骨抜きにする

【漢字】骨抜きにする
【読み】ほねぬきにする
【意味】肝心なものを抜き取る。魅惑する。
【例文1】男を骨抜きにする裏技を駆使する。
【例文2】彼氏を夢中にさせて骨抜きにする。
【例文3】骨抜きにするテクを磨く。

骨抜きにするをテーマにした記事

女性を骨抜きにすることができる男性

女性を骨抜きにする男性とはどんな人でしょうか。格好良い人でしょうか、それとも優しい人なのでしょうか。実はこの問題は、女性が男性を『交際相手』として見ているか『結婚相手』として見ているかで、答えは変わってくると考えられます。

おそらく『交際相手』であれば、楽しくて気遣いができて、身だしなみがきちんとした清潔感のある人なら、大抵の女性の目には好ましい男性に映ると思われます。特に記念日を忘れないような男性であれば、尚良いことでしょう。
ですが『結婚相手』であれば、男性の内面だって大事ですが、女性は男性の年収もきちんと見てくると思われます。なぜかというと、女性は「いつか子どもをもうけたい」と考えている人が多いので、子どもの教育費などを踏まえると、やはり男性の年収を気にしてしまうと考えられます。

つまり『交際相手』であれば「内面の良さに加えて清潔感がある」といった点をクリアしていれば、おそらくその男性は多くの女性にとって魅力的な人に見えるでしょう。しかし『結婚相手』であれば「内面の良さも大事だが年収もある」という点をクリアしている男性であれば、おおよそ多くの女性を虜にできると言えるのではないでしょうか。女性を骨抜きにするにも、その女性が自分のことを『交際相手』と『結婚相手』のどちらとして見ているかが重要になってくるでしょう。

新三郎と「骨抜きにする」お露

「骨抜きにする」とは魚や肉などの調理のためにその骨を抜くこと。人を気骨、志操のない状態にすること。また、計画などの主要な部分を取り去って内容の乏しいものにすることです。この言葉が使われる時には、男女の仲について言われることがあります。特に美女の場合ですが、クレオパトラとカエサル然り、傾城の美女と呼ばれた西施然りです。英雄色を好むとはいうものの、骨抜きにされて彼女たちの言うがままの統治をしていたのでは、国も亡ぶかもしれません。日本ではなかなか「骨抜きにする」ほどの美人の話が思いつかないのですが、怪談牡丹灯籠はどうでしょう。怪談牡丹灯籠は明治時代に3代目圓朝による創作落語です。浪人者の萩原新三郎は、旗本飯島平左衛門の娘、お露と出会い、お互いに一目惚れしたふたりは深い仲となります。お露は夜になると牡丹灯籠(ボタンの絵のついた灯籠)を下げて新三郎の元を訪れては逢瀬を重ねます。しかし、お露は亡者だったのです。 偶然、お露と新三郎のことを知った旅の僧が真実とお札を授け、彼は家中の戸に貼って亡者が諦めるはずの期限の日まで籠もり、夜が明けるまでは決して出てはならない、と教えてくれます。 言われたとおりに新三郎が閉じ籠もっていると、毎晩お露は家の周りをカランコロンと下駄の音をさせながら歩き回るものの、中に入れず恨めしくも悲しげに呼びかけてきます。 最期の日、新三郎は、朝になったというお露の言葉に引かされて、命より自分の断ち切れない想いを優先して、自分でお札を剥がして外へ出てしまいます。骨抜きにされるとは恐ろしいものです。

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