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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。 Powered by 手作り言葉辞典

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引導を渡す

【漢字】引導を渡す 【読み】いんどうをわたす 【意味】諦めるように最終宣告をする。 【例文1】君に彼女は釣り合わないと引導を渡す。 【例文2】君には才能はないと引導を渡す。 それはそれはもう鬱陶しいお局さんがいました。 彼女はとても長く勤めていて、社のことはなにもかも知り尽くしている、まさにお局様でした。 「ここの女子はみんなサバサバしてっからね!」と言うのが彼女の口癖でしたが、自席に着席していることがほとんどなく、いつもどこかで誰かと立ち話をしているお局様。 彼女を中心に「サバサバしてる女子たち」は実は噂話のオンパレードでした。 席替えがあれば「あの席の配置だと誰それさんはたぶん近いうちに異動待ったなしだね」 「誰それさんがやめるらしいよ」 「誰それさんと誰それさんは付き合ってるっぽいんだけど」 お気に入りの子は〇〇ちゃんと下の名前にちゃん付けで呼び、お気に入らない人は〇〇さんと苗字呼び。 お気に入らない人が着席していない時は、その人には差し入れやお土産をあげない。 そして「サバサバした女子たち」はもちろんそれに従います。 どこがサバサバしてんだよと思っていましたが、そんなお局様の一強時代に終焉が見え始めました。 お局様に引導を渡すことになる人が現れます。 それはなんと派遣社員。もちろん新人です。 仕事ができ、綺麗で謙虚な彼女に派閥ごともぎ取られ、お局様は退職してしまいましたとさ。

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慇懃無礼

【漢字】慇懃無礼 【読み】いんぎんぶれい 【意味】言葉や態度があまりにも丁寧だと形式的な受け答えでかえって無礼であること。 【例文1】クレームの電話を入れたが、慇懃無礼な話し方だ。 【例文2】接客のマニュアルが慇懃無礼だ。 私は旅行会社の添乗員として長く勤めていたので、観光関係の人と接する機会が多くありました。主に海外の添乗をしていたので、航空会社、ホテル、現地の旅行会社、レストラン、お土産屋さんなどとの接点が多かったのですが、何かトラブルがあった時に本当の顔が出てくるもので、海外にホテルなどは、言葉の問題もあるのかも知れませんが、謝罪する時はきちんとホスピタリティを感じる事が多かったものです。おそらく、海外のホテルなどは滅多な事では謝ったりしないので、謝る場面があれば、それはかなり重大なミスであり、心がこもっていたので、素直に受け止められたのだと思います。問題は日系の航空会社、もしくは日系の航空会社がハンドリングしている航空会社の対応で、チェックインに時間がかかったりミスがあったり荷物に破損があった場合でも、明らかに表面上で対応していて、それでいて作り笑顔をバカ丁寧な言葉遣い、いつも頭の中に「慇懃無礼」という熟語が浮かんでいました。いくら丁寧に対応している「風」でも心がこもっているかどうかは、馬鹿じゃないのでわかるものです。私自身もお客さんと対応する時に、丁寧な言葉遣いは必須ですが、慇懃無礼な態度だけはしないようにと心がけていました。 以前、勤務していた職場で人事異動があり、あまり良くない噂の人が上司になりました。 私よりも2つくらい年上だったのですが、最初の挨拶ではかなり低姿勢で言葉も、そこまで丁寧にしなくても良いという口調でした。 私はその言葉使いがあまりにも丁寧過ぎたことから、このような態度は長くは続かないだろうと思っていました。 案の定、少しずつ化けの皮が剥がれたように、慇懃無礼な態度に変わっていきました。 その上司の良くない噂が具体的にどういうものなのかを知らなかったのですが、最初の頃はそのようなそぶりも見せませんでした。 その為、表面だけを見ていた他の人は、「噂のような人ではなくて良い人だ」と言っていました。 私は最初のうちはその人の本心がわかりにくいと思い、しばらく様子を見ることにしました。 そして、仕事に慣れてきた頃に、その上司も他の仕事でもいそがしくなってきたこともあり、イライラした態度を見せるようになりました。 自分のキャパを超えた仕事を無理してやろうとしていたようです。 そのイライラした怒りが、高圧的な態度と発言で、私たちの方にやってきました。 かなり嫌な気分でしたが、それが度々続き、中には泣き出してしまう人もいました。 やはり最初から慇懃無礼な態度がにじみ出ていたような気がします。

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因果を含める

【漢字】因果を含める 【読み】いんがをふくめる 【意味】やむを得ない状況を説明して納得させる。 【例文1】因果を含めて娘にその男との結婚を諦めさせる。 【例文2】無職の男は駄目だと交際は因果を含める。 少し前、家族の中で姪っ子のことが話題になりました。新米社会人として頑張って働いているのですが、付き合っている彼氏に問題があったんです。彼氏はフリーターとのこと。今の時代そんなのは珍しい話ではありませんので、これに関してはみんな理解をしています。しかし、ネットワークビジネスをしていたり、それを姪っ子にも買わせたり。肝心の仕事もあまり行かないで、週に2回ほど働いただけで疲れたと言ってイライラするそうです。正直、これではみんな交際に賛成出来ませんよね。 姪っ子もそれが何となくわかっていたのでしょうけど、姉が強く言ってしまったために余計に頑固になってしまいました。すると、交際相手のことだけではなく、どうして口出しをするのだと他のことでも怒るようになってしまったんです。そこで、私達夫婦が呼ばれました。 数時間の因果を含めることになりましたが、ようやく理解してくれて、その場で別れると伝えてくれました。この時、姪っ子を軽視するような言葉を吐いていましたので、それでようやく目が覚めたようです。恋愛関係は本人にしかまたわからない気持ちもありますが、周りのアドバイスもまた重要。あまりにも外れすぎている場合は、因果を含めることをしてでもしっかり話し合うべきだと思います。 

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因果応報

【漢字】因果応報 【読み】いんがおうほう 【意味】良い行いをすれば良い事があり、悪い事をすれば悪い報いがかえってくるもの。会話では悪い意味に多く使う。 【例文1】彼の不運さは今までの言動からしてみると因果応報としか言いようがない。 【例文2】太ったのは運動不足で因果応報だ。 高校生の時、同じ学年でいじめられている子がいました。私はA組で、向こうはF組。ちょうど端っこ同士ですしわりと大きな学校だったので普段見かけることはありませんでしたが、噂はよく聞いていました。三年になってからいじめがスタートしたそうです。同じ部活にF組の子がいたのですが、どうもいじめっ子は地元でも大きな会社の社長令嬢だったそうで。地元は工場が多く、そこに関わっている会社なので誰も手が出せない状況にあったみたいです。 その後、いじめっ子グループは地元の大学に進学。いじめられっ子は就職のため上京しました。しかし、この関係性が大きく変わることになります。親の会社の倒産ですね。そして、裏で色々やっていたこともバレてしまったわけです。地元では有名な会社だったからこそ、そこにはいられないようになってしまいました。今までずっと一緒にいたいじめられっ子のグループもみんなすぐにいなくなったそうです。 私が彼女を見かけたのは、地元のスーパーでのこと。駐車場に猫がいたので追いかけてみると、バックヤードの入口付近で先輩らしき人から理不尽に怒られている彼女を見かけました。正直可哀相だと思う気持ちはありません。それを見て因果応報というのは本当にあるんだなぁと笑ってしまいました。 因果応報とは、良いことをすれば良いことがあり、逆に悪いことをすれば悪いことが起こるということです。 元々は仏教の教えで、行為の善悪に応じてその報いがあることを意味しますが、現在では悪い意味で使われることが多いです。 子供向けの絵本には因果応報を書いている物がたくさんあります。 例えば有名な話では、「金のオノ銀のオノ」や「ウサギとカメ」などがあります。 正直に言えば良いことがあったり、一生懸命頑張れば良い結果が出るけれども、サボると結果は悪くなるという因果応報そのもののお話です。 正しい行いをしていれば良いことがある、悪いことをすると罰が当たるなど、小さい子どもの教育にもよく用いられる言葉ですね。 道徳教育の根本はこの因果応報の考え方だと言えます。 また、大人になってからの日常会話の中で因果応報という言葉を使うときはだいたい悪い意味です。 仕事を手を抜いてしていたからクビになった、スピード違反をしたから免許停止になったなど、ほとんどが悪い意味の因果応報ですよね。 このように、日常的には悪い意味で使われるのはことが多い因果応報という言葉ですが、元々の意味には悪いイメージはないということを覚えておくと良いですね。

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異を唱える

【漢字】異を唱える 【読み】いをとなえる 【意味】反対意見を言う。 【例文1】彼だけ異を唱えたが、却下された。 【例文2】異を唱えても無駄。 以前働いていた会社では、みんなから嫌われている上司がいました。企画関係の仕事なのですが、提案された企画に対して必ず異を唱えるからです。それも、他のみんなが良いと言っているのにただ一人だけ。この方は当時40代の女性でヒステリーだの影では色々と言われていました。男女からすごく嫌われていたのです。確かに、自分の企画や提案に対して異を唱える人がいたら、やっぱり良いようには思いません。ちょっと抵抗を感じるかもしれません。しかし、仕事の面で見てこれは間違ったことではありません。 というのも、この上司はただ難癖をつけているわけではなかったからです。その企画の脆いところ、もっと改善出来るところなどをついていきます。その企画に対して褒めるだけならば仕事を知らない新入社員だって出来るでしょう。しかし、問題点をしっかり見つけるというのは、仕事が出来るからです。やはり言い方とかもありますので周りからは受け入れられませんでしたが、実際にはとても仕事の出来る人だったわけです。 今はお互いフリーランスになっていますが、彼女から学ぶことは今もたくさんあります。若い内、こういう方に出会えたのはラッキーなことでした。

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意を決する

【漢字】意を決する 【読み】いをけっする 【意味】思い切って決心する。 【例文1】今夜、彼女にプロポーズすると意を決した。 【例文2】意を決っして転職する。 意を決するとは思いきった決断をすることです。 わたしは性格上、人に流されるタイプでAさんがこれにしようといえばいいよ。 Bさんがこっちの方が似合うよと言えばそういう風に見えてきて周りの意見が重視でした。 さすがに結婚相手は自分が決めましたが、結婚生活で親になって今度はわたしがこうした方がいい。こっちの方がうまくいくと主導権は私が握っていました。 可愛いわが子ですもの。可愛いわが子には旅をさせよと言いますが、失敗するようなことはさせたくないというのが本音でした。 大事に育ててきた息子たちは病気やケガもなくプライベートでも順風満帆に過ごしました。社会人になって2年目。二つお隣の市街地に勤務場所が変更になりました。実家からは車で1時間40分かかります。長男は交通時間を考え、職場に近いアパートで一人くらいを考えていると意を決する思いを聞かされました。大学は地元の私大でしたので実家通いでした。料理はたまに目玉焼きや肉を焼くくらいはします。(皿洗いは一切しません)出張先で洗濯もしていて家事は不便なさそうですが、これを仕事帰りに全部一人でこなすとなるとコンビニ弁当ばかりになるし体が心配でした。結婚資金も貯めたいと言っていたのでとりあえずしばらく実家通いを進めましたが、意思は固いようでしたので、私も夫もしまいには意を決する想いで承諾しました。

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言わぬが花

【漢字】言わぬが花 【読み】いわぬがはな 【意味】言わない方がいいときもある。 【例文1】その話の先は言わぬが花だ。 【例文2】ガン告知は言わぬが花だ。 私は昔から余計な事を一言言って空気が大変な事になったり喧嘩になったり、というのを高確率でやらかしがちでした。 まあなんていうか、とても面白い事を言おう言おうと普段から考えている物だからそれでヒットする事も珍しくないです。 狙い通りの笑いが取れた時などにその気分は最高潮になりますが、そこまで行かなくともその場の雰囲気の盛り上がりの一助になれればまあ成功したという達成感はあります。 で、それが最悪のファンブルと言う形で失敗したのが冒頭に挙げたような例です。 普通の会話を歩いたり小走りとしたら、面白い事や変わったジョークというのは捻りを加えたアクロバットとかそういうものです。 それだけに失敗した時のケガも致命的なものになりやすくなる道理です。 そんなわけで、学生を卒業したあたりにはいい加減こういった性質を収めるべく「言わぬが花」を座右の銘に据えることにしたんです。 その甲斐あってか失言を原因とした大事件と言うのはその発生頻度が相当に抑えられました。 が、ゼロにはなりません。 この場で絶対に言ってはいけないと分かっている事ほど言うのを我慢するのが難しいんですよね。 まあそんなわけで、これからもより一層壁の色紙に自筆で書いた「言わぬが花」を肝に銘じていこうと思います。 たとえば友人と何かの作品について語り合っているとしましょう。話題の映画やドラマについての感想を述べる、といったことですね。「どのようにすれば自分の考えが相手に上手く伝わるか」を重視すれば、論理的に説明するのがベストだと考えられます。ですがだからといって、ずっと論理的に説明していると、相手は退屈してしまうかもしれません。考察や論文を書いているわけでないのですから、多少は穴のある説明でも良いでしょう。感想というのは自分の感じたままを、たとえ上手く言葉にできなくても伝えるというのが良いのではないでしょうか。むしろその方が人間味があって、聞き手側としても感情移入しやすいと思われます。 何事もとは言いませんが、自分の考えていることはなるべく言葉にした方が、余計な誤解を生むことも減るかもしれません。しかしあえて言葉にしないことで風情が出ることもあります。特に日本は「感情を省くこと」を楽しむ文化が発達している国です。川柳や俳句が『世界で最も短い詩』と言われているように、言葉を省くことで作品を仕立て上げます。言わぬが花ともいうように、自分の考えを明確な言葉に残すのではなくあえて口には出さないことで、相手に面白味を感じさせるのも良いかもしれません。

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鰯の頭も信心から

【漢字】鰯の頭も信心から 【読み】いわしのあたまもしんじんから 【意味】イワシの頭のお供え物でも信ずる気持ちがあれば尊いものである。 【例文1】初めて彼女が作った手料理は決して美味しいとは言える物ではなかったが、鰯の頭も信心から愛情がこもっている。 【例文2】子ども達からの募金は鰯の頭も信心からで真心がある。 鰯の頭も信心からとういう言葉があるそうです。 私は知らなかったのですが、意味はイワシの頭のようなつまらないものでも信仰をすれば尊いものになるということで、信仰心の不思議さをたとえているらしいです。 世の中には色々な人がいるので、いろいろな宗教や信仰があり、また神なんていないと思う人もいます。 今の日本では信仰心というのは比較的少ないように感じますが、どんな人でもここぞというときは神さまや仏さまというものに救いを求めることはありますよね。 とくに受験だったり、日ごろは神社に行かない人でも合格祈願のお守りをいただいたり、安産祈願など命に係わる時もお祈りしたりしますよね。 やっぱり、人って強い時もあるけど弱い部分はありますよね。 なので、最後は神という存在を求めるんですよね。 それがいけないというわけではないし、むしろ私は人智を超えた存在に敬意や畏れは大事なように思います。 そうすることで、傲慢さを持たずに人間なんてしょせん動物の一種で自然にはかなわないということを感じられると思うのです。 昔から、日本では八百万の神と言って、身近なものから山や海などたくさんのものに命が宿っているという考えはとても素敵ですよね。 人というのは不思議なもので、信じる気持ちがあればどんなものでも尊く見えてくる生き物です。歴史の中に出てくる有名な偉人であっても、占い師からの助言で奇妙なものを信仰していた、という人だってたくさんいます。学生時代に日本史や世界史を勉強していて「どうして昔の人はこんなものを神と崇めていたのだろう」と疑問に思ったことがある人もいるかもしれません。ですが現代の人だって、様々なものに信仰を寄せているのではないでしょうか。 信仰を寄せるというと仰々しいかもしれませんが、意外と些細なものに信仰を寄せているように思えます。たとえば受験のシーズンになると、食品会社が合格祈願とかけあわせた商品を発売しますよね。そしてそれらの商品は毎年、売り出されています。毎年売り出されているということは、つまり毎年需要があるということです。ではどんな人に需要があるのかといえば『合格したいと願っている人』ではないでしょうか。その商品を買ったからといって、必ずしも合格するわけではありません。それでも買うということは、その商品に信仰を寄せているということに他ならないでしょう。鰯の頭も信心からともいいますが、このようなことは多々あることだと見受けられます。何かに気持ちを寄せることで少しでも楽になるのなら、小さなものに少しだけ頼ってみたって良いかもしれませんね。

