忘年の交わり

【漢字】忘年の交わり
【読み】ぼうねんのまじわり
【意味】年の差関係なく親しい交際がある仲。
【例文1】子ども会で知り合ったママ友とは10年来の忘年の交わりだ。
【例文2】小学校の保護者会で知り合った人達と忘年の交わりになる。
【例文3】アパートの住人は忘年の交わりだ。

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忘年会で忘年の交わりは可能だろうか

年配の方から堅苦しい礼儀作法など無用と言われるならば多少は打ち解けた関係が築かれることもあるでしょう。
しかし逆に若造が身の程を知らずにタメ口以上の態度をとったならばどうでしょう。
沸点が低い爺さんならば即激怒、そうならなくても無礼な輩に良い印象を持つとは到底考えられません。
人によっては腹が煮えくり返っていてもニコニコと笑って受け流す程度の芸当はこれまでの長い人生で獲得しています。
儒教などの年功序列の精神は日本の文化に古くから深く根付いています。
余程の寛容な人物でなければ、確たる理由も成しに自分と同格とは認めないものです。
忘年会が無礼講だからといって、本気でそれを鵜呑みにするのは唯の馬鹿です。
酒の席とは人間性の本質が問われる真剣勝負の場、普段の会社勤めなんて飾りです。
普通の感覚を持ち合わせていれば、相手を無用に緊張させない程度に打ち解けるくらいが無難というか精一杯なのは自明でしょう。
偉い人にそれと分らないように慎重かつ大胆に接待することは、一種の特異能力と言えます。
接待業が出来ない人には生涯縁がない分野ですが、これなくして社会は上手く回りません。
純粋な損得勘定だけで人間関係が構築できるほど社会は甘くないのです。

忘年の交わりとは

「忘年の交わり」とは、年齢の差に関わらず、親しく人付き合いをすることです。

私にも、職場で出会った、「忘年の交わり」をさせてもらっている年上の女性がいます。ひと回り以上年上で、仕事の知識の面では全くかなうところはなく、上司として尊敬している方でした。でも、私が得意であったPCのスキルを認めてくれて、その面では私に頼ってくれるような上司でした。私は、仕事の知識をその女性から得ることができましたし、その女性もPCでの作業が早くなったと喜んでくれました。プライベートでも会うことが増えてくると、さすが年上としっかりしている面も、年上なのにかわいらしい性格などいろいろ見えてきて、さらに親しくなりました。現在では、お互いに転職・転居をしてしまい、少し離れて暮らしていますが、今もお付き合いを続けさせて頂いています。

「忘年の交わり」ができると、年齢の差があることで、お互いに異なる面から物事をとらえることができたり、新鮮な考え方に触れることができて得られることが多いです。このような相手を見つけるためには、年上だからといって、相手を目下に見ることはなく、また年下だからといって、言いたいことを言えない関係ではなく、お互いの優れたところを認め合える関係を持つことが必要だと考えます。

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