異を唱える

【漢字】異を唱える
【読み】いをとなえる
【意味】反対意見を言う。
【例文1】彼だけ異を唱えたが、却下された。
【例文2】異を唱えても無駄。

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唯一企画に異を唱える上司

以前働いていた会社では、みんなから嫌われている上司がいました。企画関係の仕事なのですが、提案された企画に対して必ず異を唱えるからです。それも、他のみんなが良いと言っているのにただ一人だけ。この方は当時40代の女性でヒステリーだの影では色々と言われていました。男女からすごく嫌われていたのです。確かに、自分の企画や提案に対して異を唱える人がいたら、やっぱり良いようには思いません。ちょっと抵抗を感じるかもしれません。しかし、仕事の面で見てこれは間違ったことではありません。
というのも、この上司はただ難癖をつけているわけではなかったからです。その企画の脆いところ、もっと改善出来るところなどをついていきます。その企画に対して褒めるだけならば仕事を知らない新入社員だって出来るでしょう。しかし、問題点をしっかり見つけるというのは、仕事が出来るからです。やはり言い方とかもありますので周りからは受け入れられませんでしたが、実際にはとても仕事の出来る人だったわけです。
今はお互いフリーランスになっていますが、彼女から学ぶことは今もたくさんあります。若い内、こういう方に出会えたのはラッキーなことでした。

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