天は二物を与えず

【漢字】天は二物を与えず
【読み】てんはにぶつをあたえず
【意味】神様はいくつもの才能を与えてはくれない。
【例文1】天は二物を与えずと言うけれど、彼女には三物与えているじゃない。
【例文2】天は二物を与えずと言うけれど、一物でも欲しかった。
【例文3】天は二物を与えずだから努力する。

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天は二物を与えずと言いますが例外もあるようです

天は二物を与えずと言うことわざがある通り、かなり優れた能力がある人でも、二つ以上の能力を備えている人はいません。
所が世の中には、天は二物を与えずの掟を破るような人物が存在するのです。
例えば現在プロ野球で活躍している、ある選手がそれに該当します。
一般的にプロ野球の選手と言えども、一つの分野しか優れていないことが多い物です。
投手として優れている、バッターとして優れているなど、一分野で優れている事がほとんどです。
ところがこの選手は、投手として優れているだけでなく、バッターとしても優れています。
投げては名のあるバッターを三振に仕留め、打っては名のあるピッチャーからホームランやヒットを打ちます。
この様な投げて良し、打って良しと言う選手は、プロ野球広しと言えども存在していません。
この選手を見ていると、天は二物を与えずと言うことわざが、当てはまらないと言う事が良く分かります。
世の中には、私の様に一物さえも与えられていない者も大勢いるのに、二物も与えてもらって、羨ましい限りです。
他にも美貌を備えたお医者さんとか、文武両道のアスリートとか、天は二物を与えずの掟を破っている人達がかなりいます。 
この人達を見ていると、一物もない自分が自己嫌悪に陥ってしまいます。

天は二物を与えずとは

「天は二物を与えず」とは、天は一人の人間に対していくつも長所や才能を与えてくれないということを意味します。ここでいう「物」は才能や長所のことを指します。例えば、顔が可愛い人が性格は悪いとか、スポーツができる人が頭は悪いなどと長所があれば必ず短所もあるはずだと何も才能や長所を持っていないと思う人が才能や長所がある人に対して自分自身を慰めるような時に用いることが多いです。
使い方として「彼女は学校一の容姿の持ち主だが、天は二物を与えないから少し性格に難があるみたいだ。」「天は二物を与えないはずなのに、彼は容姿も良くスポーツ万能で頭もいい。どこか悪いとこがあれば納得できるんだけどな。」といった使い方をします。
私の周りにも容姿は良いけど性格が良くないといった天は二物を与えずと思えるような人もいれば、天は二物を与えずというのになぁと思うような全てをとってもパーフェクトな人もいます。しかしそんな人もきっと自分が知らないだけでどこか短所があるのだと思います。そう思わないと天は二物を与えずというのに、神様は不公平だと思ってしまいますよね。天は二物を与えずというように誰でも長所や短所がありますのでその与えられた一つを大事にしていくことが大切です。

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