適材適所

【漢字】適材適所
【読み】てきざいてきしょ
【意味】能力に適した任務を与える。
【例文1】適材適所とは言い難い職場。
【例文2】適材適所の配属を決めなおす。
【例文3】監督の適材適所の采配がよかった。

適材適所をテーマにした記事

適材適所ですね

馬鹿と鋏は使いよう、という言葉の意味は、所謂適材適所です。
故事としては、たとえ切れないハサミでも、使い方によっては何かの役に立つように、たとえ愚かな者でも上手に使えば役に立つ、という例えから表現されています。
従いまして、この言葉自体、言葉の表現はよろしくあららませんが、能力のない者を馬鹿という扱いにしているのでは決してありません。
従いまして、たまに能力のない人に対する。悪い表現に使われることが多くあります。
人は、使う側の力量や能力をもとに、適材適所を考えるのが、効率よく物事をすすめるための第一歩です。
つまり、マネージメントがしっかりしたものでなければ、人を動かすこと自体も難しい状況になります。
例えば、新規事業プロジェクトが作られたとします。その事業を推進力をもってやる人、目立たないところで、現場と調整できる人、教えることがうまい人、など色々な人がいますが、これからの人材を生かすも殺すもマネージメントやその組織次第であると考えます。
最近は人材を人財と表す企業が多くなっています。つまり、人は宝ということです。
ただ闇雲にいい人材を確保するだけでは意味がありません。
育てあげて宝や、財にしていくという行動をして行かねば、なりませんし、企業も発展していきません。

適材適所とは言いがたい

適材適所とはその才能や性質に合った仕事や地位を与えることです。

私がいぜん勤めていたケーキ屋さんの主任は適材適所とは程遠い主任でした。

12月のクリスマス商戦の忙しい時期にむけて短期アルバイトの募集に応募したところ10人採用が決まりました。
10人、年齢も元の職種もバラバラでケーキ作りも未経験の方ばかりでした。ただひとつの共通点は残業ができると面接で言い切った方ばかりのようでした。
初日は箱作り班と出来上がった商品を真空して箱詰め班に分かれての作業でした。ずっと立ちっぱなしで腰が痛くてたまりませんでしたが、短期の辛抱だと言い聞かせ一日作業を終わらせました。二日目は昨日の班の作業を入れ替えて黙々と真空されたクッキーを箱詰めして段ボールに詰め込む作業でした。正直ケーキ屋さんがこんなに重労働で忙しいとは思いもしませんでした。透明のフィルムががなくなりかけるとフィルムの交換も一通り聞いただけでアルバイトがあたふた交換します。実演は初めてなので当然もたもたして機械がいったん止まります。すると主任からげきが飛びます。三日目からは出来上がったスポンジケーキを板から取り外す作業を担当することになりました。思うように板からスポンジが剥がれず商品をB級にしてしまいました。忙しく人手が足りず、うまく板から外すのに半年はかかると言われた作業を未経験のアルバイトに担当させるなんてなんて非効率的なんだ、適材適所を与えてほしいと願いながらも2ヶ月がんばりました。

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