刎頸の交わり

【漢字】刎頸の交わり
【読み】ふんけいのまじわり
【意味】中国の戦国時代に趙で活躍した将軍廉頗と名臣藺相如が残した故事。大切な人のためなら、首を切られる覚悟があるというほどの親密な付き合い。
【例文1】お隣さんとは20年来の刎頸の交わりがある。
【例文2】刎頸の交わりの覚悟でプロポーズする。
【例文2】我が子のためなら刎頸の交わりで守る。

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刎頸の交わりの得がたき友

刎頸の交わりとも言える友情を築くことは容易なことではないと思います。
友人といっても世代や男女、環境によってさまざまな形があります。学生時代の友人、サークルの仲間、バイト先の仲間、会社の同期など生き方によっても出会う場所も付き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
ママ友やパパ友は子どもがあってこそのつながりです。子ども関連で団結できるかもしれないし、反面わが子かわいさゆえにママ友、パパ友に反感を持つこともあるかもしれません。
会ったことがなくてもネット上で共通の悩みや趣味を持ったチャット仲間、オンラインゲームの仲間を友人と呼ぶこともあると思います。SNSで知り合った人を友だちと呼ぶこともあるでしょう。
ネットの影響でわたしたちは友だちをつくる手段はたくさんあるように見えます。その中で腹を割って話すことができるほんとうの友人はどれぐらいいるでしょうか。
刎頸の交わりの意味は「お互いに首を斬られても後悔しないような仲」だそうで武士の固い友情を想像させます。戦国のいつ死ぬかわからない時代だからこそ生まれた言葉とも言えるでしょう。武士として真剣に戦いに向き合ってこそ、刎頸の交わりかもしれません。わたしたちの時代は戦国の状態ではありませんが、真剣に自分の人生に向き合ったときに刎頸の交わりの友を得るのかもしれません。

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