片言隻語

【漢字】片言隻語
【読み】へんげんせきご
【意味】ほんのちょっとした言葉。
【例文1】片言隻語だったが、父の話が心に染る。
【例文2】片言隻語でも気持ちが伝わる。
【例文3】片言隻語の激励で心が落ち着く。

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片言隻語から鬼の首をとったが如く追求が始まります

例えば、「世話をする」と「面倒をみる」は言っている内容はほとんど同じです。
しかし使われた状況によっては片方は相手の逆鱗に触れ、想像だにしない怒号が渦巻くことすら発生します。
面倒という言葉を「不快で煩わしい仕事」という意味でとらえられると収拾が付かない状況に陥ったことがありました。
老人ホームの説明会で使われたのですが、発言者のお偉いさんは謝罪した後に引っ込められ別の人が対応するに至りました。
一つの言葉よりも、元々の信頼関係が希薄で粗雑なものだったことが、このような事態を発生させた主な原因であったと思われます。
あからさまな悪意が表面化されていなくても、隠された真意を敏感に察してしまうこともあるでしょう。
しかし、発言者の真意を明らかにすることは簡単なことではなく、ただそのように受け取れるという事実だけが突っ走ることがままあります。
前後の発言など全く無視して片言隻語から、その人物の人間性にまで問題があるというところまで持っていこうとするのはクレーマー顔負けです。
謝罪しなければ謝罪しないことを咎め、謝罪すれば謝罪したでさらに追及し事を大きくしようとします。
およそ議論の本筋から遠ざかるばかりの脱線旅行に巻き込まれるのは、時間も労力も無駄にする上に問題解決の妨げになるので慎んで欲しいものです。

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