熱を上げる

【漢字】熱を上げる
【読み】ねつをあげる
【意味】夢中になる。
【例文1】母が韓流アイドルに熱を上げる。
【例文2】年上の彼女に熱を上げる。
【例文3】ジャニーズに熱を上げる。

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初恋の人に熱を上げる

私の初恋は高校二年の時です。ひとつ年上の方に熱を上げました。その方は童顔で当時タッチという漫画が流行っていて、そのヒロインの浅倉 南さんに似ていました。いつも遠くから見ていて本当に虜になっていきました。告白するのにそう時間はかかりませんでした。友達についてきてもらい、電話で彼女を呼び出した記憶があります。そして今でも鮮明に覚えていますが、出てきてもらうのをO.Kしてもらいドキドキしながら公園で待ちました。しばらくして彼女が柴犬をつれてやってきました。ありがとうございます。その犬の名前はなんていうの?と聞くとさくらということを言ってくれました。さぁ、告白です。お付き合いしてもらえないでしょうか?と絞り出すような声で聞きました。すると彼女は今は受験勉強が忙しいからお付き合いできないと言ったのです。アッーそうと案外短時間で自分の告白タイムは終わりを告げたのでした。そしてしばらくして噂が耳に入りました。彼女が自分が知っている先輩と付き合っている情報です。とても残念に思った記憶があります。しかし心の中では熱を上げっぱなしです。受験勉強が忙しいからと言っていたのに先輩とつき合うなんてとは思っていましたが、私の恋は終わったとは決して思いませんでした。あれから三十年、今ではよい初恋物語です。

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