高飛車に出る

【漢字】高飛車に出る
【読み】たかびしゃにでる
【意味】高圧的な態度を取る。
【例文1】社長の息子だからと言って高飛車に出る。
【例文2】デキる女は高飛車に出る。
【例文3】芸能人ぶって高飛車に出る。

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高飛車に出ると討ち取られる危険性もあります

将棋において飛車は強力な駒なので近づかれるとかなりの脅威です。
しかし、自陣から援護もなしに高く突出する無謀な戦法はあっさりと破綻する危険性も含みます。
無策で高飛車に出ると進路退路を封じられて身動き一つ取れなくなることすらあります。
飛車や角行の大駒は、序盤のうちは自陣にどっしり構えて睨みを利かせつつ相手の陣まで狙うのが効果的という説もあるくらいです。
これは人間社会においても当てはまることで、権力を笠にきて横暴な振る舞いをしていると足元を掬われることになります。
あちらこちらで反感を買えば小さな失敗すら目ざとく追及されることになるでしょう。
自業自得というより、恨みを買えばそのような機会を皆で虎視眈々と狙うのですから当然の結末です。
実生活で好き勝手に我侭し放題をすれば恨み辛みを買うのは必然です。
いくら強大な権力を背景としていても人間ならば弱点は存在しますし隙も出来ます。
特にゴシップニュース大好きな民衆は権力者や金持ちの凋落は望ましいご馳走です。
虐げられていた人たちは、それ見たことかとばかりに拍手喝采、情け容赦のない罵声が浴びせられます。
独裁国家の元首となって近衛に厳重警備されることを望んでいないならば、社会的な地位を得たなら相応の謙虚さも持ち合わせることが必要ということです。

高飛車に出ない藤井聡太4段

高飛車に出るという言葉、これ将棋が語源の言葉です。将棋で飛車を使った攻撃で相手に攻撃的、威圧的なダメージを与える戦法です。将棋界というとはやり連勝は途切れたとはいえ注目の的になっているのが藤井聡太4段です。14歳ですが、大人顔負けの言葉使いと落ち着いた振る舞いで、自分が中学生の頃と比べると本当に恥ずかしくなります。あんなしっかりとした中学生がいるのですね。14歳ということで何か母親のような目線で彼を応援したくなります。将棋の対局ではお昼ご飯を注文するということでリュックの中から藤井君もお財布を出していました。マジックテープがついたいかにも中学生が使いそうなお財布でとても好感が持てました。これがブランドもののお財布だったらびっくりしますけれどね。その前にお昼ご飯が自腹だということにも驚きです。竜王戦など賞金が何千万にもなるのに、その予算があるのなら棋士さんや関係者の食事代くらい経費で落ちないのかなと思ってしまいます。
対局が終わった後のインタビューでも一言一言とても丁寧に質問に答えている藤井聡太君は高飛車とは正反対の性格だと思います。これからも勝を積み上げたとしても決して高飛車な物言いをしないで今のままの藤井君でいて欲しいと思います。

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