悪銭身に付かず

【漢字】悪銭身に付かず
【読み】あくせんみにつかず
【意味】盗みや賭け事で得たお金がすぐになくなるもの。
【例文1】パチンコで勝ったお金は悪銭身に付かず。
【例文2】所詮、悪銭身に付かず。
【例文3】どうせ悪銭身に付かずだったし。

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悪銭身に付かず。悪銭を身に付けるか否かは結局個人の裁量

以前私は、趣味でよくパチンコ屋に通っていました。
最初はただの暇潰し兼、夏場のクーラー目当てだったが、一度大当たりの連チャンを経験すると例え負けが込んでいても「もしかしたら」「今日こそは」と思ってしまったあたり、あれがギャンブル依存症への入り口だったのだろうと思います。

悪銭身に付かずと言う諺があります。
楽をして稼いだお金はすぐに使ってしまって後に残らないと言うような意味の諺です。
実際私も、パチンコで儲けたお金は下らないことに使ってしまって全く手元に残っていません。
だがこれは私自身が「どうせ泡銭だし」と承知の上で使った結果であります。
その一方で、パチンコで儲けた金だけで高級外車を買った人もいた辺り、悪銭は身に付かないわけではなく結局は使う人次第なのではないかと思っています。つい先日、統合型リゾート法案(別名カジノ法案)が可決成立しました。
平たく言えば日本にプチラスベガスを再現しようと言うものらしいです。
政府はカジノを作ることで雇用が生まれると公言しているようだが、物事がそう簡単に行くとは思えません。
なぜならば、お隣の国韓国がカジノ運営に手をだして派手に爆死しているのを知っているからです。
お隣さんでも確かに雇用は創出したが、代わりにギャンブル依存症も大量に創出しています。日本にカジノを作ること自体はまぁ良いとして、付随してくるギャンブル依存の問題から目を背けて良いことばかりを夢想するのはなんとかやめていただきたいものです。

悪銭身に付かず、特に博打で勝った金

パチンコで勝った金は大抵がパチンコで負けて失われます。
苦も無くと表現するにはあまりに波乱を含んだ金なのですが、所詮は労働によらないあぶく銭なので虚しく泡と消えるのは道理なのでしょう。
パチンコ店は常に利益を得るための算段をしているプロの商売人、適当な運任せに近い推測程度しかできない遊び人に勝ち目などもとからないのです。
それでも懲りもせず足しげくパチンコ店に通うのは、まごうことなく重度のギャンブル依存症といえるでしょう。
行政もいい加減にギャンブル依存症という困った存在が巷にあふれていることを看過できず対策に出るようです。
具体的には、一度の大当たりで大勝が出来ないようにする予定らしいですが果たして成果は出るでしょうか。
そもそも三店方式だか何だか知りませんが、法の網目を潜るような真似がこれまでまかり通ってきたことが不思議でなりません。
パチンコ以外の遊戯としてルーレットを三店方式で営業したなら間違いなく捕まるでしょう。
でもパチンコ店が処罰を受ける事案などほとんど発生しません。
そして、悪銭身に付かずというなら最終的にはその金はどこに流れていくのでしょう。
大体にしてパチンコで勝った金が悪銭なら、パチンコ店が客から日々回収している金だって悪銭のはずです。
悪の栄えた例なしとは言いますが、パチンコ店が滅びることなど全く想像がつきません。
客である私の財布は何度も滅びているのに、ちょっとずるくないですか。

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