月夜に提灯

【漢字】月夜に提灯
【読み】つきよにちょうちん
【意味】月夜の明るい時に提灯はいらないことから、必要ない。無駄なもの。
【例文1】涼しいから今夜は冷房は月夜に提灯だ。
【例文2】あったかいダウンジャケットのお蔭で手袋は月夜に提灯だ。
【例文3】鍋を囲めばストーブは月夜に提灯だ。

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月夜に提灯って面白い

皆さんは月夜に提灯と言う言葉を知っていますか。不要なことの例えとして使えます。月の光は提灯の火よりも明るいことは勿論です。この言葉の状況をそのまま頭の中で思い浮かべると少し面白いです。月が差している明るい夜だというのに、一人の人物が提灯を持って歩いており、それを怪訝な目で見る見知らぬ人々がいるそんな状況。提灯が普及していた昔であっても、やはり悪い意味で目立ってしまうだろうと思います。
この言葉は、月夜に提灯夏火鉢と後ろに夏火鉢をつけた形もあります。類句に夏炉冬扇という四字熟語もあります。そして、発展して月夜に提灯も外聞と言ったりします。不必要なのは知っていても体裁や見栄を考えると必要なケースもあるという例えになります。この発展形も面白いです。一見するとそれは不必要なものに見えるかもしれないが、別の角度から見ると全く必要であるという、多くの意見・価値観・思惑が飛び交う現代社会にぴったりの言葉です。ある種こだわりを、月夜に提灯も外聞と言う言葉が表しているのかも知れません。誰に何と言われようとも譲れないものってあるかと思いますが、その譲れないものを突き通す様は、月夜に提灯を持って歩く様に重ねることが出来そうです。

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