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色をなす

【漢字】色をなす 【読み】いろをなす 【意味】血色を変えて怒る。 【例文1】毎晩飲み歩いて嫁がとうとう色をなす。 【例文2】ギャンブル好きで色をなす。 10代の頃、専門学校で女子4人グループで仲良くなり、よく遊んだり勉強したり、一緒に行動していました。そのうちの1人Sちゃんは、今まで男性とお付き合いしたことがなかったのですが、18歳のクリスマスに初めての、彼氏ができました。 他の友達と私の3人も、喜んでお祝いし、彼女も嬉しそうでした。 はじめの2~3ヶ月は、お付き合いも順調で、2人で出かけたデートや嬉しかった出来事を、のろけまくっており、私達は嬉しいながら、反面自分たちには彼がいない時期だったので、ちょっと疎ましく思う気持ちもありました。 しかし、3ヶ月ほど経つと、何だか彼があまり連絡をくれなくなったとSちゃんは話し始めました。まあ、よくあることだよーなんて励ましてましたが、Sちゃんは「何でだろう~」といって、私達のアドバイスもあまり聞き入れません。 何だかイラッとしていたら、友達のHが「ねーもしかして、浮気してるんじゃないの?」と、ふざけ半分で一言言ったのです。 すると…Sちゃんはみるみる色をなして、「そんなわけないじゃん!ひどい!」と言って、最後は泣き出して部屋を出て行きました。 温厚なタイプだったので3人とも相当驚き、どうしようか迷いましたが、一週間ほどとりあえず様子をみてたら、残念ながら彼の方から別れを告げてきたとSちゃんから泣きついてきました。彼は別に好きな人ができたらしく、先日怒ったこともたいそう謝られました。 4人は仲直りし今もたまに連絡を取り合いますが、恋愛の悩みというのは、人の気持ちを燃え上がらせてしまうものだなと思いました。

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色を付ける

【漢字】色を付ける 【読み】いろをつける 【意味】気持ち程度お金を上乗せて渡すこと。 【例文1】借りていたお金に少し色を付けて返す。 【例文2】送ってくれたお礼に色を付ける。 私の場合は相手によって色を付けるかどうか判断しています。 また、自分に余裕がない時は、色を付けたくても付けられないこともあります。 しかし、普段から良くしてもらっている相手に対しては、なるべく色を付けてあげたいものです。 そうすれば、相手からも喜んでもらえます。 ですが、こちらが色を付けたと思っても、相手の反応が予想外のことがあります。 それは相手がこれだけしか色を付けてくれない、ケチだと思うことがあります。 こちらとしては少しだけでも誠意を見せているつもりですが、それがうまく伝わっていないようです。 そのような態度に出られてしまうと、こちらももうこの人には色をつけないようにしようと思ってしまいます。 欲深いというか、もっともっとと欲しがる人は世の中にいるものです。 中には色をたくさん付けてもらって、当たり前と考えている人もいます。 そういう人は徐々に人が離れて行くでしょうし、善意のある付き合い方ができなくなっていくと思います。 少なくとも自分はそうならないようにしたいと思います。 色を付けてあげるのは当り前のことではなく、やはり今後も良好な付き合いをしていきたいという気持ちが込められていると思います。 色を付けてあげたいと思うような人が周りにたくさんいる人は、幸せな人だと思います。

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色を失う

【漢字】色を失う 【読み】いろをうしなう 【意味】驚きや恐怖で顔が青ざめていく様子。 【例文1】大量出血で色を失う。 【例文2】不渡りになり色を失う。 毎日歯を磨いているつもりなのに、虫歯にはどうやっても勝てません。先日も歯の痛みがあったのですが、時間が経てば治るものだと思っていました。歯をよく磨いて寝ていたら激痛で目が覚めてしまい、色を失うような状況でした。よりによって日曜日で歯医者は翌月曜日にならないと行けなかったので、なんとか痛みをこらえようと思いドラッグストアに行きました。店員に相談するとロキソニンを薦めてくれました。第一類の薬なので薬剤師がいないと買えない薬です。ここのドラッグストアは朝9時からやるのですが、薬剤師が来るのは10時からだったので、早く来ないかと思いながら店内で待つことにしました。ようやく10時になってロキソニンが買えたので自動販売機で水を買ってその場で飲みました。すると30分ぐらいすると歯の痛みは治まってきたのでホっとしました。薬剤師からはなるべく早めに歯医者に行った方がいいと言われていましたが、ロキソニンさえ飲んでいればそのうち治るだろうと思っていました。それから1週間ぐらいは薬で痛みを回避できていたのですけど、りんごを食べたときに奥歯がボロっと欠けてしまいました。これはやばいと思い歯医者に行ったら歯周病がかなり進行していたようでした。薬で痛みを回避できても歯が欠けていくだけなので、やはり歯医者に行くべきだなと思いました。なかなか歯医者に行かなかったので色を失う結果となってしまいました。

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嫌気が差す

【漢字】嫌気が差す 【読み】いやけがさす 【意味】嫌だと思う気持ちが増してくる。 【例文1】いつもデートに遅刻して来る恋人に嫌気が差す。 【例文2】残業ばかりで嫌気が差す。 人間というのは、部屋が汚く散らかっていると、心の健康状態が悪くなっていくんだそうです。 例えば、部屋の中で何かものをなくしてしまったとしましょう。 散らかっているので、探すのにも時間がかかり、最悪の場合には見つからないこともあり得るわけです。 イライラするし、情けないしで、自分自身に嫌気がさすような状態になってしまいます。 そして、それを片付けるのも、通常であれば自分です。 プロの方に来てもらって片づけてもらうなら、話は別ですが。 部屋というのは、いちばん最初はキレイな状態だったはずなんです。 好き好んで汚い状態の部屋に住み始める人はいませんよね。 結局、部屋を汚していくのは使っているその人…自分の部屋なら自分に他ならないんです。 そう考えると、自分に嫌気がさすように仕向けているのは結局、本人。 それに気づいて一念発起し、原因を解決できるように努力できれば、気持ちも前向きになり、心も健やかになります。 毎日も楽しいものになるでしょう。 ですが、自分のせいだということに気づいたときに落ち込んでしまい、負のループになってしまうと大変ですね。 下手をしたらうつ病のような状態になってしまうかもしれません。 心の健康状態を保つためにも、部屋を片付けておくことは案外、重要なんです。 嫌気が差すという言葉は、自分自身が嫌になることをいいます。 例えば、スポーツの世界において、自分の不甲斐ないプレーに対して嫌気がさし、思わずヒートアップしてしまう光景が見受けられます。 プロ野球の場合、点が取れるチャンスにバッターが凡退してしまった場合、ベンチでものを投げたり、バットをへし折ったりする選手がいます。 あるいは、ゴルフの場合、思った方向にボールが飛ばす、ゴルフクラブに八つ当たりする選手がいます。 さらに、テニスでは、わずかにショットがアウトになり、ラケットに八つ当たりする選手かいます。 いずれも一生懸命にやっているからこそ、不甲斐ないプレーの場合にエキサイトしてしまうのは仕方のないことではありますし、気持ちもわからないことではありません。 しかしながら、道具に気持ちをぶつけてしまう選手はプロとして失格ですし、感情が出る前に、自分でグッと堪え、我慢することが重要です。 さらに、自分のプレーを支えている道具には罪はないですし、悪いのは自分が道具を使いこなしていないことですので、もっと自分に磨きをかけるべく、練習をどんどんやっていくことが、何よりも大切なことです。 また、子供にとっても、道具に八つ当たりするプロ選手の姿を見せるのも、問題であると思います。 今、超絶人生に嫌気が差しています。 どうしてこんなに嫌気が差すのか。 家族との関係もうまく築けない、家族ですらこうなのだから、職場の人との関係はもっとうまく築けない。 もちろん友達もいない。 仕事では上司のミスのケツ持ちをさせられ、代わりに頭を下げたり、上司をフォローしたり。 そんなところに向かうのに毎日マナーの悪い人しか乗っていない満員電車に乗らなければならない。 それなのに給料は上がらない。貯金もできない・・・ 休みに電車に乗りたくないので家からは基本出ない。 まあ出るお金もない。 楽しみはなーんにもない。 美味しいものが食べたい、綺麗な景色が見たい、など欲望はあるけれど、それを実現することができない。 なんのために生きているのか、どこに向かっているのか。将来に備えることすらできないまま確実に歳だけとっていく。 そりゃ嫌気が差すはずだわ。 みんなもそうなのかな。よくみんないろんなことを抱えて生きてるとか言うけど、満員電車の中で足を開いて座っている若い茶髪男が辛いことを我慢して生きてるとは思えないし、満員電車の中でキャッキャと朝から騒いでいるパリピ風の女子大生が苦労しているとは思えない。 毎日理不尽を感じながら今日もまたがんばろ・・・とお昼休みに塩むすびを頬張る。

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否が応でも

【漢字】否が応でも 【読み】いやがおうでも 【意味】なにがなんでも。 【例文1】まだ熱は下がってないが、否が応でも彼女とのデートに行くつもり。 【例文2】否が応でも彼女と結婚する。 私が勤める会社でも、とうとう『働き方改革』が導入されることになりました。それにより、夜10時以降の残業は基本的に禁止となり、社内の電気は自動的に消灯され、パソコンの電源も一旦、落ちる仕組みにすることが発表されました。これは、世の中の流れに沿った動きであり、地元では老舗の会社でもあるため、当然の動きだとは思いますが、会社が導入を決めた裏には、この5年間ほど、会社の経営は赤字の状態が続いており、今年度こそ、黒字を目指しているため、『働き方改革』を導入して、社員の残業代を減らすことが、本来の目的だと思います。もちろん、会社はそれについては否定していますが、社員の残業代が年間1億円を超えるということで、否が応でも、その出費を抑えて、黒字に結び付けたいという考えがあることは明らかです。『働き方改革』が導入されていない現在でも、社員のほとんどに相当なサービス残業がある状態で、仕事量が見直されないままの導入は、更なるサービス残業の強要が進んでしまうのではないかと懸念しています。同業他社には労働基準監督署の調査が入ったという話も聞いているので、このままでは、いずれ私の会社にも同じように調査が入るのではないかと懸念しています。 毎日同じような生活をしていたとしても、時には気が進まない予定が入ったりするものです。 自分はそれを何とか避けたいと、さまざまな方法を考えるのですが、避けて通れないこともあります。 しかし、否が応でもその時はやってくるので、今からその時のことを考えて、不安がったり、心配しすぎないようにしたいものです。 取り越し苦労は単に時間とストレスを溜めるだけで、とても無駄なことだと思います。 それが分かれば、ある意味腹をくくって、その時を待つしかないと思います。 考えても考えなくても、その時はやってきます。 否が応でもその時やってくるのです。 それならばその時までの時間を有意義に過ごしたほうが後悔はないと思います。 今考えているように未来はならないかもしれません。 それはあくまでも予測に過ぎないので、やはり今できることをやっていくしかないと思います。 また、今の状況を変えていけば、未来は良い方向へ変わっていくかもしれません。 その時をただ待つのではなく、しっかりと準備をして、できれば前向きに待ちたいものです。 そして、その時が来たら他のことは一切考えず、そのことだけに神経を集中させるようにします。 そうすることで時間は早く過ぎますし、思ったよりも良い結果になるかもしれません。 世間一般でいう嫁姑問題、自分には無縁な物だと思っていましたが、結婚した相手は長男で妹二人、姑は若い時に舅を亡くしているので、一人暮らし。直球ど真ん中な感じで嫁姑問題にぶち当たっています。基本的には悪い人ではないのですが、簡単に言うと私とタイプが合わない、姑は私の事も娘の一人だと思っていると常々口にして、まさに娘に接するような態度をするのですが、私にはそれが苦痛でなりません。人との距離感の取り方がちょっとおかしいと思うのですが、夫は母親を大切にする人で、悪気はない、もう歳なんだし、一人で寂しいからなどとディフェンスするので、あまり言う事もできず悶々とする日々です。孫の事に構いたいのはわかるけど、もう少し方法や口調があるだろうに、と思ったり、私には私なりの育児方法があるから口を出さないで欲しいと思うのですが、ふと思うのは我が息子は一人っこ。私も否が応でも姑と言う立場になるわけです。もし嫁が息子に添加物たっぷりのインスタント食品ばかりを出していたら?孫に一日中テレビを見せていたら?実際問題、黙っていられず口を出してしまうのかも知れません。私が口を出さなくても、息子がびしっと嫁に言ってくれる人になって欲しいな、などとまだ小学生の息子の寝顔を見ながら思ったりしました。

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いやが上にも

【漢字】いやが上にも 【読み】いやがうえにも 【意味】その上ますます。よりいっそう。 【例文1】家庭を持ち、いやが上にもやる気が出てきた。 【例文2】子どもが生まれ、いやが上にも頑張る。 1ヶ月前の誕生日に、会社の同僚の中で気になっていた男性から「結婚を前提に付き合ってください」と告白され、間近に迫ってきた今年のクリスマスは、5年ぶりに、彼と2人であたたかく過ごせそうだと思うと、いやが上にもテンションが上がってきます。最近の男性には珍しく、メールやライン、電話などではなく、2人で食事をしているときに、目を見ながら告白してくれた彼は、ちょっと古風なところもあるので、年内にはお互いの両親に紹介して、年明け早々には結婚の話を進めようと考えてくれているかもしれません。2人で過ごすはじめてのクリスマスになるので、どこか暖かいところにでも旅行に行って、思い出に残るようなクリスマスを過ごすことにも憧れますが、彼と結婚してずっと一緒にいられるのならば、彼の考えに任せて、両家への挨拶や顔合わせなどを済ませるのも良いかもしれないと思っています。5年ぶりに出来た今の彼氏については、親しい友人には報告を済ませました。私の話を聞いた友人たちはみんな「思い出に残るクリスマスも良いけど、結婚を考えてくれている彼に任せたほうが良いよ」と結婚へ向けた動きを応援してくれています。もしかしたら、来年は3人のクリスマスになるかもしれない、と気が早いことを考えてワクワクしています。

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芋の煮えたもご存じない

【漢字】芋の煮えたもご存じない 【読み】いものにえたもごぞんじない 【意味】芋が煮えたか煮えてないかの区別も付かない世間知らずの者をあざける言葉。 【例文1】彼は社会のマナーも知らず芋の煮えたもご存じない。 【例文2】人付き合いがなく芋の煮えたもご存じない。 「芋の煮えたもご存じない」とは、世間知らずな人を皮肉混じりに言う言葉で、「井の中の蛙大海を知らず」ということわざと類似していますが、育ちのいい人は本当にどんな生活を送ってきたのかと、苦笑いしてしまうことがあります。 私なりの考えですが、学生時代にアルバイトをしたかどうかで、これは変わってくると思います。 私自身、学生時代アルバイトを始める前は社会の常識についてよく分かりませんでしたが、アルバイトで実践型の社会勉強をすることで学ぶことができました。 自分が分かるようになると、逆にできていない、いわゆる「芋が煮えたもご存じない」人が目についてくるものです。 私が今でも覚えているのが、アルバイト先の後輩が、お客様にオーダーの確認を取る際に、「こちらに致しますか?」と言ったことでした。 「致す」というのは自分がすることに対して使う、へりくだる言葉であり、相手に対して使うのは極めて失礼なことであるため、それを聞いた時はお客様以上に私は凍りついてしまいました。 きっと花よ花よと育てられて、敬語を学ぶ機会もなかったのかなぁと思いました。 逆に無知であるということは気がつかずに済むこともあり、幸せだったりするのかなとふと考えてしまった時のことでした。

