油断も隙もない

【漢字】油断も隙もない
【読み】ゆだんもすきもない
【意味】少しも気を緩む事ができない。
【例文1】まったく油断も隙もないやつだ。
【例文2】ちょっと目を離した隙に猫が食べ物を持って行った。油断も隙もない。
【例文3】置き引きに遭い油断も隙もない。

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油断も隙もない夏のあいつ

油断も隙もない夏の大敵といえば蚊です。ジカウイルスや西ナイル熱などのウイルス媒体とも知られていますが、それ以前にさされたらとてもかゆいし、ぷーんと耳や顔周りで飛ばれると無視したくとも出来なくてとても不快です。藪に近寄らないようにしたり、虫除けを使ったりしてもいったいどこから入ったのかいつの間にか家に入りこんでいたりする油断も隙もない蚊が大嫌いです。以前に見たテレビ番組では最後まで血を吸われたら痒いのは襲ってこないといっていましたが、蚊が自分の血を吸っているのはとても不快なのでじっとしていろというほうがとても無理です。本当にどうにかしてほしいくらいです。
以前とても蚊で恐ろしい体験をしました。公園でピクニックをしようといったらなんと蚊が大量に芝生に隠れていたのです。歩くたびに舞い上がる蚊の大群。どこへ行こうが芝生は永遠と続き逃げ場などありませんでした。日向の芝生は比較的蚊が少なかったんですが、日陰は自分の周りが暗くなるほど大量の蚊がいました。それだけ大量にいたら虫除けなんて全く何にも約にたちません。その後数日は体中が痒くて大変でした。たかが蚊、されど蚊、本当にどこへ行っても私を悩ませる油断も隙もない天敵です。

油断も隙もないのは誰でしょう

ちょっとした隙を抜け目なく突いてきた相手を評して「まったく、油断も隙もない」とつぶやくシーンは珍しくないように思えます。
しかし、このセリフは日本語としてはどうなのでしょう。
「油断も隙もあったものではない」や「油断も隙もならない」ならば、弱点を確実に攻めて来た狡猾な相手を警戒し自身に油断や隙があったことを戒めていると受け取れます。
これら言い回しには不自然さは感じられません。
対して「油断も隙もない」だと状況を知らなければ、ただ単純に警戒厳重で付け入る隙が見当たらない状態を表現していると受け取れそうです。
主語を省略せずに文章を再構成してみれば不自然さはさらに際立ちそうです。
特定の状況で発せられた言葉ならば、多少の言い間違いや簡略化がされても意図は相手に通じそうですが、それが通例として認められてしまうのは如何なものでしょう。
「その場で通じれば問題ない」「時代の変遷で言葉の意味は変化するものだ」という意見も有りますが、際限なく許容していては限がありません。
訳の分らない機械翻訳の文章がおもしろおかしく流通したり、意味不明な雰囲気だけを伝えるような言葉の氾濫は危惧するに値すると思われます。
文化の継承という国家や民族の根幹を成す事案にあっては、油断も隙も許されるものではないでしょう。

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