意味深長

【漢字】意味深長
【読み】いみしんちょう
【意味】言葉の裏に別の意味が隠されている場合に使う。略して意味深と言う事が多い。
【例文1】恋人ができたような意味深長な言い方をする。
【例文2】意味深長なラインの文章。

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意味深長な姑のメール

たまに届く姑からのメールは、いつも簡潔で言葉少なめです。夫はそれを言葉通り単純に受け取っているようなのですが、私はそれが姑からのなぞかけのように感じ、自分で言葉を補って読んでいました。結婚生活も10年を超え、そんな姑からのメールにもすっかり慣れたと思っていた矢先、とても意味深長なメールが届きました。正確には、私が勝手に意味深長だと読んでしまったのですが。内容が私自身をこれまでずっと軽んじていたととれるような、傍から見ると姑が「ついうっかり」口を滑らせてしまったという、単純で罪のない、そして見方によっては真実といえる内容のものなのかもしれません。ですが、これまで慎重に姑の気持ちを汲み取ってきたと思っていた自分が、とても愚かなことをしていたように感じられて、苦しくなってしまいました。当然姑と長年の付き合いがある夫は、「とるに足らないこと。最初から文字として表されているそれ以上でも以下でもない。」と、こちらも励ましとも謗りともとれるような言葉をかけてきました。私はしばらくくよくよ悩んでいましたが、家族の平和のために今後は夫の方針に従おうと思います。幸か不幸か姑とは住まいが離れているので、普段会うこともありません。メールをやり取りする程度の間柄なら、書いてあることだけで完結させるのが精神衛生上よいようです。よい嫁であろうとずっと気を張っていたんだとやっと気づきました。しばらくはこれまでの姑との歴史を思って疲労感に苛まれそうですが、少しずつ慣れていこうと思います。

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