吹けば飛ぶよう

【漢字】吹けば飛ぶよう
【読み】ふけばとぶよう
【意味】風が吹けば飛ばされそうにもろい。貧弱なもの。
【例文1】吹けば飛ぶような男だ。
【例文2】いつ潰れるかもわからないような吹けば飛ぶような店だがね。
【例文3】吹けば飛ぶような古いアパート。

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吹けば飛ぶような状態は変えることができる

吹けば飛ぶようなという例えは軽くて貧弱なことで、あまり良い意味では使われません。
見た目が軽い時にも使いますし、貧弱な状態の時に使うこともあります。

この言葉を言われる側にはできればなりたくないものです。
しかし、吹けば飛ぶような状態でも、巻き返しは十分にあると思います。

世の中には瀕死の状態から復活して成功を収めるというケースがいくつもあります。
吹けば飛ぶような状態を経験してきたからこそ、逆に大成功を収めることができたのかもしれません。

それを考えると、今が仮に吹けば飛ぶような状態でも、今後もずっとこの状態が続くとは限りません。
むしろ良くなっていくことは十分にあり得るのです。

世の中の多くの出来事は、人間の予測をはるかに超えた状態へ変化していきます。
初めは不可能だと思われたことも、実際には可能になっていくことも少なくありません。

吹けば飛ぶような状態でも十分にその状態から脱していくことができます。
特に経済状態は大きく変わっていくものだと思います。

もし今が吹けば飛ぶような貧困な状態であっても、今後は予想もしないような大金持ちになるのかもしれないのです。

どんな状況であっても、希望を捨てずにできることを確実にやっていきたいものです。

弱さを表す「吹けば飛ぶような」

「吹けば飛ぶような」の言葉から想像するのは、強風で何かが壊れたりするなど物理的な脆さを表現すると同時に、精神的な脆さも表現していると思うのです。「吹けば飛ぶようなハートの持ち主」と聞いた覚えがあります。目には見えませんが、少しのことで動揺したり心の弱さが一文で伝わる優秀な言葉ではないでしょうか。
「吹けば飛ぶような」に似ていると感じる表現に「ガラスのエース」が存在します。野球などでエースなのにすぐケガをしてしまうため、そして精神的にも未熟でガラスのように脆く壊れやすいからガラスのエースと呼ばれます。人間の脆さをガラスに例え、身体や心の弱さも直球で表現に成功している言葉ですね。
精神医学が発展した時代ですから、これからますます「吹けば飛ぶような」に派生した言葉が誕生していくでしょう。私は物理的な表現方法よりも、このような内面的な表現をする場合に使用する方が合っていると思います。
もし他人に言われたら嫌な気分になる言葉でもあるでしょう。誰だって弱さを前面に出したい方はいませんし、私が言われたら内面の弱さを見透かされているようでショックです。なので気軽に他人に対して発言して良い言葉ではないはずですね。

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