桂馬の高上り

【漢字】桂馬の高上り
【読み】けいまのたかあがり
【意味】
【例文】

桂馬の高上りをテーマにした記事

若人よ、「桂馬の高上り」たれ!

将棋をご存知の方には釈迦に説法ですが、桂馬の進み方は左右どちらかの斜め目前に一つ、そして前へ一つ、という少々変則な進み方です。若人よ、「桂馬の高上り」たれ! 将棋をご存知の方には釈迦に説法ですが、桂馬の進み方は左右どちらかの斜め目前に一つ、そして前へ一つ、という少々変則な進み方です。そして進路上の他の駒を飛び越えて進める代わりに、後ろへは下がれません。
この様な桂馬独特の進み方から、桂馬の高上りとは、深慮なく飛び出して失敗する事、実力のない人間が不相応な地位について苦労・失敗する事を表現しています。ですから前向きな諺ではなく猪突猛進や無暗に突出し過ぎる事への戒めで、この手の失敗は元来は若い人に多々あるものではないでしょうか。
しかし昨今の若い人には金銭欲、物欲、出世欲、果ては性欲に至るまでその欲求が少なく、適当に、程ほどに、生きて行くのに必要最低限あればそれで良いとする若者が増えているそうです。
これらの欲望が強いからこそ、若者には桂馬の高上がり的な行動が多かった筈なのです。そしてその事は良い勉強や経験になり、将来への素晴らしい財産となったに違いありません。
その意味では、桂馬の高上りが許される事が若者の特権であり、逆に成長の為には通過するべき道なのではないでしょうか。それでこそ、桂馬の高上りの本当の意味や怖さを知る事が出来るのです。
若人よ、桂馬の高上りに向かってまっしぐらに走りましょう。そうでなければ日本の将来は真っ暗です。

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