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芋の子を洗うよう

【漢字】芋の子を洗うよう 【読み】いものこをあらうよう 【意味】大勢の人が集まって込み合っている様子。 【例文1】夏休みで海水浴場が芋の子を洗うようだ。 【例文2】バーゲンセールで芋の子を洗うように賑わう。 芋の子を洗うようとは大混雑している様子を言います。 夏の風物詩として、プールで泳ぐ時は人、人、人で込み合い、浮かんでいる様子は、まさしく芋の子を洗うような光景です。 私も毎年夏になると、日焼けをしたくないので、屋根がある近くの市営プールに子ども2人連れて同級生のまま友とその子ども達と行ってました。平日でも夏休みとなると芋の子を洗うように込み合っています。二男から目を離さないように浮き輪にしがみついて泳ぎを楽しんでいました。長い滑り台やスライダーは上級生のお兄ちゃんお姉ちゃんが行列に並んでいます。滑り台はできるのですが、スライダーは身長制限がありできない事に長男が悔しがって今年こそはと意気込んで初めてのスライダーを楽しみました。 夏休みの最後の週に毎年地元で花火大会があります。 プールより芋の子を洗うような光景ですので、早くから陣取りして出店を回り、花火が上がるのを待ちます。この盛大な花火大会が終わると夏休みの終わりを告げます。また夏休みの思い出が増えました。

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芋づる式

【漢字】芋づる式 【読み】いもづるしき 【意味】関連するものが次々に現れる。 【例文1】芋づる式に容疑者が浮かぶ。 【例文2】詐欺グループが芋づる式に捕まった。 芋づる式とは一人が捕まると次々に捕まるといった光景をテレビで見ますね。 証拠を突きつけられ観念したのか、正直に言わないといつまでたっても容疑は晴れませんから白状します。そこから芋づる式に犯人逮捕に至ります。 実は私も高校生の時、普段あまり使われない美術部の部室でタバコを吸っていました。一人の生徒がドアを開けた瞬間、先生と出くわし、当然何していたか問い詰められます。制服についた匂いもかすかに残っています。生徒指導室に呼び出されらと聞かされてわたしらも内心オドオドしていました。 他にもいるんだろ?と厳しい取り調べについに私も芋づる式に保護者も指導室に呼ばれました。机に置かれた紙に他にもいたであろう名前が記載されてあ り、やつらもあ芋づる式で呼ばれるんだろうなと思い、先回りで忠告しました。 あとでこっぴどく親父に叱られ、友人を恨みましたが、自業自得なところもあるので、学校には持っていかないとだけ反省はしました。 最近テレビで頻繁に大企業の幹部が頭を下げて謝罪している姿を見かけます。 大企業の不正が芋づる式に発覚しているようです。 企業では長い間、不正だとは知らずに長年の習慣になっていたという発言も良く聞かれます。 本当に不正だと知らなかったのか、知っていても隠してきただけなのかはわかりません。 いずれにしても不正が明らかになったことで、何らかの対策を取らなければなりません。 大きな損害ができるでしょうし、それは信頼を失うことにも繋がります。 法律は変わっていくので、以前良かったことが今はダメということも少なくありません。 しかし、不正だということは以前から法に反していたことなのだと思います。 最初はきちんとやっていたのかもしれません。 しかし、長い年月の間に、利益最優先の為に、ごまかしてきたことが明るみに出たのかもしれません。 さらに同業種の大企業が次々と不正の発覚があるというのも、大きな問題だと思います。 どの企業も不正と知らずにやっていたのか、不正と知りつつも見逃していたのかのどちらかです。 今後はまた別の業種の大企業が次々と、芋づる式に不正が発覚するかもしれません。 いつまで不正が続くのかと思うと、なんだかとても残念な気持ちになります。

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意味深長

【漢字】意味深長 【読み】いみしんちょう 【意味】言葉の裏に別の意味が隠されている場合に使う。略して意味深と言う事が多い。 【例文1】恋人ができたような意味深長な言い方をする。 【例文2】意味深長なラインの文章。 たまに届く姑からのメールは、いつも簡潔で言葉少なめです。夫はそれを言葉通り単純に受け取っているようなのですが、私はそれが姑からのなぞかけのように感じ、自分で言葉を補って読んでいました。結婚生活も10年を超え、そんな姑からのメールにもすっかり慣れたと思っていた矢先、とても意味深長なメールが届きました。正確には、私が勝手に意味深長だと読んでしまったのですが。内容が私自身をこれまでずっと軽んじていたととれるような、傍から見ると姑が「ついうっかり」口を滑らせてしまったという、単純で罪のない、そして見方によっては真実といえる内容のものなのかもしれません。ですが、これまで慎重に姑の気持ちを汲み取ってきたと思っていた自分が、とても愚かなことをしていたように感じられて、苦しくなってしまいました。当然姑と長年の付き合いがある夫は、「とるに足らないこと。最初から文字として表されているそれ以上でも以下でもない。」と、こちらも励ましとも謗りともとれるような言葉をかけてきました。私はしばらくくよくよ悩んでいましたが、家族の平和のために今後は夫の方針に従おうと思います。幸か不幸か姑とは住まいが離れているので、普段会うこともありません。メールをやり取りする程度の間柄なら、書いてあることだけで完結させるのが精神衛生上よいようです。よい嫁であろうとずっと気を張っていたんだとやっと気づきました。しばらくはこれまでの姑との歴史を思って疲労感に苛まれそうですが、少しずつ慣れていこうと思います。

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今泣いた烏がもう笑う

【漢字】今泣いた烏がもう笑う 【読み】いまないたからすがもうわらう 【意味】さっきまで泣いていた子がすぐに機嫌を取りなおして笑う様子。多くは子どもに対して使う。 【例文1】泣きじゃくる子どもにお菓子をやったら今泣いた烏がもう笑う。 【例文2】グズる子どもにおもちゃを与えたら今泣いた烏がもう笑う。 「今泣いた烏がもう笑う」という言葉は主に子どもに使われるみたいですが、自分としても次のようなイメージを持ってます。 それは、自分の欲しかったおもちゃを買ってもらえなかった子どもがその場所を動かずに泣き叫んでしまうような感じです。 何とかそれをなだめながら、子どもの好きなお菓子とか絵本とかを変わりに買ってあげることで少しずつ泣き止んでいき機嫌を直します。 しかし個人的にはその時のにっこりと笑う笑顔が好きです。 おもちゃのことは、すっかり忘れてしまったかのようにお菓子を美味しそうに一生懸命に食べたり、絵本とかを楽しそうに笑いながら眺めてる姿も愛おしいです。 まさに「今泣いた烏がもう笑う」という状況ですが、やっぱり子どもっていうのは基本的には笑顔が一番だし、それが似合う存在だなと思うのです。 実際にそんなシーンを他の子でも見かけることがあるかは分かりませんが、もしもあったら自分の子と同じように可愛いです。 親の立場からみると泣いたからといって何でも買い与えるのは、わがままになるのでそれを避けたいためにしてるとしてるのですが「今泣いた烏がもう笑う」のをしてくれたら嬉しくなります。

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威風堂々

【漢字】威風堂々 【読み】いふうどうどう 【意味】態度に威厳があって満ち溢れている様子。 【例文1】我が子の入場姿は威風堂々たるものだった。 【例文2】威風堂々たる新郎スピーチだ。 「威風堂々」というクラシックの名曲があります。 有名な曲で知らない人はほとんどいないかもしれません。 また、BGMなどいろいろな場面でこの曲が使われることがあります。 威風堂々という局名に相応しく、堂々たる雰囲気が曲に表れていると思います。 このように有名なクラシックの音楽は、何かのBGMなどがきっかけで知ることも多いような気がします。 また、クラシック音楽を題材にした、ドラマや映画、またはアニメなどの影響で、興味を持つこともあります。 特に子どもの時にアニメなどを通して、その世界の素晴らしさを知り、将来その道に進む人もいます。 私が知っている人の中でも、その頻度はかなり高いかもしれません。 何かきっかけがなければ、その世界を知ることができませんが、子どもの場合はやはり漫画やアニメかが大きく影響しているようです。 私の場合は学生時代に、友人が好きだった映画を一緒に見に行ったことがきっかけで今の道に進んでいます。 自分の進み道を知る手がかりはどこにあるかわかりません。 その為、興味があることに、とりあえず首を突っ込んでみるのも良いかもしれません。 「威風堂々」という名曲を聴いて、音楽の道を目指す人もきっといると思います。 自分のアンテナにキャッチできるものがあれば、それを大切にしていきたいものです。 まず、威風堂々とは態度や雰囲気に威厳が満ちあふれて立派なさま。周囲を圧するような威厳があって、おかしがたいさま。気勢が非常に盛んな形容。とgoo辞書にあります。 最近威風堂々とした人っていないな?と思います。 態度や雰囲気に威厳が満ち溢れた人なんていませんよ。 でも昭和にはたくさんいた気がします。 それはわたしが子供だったからそう見えただけなのか・・・ 政治家では田中角栄なんかは威風堂々そのものだと思います。今の安倍さんも素晴らしい政治家だけど、威風堂々とは違います。 威風堂々って良くも悪くも雰囲気ですよね。貫禄とかそういうもの、努力してどうこうなるものでもないんでしょうね。 とはいえ、威風堂々が正義かというとそれも違います。 ただ、今の日本にMr.威風堂々がいないというのは今の日本という時代そのものに反映しているような気もします。 角栄がいた頃の日本にはやっぱり勢いがあったのかなと思います。 芸能界では、石原裕次郎さんなんかが威風堂々という表現にふさわしい気がします。 ちょっと体型なんかも影響するのかもしれませんね。 カリスマ性と似ているけど、カリスマ性は痩せ気味の方には感じても威風堂々さは感じません。 今の時代を角栄が目の当たりにしたらどう感じるでしょうね。 威風堂々とした人間には憧れますし、またそういうになれるのが理想的です。 ただ、そのためにはそれなりの実績も必要です。 これといった事をしてないのに大きな顔をしてても空威張りだし、自分では威風堂々としてるつもりでも周りからみると反対に小さく見える可能性もあります。 それだと威厳もないですし、本当に強い人は気持ちに余裕があるので物事にもゆったりと構えてます。 そういったことを考えてみると威風堂々とした人間を目指すのであれば自分で評価するのではなくて、他人から自然にそう思われるのがベストですね。 そしたら、見せかけだけの空威張りをするよりも実績を積む事の方にも目が行くことでしょう。 例えば、オリンピック選手なども素晴らしいですよね。 確かにメダルを取った時も輝いではいますが、その舞台に出場した選手も威風堂々として見えるのです。 その理由は今までにかなりの練習量をこなしてる自信から、後はチャレンジするだけという姿勢がうかがえるからと思います。 結果はどうあれ、その選手の姿は格好いいし多くの人が感想したり、また憧れて自分も同じような目標を持ちたい気持ちにさせるのには納得できます。 威風堂々とした人間になるためには、長い時間をかけて実績を積みそれを他人から認めてもらうことで実現するので自分も少しずつでもそれに近づいていきたいです。

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意表を突く

【漢字】意表を突く 【読み】いひょうをつく 【意味】誰も予想もしなかった事をして驚かせる。 【例文1】突然の辞職に全員が意表を突く。 【例文2】日本全国自転車の旅に意表を突く。 小学生の頃から歴史に興味があり、日本史や中国史、韓国史などの本を読む機会が多くあります。 中でも、中国の歴史が好きで三国志は本や映画で良く観ています。好きな理由は、最近のハイテク中心の戦いと違い戦術が勝敗を決めるという点です。 三国志の話の中に赤壁の戦いというシーンがあり、この戦いを制した軍は意表を突く作戦が勝利の理由だと思います。 赤壁の戦いは100万を越す曹操軍と、10万から20万しかいない孫権と劉備の同盟軍との戦いで、人数だけを見ると圧倒的に曹操軍が有利となっていました。 しかし、意表を突く策略を同盟軍が色々仕掛けたため、大軍の曹操軍は大敗して国へと逃げ帰ります。 この出来事からでも、どんなに不利な戦いでも意表を突く作戦をすれば勝機があるということが分かります。 そんな策略に色々な策士が登場して物語を盛り上げていくので、三国志や歴史の話は面白いと思います。 意表を突くという行動は、相手を驚かせたり対応を遅らすなど、戦略的に色々なメリットがあるので、古代的な武器しかない時代では最大の武器だったと思います。 意表を突くというのは、日本の相撲でも行われる時があり、猫騙しがその類だと思います。ただ、最近やる力士を見たことはありません。

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茨の道

【漢字】茨の道 【読み】いばらのみち 【意味】苦労や困難が多い人生。 【例文1】会社倒産・家族との決別と茨の道ばかり歩んでいる。 【例文2】財産を失い茨の道を歩く。 最近ニュースなどを見ていると、目を瞑りたくなる事件が多くあります。 中でも特に悲しい気持ちになるのが、10代で命を自ら落とすような内容です。生きていく中で茨の道は多いですが、見切りをつけるのには早過ぎてもったいないと思います。 子どもにとって学校で嫌な出来事があると、大人が考えているよりかなり重大な内容に捉えていることがあり、大人の感覚で軽視するのは問題だと思います。 学生時代が茨の道でも、外に出たら違う世界が待っているので、その手のニュースを見る度に乗り越えて欲しいなという気持ちになります。 大人になっても茨の道は続き、私も困難な事態に直面する事がありますが、世の中にはもっと困難な事態を乗り越えている人はいるので、それを考えると茨の道も乗り越えようという気持ちになれます。 先日テレビで見たのですが、あえて茨の道を選んで生きている人がいて、なんで選ぶのか質問していました。 すると、困難な道を歩いた方が忍耐力が付き、強い生き方が出来ると答えていました。 それを見た私は、いつも優しい道ばかりを選択していたので、たまには優しくない方の道も選択しようと思っています。 小さな事ですがその一貫として、階段とエスカレーターがある場合階段を選んでいて、そのおかげで体重が少し減りました。 母が学習塾の講師をしている関係上、最近の小中学校の様子をよく耳にします。話を聞いていると最近の子供たちは自分たちの頃に比べ、「いじめ」に対してものすごく敏感になっていると感じました。スマートフォンやSNSの普及に伴い、いじめはより陰湿に、より大人に見つかりにくくなりました。その一方で、些細なことをいじめだと断定するような風潮も見られます。いじめられるのが怖いからいじめるという悪の連鎖が起こっていて、平穏に学校生活を送ることも今の小中学生にとっては茨の道だろうと想像されます。友達の地雷を踏まないように、不良グループのターゲットにならないように…と周囲に気を使いすぎるあまり、自分のやりたいことができなくなっている子が多いのではないでしょうか。教室という閉鎖空間はとても息苦しく、そこでの狭いコミュニティからはぐれてしまっては人生終了と言わんばかりの学校の運営にもいささか問題があります。本当に楽しいこと、好きなことは学校の外にあるのに、我慢ゲームから逃れられない子供たちがかわいそうになる時があります。卒業式のバラのアーチを潜る時、やっと茨の道を通り抜けたと安堵する子供が少なからずいるでしょう。

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井の中の蛙大海を知らず

【漢字】井の中の蛙大海を知らず 【読み】いのなかのかわずたいかいをしらず 【意味】自分の狭い知識だけにとらわれて得意気になっている者。世間知らず。 【例文1】君は井の中の蛙大海を知らずで得意気に話すけど、本当は違ってるからね。 【例文2】ネットの情報だけを頼りに井の中の蛙大海を知らずだ。 学生時代に英語が好きで、英語の成績だけは良かったので、英語力をもっと伸ばしたいと思い就職後も英会話スクールに通っていました。外国人講師との話も楽しくて、今思えば相手も仕事なので話題をたくさん振ってくれていましたが、会話が弾むので自分の英語力にかなり満足していたものです。そしていつかは行きたいと思っていたアメリカに半年から一年の予定で短期語学留学に行く事にしたのです。仕事が忙しかったので、自分で手続きをする時間がとれず、全て留学代行業者にお願いして、円満退職してからの渡米。空港についた途端に早速トラブルです。来るはずの迎えが誰もおらず、ロサンゼルスの空港で途方にくれてしまいました。現地の旅行会社の電話番号を貰っていたので、かけるも時間外で通じず、ホームスティ予定先に電話する事に、ところが電話に出たティーンエージャーの娘の言う事が冗談かというくらい全くわからないのです。焦っている状況でネイティブそれも初見の相手にトラブルを説明する事の難しさを痛感したスタートでした。そこからの日々はまさに自分が「井の中の蛙、大海を知らず」だったと実感する日々で、アメリカという大海でやっと自分の英語力のなさ、過信していた愚かさを知りました。結局半年ではそこまで英語力は伸びませんでしたが、自分が井の中の蛙だったとわかっただけでも、収穫だったと思っています。 皆さんは「井の中の蛙大海を知らず」という言葉をご存知でしょうか。有名な言葉なのでよく耳にするのではないでしょうか。この言葉は自分の知っている世界が全てだと思っていて、外にはもっと大きい世界があることに気付けないことを指します。ですので、批判するときなどに使われることが多いのではないかと思います。 私は服飾系の専門学校を卒業しています。高校は進学校に通っていたため、ほとんどの人はレベルの高い大学へ進学します。その中で専門学校を選ぶのはあまり良い目で見られませんでした。私なりの考えはあったのですが、多感なお年頃でもあるので周囲の意見は大きく怖いものでした。なので、進学校の中の合格ラインに乗れていない感じで劣等感がありました。専門学校に通っているときも高校の友人に在学先を聞かれるとあまりいい気分はしませんでした。でも社会にでると、そんな悩みはちっぽけだと吹っ飛びました。誰も大学についてなど尋ねてこず、私に能力があるかをみてきました。偏差値の高い大学を出ているかではなく、仕事をこなせる能力があるかどうかです。私は学歴で他人より劣っているように感じ、周りの全ての人も同じように私を見るのではないかと、偏った小さな世界で悩んでいたんだな気づきもっと広い世界があることを実感しました。 人と比べるとつい怖くなり、自分で考えられること、見える世界が全てに思えてしまいます。でも少し外へ出ると全く違う世界を実感せずにはいられません。ぜひ、皆さんも今の世界が広い世界の中の小さな一つでしかないことを思い出してみれば、自分を支える力になってくれるのではないでしょうか。

