胸襟を開く

【漢字】胸襟を開く
【読み】きょうきんをひらく
【意味】胸に秘めている事を口に出す。
【例文1】懇親会で先輩と胸襟を開いて語る。
【例文2】不満を上司に胸襟を開く。

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生涯、胸襟を開いて話せる親友は貴重な存在

年齢を重ねて行くうちに、胸襟を開いて話をすることが難しくなってきているように感じます。
人間関係の難しさは年を追うごとに感じるようになります。

子どもの頃は友達がたくさん作って、多い方が良いとも思っていました。
特に20代前半までは友人と遊ぶことの方が優先していたような気がします。

その頃は何でも悩みを友人に打ち明けていました。
今から思えば、まさに胸襟を開いて、悩みを話していたと思います。

同じように友人の悩みも多く聞きました。
お互いが胸襟を開いて話ができることが嬉しくもあり、さらに深い友情へと繋がっていくような気がしました。

しかし、30歳を過ぎて、それぞれの生活環境が変わっていくと同時に、徐々に友人関係も薄れていきました。
新たな環境で新しい友人もたくさんできました。

友人との関係は良いことばかりではありません。
時には嫌な思いをすることもあります。

しかし、真の友情を一生涯続けていける関係はやはり特別な物があると思います。
表面上は友人でも、悩みを打ち明けてもそれを理解してもらえない人もいました。

胸襟を開いてもそれが一方通行に終わってしまう人もいました。
それはとても悲しいことですが、伝わらないのですから仕方がありません。

無理に友人を続けるのが難しくなった人とは、必然的に疎遠になっていきます。
生涯の親友を得ることは、意外と難しいことなのかもしれません。

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