「継続は力なり」よりも、よく耳にします。どんなに立派な人も、意志強固な人も、モノによって三日坊主に終わることは普通にあるはずです。

重要なことはしっかりと継続するけど、趣味レベルのことは三日坊主に終わることもあるでしょう。 要はメリハリが大切で、意志の弱い人は重要なことですら三日坊主に終わってしまうことがあります。

最たるは生活に必要な仕事が三日坊主に終わる、これは深刻なことですよね。根気よく頑張ることが大事、それを表す故事が「石に上にも三年」でしょうか。 取りとめのない話になってしまいました。

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