天の邪鬼

【漢字】天の邪鬼
【読み】あまのじゃく
【意味】人に逆らうような言動を取る者。
【例文1】彼は天の邪鬼なので、わざと反対のことを言ってやった。
【例文2】天の邪鬼の性格が損をする。

天の邪鬼をテーマにした記事

天の邪鬼の性格で人生を損しています

私は子どもの頃から素直じゃない天の邪鬼のような性格でした。
そんなですから、損もたくさんしてきました。
小学生の時は、クラスで流行ったアイドルグッズも持ってきたクラスメイトに見る?と聞かれ心の中で嬉しく思っていたのですが、親に買ってもらえず、悔しかったわたしはその子に向かって不要なものは学校に持ってきてはいけないんだよと言い放ちました。どうしてもその気持ちを素直に出す事が出来ず、反感を買ってしまったのです。
その言葉で私は、クラスで孤立してしまいました。
成人してからというもの社会のルールもわかってはいますが、なんとなく素直に従えない私はまたも職場で孤立してしまいます。
そんな時、気になる子から告白されました。天にも昇る気持ちでしたが、そっけない態度をとってしまい、好かれていないみたいだと思われたらしく、避けられるようになりました。
せっかくのチャンスを棒にふるいました。さすがに自分の性格がいやになり、変わらなければという思いでいっぱいです。

瓜子姫と天の邪鬼

ひねくれものを「天の邪鬼」というけれど、出典がよくわからない。
私が知っている天の邪鬼は、『瓜子姫』という昔話に出てくる物真似上手だ。これが猟奇的な話だった。

瓜子姫は瓜から生まれた女の子で、手に障害がある。
嫁入りの日を控えて、瓜子姫は一人で機織りをしていた。天の邪鬼がやってきて、姫を木に吊るしてしまう。
天の邪鬼は、瓜子姫から剥いだ着物をかぶり、機織りをする。
帰ってきた養い親が、機織り小屋にこもった瓜子姫と話をするが、様子がおかしい。天の邪鬼はうまく瓜子姫の物真似をしているけれど、家族にしかわからない違和感がある。
「瓜子姫や、手を扉から出してくれ」と家族が頼むので、天の邪鬼は自分の手を傷つけ、瓜子姫になりすまし続けた。
輿入れの日、木に吊るされた瓜子姫が花嫁行列に見つけられて、天の邪鬼は逃げ出した。

就学前のこどもが読むので、幾分やさしい表現にされている。それでも、天の邪鬼が自分の手指を切るというくだりは、幼心に衝撃を与えた。
バリエーションでは、瓜子姫から剥いだのが、着物ではなく皮というものがある。瓜子姫の死体は食べてしまったり、天の邪鬼が殺される結末もある。
日本では屈指の陰惨な昔話だと思う。あまり有名でないのは、もっともかもしれない。

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