隗より始めよ

【漢字】隗より始めよ
【読み】かいよりはじめよ
【意味】中国の戦国時代に郭隗(かくかい)が国王に賢者を求めるならまず凡人の自分を優遇することで優秀な人材が集まるでしょうと言ったことから、大事業をするには、まず身近な事から始めると良い。また、物事は言い出した者から始めよという教え。
【例文1】言いだしっぺが幹事しないなんて隗より始めなくてどうするんだよ。
【例文2】同窓会の計画は隗より始めよ。
【例文3】共同経営には信頼する兄と隗より始めよ。

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隗「隗より始めよ(給料上げて)」 私「(何を言ってるんだコイツは)」

自分を優遇すれば噂を聞きつけて自分より優秀な人材が集まりますよ、という意味だったと記憶しています。
最初にこの成句を目にしたときには、その面の皮の厚さにあっけにとられたものです。
確かに待遇が良い職場には多くの求人があるでしょうけれど、人件費を度外視して経営が成り立つわけがありません。
成句の出来た古代中国ではドンブリ勘定でも何とか成り立っていたかも知れません。
時給が10円上がるのにもそれなりの熟達や有能さが必要な現代ではかなり無理があるのではないでしょうか。
学生時代にはそんな風に考えていました。
しかし現在の状況は、まさに隗より始めよが必要なのかもしれません。
公務員の給与削減をしますが、一般労働者の給与は上げるように努めてくださいとか、おかしいでしょう。
そのくせ政党や政治家の収入についてはキッチリ確保して絶対に削らせないという理不尽な態度です。
緊縮財政をしたいのか経済活性化をしたいのか方向性がまるで見えてきません。
フットブレーキどころかサイドブレーキまでかけた状態でアクセルを踏んでるようなものです。
借金があるなら尚のこと稼がなくてはならないはずです。
隗さん以上に優秀な人材を早急に集め、積極的に経済活性化を奨めて欲しいものです。

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