禍は口から

【漢字】禍は口から
【読み】わざわいはくちから
【意味】軽々しく喋ると災難が起きること。
【例文1】余計な事を喋ると、禍は口から友達がいなくなるよ。
【例文2】お酒を飲みすぎると禍は口から失敗する。
【例文3】調子に乗りすぎて禍は口から注意する。

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禍は口からということを肝に銘じて話す

言葉には言霊があります。
その為、不用意な言葉を使ってしまうと、それが災いのもとになってしまう可能性があります。
特に口数が多い人はそれが災いになりやすいので、禍は口からに気をつけなければなりません。
しかし、一人だと気をつけることもできるのですが、数人になると会話が盛り上がってしまい、根も葉もないことを言ってしまうことがあります。

そのため、つい調子に乗って余計な事を言ってしまう可能性があります。
特にその場にいない人のことをあれこれ話してしまうと、それがやがて禍の種になりかねません。
調子に乗り過ぎて、あれこれとペラペラ話してしまわないように気をつけたいものです。
特にお酒が入った席では要注意です。
「無礼講」という言葉がありますが、特に会社などの飲み会では上司と部下の垣根を外した会話でも良いというようなことを言う上司がいます。
一見、何を言っても良いように聞こえるのですが、調子に乗って部下が日頃の上司の不満をあれこれ言ってしまったら、間違いなく禍は口からになってしまうでしょう。
世の中には口が軽い人がいますし、噂は伝染病のように早く移ってしまう可能性があります。
禍は口からということを肝に銘じて、会話には十分に気をつけたいものです。

禍は口から。注意して話をしましょう。

最近女性のグループと会話する機会が増え、女性という生き物についていろいろと思うことがある中、特に思ったことは禍は口からということでした。
グループは5人ほどなのですが、私と会話するのが1対1というときもあり、そういう時ほど気を付けなければなりません。
具体的な失敗談としては、私がA子さんと2人で話しているときにA子さんとB子さんと私との3人の関係について話をしていた時がありました。
その時にA子さんがB子さんの陰口を言い始めました。口が悪いだのぶりっこだのといった話でした。
私はあまり関わりたくなかったけれども、反感を買いたくなかったので「そういうこともあるかもね」とぼかした言い方をしました。
しかし次の日にはD子さんに〇〇君もB子のことそう思ってたんだーと同じ仲間にされてしまったのです。
ぼかすためにかもね、と使ったにも関わらず、もう断定されてしまっていました。
ほんの些細なことでも思慮の余地を残してしまうと相手に都合のいいように解釈されてしまういい例かと思います。
同様なことが2件3件と続きました。
男友達と話をしているときはそんなことなかったのに、と思わざるを得ませんでした。

政治家は禍は口からという言葉を頭に叩き込んでおくべきです

人というのは他の動物と違って、言葉を使って意思の疎通を図る事が出来ます。
これは他の動物には真似のできない、人間だけが持ち得る素晴らしい能力だと考えられます。
しかし時にこの言葉が災いして、相手を傷つけたり怒らせてしまう事があるのです。
禍は口からという言葉が存在しているように、人は言葉を発する事に因って、多くの禍を起こしてしまっているのです。
その最たるものが政治家の発言であると言えます。
政治家は国民の代表であり、私人ではなく公人ですから、普通の人の発言よりも発言の重みが違います。
ですから慎重に発言しなければなりません。
にもかかわらず、政治家は失言を度々しているのです。
国民の代表でありながら、その国民を下に見るような発言をする事があります。
その失言によってこれまでたくさんの政治家が、要職をやめざるを得ない状況に追い込まれているのです。
ここ最近では東日本大地震の復興を管轄する復興大臣が、被災者を侮辱するような発言をして、復興大臣を辞める事になりました。
被災者の事を第一に考えなければいけない復興大臣が、被災者の気持ちを損うような発言をするのですから、世も末だと言わざるを得ません。
言うまでもありませんが、政治家は禍は口からという言葉を頭に叩き込んで、しっかりと仕事に励んでほしいと思います。

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