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命の洗濯

【漢字】命の洗濯 【読み】いのちのせんたく 【意味】日ごろの束縛から解放されて自由気ままに楽しむ。 【例文1】長期休暇を利用して命の洗濯で旅行する。 【例文2】定年退職を迎えのんびり命の洗濯をする。 40代になってから、疲れが中々とれなくなり疲労が溜まるようになりました。 身体が疲れていると精神的にも疲れてくるため、心身共にあまり良い状態ではありませんでした。 そんな時、親から旅行へみんなで行かない?と誘われたので、私の家族と両親、兄家族総出で温泉旅行に行きました。 1泊2日と短い旅行でしたが、普段と違う環境や美味しい食べ物、温泉などのおかげで命の洗濯が出来て良かったです。 特に温泉は、身体の中にある悪い気が外に排出している感じになり身体が軽くなりました。 元々温泉が好きだったので、ホテルに着いたらすぐに温泉へ向かい夕食後もまた入りました。私の場合それだけでは終わらず、深夜と朝起きてからも温泉に入りました。 また、温泉は露天風呂もあって目の前はオーシャンビューとなっていたので、視覚からも命の洗濯が出来ました。 旅行には10年位行っていなかったので、温泉といえば近場の温泉施設だったため、忘れていた本格的な温泉の良さを思い出しました。 ストレスや疲れが溜まったら、たまには旅行をするのも大切なんだなと実感したので、毎日の仕事や生活に疲れを感じていて、命の洗濯をしたい人は大自然が楽しめるような地域への温泉旅行がおすすめです。 「命の洗濯」ということわざがありますが、私は恥ずかしい話、この言葉を聞いたこともありませんでした。 そのため、自分の語彙力を増やそうと思い、この言葉について調べてみました。 この言葉は、普段の苦労から解放されて、のんびり楽しむということだそうで、息抜きなどの意味で使われます。 現代社会において、ストレスは切っても切り離せないものであるだけに、息抜き、つまり命の洗濯は毎日を生き抜くために重要なことだと思います。 私にとっての命の洗濯は二種類あり、一つはとにかく寝ることです。 温かい布団に入って、起きる時間を気にすることなく、誰にも邪魔されずに眠れる瞬間はまさに至福です。 こういう時は携帯の電源も切って、外界の情報をシャットアウトして、とにかく休養に当てるようにしています。 蓄積した疲労も解消されたように感じるので、私には必要な時間です。 もう一つの方法は気心の知れた友人達とお喋りやショッピングを楽しむことです。 気を遣わずにゆっくりと楽しむことができるので、リフレッシュして明日からまた頑張ろう、という気持ちになれます。 澱んでいた心が洗われていくようで、まさに命の洗濯といった感じですよね。 余談ですが、「鬼の居ぬ間に洗濯」ということわざの「洗濯」も、「命の洗濯」という意味で使われているようです。

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命あっての物種

【漢字】命あっての物種 【読み】いのちあってのものだね 【意味】命あるからこそ何でもできるのであって、命がなくなるような危険な事は避けたほうが良いという教え。 【例文1】命あっての物種だから事前によく調べて行動する。 【例文2】命あっての物種だからこそ今を楽しむ。 近年医療技術の発達で、お年寄りがとても長生きできるようになりました。今の80代以上の方々は戦争や高度経済成長、バブルも経験しいろいろなことを乗り越えてきた世代と言えるでしょう。仕事一筋で頑張ってこられた方が多いので、貯蓄が多いのも特徴です。しかし、その貯蓄を持ったまま亡くなってしまうのはその人にとって幸せとは言えません。やはり命あっての物種なので旅行に行ったり、美味しいものを食べたりするのが喜びのある余生の過ごし方ではないでしょうか。 子どもや孫に資産を残したいという気持ちもわかりますが、ご自分の頑張ってこられた証なので充実した使い方をして欲しいです。明日死んでも後悔のない、好きなことにお金をかけて楽しんでいる高齢者は、ハツラツとしており表情も明るいです。最近流行りの将棋や囲碁、グランドゴルフ、手芸など、楽しみの種はあらゆるところに転がっています。お年寄りがタンスや古い口座にお金を溜め込んでしまっては、国の経済も好転していきません。これから求められるのは、高齢者が不安を払拭できるような社会福祉の充実、高齢者が消費するような魅力的なサービスの開発だと思います。高齢者が楽しめるようなわかりやすく親切なサービスは、若い人にも人気が出るのではないでしょうか。

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犬も食わない

【漢字】犬も食わない 【読み】いぬもくわない 【意味】何でも食べる犬でさえ興味がない。 【例文1】夫婦喧嘩は犬も食わない。 【例文2】喧嘩しても犬も食わないからすぐに仲直りするだろう。 昔から、男女の仲を表現した言葉はたくさんありますが、時代が変わっても、変わらないことの数少ない一つだと思います。私は、ただのお節介なのか、よほど人が良いと思われているのか、よく「夫婦喧嘩の仲裁に入って欲しい」と頼まれます。若い頃は、どんなに仕事が忙しくても、睡眠時間を削って、友人の話に真剣に耳を傾け、どうすれば、夫婦仲を修復できるか一緒に考えたり、家を出て、私の家に転がり込んできた友人には、傷ついているだろうからと、食事を作り、気が済むまで何日でも泊まっていけば良い、と言い、ゆっくりくつろげる場所として休んでもらったりしていました。多くの友達が、そうして私の家に泊まりにきていましたが、大体、2、3日もすれば、落ち着かなくなるようで、夫と連絡を取ったり、夫が仕事で留守中の自分の家で、喧嘩をしているはずの夫に料理を作っておいてきたりしているようで、最初に家を出てきた時の勢いは、ほとんど感じなくなっています。そういう時に、必ず頭に浮かぶ言葉が、『夫婦喧嘩は、犬も食わない』です。ごくまれに、家出から離婚話に発展することもありますが、大抵は、元の鞘におさまるので、喧嘩の度に巻き込まれる私は毎回やれやれといった感じです。 犬も食わないという状況は、夫婦喧嘩や恋人同士の喧嘩に例えられることが多くあります。誰も見向きもしないという意味で使われるので、犬でさえ興味がなくなると言われています。街中で喧嘩しているのを見ても、関わりたくないから犬も食わないというのはたまに見ることがあります。では、犬を飼っている家庭で本当に夫婦喧嘩をすると犬も食わなくなるのかというと、最初のうちは吠えまくります。ワンワン吠えてるのを言葉にすると、「喧嘩しないで」と吠えてることが多いようです。飼い主が喧嘩していると犬は不安に思ってしまうようで、喧嘩が終わるまでずっと吠えていることがあります。しかし、毎度のように夫婦喧嘩をしているとわかってくるようで、犬も食わないかのごとく吠えなくなってきます。どうせ仲直りするんだから放っておけばいいという状況になってくるのです。仲のいい夫婦ほど犬も食わなくなります。なぜ猫ではなく犬なのかというと、犬は本来なんでも食べてしまう雑食の習性があるからです。日本ではペットとして飼われているので、雑食というより人間に近い物を食べていますが、野生の犬では木の実だろうが、鳥や魚だろうがなんでも食べてしまいます。こうしたところから犬も食わないという諺が使われるようになったようです。

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犬も歩けば棒に当たる

【漢字】犬も歩けば棒に当たる 【読み】いぬもあるけばぼうにあたる 【意味】でしゃばると思いがけない災難に遭う。または何でもいいからやってみると思わぬ幸運に巡り合う事がある。 【例文1】旅に出れば新しい出会いがある。犬も歩けば棒に当たるというからね。 【例文2】自治会長に立候補したばかりに家族サービスが減り、犬も歩けば棒に当たる。 犬も歩けば棒に当たるということわざは、でしゃばってしまうと災難にあってしまうこと。そして、どんなことでもまず挑戦してみれば思ってもいなかった幸運に当たることがあるという意味があります。先日、私はこのことわざの両方の意味を一日で体験することとなりました。 その日は取引先との打ち合わせがあったのですが、先方の担当者が遅刻してしまいました。聞かされた理由は納得のいくものでしたので2時間ほど待つことに。その時、違う取引先でどうしても人手が足りないから誰か送れないかと連絡が来たのです。2時間遅れると言われていましたし、オフィスはすぐそこ。私が出来る作業内容でしたので、少しお手伝いすることに。 しかし、時間が迫っているので帰りたいと伝えても後少しだからと帰してもらえません。数年に一度の修羅場だったので向こうもテンパっていたみたいです。おまけに外部の人間だと知らない上の人が来て何故か私が説教されてしまったり。本当に災難でした。 結局当初の予定から3時間後に連絡することになったのですが、遅刻してきた方は私にも何か事情があったのではないかと待っていて下さったそうです。元々良い方だと思っていたのですが、心配して気遣ってくださったことにぐっと来て寄りかかってしまったんです。すると、肩を優しく抱いてくださって。以前から好意を抱いていた相手なので、衝撃的に嬉しかったです。

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犬の遠吠え

【漢字】犬の遠吠え 【読み】いぬのとおぼえ 【意味】小心者が陰で威張る。 【例文1】年上だというだけで犬の遠吠えする奴がいる。 【例文2】負け犬の遠吠えだ。 今の仕事は完全に実力主義なので、それだけに嫉妬や妬みなどそういうことに巻き込まれてしまうことがあります。実力主義とはいってもその時の運も関係していますし、相性だってあります。しかし、やはり数字が結果になる仕事なので難しいですね。ライバルと顧客の取り合いになることもしょっちゅうです。そのため、この業界にいると陰口を言われることに慣れてしまいますね。 もちろん、最初の内は人からの評判が気になって仕方がありませんでした。何を誰に言われているのかが気になりすぎて、正直鬱のようになってしまったこともあります。気分が乗らなかったり、人混みが怖くなってしまったり。そんな私に、先輩が教えてくださったのが負け犬の遠吠えという言葉です。陰口を言ったり見えないところでいばったり。それは、臆病者だから。本当に言いたいことがあるなら面と向かって言えば良い。それが出来ない臆病者のすることだから気にしなくて良いのだと教えて頂きました。 犬の遠吠え、よく聞く言葉ではあったのですが、そう言われてみると弱くて力の無い犬が遠くからか細く吠えているところが想像できます。こうやって考えるようになってからは、一目を気にせず仕事が出来るようになりました。

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犬が西向きゃ尾は東

【漢字】犬が西向きゃ尾は東 【読み】いぬがにしむきゃおはひがし 【意味】当たり前のこと。 【例文1】お礼を言うのは犬が西向きゃ尾は東だろ。 【例文2】女性ばかりが家事をするのは犬が西向きゃ尾は東ではない。 『当たり前』とは一体何なのでしょうか。犬が西向きゃ尾は東などといいますが、『当たり前』というのは人によって定義が違うものです。 たとえば友人と話をしていて、その友人が実家暮らしだということが判明したとします。すると大抵の人は「実家暮らしだから、母親が朝ご飯も夜ご飯も用意してくれている」と考えるのではないでしょうか。しかし実際は「ご飯は家族でローテーションで作っている」のが当たり前の家庭かもしれません。あるいは何らかの事情で母親はおらず、一緒に暮らしている親は父親のみということだって有り得ます。また高校においては、進学校であれば「大学に進学するのが当たり前」というところも多いでしょう。しかしそうではない高校は、進学もあれば就職だって進路選択の道として当たり前に存在します。 このように『当たり前』というのは、人や環境によってだいぶ幅があるものだと言えましょう。ですからたとえ自分が考えている『当たり前』とは、異なる『当たり前』に出くわして驚いたとしても、頭ごなしにその『当たり前』を否定するのではなく、まずは「そういう当たり前もあるのか」と思ってみても良いかもしれません。新たな発見があって楽しいかもしれませんし、何より勉強になるのではないでしょうか。

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意に介さない

【漢字】意に介さない 【読み】いにかいさない 【意味】嫌な批判など気にしない。 【例文1】彼は無神経なので意に介さない様子だ。 【例文2】何にでも無頓着で意に介さない。 私の地元にはちょっと有名な定食屋があります。ボリュームがあって安くて、大学生がよく通うようなお店ですね。お金がない時にはつけ払いにさせてもらったり、中にはちょっとしたアルバイトをさせてもらったという学生さんもいます。私自身大学生の時には何度か通いました。怖い旦那さんと怖いおかみさん。でも、それは見た目だけ。マナーの悪い客を怒ったり店に入れないというのは、他のお客を守るためでもあります。今の言葉で言うとツンデレなのでしょうか、第一印象は怖いのですが、話してみるととても優しいご夫婦なのだと評判です。 このお二人の面白いところは、世間からの評判を全く意に介さないところです。自分達が正しいと思ったことをしています。ボリュームのありすぎる定食やお弁当に対してはメタボになるだの言ってくる人もいますし、マナー良く食べろという方向性に対しては難色を示す方もいます。 しかし、意に介さないのも当然のこと。なぜなら、特別なことを無理にやらせているわけではありません。狭いし置く場所が無いのでベビーカーの客はお断り、禁煙だから喫煙者もお断り。ボリュームがあることも書いているのに、何故か文句を付けて来る人がいます。そんなやかましい世の中において、見事に自分達を貫いていますよね。

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糸を引く

【漢字】糸を引く 【読み】いとをひく 【意味】操り人形のように表にはわからないように指示や命令をする。 【例文1】この事件は裏で大物が糸を引いているに違いない。 【例文2】黒幕が事件の糸を引く。 高校時代の友人はとにかくみんな仲が良くて社会人になった今も集まります。子どもがいる子もいれば、グループの中で夫婦になった子も。独身を貫く子もいますし、みんなライフスタイルは変わりましたがそれでも仲良くやっています。しかし、昔は色々とトラブルがありました。例えばA子がB子の悪口を言っていたとか。D男がA子のことを好きだとか、そういう微妙な噂が流れていたんです。グループは出たり入ったりもありますが、10人以上と結構人数が多いので、度々こういうことがありました。 社会人になってから、その犯人がわかったんです。陰で糸を引くのはいつもF美でした。F美は家庭環境が複雑で、そんな中でも頑張っていました。スポーティーでサッパリしたタイプの子だったので全く頭に無かったのですが、ほぼ全てのトラブルはF美の虚言癖が原因だったんです。 とはいえ、実はみんな今もF美との関係を継続させています。F美ほどではありませんが、みんなそれなりに苦労している家庭の子。裕福であってもいわゆる毒親育ちだったりする子が多いのです。そのため、F美もそういう環境の被害者なのかなということで、今はみんな黙認しています。しかし、気を遣って優しくするように心がけているからなのか、最近のF美は落ち着いていてホッとしています。 自らは表には出ず影から指示を出す様を「糸を引く」と言い、さながら操り人形の糸に見立てそういうのです。意のままにその人を動かし、影響力だけで事を成す状況を指します。影響力の流れで尾を引く事が糸を引くと表現する場合もあり、中々断ち切れない状況であると言えます。黒幕という存在があるとすれば、そういう人は野生の「オオクワガタ」の様に滅多に人前に姿を現す事はなく、ジッと自分のホームポジションから動く事はしません。自分の手足となって動いてくれる人を使い自分の目的を果たそうとし、何か事を仕損じたとしてもその時は動いてくれた人に責任を負って貰うという公算でいるのです。余程の実力者でなければ誰も動いてはくれませんし、その人の為に動こうというのですから生半可な御仁でないのは確かです。巧みに人を操る事で目的を達する所に、そういう人の強かさと用心深さを感じます。自分は手を汚さずに邪魔な存在を排除するなんて事も、もしかしたら何処かで行われているのかもしれません。因みに「納豆が糸を引く」や「腐った食材は菌が糸を引く」というのもありますが、こちらは先に述べた事に比べると些か緊張感に欠けますが、そこに生じる意味は違っても糸を引くという響きだけなら同じであります。

