唯我独尊

【漢字】唯我独尊
【読み】ゆいがどくそん
【意味】自分が一番優れていると思い上がる。
【例文1】唯我独尊な上司だから嫌われる。
【例文2】唯我独尊で人の意見は受け入れない。
【例文3】唯我独尊だと勘違いしている。

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「あの人は唯我独尊だから、人の意見を聞こうとしない」

「唯我独尊」には、ネガティブなニュアンスがあると考えていいでしょう。この例文の場合は、「自尊心が強く、自分が一番だと思っている人。自分に絶対の自信を持っている人」という意味で使われているわけです。
この言葉、実は仏教の「天上天下唯我独尊」という言葉の省略形なのです。そのまま読めば、「この世でもあの世でも、ただ私だけが尊い」という解釈になるでしょう。そのため、自尊心が強く協調性のない人のことを「彼は唯我独尊だ」というように表現するわけです。
しかし、仏教思想がそんなことを説くはずはありません。仏教思想には「自分を人と比較しない」という考え方がありますから、この言葉もその思想の一つと理解したほうがいいでしょう。
つまり、唯我独尊というのは、「私は私のままで尊い。だから人と比較する必要はまったくない」という解釈になるわけです。「ナンバーワンを目指すのではなく、オンリーワンの自分を生きよ」と言う意味に受け取ってもいいかもしれません。
ところで、この言葉は、お釈迦様が生まれてすぐに口にしたという言い伝えがあります。お釈迦様はお母さんである摩耶夫人(ぶにん)の右のわき腹から誕生したとされていますが、誕生するとすぐに7歩歩いたといいます。
そして、立ち止まり、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったというのです。
もちろん、これは、お釈迦様を神格化するためのフィクションでしょう。お釈迦様は紀元前6世紀から5世紀に実在した人物で、シャカという民族の王子様だったのですから、そんな超人的なことができるはずがありません。
ちなみに、「天上天下」は「てんじょうてんが」ではなく、「てんじょうてんげ」と読みます。

「唯我独尊」は釈迦が誕生したときに口にした言葉? その意味とは

「あの人は唯我独尊だから、人の意見を聞こうとしない」という使われ方をする「唯我独尊」には、ネガティブなニュアンスがあると考えていいでしょう。この例文の場合は、「自尊心が強く、自分が一番だと思っている人。自分に絶対の自信を持っている人」という意味で使われているわけです。
この言葉、実は仏教の「天上天下唯我独尊」という言葉の省略形なのです。そのまま読めば、「この世でもあの世でも、ただ私だけが尊い」という解釈になるでしょう。そのため、自尊心が強く協調性のない人のことを「彼は唯我独尊だ」というように表現するわけです。
しかし、仏教思想がそんなことを説くはずはありません。仏教思想には「自分を人と比較しない」という考え方がありますから、この言葉もその思想の一つと理解したほうがいいでしょう。
つまり、唯我独尊というのは、「私は私のままで尊い。だから人と比較する必要はまったくない」という解釈になるわけです。「ナンバーワンを目指すのではなく、オンリーワンの自分を生きよ」と言う意味に受け取ってもいいかもしれません。
ところで、この言葉は、お釈迦様が生まれてすぐに口にしたという言い伝えがあります。お釈迦様はお母さんである摩耶夫人(ぶにん)の右のわき腹から誕生したとされていますが、誕生するとすぐに7歩歩いたといいます。
そして、立ち止まり、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったというのです。
もちろん、これは、お釈迦様を神格化するためのフィクションでしょう。お釈迦様は紀元前6世紀から5世紀に実在した人物で、シャカという民族の王子様だったのですから、そんな超人的なことができるはずがありません。
ちなみに、「天上天下」は「てんじょうてんが」ではなく、「てんじょうてんげ」と読みます。

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