陸に上がった河童

【漢字】陸に上がった河童
【読み】おかにあがったかっぱ
【意味】河童は水の中では自由に泳ぐことができても陸に上がれば無力である。違う環境になると力が発揮できないこと。
【例文1】彼女は勉強はできるけど、陸に上がった河童で運動は好きではない。
【例文2】高校まで陸上部だった。引退から数年たった今、 走れもしない、陸に上がった河童だ。
【例文3】転勤になって陸に上がった河童だ。

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陸に上がった河童のテニス奮闘記

中学高校の6年間、私はソフトテニス部でした。来る日も来る日もひたすらラケットを振りまわし、全身日焼けして黒光りする程の青春時代を送りました。
実績としては四国大会出場レベルでしたが、自分の中では目標達成でき、素晴らしいチームメイトと出会ったソフトテニスには楽しい思い出と感謝の念が強くありました。
大学進学後はソフトテニスからも離れてしまっていましたが、やはりテレビや街中でテニスをしている姿を見るとウズウズしてきます。
いつかまた・・・と思っていましたが、主人と一緒に楽しめる趣味を作ろうという話がきっかけとなり硬式テニスを始めることとなりました。
 若かりし頃のイメージだけが頭に残っており、ソフトテニスも硬式テニスもそんなに変わらないだろうと安易に考えていた私。
テニスド初心者である主人はテニスの動画を毎晩チェックし学びを深める姿を横目に、私は呑気にアイスを食べていました。なんなら教えてあげよう!とまで威張っていました。
 そして迎えた初打ちの日。驚く程、打てない、飛ばない、走れないの3拍子。栄光の若かりし頃は15年前だったのだと気付き、何よりも私が思っていたほどソフトテニスと硬式テニスはイコールではありませんでした。まさに陸に上がった河童状態。後日参加したテニスレッスンでは主人と一緒に初心者基礎コースへ参加し、いちから学び直そうと心に決めました。きっと陸に上がった河童も、少々大丈夫だろう!と思って歩き出して、すぐに後悔したのではないだろか。と、そんな様子が自分と重なると同時に、私はもう一度頭のお皿をお水で潤わせることでテニスを楽しんでいく!そんな決意を込めたテニス奮闘記でした。

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