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居ても立っても居られない

【漢字】居ても立っても居られない 【読み】いてもたってもいられない 【意味】ソワソワして落ち着かない様子。 【例文1】合格発表が待ちどおしくて居ても立っても居られない。 【例文2】今日が出産予定日で居ても立っても居られない。 「居ても立っても居られない」とは多く知られている言葉ですが、ソワソワして心が落ち着かない、という意味で用いられます。 私は以前、若い世代なら誰もが共感するであろう、「居ても立っても居られない」体験をしたことがありました。 私はその時学生でアルバイトをしていたんですが、自転車で通っていました。 しかし、恥ずかしい話、途中で転んでしまい、鞄の中身をひっくり返してしまったのです。 アルバイトの時間が迫っていたこともあり、慌てて鞄の中身をかき集めてバイト先に向かいました。 無事バイト先には到着したんですが、私はある重要なことに気付いたのです。 鞄の中に確かに入れていたはずの携帯がないと…! 若い人なら共感すると思いますが、財布と携帯、どちらを落とす方がマシかで意見が真っ二つになるくらい、携帯は大切なものです。 転んだ時に絶対落としたに違いない、と思うと、まさに「居ても立っても居られない」状態でした。 家族にお願いしようにも、家族の携帯番号を把握しておらず、バイト中も生きた心地がしませんでした。 バイト後に探しにいった所、無事携帯も見つかりましたが、その時の心の落ち着かなさは今まで経験したことのないくらい、頭がいっぱいになるレベルでした。

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一服盛る

【漢字】一服盛る 【読み】いっぷくもる 【意味】毒薬を調合する。または小額の賄賂を渡す。 【例文1】復讐で殺人犯にも一服盛って飲ませてやりたい。 【例文2】犯人はどうやって一服盛ったのか? 一服盛るとは2つも意味があります。1つは毒薬を飲ませるという意味です。もう一つは小額の賄ろを渡すことです。実行すると犯罪になります。 私はサスペンスドラマが好きで毎回推理しながら見ています。 この一服盛るですが、サスペンスドラマではよく見られる殺害パターンです。殺したい相手の飲み物の中に毒薬を入れて殺害計画を企てます。 実際にも強烈な印象が残る毒薬を入れた殺害事件が発生しました。 平成10年(1998)「和歌山毒物カレー事件」です。夏祭りで用意されたカレーにヒ素が混入された事件でした。カレーを食べた住人4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になったなんとも痛ましい事件でした。当時、待ち構える報道陣にホースで水をかけるなど強烈な印象を与えた林真須美死刑囚は無罪を主張すると書かれています。本当のところはどうなんでしょう。真実だとしたら、よくもまあこんな残忍な無差別殺人ができたものです。狂ってます。

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一敗地に塗れる

【漢字】一敗地に塗れる 【読み】いっぱいちにまみれる 【意味】二度と立ち上がれないほどの敗北を味わう。 【例文1】スキャンダルが原因でオファーがなくなり一敗地に塗れる。 【例文2】不祥事が発覚して一敗地に塗れる。 以前働いていた会社で、とてもお世話になった先輩がいます。上昇志向の強い方で、だらけているとよく怒られたものでした。その先輩、実は社内のコンペで後輩に対して一敗地に塗れる経験をしてしまったのです。確かに先輩の得意分野ではなかったかもしれませんが、後輩の案はみんなが感心するほどによく出来たものだったのです。そのため、先輩も頑張ったのですし今回は仕方がないのでは?というのが周りからの意見でした。しかし、先輩自体はそれを許すことができなかったんですよね。 先輩はその後すぐに転職することになります。しかし、一敗地に塗れることで新しい道へ行った先輩の考えは、周りが想像するものとはちょっと違っていたんですよね。先輩曰く、今まで天職だと思っていた仕事だったけれど、本物の才能を持つ人間には全くかなわなかった。自分は何でもある程度出来る人間だからこそわからなかったのだと思うと仰っていました。これはプライドの問題ではなく、真実だと思います。実際、何をやっても上手に出来る方でしたから。だからこそ、自分にも何かしらの才能があって、それを活かす場所があるのではないかと思ったのが転職のきっかけだったそうです。 今は天職に出会えて本当に満足しているそうですから、人生どう転ぶかはわからないものですね。

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一杯食わされる

【漢字】一杯食わされる 【読み】いっぱいくわされる 【意味】まんまとしてやられる。軽く騙される。 【例文1】友人達がサプライズで誕生日パーティを開いてくれた。これは一杯食わされた。 【例文2】結婚詐欺師に一杯食わされる。 思わぬ形で信じていた事の虚を突かれる場面で使う言葉が「一杯食わされる」と言います。「敵に一杯食わされる」や「小娘に一杯食わされる」など、相手を甘く見たが故にその油断を見事に突かれてしまうのです。自分の予測より相手の思考の方が上手だったが為に、思わぬ状況に陥らされてしまうのです。いわば敗北感で心を一杯に満たされた事からそういうのではないでしょうか。駆け引きを要する場に於いて油断は禁物ですが、どう転んでも負ける訳ないと踏んだ相手に意外な手段でしてやられる事もままあります。相手はとにかくあらゆる角度から状況を打開する方法を絞り出し、絶妙なタイミングで実行するのです。こんな手をやって来ないと思っている所にその作戦をされたら、一気に動揺が走り形勢は立て直せないまま勝負が付いてしまいます。俗に狐と狸の化かし合いというのは、どっちが相手をうまく騙せているかがカギであり、まさに「一杯食わされる」方が負けなのです。どちらも化けの達人であり、いかに相手の及ばない所で勝負するかを競い合うのだと思います。何重ものトラップを仕掛け、先に安心した方が負けに繋がってしまいます。先の先を読み合うには、かなりの策士でなければ務まりません。

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一得一失

【漢字】一得一失 【読み】いっとくいっしつ 【意味】利益にもなるが損失もある。 【例文1】この立地は一得一失なので再検討する。 【例文2】一得一失で商談不成立。 一得一失はどちらかが得をしてどちらかが損するという意味ですが、物事を上手く進めるなら、一得一失からwin-winの関係に持っていくと円滑に物事が解決するようになり、お互い利益が出せるようになっていきます。例えば、Youtuberなどがネットで活躍していますが、テレビに出ると一得一失になるという人がいます。ネットで活躍してるのにテレビに出ると叩かれてしまう人も中にはいるほどです。どうしてそうなるかというと、ネットとテレビは敵対視している部分が少なからずあるからです。テレビはテレビだけでやってろという考えを持つ人がいるからで、テレビ側から見てもネット側から見ても互いに一得一失と考えているようです。しかし、人気者のYoutuberがテレビに出たとしたら、ネットを見ている人でもテレビを見るようになりますし、テレビしか見てない視聴者もYoutubeに興味を持つようになってきます。そうした点ではお互い利益がでますから、一得一失からwin-winの状況を作り出せていけます。何事においても一得一失は付いてきますが、人間関係や仕事などを向上させるのであれば、お互いが理解し合うことで前に進んでいけるのではないかと思います。一得一失は結果的に自分も損をしてしまうことになるので、win-winを常に意識していくことが大事ではないでしょうか。

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一刀両断

【漢字】一刀両断 【読み】いっとうりょうだん 【意味】迷わずきっぱり決断したり処理する。 【例文1】しつこい男の誘いを一刀両断で断る。 【例文2】儲け話を一刀両断で断る。 大相撲で場外乱闘があると必ず出てくるのがプロレスラーです。今回は蝶野正洋選手が一刀両断していました。蝶野選手といえばかつての闘魂三銃士といわれた新日本プロレスのレスラーです。2017年10月に日馬富士は貴ノ岩に暴行してしまったわけですが、過去には2010年に朝青龍が酔って男性にケガをさせたのが記憶に新しいです。 大相撲の力士がプロレスラーになったのはたくさんいますが、その中でも第64代横綱の曙がプロレスラーになって話題になりました。今回、蝶野選手が日馬富士について言及していたので、もしかしたらプロレス界からオファーがあるのかもしれません。朝青龍のお兄さんがブルー・ウルフという名前でプロレスラーをやっているので、朝青龍にもオファーがあったようですが、モンゴルで仕事をすることになって結局プロレスラーになることはありませんでした。元横綱の曙がリングの上で活躍しているので、もしかしたら日馬富士がプロレスラーになったら横綱対決の試合がリングの上で見れるかもしれません。蝶野正洋選手は遺恨決着戦として、日馬富士と貴ノ岩を戦わせたいようです。貴ノ岩がもし引退したとして、二人ともプロレスラーになったら凄まじい試合が見れるかもしれませんね。

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一頭地を抜く

【漢字】一頭地を抜く 【読み】いっとうちをぬく 【意味】人より頭ひとつ抜き出て優れている。 【例文1】彼女は小学校の頃から一頭地を抜いて成績が良い。 【例文2】一頭地を抜いて泳ぐのが速い。 沢山いる中で一際他より抜きん出ている事を「一頭地を抜く」と言い、同意語で「群を抜く」というのがあります。一頭という位ですから、他の人より一つ飛び抜けて先を行っているのであり、リードしている者の独断場でもあります。「彼の小説は一頭地を抜く」や「その身体力は一頭地を抜いている」など、特に優れた人物に対し送る称賛なのです。そういう人は常に人の前を行き、決して他にその地位を脅かされる事はないでしょう。人の前を行くのが宿命であり、余程の大器が現れない限りその人の王座陥落は訪れはしないのです。一口に頭が良いとかスポーツが出来ると言ってしまいますが、そもそも秀才の方やスポーツ万能の人は元からそういう資質が備わっており、凡人の努力でどうにかなる所ではないのです。まさに「生まれながらの」才能がそういう方達に備わっているのですから、その上きちんと修練を積まれれば敵う道理などありはしないのです。月並みの表現かもしれませんが、それはもはや定めでありそれをやる為に生れて来たと言われても無理からぬことなのです。誰にでも何かしら向いている事があると思いますし、好きな事で一頭地を抜く事が出来ればこれ程遣り甲斐に満たされる人生はないと思います。

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一長一短

【漢字】一長一短 【読み】いっちょういったん 【意味】良いところもあれば悪いところもある。 【例文1】この物件は一長一短だから、他を探す。 【例文2】バイト求人を見ても一長一短だ。 一長一短とは、良い所もあるし悪い所もあるという意味です。 物だけではなく人の性格にも同じ事が言えます。 誰でも長所と短所があり、100%の悪人や100%の善人は存在しません。 この点は家探しも同じです。 私は何ヶ月も前から引っ越しを考えていて、賃貸の一戸建てや分譲マンション等たくさんの物件を見学しましたが、まだ住みたいと思う所が見つかっていません。 どの物件も一長一短があり決め手に欠けていて、今に至っています。 賃貸も分譲もまず予算である程度絞られるのですが、次に重視したいのが最寄駅からの距離です。 当然の事ですが、駅から近い物件は高くて遠くなるにつれて安くなります。 安い場合は他にも理由があって、線路沿いで電車の音がうるさかったり近くに墓地があったりします。 また、物件の近くにスーパーや銀行があるかどうかも快適に生活する為には譲れない点です。 部屋の設備に関してはトイレの中の手洗いや食洗機は装備されている所が多かったので、やっぱり一番気になるのは住環境です。 私の場合はまだ決断出来ていませんが、自分の希望を100%満たす物件は存在しないので、どうしても譲れないポイントを幾つか決めておいて、70%ぐらい満たされていれば引っ越しの決め手になるのではないかと思っています。

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一朝一夕

【漢字】一朝一夕 【読み】いっちょういっせき 【意味】ほんのわずかな期間。 【例文1】一朝一夕では受験勉強がうまくいくわけがない。 【例文2】一朝一夕ではダイエットの効果は出ない。 テレビの通販番組では、すぐに痩せるサプリメントやスムージーがたくさん登場しますが、ダイエットは一朝一夕に効果が出るものではありません。 私ももう1ヶ月ダイエットを続けていますが、やっと1kg減ったか減らないかです。断食や厳しいカロリー制限はすぐに痩せられるかもしれませんが、リバウンドもすぐに訪れます。やはり正攻法で習慣化して続けられることを組み合わせるのがダイエットの秘訣かもしれません。 例えば、歯磨きの時は爪先立ち運動、煮物を煮ている時はスクワット、テレビを見ている時は足上げ運動など日常生活の動作に結びつけて運動を取り入れると長続きしやすいです。 そして、車を極力使わない生活にすると自然と歩く機会が増えます。ガソリン代も節約できるので、一石二鳥と言えるでしょう。エスカレーターを使わず階段を登るだけでも、かなりの運動になります。電車やバスを待っている時も爪先立ち運動をすると良いです。この運動なら目立ちませんし、周りの目を気にせずに行うことができます。 さらに食事では、夕食に納豆を食べる、朝食にヨーグルトを食べるといった比較的簡単なダイエット食品を取り入れると良いでしょう。負担になると続きませんし、イライラの原因になってしまいます。 ダイエットは簡単・継続が合言葉です。

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一知半解

【漢字】一知半解 【読み】いっちはんかい 【意味】一つは知っているが、半分しか理解できていない。 【例文1】訪問販売の営業マンだって一知半解。 【例文2】営業トークが一知半解。 今やインターネットは生活のメインになりつつあります。高齢者もスマートフォンのアプリを駆使するような時代になりました。しかし、情報が簡単に手に入るからこそ一知半解になっているとも言えると思います。私はよく仕事の関係で、色々な女性達と食事をする機会があります。キラキラしている女性達は情報を得ることに対してもとても貪欲。さまざまな知識を豊富に持っているのです。 しかし、時々あれ?と思うようなことがあります。知識がちょっと古いなと思うようなことが多いのです。例えば女性の大好きなスムージー。日本人女性は体を冷やしやすいので、氷を入れて作るのは厳禁です。白湯を用意したり、ホットスムージーなどを飲むというのが主流になりつつあります。しかし、キンキンに冷えたスムージーの素晴らしさを語る方がいました。こういう時、一知半解ではないのかと思うようになったのです。 インターネットで適当に流し読みした知識を、まるでその場で見聞きしたように語る方、周りにいませんか?私の周りにはたくさんいます。これはネット社会の弊害とも言えるでしょう。だからこそ、情報に踊らされすぎないように吟味していく必要があるのだと思います。一知半解にならないネット社会を目指したいですね。 「一知半解」という言葉を私は今まで聞いたこともありませんでした。 なんとなく一つ一つの言葉を考えれば想像はつくものの、実際にはどのような意味で用いられているのか、調べてみました。 「一知半解」とは、物事を少ししか分かっておらず、十分に理解していないこと、という意味で、生かじりとも言い換えられる言葉です。 この言葉を見てふと考えたことがありました。 どんな人でも、政治であれ芸能であれ、この一知半解な知識の分野というのは存在すると思います。 しかし、好きなことは沢山話せても、自分が一知半解である分野のことに関して話を膨らませることは容易くなく、これができる人はコミュニケーション能力に優れているといえます。 得意分野は引き出しが多い分、次々と話を続けていくことができますが、理解の少ない分野というのは想像が膨らまず、なかなか会話を続けることが難しいものです。 探究心の強い人は、「それってどういうこと?」「だからこういうことになるんだね!」と上手く返すことができるのでしょうが、皆が皆それをできる訳ではありません。 しかし、サービス業に携わっている人は特にこの技術が必要とされます。 コミュニケーションに必要なのは深い知識以上に、一知半解な知識でも、それについて知りたいという意欲を持つことが重要なのではないかと、この言葉を調べて改めて思いました。

