語るに落ちる

【漢字】語るに落ちる
【読み】かたるにおちる
【意味】問い詰めても答えなかったのに、好きなように喋らせたところ自ら語り出す。
【例文1】酒を飲んで上司の悪口を語るに落ちる。
【例文2】嫉妬心から語るに落ちる。
【例文3】罪悪感から語るに落ちる。

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就職先について「語るに落ちる」だった友人

私の高校時代からの友人で、海外在住経験が長かったために何カ国語かを話せる女の子がいます。彼女は私たちが通っていた高校に特別授業をしに来ていたフランス人の男性とも英語やフランス語で色々な話をしていました。そしてこれから就職活動という時期に、彼が代表になっている会社を紹介されたため、彼女はまずそこに入社することに決めました。
その会社は簡単に言いますと輸入雑貨などを取り扱う会社なのですが、まだ始まったばかりの事業で今後の計画は採用が内定した人などの関係者にしか知らされていないようだったのです。しかし、友人は事前に教えられていた仕事内容を話しているうちに、将来会社をこうしたいと思っている、といった男性の希望をしゃべりはじめてしまい、最後の最後で「これ、絶対に秘密してって言われたから、周りの人に行っちゃダメだよ」と付け加えていました。まさに語るに落ちるです。
彼女はほかにも、家族が重い病気にかかったとき、学校の人にはあまり知られたくないと言っていたのにも関わらず、近い席のクラスメイトにペラペラとしゃべって、最後に「この話はここの四人しか知らないから、秘密にしといてね」と言っていました。彼女は本当におしゃべりなので、すぐにクラス中に広まってしまいましたけど。

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