身を挺する

【漢字】身を挺する
【読み】みをていする
【意味】身を投げ出して行動に出る。
【例文1】川でおぼれた子どもを父が身を挺して助ける。
【例文2】ホームに落ちた人を身を挺して助ける。

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身を挺して助けることは覚悟がいります

川で溺れかけている幼児を身を挺して救った、というニュースをよく聞いたりします。
身を挺するという言葉の意味は、「身を投げ出して事を対処する、または率先して事に当たる」ことを言います。
海のシーズンで溺れかけている子どもを救う親や大人や、駅のホームから転落した方を救うなど、素晴らしいニュースがある反面、助けようとして命を落とされてしまう方もいらっしゃるのも事実です。
命を落とされることには大変悲しい気持ちになりますし、その方の命を救えるような何か手立てがなかったかどうか、色々考えさせられることがあります。
特に、駅のホームから転落された方を助けようと線路に入り、電車にはねられる事故は大変痛ましいことです。
目の不自由な方が電車に乗るのをさけられる方も多くいらっしゃいますが、これは駅のホームが危険と隣り合わせであるからです。
首都圏の鉄道各線においては、ホームに落下防止柵を設けたり、ホームドアを設置したりと、対策を講じていますが、これらのインフラ整備はまだまだ不十分です
さらに、朝夕には駅員さんや警備員を配置し、有事に備える対応も実施していますが、それでも不十分さは否めません。
鉄道会社においては、積極的にホームドアの設備投資を何よりも優先度を上げて実施すべきです。

身を挺する

何かを守ろうとする時、己の身の危険を顧みず驚異の前に立ちはだかる行為を「身を挺する」と言います。「身を挺して部下を守る」や「教え子の為、身を挺して直訴する」などその人にとって大事な存在を、例え自分の身がどうなろうと守りたい時に行う行動が「身を挺する」になります。時にそれは捨て身の行動になることもあり、それ程大事な存在でなければ出来ない事なのです。我が子はもちろんの事、教え子や自分を大事に育ててくれた親など挙げればキリが入りません。もちろん挙げた人達全てがそうだとは言い切れませんが、信頼関係や愛情の掛け具合で親近感が湧き、時には近所の子でも日頃から快く思っていれば、いざという時勝手に体が動いてしまうものです。体を張って守りに行く気持ちを持てる存在があるというのは、案外幸せな事なのかもしれません。自分の中に命懸けで守りたい大事な存在が何もないというのは、とても寂しい事であり言い様のない空しさを感じます。出来ればそれが物や動物でなく、人であるならこれ程喜ばしい事はないと思うのです。確かに物は必要ですしペットは可愛いと思いますが、ここ一番身を挺して守るのが、大事なフィギュア人形とかTVゲームとかだと何だか寂しい気がするのは私だけでしょうか。

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