上手の手から水が漏れる

【漢字】上手の手から水が漏れる
【読み】じょうずのてからみずがもれる
【意味】手でどんなに上手く水をすくっても多少は漏れる。つまり、どんなに上手な人でも時には失敗する事がある。
【例文1】上司も上手の手から水が漏れる事がある。
【例文2】主婦歴が長くても上手の手から水が漏れる事がある。
【例文3】先生でも上手の手から水が漏れる事がある。

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相手のプライドまで配慮するなら上手の手から水が漏れるは賢明です

上手の手から水が漏れるは、どんなに上手な人でも失敗することがあるという意味です。
同じような意味の諺はたくさんあり、猿も木から落ちるや、弘法も筆の誤りなどです。
上手はカミテではなくジョウズと読み、ここでは達人を指します。
達人が万が一失敗した時に、周囲がミスをした達人を弁護したり、励ましたりする時に使われることが多いようです。

達人に限ったことではありませんが、人と比べて秀でている人やあることに対して上手な人というのは、尊敬される対象でもあります。
そういう人に対して、万が一の間違いやミスに対して、弘法も筆の誤りは正解だと思いますが、猿も木から落ちるは微妙です。
どちらかというと不正解と言い切ってもいいかもしれません。

というのも諺とはいえ、その人を何と一緒くたにしてしまったかという点なのです。
弘法も筆の誤りなら、あの有名な弘法大使を例えにして、つまりミスをした達人を弘法大使レベルで例えたことになります。
悪い気がするはずはありません。

しかし猿も木から落ちるでは、あの動物の猿で例えたことにもなるので、失礼にあたる場合もあるのです。
言葉は本当に難しく、悪気はなくても、猿よりは弘法大使を引き合いに出してもらった方が気分がいいのは当然です。

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