盗人の昼寝

【漢字】盗人の昼寝
【読み】ぬすびとのひるね
【意味】盗人が昼寝しているのは夜行動するために備えているのであって、何をするにも思惑があるという意味。
【例文1】あの彼がご飯をおごるなんて盗人の昼寝ではないかしら・・と警戒する。
【例文2】彼氏が急に優しくするのは盗人の昼寝に違いない。
【例文3】恐妻家の妻が優しいのは盗人の昼寝だと疑う。

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盗人の昼寝は何か悪事を考えている

「盗人の昼寝」あまり耳慣れない言葉かもしれません。盗人という単語が使われた慣用句の中なら「盗人猛々しい」や「盗人の逆恨み」の方が目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。どちらにしろ登場人物からしていい意味で使われるものではないことはわかります。何の理由もなく昼寝をしているように見えるが、夜盗みを働くために備えているという意味です。要は、何も考えてないように見えるが、悪事を企んでいるということですね。もちろん悪事とありますから良い意味では使われません。何か考えがあって黙している人には容易に使えないので注意が必要です。最初、私は盗人はぬすっとと呼んでいましたが、ぬすびと、ぬすっとどちらの読みでもいいそうです。
盗人の昼寝が世に触れ回ったのは江戸幕府第3代将軍、徳川家光が治めていた時代に刊行された毛吹草という本に記載されたためです。当時は「ぬすびとのひるねもあてがある」と記載されたとか。ちなみに盗人猛々しいは、悪事を働いたにも関わらず平然とし、悪事が露見しても居直っているさまです。盗人の逆恨みは読んで字の如く、自分の働いた悪事を棚に上げ他人を恨むことですね。どちらにしろ盗人とつく言葉で指されないよう行いには気をつけたいものです。

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