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一線を画す

【漢字】一線を画す 【読み】いっせんをかくす 【意味】境界線をはっきりさせる。 【例文1】料理は盛り付けまでこだわるのがプロと主婦の一線を画す。 【例文2】隣家との一線を画す。 テレビに出演するアスリートを見ていると、他の選手とは一線を画すような才能の持ち主が現れたりしますよね。とても同じ人間とは思えないような動きを見せられて、思わず感動してしまった人も居ることでしょう。そしてそういったアスリートを見て『天才』だと感じてしまう人も、少なからず居ると思います。 けれど本当に『天才』なのでしょうか。確かにアスリートのインタビューを見ていると「本当は学生のうちにこの競技を辞めたかった」と告白する人もいます。そこだけ見てしまうと「やりたくなかったのにそれでも上位に入れるのだから天才だ」と思えてしまうかもしれません。しかしどんな一流アスリートであれ、その裏にはやはり『努力』が付きもののように見えます。いくらそのアスリートが「やりたくなかった」と言っていても、その競技の練習をやっているものです。 もちろん、努力すれば必ず天才になれるというわけではありません。ですがどんなに『天才』と謳われる人であれ、多かれ少なかれ『努力』を続けているのではないでしょうか。元々の向き不向きはあるかもしれませんが、まずは努力してみれば何か変わるかもしれません。ひょっとすると今では『天才』と称される人だって、努力の末に『天才』という肩書きがついた可能性だって、無きにしも非ずではないでしょうか。 一線を画すとは、違いがはっきりしているとか、しっかりと区別するといった意味を持つ言葉です。よく、プロとアマは一線を画すなどというように使われます。違いがわかるというのはそれだけで、人として品位が高いように感じられます。特に、グルメに関して、一線を画すとという言葉を自然と使えるような舌を持っている人は、一目置かれるのではないでしょうか。 料理人にしてみれば、出汁の効かせ方や素材選びなどへのこだわりを見抜き、一線を画すと評価されるのは嬉しいことに違いありません。美味しければ何でもよしと言ってしまえばおしまいです。微妙な違いであっても、はっきりとわかるようになりたいものです。 私の場合は、お酒をあまり飲めないので、例えばいいお酒と安価なお酒の違いがよくわかりません。ときどきテレビ番組で、ラベルを隠したワインを飲み比べ、高級なものとスーパーで安売りしているものがどちらか当てるという企画がありますが、あんなのは当たる気が全くしません。それをいとも簡単に当ててしまう人、全然違うと言えてしまう人には憧れます。 お酒に関しては、この先も一線を画すと言い張れる自信はありませんが、いいもの、本当に美味しいものを自分で選び取れる感性を養いたいものです。

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一石を投じる

【漢字】一石を投じる 【読み】いっせきをとうじる 【意味】静かな水面に石を投げると波紋が広がるように、反響を呼ぶ問題を投げかけること。 【例文1】SNSでつぶやくだけで一石を投じる時代だ。 【例文2】会議で新たな問題が一石を投じる。 何かしらの状況や規制に、波紋を生じさせる言葉や行動を投げかける事を「一石を投じる」と言います。それはまるで揺らぎ一つない水面に、小石を落して波紋が出来る様に微動だにしなかった状況を揺り動かすきっかけを作るのです。結果的に何も変わらないとしても、人の心には極微小の歪を生み出している事でしょう。「世の中の停滞した雰囲気に、一石を投じる」や「固定概念で縛られた世界に一石を投じる」など、それを遂行する者にはかなりの勇気とその人なりの確信がなければなりません。既成路線で動いているものを変える事は容易ではありませんし、それで通して来た人達にとって最も忌み嫌うのが変化だと言えます。昨今耳にする岩盤規制というのは、まさに変えたくない人達の大事な防壁だったりするのです。しかしいつかはそれを変える日が来る訳ですし、変えるべきを変えずにいれば後々その事が障害になってしまうかもしれないからです。だからと言って何の説得力もない人がそれをやろうとしても、何も変わらないし変えられない可能性が高くなるだけです。遂行者は誰が見ても説得力を兼ね備えた人でなければいけません。信頼に値する人格者であれば、皆耳を貸す気になってくれるでしょう。但し、子どもの無垢な発想が時に物事を突き動かす事もあり、必ずしも人格者だけという事でもありませんから、そこが世の中の難しい所です。

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一石二鳥

【漢字】一石二鳥 【読み】いっせきにちょう 【意味】一つの石で二羽仕留めることから、一回でふたつの利益を得る。 【例文1】エコ車に乗り換えたら、ガソリン代と税金も安くなって一石二鳥。 【例文2】不用品がメルカリで売れて一石二鳥。 私と夫は歳の差婚、私の方が夫より12歳も年上です。夫が外国人な事もあり、おそらく日本人同士よりは歳の差を感じる事は少ないと思うのですが、もともと立ちはだかっている文化の差は毎日のように感じています。私はどちらかというと一日のスケジュールを立てて、それにのっとって行動したいタイプで、今日出来る事は今日して、明日しようと思っていた事も今日できるのであればやってしまおう、という考え。それに対して夫は、スケジュールを立てるのが苦手で、どうしてもという場合は1つだけ、その1つが終わった時に次の事を考えようというタイプ。つまりは一石二鳥なんて考えられないわけです。夫いわく、私を見ていると一石二鳥どころか、一石五鳥くらいに見えるらしく、いつも驚かれています。結婚当初は夫にも一石二鳥タイプを求めていましたが、すぐに無理だとわかり、夫のマイペースは生まれつきな物なので、私があれこれ口を出しても無駄だし無理だと悟ったのです。せっかく交通費をかけて街に出るのならば、いくつか用事を済ませて、会いたかった人も呼んでランチをしたら一石二鳥!と計画する私を横目に、また始まったか、とあきれ顔の夫。周りからは良いコンビだと言われているので良しとしますが、さて一人息子はどちらに似る事になるのか、興味津々です。 年末になるとイベントや行事が沢山あり、金銭的に余裕が無くなりますよね。特に学生にとっては時間の余裕はあるが、お金の余裕が無かったりしますよね。そんな時に考えるのがアルバイトではないでしょうか。 皆さんもあらゆるアルバイトを経験されたことがあると思いますが、アルバイトの種類によっては得をしたり、損した気分になるアルバイトもあります。学生、特に大学生に人気があるアルバイトとして「家庭教師」があげられます。特に個人で契約する家庭教師ですと時給が高い場合が多く、稼げるアルバイトとして学生に人気があります。 私が大学時代にやって良かったアルバイトとして「試験監督」が真っ先に思い浮かびます。試験監督のお仕事は本当に楽なアルバイトとして有名ですが、私自身の経験上、確かに楽して稼げるアルバイトでした。TOEIC 、英検、国家試験等の試験がある中で、私はTOEICの試験監督を主にやっていました。仕事内容としては、解答用紙の配布と回収、そして、試験中に巡回するのが主な仕事内容で、その他の時間は自由時間でした。試験監督は本当にオススメのアルバイトだと思います。 個人的に経験してみて良かったアルバイトは「ライブやイベントのアルバイト」です。ライブやイベントのアルバイトは一石二鳥なアルバイトだと思います。お金を稼げることもできますし、高い確率で生でアーティストや芸能人に遭遇する機会が多く、芸能界に興味がある人にとってはお金が稼げるし、芸能人にも遭遇するチャンスがあり、正に一石二鳥なアルバイトだと思います。

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一世を風靡する

【漢字】一世を風靡する 【読み】いっせいをふうびする 【意味】ある時代に圧倒的に流行るもの。 【例文1】一世を風靡したかつてのスターは今どこに。 【例文2】90年代を一世を風靡したスター。 「一世を風靡する」とは、ある時代に多く知られ流行することを意味します。この言葉の語源は「一世」がその時代を意味し、「風靡する」は草や木を風が靡かせるように、多くの人を靡かせることから生まれたと言われています。 使い方として「あの人は一世を風靡した歌手だよ。」「一斉を風靡した話題だ。」と言った使い方をします。 例えば、来年で引退を発表した安室奈美恵さん。90年代彼女のファッションや細眉などを多くの人が真似をしたりアムラーという言葉も出来たほど彼女こそ一世を風靡した歌手だと言えると思います。私はアムラー時代ではありませんが、やはり今でも彼女のファッションや価値観、歌唱力、全てを取っても多くの人に愛される女性だと思います。一世を風靡した彼女の引退は惜しいものです。 このように一世を風靡した人はたくさんいて、その時代のリーダー的存在でもありました。もちろん人に関わらず、2016年に公開された映画「君の名は。」や2014年多くの女性を虜にした「壁ドン」2002年多摩川に突如現れたアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」など様々な一世を風靡した話題がたくさんあります。その時代のメインとなったものを一世を風靡するといった表現をするのです。

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一世一代

【漢字】一世一代 【読み】いっせいちだい 【意味】一生のうちで一度あるかないかくらいの見事な出来映え。 【例文1】一世一代の見事な新郎スピーチだったよ。 【例文2】一世一代で家を建てる。 いわゆる結婚適齢期をとっくに過ぎた頃に知り合った我が夫。結婚願望は全くなかったとはいえ、生涯一人で生きていくつもりもないし、子どもを育てて暮らすのもいいな、とは思っていましたが、相手を決めきれずにズルズルと時が過ぎ気が付けばアラフォーになっていたのです。夫が登場したタイミングは素晴らしく、ちょうど長年続けていた仕事も潮時だと感じていたので、夫との結婚話はある意味、逃げ場所になるなと思ったものでした。ただ一つ大きな問題があったのは、夫がまだ離婚が成立していなかったという点。別居はしていたものの、相手がなかなか離婚に応じなかったのです。こんなややこしい人と結婚しても、元妻との確執やら、子どもの存在やらでややこしくなることは目に見えていたので私の家族は大反対でした。結局無事に離婚は成立したものの、同じ時期に私が過去一番結婚したいと願っていて振られた人から復縁の申し出がありました。夫と知り合う前なら二つ返事で復縁したのでしょうが、そういうわけにもいかず、結局私は自分の直感を頼りに、一世一代の大勝負に出たのです。ややこしい方との結婚、案の定というくらい、元妻や子どもの事で揉めまくりましたが、私と夫との間にも無事子どもが生まれ、今は家族三人平和に暮らしています。大勝負に出て良かったな、そんな気持ちです。 後にも先にも誰にも真似の出来ない事を、やってのける大胆な行動を良くも悪くも評して言うのが「一世一代」であります。「一世一代の大勝負」や「一世一代の大博打」など、その大胆不敵さに敬意を表し、そう言ってしまいます。この表現は自分で言う時もあり、時に人から言われる事もあって常にどちらか一方が発言するとは限りません。揶揄の意味で「一世一代の大バカ者」と評される人もいれば、「一世一代の晴れ舞台」という羨望の視線を浴びる人にも使用するのですから、多様な仕用が可能な言葉なのです。身内はおろか何処にもそんな人或いは仕出かすヤツがいない時こそ、そう表現するのです。そんな事をするのはとんでもない天才か大馬鹿かと、常識では測れない奇抜な行為をやってのける人にこそふさわしい称号と言ってい良いかもしれません。常識の枠内で生活する者では、到底出来ない事をするのは難しいですし、何より凡人はどうしても成功より失敗のリスクを先に考えてしまいがちです。後の事は後で考えれば良いというのが一世一代な人であり、一昔前にいた「宵越しの金は持って帰らない」と言う人の中に、一世一代な事を可能にする逸材がいると思います。評価が分かれる所業もあったりしますが、人生は一度きりです。誰にも真似の出来ない仕事をして「一世一代の〇〇」と呼ばれるのも悪くはないかもしれません。

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一寸の虫にも五分の魂

【漢字】一寸の虫にも五分の魂 【読み】いっすんのむしにもごぶのたましい 【意味】どんな小さな虫にも魂があるように、弱い者でも相応な意地があるので、見くびってはいけない。 【例文1】体は細いが、一寸の虫にも五分の魂で意地と根性がある。 【例文2】勉強できなくても一寸の虫にも五分の魂がある。 一寸の虫にも五分の魂とは一寸ほどの小さな虫にでも魂がある。弱くても相応な意地があるので見かけで判断するべきではないという戒めです。 わたしの中学からの知り合いは見た目はおっとり系、体系は175cm・55キロ痩せ形の男性がいます。 彼女とコンビニに立ち寄ったときに車の止め方にいちゃもんをつけられたそうです。彼女連れ出しここはおとなしく引き下がろうと思ったらしく、黙って車を止めなおしたそうです。そこにつけ上がった若者はからかい始めました。 どうやら彼はみくびられたようです。あまりのからかいに我慢ならなかった知り合いは裏の駐車場に呼び出し若者3人相手ににらみを利かせて退散させたそうです。いったいどんな睨みを利かせたのだろうか気になります。 障害事件ではなさそうです。後から聞いた話だが、壁に押し寄せ拳で寸止めしただけだそうです。一体どんな迫力だったのか彼の顔からは想像もつきません。

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一寸の光陰軽んずべからず

【漢字】一寸の光陰軽んずべからず 【読み】いっすんのこういんかろんずべからず 【意味】わずかな時間も無駄にはしない。 【例文1】一寸の光陰軽んずべからずで、彼女は移動時間も勉強する。 【例文2】一寸の光陰軽んずべからずが成功の鍵。 一寸の光陰軽んずべからずとはわずかな時間でも無駄にしてはいけないという意味です。 学生の頃はバス通学でした。テスト前からテスト期間中の40分の道のりは私にとってかっこうの暗記タイムでした。おかげで効率よく家では復讐に励みました。大学を卒業して職場の同僚と結婚して育児休暇に入りました。子どもが出来て毎日子育てに追われていますが、家事や子育ての合間は一寸の光陰軽んずべからずで、子どもがお昼寝をしたら、わずかな30分で趣味のガーデニングを始めます。起きているうちは泥のついた手で子どもの世話なんてできませんからね。子どもの昼寝の時間は私にとって至福のひと時です。夏は緑のカーテンとなり厚さをさえぎり冬は窓越しに植木鉢に咲いたかわいい花を眺めるのです。そんな作業も30分が限界です。うえ~んと泣き出して起きてしまうと今日の作業は終わり。手を洗ってあやしたり離乳食を作ったり椅子に座る暇もないくらい忙しいです。夜になると夫がお風呂に入れてくれますので子どもの引き取る間の10分間で夫の料理の下準備を仕上げ無駄にはできない時間を有効活用しています。

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一寸先は闇

【漢字】一寸先は闇 【読み】いっすんさきはやみ 【意味】この先はどうなるか予測できない。 【例文1】一寸先は闇だが老後の生活の計画は立てている。 【例文2】自営業は一寸先は闇だ。 日馬富士のモンゴル力士への暴行問題が刑事事件へと発展したことにより、日馬富士が引退の意向を表明していることが明らかになりました。 この事件が起こるまで人気の横綱として角界に君臨していた力士であるだけに酒席とはいえなぜそのような行為を行なったのか理解に苦しんでしまいます。 あれだけ活躍していた横綱が事件ひとつで引退に至るさまはまさに一寸先は闇といった展開で、衝撃が走りました。 またこの問題は単なる暴行事件として終わらせることはできず、一寸先からどこまでも闇が広がっているのではないかと勘ぐってしまいます。 相撲で横綱まで上り詰めるためには血のにじむような努力のたまものであることは誰にとっても明白で、そんな横綱を疑いたくないという気持ちもありますが、ニュースで報道されていることが事実だとするならば見逃すことはできない事態です。 教師による体罰や学校や職場でのハラスメントなど、見えないところでの暴力などが問題となって久しいですが、相撲界ではこのような問題に対してちゃんと向き合ってきたのかどうかも疑わしいところです。 すべてを伝統や風習で覆い隠すのではなく、時代に即して変化していくことも長い歴史を作るうえで重要なことだと感じています。

