紺屋の明後日

【漢字】紺屋の明後日
【読み】こうやのあさって
【意味】染谷の仕事は天候に左右されやすく納期が遅れることがある。期日があてにならない。
【例文1】紺屋の明後日にならないよう日時・場所をハッキリ決める。
【例文2】今度飲みにでも行こうと言うのは紺屋の明後日だ。
【例文3】紺屋の明後日だから余裕を持って催促する。

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紺屋の明後日と現代社会の期限超過について語ってみる。

『紺屋の明後日』、それは現代日本においてはおおよそ聞き慣れない言葉です。まずその意味を述べておけば、それは『約束の期日が当てにならない事の例え』です。
紺屋とは染物屋、藍染などといった古き良き伝統職の一種ともいえますが、今回重要なのはその仕事の内容、この仕事は染めた反物を乾かすという作業の都合上、天候によって大きな影響を受けてしまいます。その為、天候次第では期限を超過する事も頻発して起こります。期限の催促をしても『明後日には』と答えるもののやはり天候によるものなので決して当てにならずそれに間に合う事もなく、『催促』と『明後日』を繰り返すとなり期限が当てにならないという事になります。これが『紺屋の明後日』というものです。
これはある知り合いの話ですが、お金の貸し借りをして『明日にはお金入ってくるから返せる』という話がありました。しかし翌日には『仕事忙しくて銀行行く暇無かった』という返答が返ってきました。さらに翌日の金曜日に催促をしても『いろいろ入金が遅れているからまだ入っていない』という返答が来ました。この時点で金曜日なので、土日も返ってこないという事となり、当初の期限から何日も遅れるという事になります。
この話の顛末はともかくとして、こういう事を行う人の期限は信用できないのは当然のことであり、今回、僕は紺屋の明後日という言葉と意味を考えこのことと重ねてしまいました。
ただ、1つ忘れてはならないのは紺屋の仕事はあくまでも天候によって左右されるものであり、紺屋の職人の怠慢で期限の超過を繰り返しているわけではないという事です。

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