尻切れとんぼ

【漢字】尻切れとんぼ
【読み】しりきれとんぼ
【意味】中途半端に終わること。
【例文1】自力でログハウスを作っていたが、尻切れとんぼで後は業者に任せた。
【例文2】結局は尻切れとんぼで業者任せになる。

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ところで尻切れとんぼってなに

むかしむかし小学生の頃、いつも一緒にいた友達がいました。
名前はとも。ともとは学校でも休みでもいつも一緒で、家族同士も仲が良く、泊まりに行ったり泊まりに来たりを繰り返し、ホームパーティーをしたりととてもいい関係性を築いていました。
とももいい奴だったけど、わたしはなによりとものお父さんとお母さんが大好きでした。
ともんちに行ったらたくさん笑いました。
お父さんもお母さんもデコトラに乗っているともんち。
肉じゃがが美味しいともんちが大好きでした。
少し年上のお姉ちゃんは遊び呆けてあまり家にいなかったけど、留守のお姉ちゃんの部屋にこっそり入ってメイク道具で遊んだりするのは密かな楽しみでした。
でも、肉じゃがよりもお父さんのネタ披露でも、お姉ちゃんのメイク道具をこっそり拝借することよりも、もっとともんちでのお泊まりで楽しみなことがありました。
それは、ドライブです。
深夜のドライブはいつも通っているお馴染みな道も、昼間とは全く違う表情をしていて、非日常でとてもワクワクしました。
いつもの埠頭近くになるととものお母さん曰く「尻切れとんぼ」と頻繁にすれ違うようになります。
トラックの荷台部分がとれた状態の運転席部分だけの車輌をとものお母さんは「尻切れとんぼ」と言います。
それがとももわたしもおかしくて深夜で変なテンションなのもあり、おしっこが漏れそうなくらい大爆笑しました。今でも「尻切れとんぼ」を見るとともとともの家族を思い出します。

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