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一炊の夢

【漢字】一炊の夢 【読み】いっすいのゆめ 【意味】良き妻にも富にも恵まれ良い一生を終えた夢を見たが、夢から覚めると現実は米も炊きあがっていない短い時間だったという話から、人生の栄華は儚いものだと嘆く。 【例文1】一炊の夢のような生活をしてみたいもんだ。 【例文2】会社を経営してた頃は一炊の夢だった。 人間は誰しも楽して稼ぎたいものです。お金があればそれを元手にして増やそうと考えてしまいます。投資の世界には投資と投機の二種類あります。投資はリスクがつきまとうものですが、計画的に行っていけば財産は増えていきます。それとは対照的に投機というのはギャンブルのように一攫千金を狙うことであり、ハイリスクハイリターンの世界になってきます。仮に投機の世界で大儲けしたとします。そうすると金銭感覚がおかしくなるので、よりハイリスクハイリターンを求めてくるようになります。気が付いたら一炊の夢だったということが、昔からあります。カジノなんかでも胴元は最初に儲けさせてお客を夢中にさせます。そうすることで金銭感覚が鈍っていき大金を賭けるようになるからです。しかし何回か勝負をしているとだんだんと胴元は本気を出してくるようになります。最後は客の方が大負けをして勝っていたときは一炊の夢だったということが実際にあります。貯金をしているだけではお金は増えませんが、投資をしようと思ったときに投機となってしまった場合は、一炊の夢になることがあるので注意が必要です。将来のためにコツコツ働いていくのが一番いいのではないかと思います。

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一心不乱

【漢字】一心不乱 【読み】いっしんふらん 【意味】脇目もふらずに集中する。 【例文1】周囲に目もくれず一心不乱で読書する。 【例文2】一心不乱に受験勉強をする。 私は何かをやる時に、できるだけ集中して、一心不乱に行いたいものだと思っています。 しかし、時にはなかなか目の前のことに集中できないこともあります。 私は学生時代に武道をやっていたこともあり、その時に友人が言っていた「心技体」という言葉を時々思い出します。 心と技と体が一つになった時、予想通り、あるいは予想以上に力を発揮することができるのだということです。 一心不乱も同じようなことではないかと思っています。 心が乱れないためには、体や技も磨かなければなりません。 体を整えるためには、やはり睡眠が大切だと日々実感しています。 寝不足の日はどうしても疲労が体に残ってしまい、意識も集中しにくくなってしまいます。 パフォーマンス力を高めていくためにも、まずは十分な睡眠を摂ることが重要だと思います。 技の部分は日頃の訓練の積み重ねが重要です。 気持ちだけで何とかなることは、ほとんどないと言っても良いかもしれません。 やはり、訓練は経験の積み重ねですし、それが自信にも繋がっていきます。 心を安定させていくためにも、経験という自信が必要です。 一心不乱になるためにも、一朝一夕では難しい部分もあります。 やはり、日頃の習慣や訓練がいざという時に、集中力を発揮できるようになると思います。

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一心同体

【漢字】一心同体 【読み】いっしんどうたい 【意味】強い絆で結ばれている。お互いが信頼し合っている。 【例文1】遠距離になったけど、一心同体だと信じている。 【例文2】家族は一心同体だ。 会社の同僚、特に同じ部署の仲間は一心同体です。会社の組織のチームワークが乱れると良い仕事は絶対に出来ません。過去に勤めていた会社にみんながバラバラで個人プレーをしていたところがありました。結果は当然な事ながら空中分解その会社は倒産してしまいました。仕事が出来る、出来ないに関わらず仕事はみんなが一心同体に、ならなければなりません。一心同体になって経営をみんなでやる気持ち、支えていく気持ちが大事だと思います。良い会社はそれぞれが、役割分担があり、それぞれの社員がそれぞれの分野の仕事をこなしています。しかし、チームワークが出来ていて一心同体になって目標に突き進んでいます。会社だけではありません。あらゆる団体でやることは一心同体になることが重要なのではないでしょうか。野球にしてもピッチャーがおり、守れる選手、ホームランバッター、俊足の選手それぞれの役割があります。一心同体にならないといけません。これがホームランバッターばかり揃っていても、強いチームにはなりません。それぞれの選手がいることで一つの強いチームが出来るのです。一心同体は色んな団体やチームには欠かせないものですから、みんなが一心同体になる気持ちを持つべきです。

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一進一退

【漢字】一進一退 【読み】いっしんいったい 【意味】進んだり戻ったり、良くなったり悪くなったりする。 【例文1】業績が一進一退で不安定だ。 【例文2】病状が一進一退だ。 私はいろんな人の死にざまを見てきました。私の尊敬する人はガンで余命もいくらかもない状態でドクターもお手上げの状態でした。状態はだんだんと悪化していくばかりで、身体も衰弱していきました。もう、一進一退の状態に陥っていました。でもその人は、早く良くなりたい。この大病を克服して家に帰ると強い心で病気と戦っていました。そして、血圧も酸素濃度も脈もだんだんと下がって、傍目から見るとしに向かっていると思っていました。ドクターはもう、いつお亡くなりになってもおかしくないと私たちに言いました。やがて酸素マスクも装着して危篤状態となったわけです。肩で息をし始めました。もはや一進一退の状態です。しかし、彼はそれでも生きたいということを強く思っていました。ドクターは誉めてくれました。これだけの根性を持っておられるから、まだ息絶えないのですと。若い頃から根性は人一倍ありました。一進一退を繰り返しながらもまだまだ諦めない根性に心を打たれました。まだ死なない、死にたくないというのです。しかし、一進一退を繰り返したあと天に召されました。

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一矢報いる

【漢字】一矢報いる 【読み】いっしむくいる 【意味】圧倒的な攻撃に対してわずかばかり反撃する。 【例文1】10-0で迎えた9回裏で一矢報いて1点返す。 【例文2】後半戦に一矢報いる。 夏の甲子園を見ていると大量得点で負けているチームがありますが、点をわずかでも返すと一矢を報いることが出来たなと思います。高校野球は勝たなければ次の試合に出れないわけですから、負けていると監督は一矢を報いる思いで、選手を次々交代させることがあります。逆点に結びつかないまでも1点でもいれれば一矢を報いることになるので、がんばっている姿を見ていると励まされます。ところが一矢を報いる試合で9点差で跳ね返した試合があります。2017年7月24日の東東京大会の試合のときです。修徳と東亜学園の試合でした。3回までは1対1の同点でしたが、5回に1点差、6回に大量得点を入れて1対7の試合で、裏の攻撃の修徳が6点リードしていました。9回の表の2アウトになっても7対1でした。ここで一矢を報いることができればいいなと思っていたら、ピッチャーの調子が悪くなり、次々ヒットを打ってきました。気づけばその回だけで9点入れて10対7となってしまいました。その裏の修徳は0点だったのでそのまま試合が終わってしまいました。9回で2アウトから9点入れて逆転する試合というのは恐らくないのではないかと思います。まさに一矢を報いる試合を見た気分でした。実際にあった試合なので検索すれば9回の表9点入れてるスコア見れます。奇跡の試合でした。 高校野球の甲子園大会などで、大量な点差が開いてしまう事があります。 このような大きな点差が開いた試合は、見ていて面白くない人の方が多いと思います。 ですがこのような試合でしか、見られない事があるのです。 それは負けているチームが、勝っているチームに一矢報いる所が見られる事です。 大量に点差が開いてしまうと、普通の選手だったら気持ちが萎えてしまい、もうどうなってもいいやと自棄になってしまうことが多いと思います。 ですが高校球児たちは、大量に点差が開いてしまったとしても、諦めない子たちが多いのです。 いくら勝っているチームの投手がどんなに優れていると言っても、失投の一つや二つは必ずします。 その失投を見逃さなければ、一矢報いるチャンスは生まれるのです。 私はこのチャンスを見る為に、大量に点差が開いた試合でも見続けるのです。 負けているチームの高校球児が一矢報いる事が出来た時は、本人のみならず、見ているこっちもすかっとします。 大差で負けていたとしても、誰かが一矢報いる事が出来れば、負けている選手たちの士気は高まります。 それによって、その後点を重ねる事も出来るのです。 たとえ負けてしまったとしても、一矢報いる事が出来れば、負けたチームの高校球児たちも、悔いはないはずです。

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一触即発

【漢字】一触即発 【読み】いっしょくそくはつ 【意味】少しでも触れば爆発しそうな状態から、危機に直面している様子。 【例文1】今月もこの状態が続くと一触即発で廃業に追い込まれる。 【例文2】売り上げが激減して経営が一触即発。 【例文3】負けたら後がない。一触即発の試合だ。 私の職場には一年ほど前までちょっとした人間関係のトラブルがありました。それがAさんとBさんの対立です。お互い表面上は上手くやっているように見せていましたが、実際には裏で陰口のオンパレード状態。それを聞かせられるのは私達他の社員でしたから、みんな正直飽き飽きしていました。そんな状況が数年続き、関係はどんどん悪化していったんです。最後の方ではまさに一触即発の状況が続いていました。 AさんもBさんも独身で、実は二人とも同期なんです。同じくらい仕事が出来ますし、正直似ているところも多いと思います。ただ、本人達はお互いのことを正反対だと考えていたみたいですね。Aさんは女性らしいシルエットの洋服が好きで、Bさんはわりとかっちりとした洋服を着こなす方。見た目の差こそあれど、中身は本当によく似ている二人です。だからこそ争いに発展したのだとは思います。 しかし、こんな一触即発の空気の中、それを破った人がいました。それがCさんです。Cさんも独身でAさんとBさんの後輩にあたる方なのですが、ご結婚が決まったわけです。そして、ウェディングハイ状態で「二人ともどっちもどっち」と本人に言ってしまったのです。それからは二人とも今までのことが嘘のように仲良くなり、敵視されたCさんは即寿退社。正直表面上穏やかに見えますが、いつまた一触即発になるのかとヒヤヒヤしています。 僕は高校の頃野球部に所属していましたが、たまに練習試合として近くの他の高校と戦っていました。 そのとき僕はセカンドを守っていました。自分で言うのもなんですが、強打者でした。 そしてとある練習試合で僕はデッドボールを受けたのです。 そのときに僕のチームメイトの一人が代わりに相手ピッチャーに注意をしてくれましたが、事もあろうに僕は次の打席でもデッドボールを受けて、さすがにわざとだろうと、さっき注意してくれたチームメイトがマウンドまで言って強く抗議したのです。 それからはそのピッチャーとチームメイトは完全に仲が悪くなりました。 その数ヵ月後、また同じ学校と練習試合をすることになり、チームメイトは「あのピッチャー出てきたらただじゃおかない」くらいの事を言っていたので、まだ怒りはおさまってない様子です。 そして試合当日、ついにあってはならないことが起きました。 その試合はやはりあのときのピッチャーで、そしてなんと因縁のチームメイトにデッドボールをしてしまったのです。 ここで完全にキレたチームメイトはマウンドにかけより一触即発の事態に。 しかしここは相手の選手たちが逆にピッチャーに注意をして場をおさめました。 そのピッチャーはしばらく試合には出ることを禁じられたようです。

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一笑に付す

【漢字】一笑に付す 【読み】いっしょうにふす 【意味】バカにして相手にしない。 【例文1】ニートが交際申し込んできたので、一生に付す。 【例文2】悪あがきは一笑に付す。 【例文3】酔っ払いのたわごとは一笑に付す。 学生時代はよくいじめられて、なにかやる度に一笑に付すことが多かったのです。周りの生徒達は優秀な人達ばかりですから要領もよくほとんど失敗はしません。しかし自分は失敗が多く何をやってもだめで、生徒だけでなく担任の先生からも一笑に付すことがありました。笑われるのは慣れていますが、好きな女の子からも一笑に付すされてしまうと落ち込んでしまうこともありました。ダメ人間ながらも無事に卒業して一流の会社に就職することができました。卒業してから5年経ったときに、手紙が来ていて中を開けると同窓会のお誘いでした。また苛められるのかなと思いながらも、久々だったので出席することにしました。同窓会の当日は、生徒全員が出席して担任の先生も来ていました。当時、一笑に付すしていたいじめグループがいましたが、社会人になるとしっかりしていてみんな大人になっていました。一笑に付されるのではないかと内心ビクビクしていましたが、一流会社に就職したのを知ると、みんなは大人しくなってしまいました。就職できない人も中にいて苦労していることを知りました。学生時代に一笑に付すされていても、きちんと会社に勤めていれば立場が逆転するんだなと知りこっちが一笑に付す思いでした。

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一将功なりて万骨枯る

【漢字】一将功なりて万骨枯る 【読み】いっしょうこうなりてばんこつかる 【意味】一人の将軍の功名の影には、犠牲となった一万人の兵士が戦場で犠牲死している。下で働く者の苦労を忘れるなという意味が込められている。 【例文1】経営者に求められるのは一将功なりて万骨枯る。 【例文2】会社の教訓は一将功なりて万骨枯る。 「一将功なりて万骨枯る」という言葉は一種の戒めのような意味を含んだ言葉だと思います。 元々は故事から発生した言葉ですが、一人の将軍の輝かしい功績は、戦場に散った沢山の犠牲者の骨の上に成り立っている、転じて、成功者の影にある努力を忘れてはいけない、という意味があります。 現代社会においては、主にビジネスシーンに適する言葉ではあると言えますが、仕事では基本的に結果が命であり、結果を出した人が評価されるシステムになっています。 そのため、どうしても過程の上で必要であるはずの作業の実績というのはなかなか気付かれることなく、どんな頑張りがあったとしても薄れてしまうのです。 しかし、結果を生み出すためには、様々な人の見えない努力やバックアップは不可欠です。 自分の地位や名誉を得ることに夢中になって、下を蔑ろにしてしまっては、いざという時に協力を得ることが難しくなり、結果自分の首を絞めることになりかねません。 いつもどんな人にも感謝の気持ちを忘れない、ということが、上からも下からも愛されるビジネスマンになる秘訣なのではないでしょうか。 周囲への礼儀の心を重んじる日本という国だからこそ、この言葉が生まれたのかもしれませんね。

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一生懸命

【漢字】一生懸命 【読み】いっしょうけんめい 【意味】武士が所領を命がけで守ったことから一所懸命となる。今は一生懸命が多く使われる。物事を真面目に取り組むこと。 【例文1】彼女は1番になるため一生懸命勉学に励んだ。 【例文2】一生懸命走る。 【例文3】マイホーム資金を一生懸命貯める。 よくマイホーム購入が得か賃貸が得かなどという議論がされます。試算をされ、実はトントンか自由度や災害時の重複ローンなどを考えると賃貸のがお得という方もいます。 しかし、私は、考えが古いのか、「この地で生きていく」のような地盤確保を幼いころから、当たり前のように想い、働き始めた当初からコツコツと頭金を貯め、結婚から3年でマイホームを購入しました。間取りはもちろん、インテリア、家具から植える草木まで、都内の小さな戸建てだが満足しています。自分の立ち位置が定まったような、奮い立つような興奮があったのを思い出します。35年のローンを一生返し続ける感じだが、心持ちが違うと自分に言い聞かせています。 先日、日記の宿題をしていた息子から「”一生懸命”なの?”一所懸命”なの?どっちが正しい?」と聞かれました。調べると、どちらも正しいけれど、元々は中世1ヵ所の領地を命をかけて生活の頼みにすることから「一所懸命」が生まれ、転じて命がけで物事をすることという意味の「一生懸命」という言葉が生まれたらしいです。

