禄を盗む

【漢字】禄を盗む
【読み】ろくをぬすむ
【意味】収入の割には実績や功績が伴っていない。
【例文1】禄を盗む議員は辞職願いたい。
【例文2】私的接待で禄を盗む。
【例文3】コネ入社で禄を盗む。

禄を盗むをテーマにした記事

禄を盗む、いわゆる給料泥棒です

毎月受け取る給料に見合うだけの働きを全ての人が出来ているかと問えば疑問があります。
上司の指示通りに動いても、その働きが給料と同等がそれ以上の利益を出せていないと会社は破綻しかねません。
それでも帳尻があって会社が潰れることなく存続しているのは理由があるはずです。
働きが悪い人の分を覆い隠すように給料以上の働きをしている方々が居られるのでしょうか。
精々人並み、失敗などを含めれば人並み以下程度の働きしか出来ない身としては申し訳ないくらいです。
そのような人は会社の中に存在するのかと探してみても、何故か見つけるには至りません。
かなり昔の話ですが、バイトで運送会社の仕事をしていたときに取引先との人件費について書かれた書類を目にすることがありました。
その日の日給は7,000円程度だったのですが、人件費として相手側に請求していた額が一律に三万円という信じられない金額です。
仕事の内容は、持ち運ぶのに3人は必要な大型機材をトラックで運送し、搬入口から10メートルほど移動するだけでした。
階段など多少の高低差はありましたが、トラックに同乗している以外の実働時間は30分以下という禄を盗むが如き働きしかしていません。
いくら労働者の仕事に責任を請負うにしても法外すぎる請求金額に、人材派遣するだけでどれだけ儲かるんだとしばらく呆然としたものです。
結局のところ、労働者どころか会社が働き以上の対価を受け取っているという事実に社会の歪んだシワ寄せを痛感しました。

禄を盗む働き方をしてはならない

私達は働く中でお給料を頂く訳ですが、労働者はその賃金に対して仕事が割に合わないと言う事をよく口にすると思います。

そして少し目線を変えて企業側の立場からするとお給料に見合わない働き方つまり禄を盗むという状態の人がいるのも事実です。

しかし、お給料とは働く上で非常にデリケートな面でありだからこそ企業側も労働者に対してあまり強く出る事が出来ないのではないでしょうか?

労働者側は相談窓口などがよくありますが、人を雇い入れている企業側はそう言った窓口はまだ数が少ないと思います。

現代は労働者側の主張が優遇される時代です。
だからと言って企業側に不利益を与えてはならないはずです。

お仕事を頂けると言うことは本当にありがたい事です。
仕事があるからこそお給料を頂く事が出来るので労働者側はそれに見合った仕事を遂行しなければなりません。

私が禄を盗むという言葉の意味を初めて知った時はまだ社会人になりたての頃で今思うとまだなんの努力もしていないのに就職しただけで1人前になったと勘違いしていました。

頂くお給料に見合う仕事が出来るようになったのはきっと入社3年目頃です。

しかし下積みなくしては人は大きくなれません。
その為に研修中に頂いたお給料は企業側から従業員に対しての投資のような物だと私は思っています。

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