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一瀉千里

【漢字】一瀉千里 【読み】いっしゃせんり 【意味】物事が一気にはかどる。 【例文1】二人で仕上げれば一瀉千里だ。 【例文2】協力しあえば一瀉千里だ。 【例文3】作業を分担して一瀉千里。 学卒から15年、総合通信販売のバイヤーをしていました。月曜から木曜は、展示会に出向いたり、商談を何社もこなしながら、商品を見つけたり、開発したり、これぞと思う数商品を金曜日に行われる商品企画会議で、役員、広告チーム、販売企画チーム、各種媒体長、総勢20名程の前でプレゼンをしました。なぜ自分がこの商品をチョイスしたのか、どういう切り口で販売したいのか、どんな写真や資料を使ってお客様を説得するのか、などなどあの手この手で熟練手練のオジサマ方を落とすか練りに練ってプレゼンに臨みます。もちろん、プレゼン前の化粧直しも入念に行いました。 いつも思っていたのは、目の前の20人を納得させられない商品が通販の不特定多数のお客様に認められるわけがないということです。そこには、一分の隙もないプレゼンが必要不可欠で完璧なる準備と自信、円滑かつエンターテインメントに富んだ内容で惹きつけなければなりません。プレンゼン台は、ステージ、私は女優とまで思って挑んでいました。 商品企画会議は、数種類ある媒体の各長が挙手方式で、自分の媒体に掲載するかを決定します。 私は、一瀉千里にプレゼンし、笑わせ、頷かせ、「採用!」と書かれた札が何本も上がるのを見て、「今週も1週間、頑張った!」と達成感に浸っていました。 工場で仕事をしていたときに思わぬ不良品が出たことで、その日に出荷する予定の納期が間に合わなくなってしまいました。下請けの会社だったので納期が遅れると、他の会社にも迷惑がかかるので何とかしたいという思いでいっぱいでした。パートさんがたくさんいる会社でしたが、朝の9時から夕方の16時までの勤務なので、残業させるわけにもいかず定時になると帰ってしまいます。手伝ってくれようとするパートさんも何人かいたのですが、社長が言うには無理させることは出来ないということだったので、他の部署から応援を頼むことになりました。流れ作業で仕事をしているので作業そのものは単純で誰にでも出来るのですが、箱詰めしたり検査をしたりする工程があるので、納期に間に合うのかとても不安でした。同じ会社の仲間なので仕事の内容は把握していました。実際、作業を始めてみると、すいすい進みました。終電間際までかかってしまいましたが、みんなで残業して仕事を分担したので一瀉千里のようでした。一瀉千里という四字熟語は川の流れのように水が流れ出すと勢い良く流れるの例えで、みんなで協力すると本当に早く仕事が終わるんだなというのを実感できました。

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一糸乱れず

【漢字】一糸乱れず 【読み】いっしみだれず 【意味】少しの乱れもなく整っている。 【例文1】一糸乱れずのダンス。 【例文2】一糸乱れずの演奏。 【例文3】一糸乱れずの行進。 一糸乱れずとは大勢の動きが乱れもせずに揃っている様子を言います。 ダンスの演技が一糸乱れずの動きだったという場面に使えそうです。 我が家の中学生の長女は吹奏楽の部活に所属しておりクラリネットを担当しています。毎年体育祭になると吹奏楽部隊が先頭になって行進曲を吹きます。それに合わせて行進する生徒の動きは一糸乱れず立派なものです。 私は楽器と言えば、たて笛とピア二カくらいしかできませんので、本当に感動します。初夏になると野球部の応援でも吹奏楽部とレギュラー意外の部員が息を合わせてバッターボックスに立つ間の応援歌を歌い演奏します。 短い練習期間に野球部員と一糸乱れず応援します。秋になると吹奏部隊は定期演奏会を毎年開催します。私は初めての参加でとても楽しみにしていました。先生方も交えてキレッキレのダンスで素人とは思えないほど見事でした。吹奏楽部隊の演奏もバラードあり、盛り上がる演奏ありで本当にわが子の成長ぶりと一生懸命吹いている姿に涙しました。アンコールのラブコールに応えてくれてとても楽しい1日を過ごしました。マイクロバスの中でも余韻に浸って家路に着きました。

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一切合切(財)

【漢字】一切合切(財) 【読み】いっさいがっさい 【意味】何もかも。すべて。 【例文1】津波の被害に遭って一切合切失う。 【例文2】会社が倒産して一切合切失う。 【例文3】財産を一切合財失う。 学生時代、オリジナルドールの制作を趣味としていました。本当に自分の趣味の世界で、すごく没頭して作っていたものです。しかし、社会人になってからは忙しくて制作の時間が取れなくなってきてしまい、段々と熱も下がっていってしまいました。実家も、いつまでも私の部屋を置いておくわけにはいきません。ということで、一切合切残らず全てを売却することにしました。一応、オークションで販売した時にはわりと高値が付いたものです。 しかし、地元のリサイクルショップの方に出張買取に来て頂いたところ、「無料で持って行くだけでも感謝して欲しい」と言われてしまいました。ハンドメイドの物ですし、価値がわからないので持ち帰ることは出来ても買取は出来ないそうです。それでは流石にもったいなさすぎるということで、初めてフリマアプリを使ってみました。 すると、びっくりするくらい早く買い手が付くものなのですね。何よりオリジナルドールの価値をわかってくださって、大切にしてくれそうな方々にお譲りすることが出来てとても嬉しかったです。一切合切全て売却することが出来て、お部屋もスッキリ。片付けも進みます。自分にとっては大切な青春の1ページなので、新しい家で可愛がってもらえたら良いですね。

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一刻を争う

【漢字】一刻を争う 【読み】いっこくをあらそう 【意味】少しの時間も無駄にできない状況。今すぐにでも。 【例文1】一刻を争う状況ですので輸血が必要です。 【例文2】容態が悪化して一刻を争う。 【例文3】一刻を争う状況で心臓マッサージをする。 l一刻を争うとは考える時間などない。即座の対応が求められる状況を言います。 よくテレビでお医者様が一刻を争う状況ですので緊急手術を行います。などのセリフを耳にします。 そういう危険な状況になりたくはないものですが、少しの考える時間もないくらい一刻を争う場面に遭遇したのは後にも先にも一回です。 旦那が出張で子ども2人連れてご飯を食べに行きました。当時子どもは5歳と3歳で、御座敷に通されました。料理を注文して待っている間、おなかの調子が悪いな・・とトイレに何回も行きましたが、空振りです。しかも小さい子どもを二人にして落ち着いて座っていられるわけがありません、、 そうこうしているうちに料理が来て食べました。どれくらい食べたのか全く記憶はないですが、だんだんおなかがキリキリ痛みだしました。 畳にねっ転がっても痛みは治まらず、とうとう店員さんを呼んで救急車を呼んでもらうようにしました。子どもたちは近くに住む母に迎えに来てもらい私だけが 救急車に運ばれていき子どもたちが泣き叫んでいたのを覚えています。 受け入れてくれる病院に連絡を取っていました。30分くらいのところで病院に着きました。診察をすると一刻を争う状況で、翌日卵巣から出血したところを手術することになりました。普段の状況でしたら、翌日まで待って病院に行くのがお決まりのパターンでしたが、あれが私の人生初危険な一刻を争う状況でした。

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一国一城の主

【漢字】一国一城の主 【読み】いっこくいちじょうのあるじ 【意味】援助を受けず独立した人。 【例文1】マイホームも建てたし、これで一国一城の主となる。 【例文2】家庭を持ち一国一城の主になる。 【例文3】一人前の一国一城の主となる。 会社勤めをしていると毎月給料が一定で、良くても年に2回ボーナスが出る程度なので、一生涯に稼げる金額というのは決まってきます。もし一国一城の主を目指すのであれば、脱サラをして経営者になるか、フランチャイズのようなビジネスを始めて成功すれば、一国一城の主になれるチャンスはあります。経営者になるのが大変でもフランチャイズなら独立して仕事ができるので、自分の能力に合わせて仕事を始められます。フランチャイズというと遠くにあるように思えますが、身近にもたくさんのフランチャイズを行って、一国一城の主になっている人達がいます。街中にある例を見てみると、ファーストフード、ドラッグストア、コンビニなどを行っている店がフランチャイズをしています。世の中にはたくさんのビジネスがありますが、ノウハウを見に付けていけば、独立して仕事ができるので一国一城の主になれる可能性は秘めています。一国一城の主になったときに、まだ働き続けるのか、投資の世界でさらに稼ぎの範囲を広げていくのかは人によりますが、サラリーマンをしている間というのは、一国一城の主になるのは難しいです。一国一城になるには、ある程度貯金ができたら独立していくのが近道なのではないでしょうか。

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一挙両得

【漢字】一挙両得 【読み】いっきょりょうとく 【意味】1つの行動で2つの利益を得る。 【例文1】希望の航空会社に入社してイケメンパイロットの彼氏もできて一挙両得で大満足。 【例文2】憧れの留学もできて英語も喋れて一挙両得。 【例文3】祖父母から小遣いをもらい一挙両得。 一つの出来事で二つの利を得る事を「一挙両得」と言います。「一石二鳥」などはまさにそういう事を指し、一個の石で二羽の鳥を仕留めるという四字熟語なのです。 例えば「祖母の様子を見に訪ねて行ったら、丁度叔母も来ていて二人に感心と褒められて、更に二人からお小遣いまで貰えてまさに一挙両得だった」と一つの事を気に掛けていたら、思いがけず相乗効果が出てしまい、喜びも倍増してしまうのです。会社でも成績不振の部署に応援に行き、上手く立て直せた事でボーナスは出るし周りからの評価は上がって一挙両得となり、どこまでも良い事尽くめです。やった本人は一つの事で結果を出すつもりが、別の要素で巧妙が生じれば自分も嬉しいし、周りの取っても有難い事この上ありません。一つ頑張って一つ結果が出ればこれはある意味当り前ですから、そこに更なる好結果が加われば嬉しくない訳はないでしょう。子どもの頃、当りくじ付きのアイスを買ってそれが2本当たり、3本当たりと数珠繋ぎの当たりを生み、遂にそこにあったアイス全てを当たりくじだけで全滅させた事があり、一挙両得というより全得となったのですが、後日お腹を壊してしまい、得も舞い込み過ぎると時に毒に変わるのです。此処まで来るとありがたみが薄れてしまいますので、一挙両得も程良く訪れて欲しいものです。

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一挙手一投足

【漢字】一挙手一投足 【読み】いっきょしゅいっとうそく 【意味】細かい一つ一つの行動や態度。 【例文1】相手チームの一挙手一投足を分析する。 【例文2】婚活パーティでは一挙手一投足で見る。 【例文3】一挙手一投足が親子そっくり。 私が一挙手一投足に注目している選手たち 私がずっと一挙手一投足を見続けてきたのは、日本ハムファイターズの大谷翔平選手です。163キロの直球を投げるダイナミックな投球フォーム、バットを鞭のように使う柔らかいバッティングフォーム、そしてその打球の速さ。そしてあの長身をよく使いこなしているのにいつも感心してしまいます。おまけに普段はにこやかな顔つきですが、ここぞという勝負の場面では、闘志むき出しの面構えになります。2016年パリーグ優勝を決める対ソフトバンクの試合で、9回に登場したときの鬼気迫る表情は今でもよく思い出します。来期は大リーグへ移籍するということで、よりいっそう大谷翔平選手の一挙手一投足に注目したいと思います。 そしてこれからプロ野球界で一挙手一投足を注目したい選手が2人もいます。 1人はちょっと太めで愛嬌のある清宮幸太郎選手。大谷翔平選手と入れ替わる形で日本ハムファイターズへ入団することになると思います。金属バットから木のバットに変わるため、2,3年は2軍での育成になると思いますが、相変わらずマスコミも清宮選手の一挙手一投足を伝えてくれる事と思います。 もう一人は広島広陵高校の中村奨成選手。今回広島カープ入りが濃厚です。打撃が魅力の選手でポジションはキャッチャーなので、ひょっとすると1年目での起用があるかもしれません。清宮選手と比べるとマスコミが集中するということはないですが伸びしろのある選手と思っているので、試合はもちろん練習などその一挙手一投足に注目していきたいと思います。

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一挙一動

【漢字】一挙一動 【読み】いっきょいちどう 【意味】話し方・歩き方動作のすべて。 【例文1】我が子の一挙一動がすべて愛おしい。 【例文2】子どもの一挙一動の成長の動画を撮る。 【例文3】一挙一動親子そっくり。 一挙一動とはすることなすこと、ひとつひとつの動作を表す言葉です。一挙一動も見る側と見られる側に分かれたりしますが、どちらかというと私は見てる方が好きです。見られる側の経験としては、子どもの頃に遊びに行ったテーマパークで丁度テレビ撮影班が来てた事がありました。その時に室内で工作していたのですが、自分の作ってる姿をカメラが撮るという稀にない機会に巡り会い、多分ドキュメンタリーとかで様子撮影だったのでしょうが、子どもながらに自分の一挙一動が撮影されてるという極度の緊張感が襲い手がフリーズしてしまったのを覚えています。カメラ班もそれに気づいたのかゆっくりとレンズをずらしてくれました。どの局なのかも分からず放送されたのかも分かりませんが、貴重な体験でした。また見る側になった時で印象深かったのは、高校受験の見学目的で文化祭に行った時でした。部活体験も兼ねていて初めて近場で弓道を見させてもらった事です。正装からもそうですが、立ち入りから姿勢、弓を引いた時のしなりと独特の間の雰囲気、全ての一挙一動に身が引き締まり、野外で外野の音もあったのにも関わらず静寂がその場には漂っていて目も心も奪われていました。ひとつ毎の動きに綺麗さやしきたりがあるとこんなにも非日常的な空間を味わえるのだと弓道部に入りたくなりました。残念ながらその高校とはご縁は無かったのですが、行って良かった思い出です。

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一騎当千

【漢字】一騎当千 【読み】いっきとうせん 【意味】一騎で千人もの相手ができるたとえから、抜群な能力や経験がある。 【例文1】記憶力が一騎当千。 【例文2】一騎当千で転職する。 【例文3】一騎当千の武器がある。 一騎当千とは群を抜いた勇者や人並みはずれた能力や経験などのたとえです。 歴史に名をのこした人や、歴史小説の中にはこういった、伝説的なヒーローって必ず出てきますよね。 特に、男の子や大人の男性でも、こういったヒーローが好きな人は多いんじゃないですかね。 確かに、女性から見てもかっこいいなって思う部分はありますね。 男らしいというか、異性としても魅力はあるのですが憧れるかと聞かれたら、ちょっと憧れとは違うのかもしれないですね。 ここが、男性と女性との違いなのかもしれないですね。 もちろん、男性でもヒーローに憧れない人もいるし、女性でもヒーローに憧れて自分もなりたいと思う人もいるでしょうがが、やっぱりどこか男性と女性の求めるものが違うよねって感じるときはあります。 男性が言ういい男と、女性が言ういい男って違うんですよね。 だから、恋愛や結婚でちぐはぐなことがおこるんでしょうね。 話あっても、分からないというか、やっぱりお互いに完璧に理解はできないんでしょうね。 それを前提にしておかないと、結婚生活とか長い時間は耐えられないですね。 でも、最初は恋愛は盲目っていうぐらい何も周りが見えなくて、この人を理解できるのは私しかいないって思っちゃうんですよね。 男女関係とは、難しいでしね。 誰しも「強くなりたい」と感じたことはないでしょうか。それは物理的な強さかもしれませんし、精神的な強さかもしれません。やはり何かしらの『強さ』があると、何かある際に優位に立てたり、あるいは前向きになれるものです。私は心が弱ってしまうと「精神的に強くなりたい」とよく思います。というのも精神的に強ければ、心が弱ってしまったときでも、きっともっと前向きになれるだろうからです。 他人の中には、自分が思いもよらない考え方を持つ人がいます。私の人生の中で、かなり前向きだと感じた人がいます。その人は以前の職場の先輩でした。以前の職場では、仕事が大変になってくると、同じ部署の人たちは「仕事がつらすぎて何もしたくない」としか言わなくなって、モチベーションが低下する人が多かったです。けれどその先輩だけはやたら前向きで「仕事を倒す」と言いながら、必死に仕事を終わらせようとしていました。その先輩のそうした姿勢を見るたび、「この先輩は精神的に強いな」と感心していました。 あの先輩の精神力は、もしかすると一騎当千といえるほどの強さだったかもしれません。あれほど凄い根性を持っている人には、これから先に出会える気がしません。あのくらい強い精神力がほしいなと思いますね。 私は、日本や外国の歴史が好きで良く色々な本を読んだり、映画や動画を観ています。 特に好きなのは、古い歴史を持つ中国やヨーロッパなどですが、その歴史上の人物の中でも一騎当千という言葉がふさわしいのは中国の諸葛亮だと思います。 中国の物語に出てくる架空の人物ではなく、諸葛亮は実在していて今でも痕跡を残す街があります。長い年月が経過しても、諸葛亮を崇拝する街があるのは、それだけ人並み外れた実力の持ち主だったことが感じられ、一騎当千が似合う人物だと思います。 三国志に描かれている諸葛亮は、天候を予測したり風向きを変えるなど、超能力的な話もありますが、その辺りは物語を面白くするため盛った内容だと思います。 しかし、戦略や政策などの部分は一騎当千だったと思い、凄さを感じる部分です。現代と違い昔の戦いは、布陣の取り方で勝敗が決まっていたので、一騎当千の軍師がいる国程力があったのかなと思いながら映画や動画を観ています。 どこまでが事実か分からないにしても、私の憧れや好きな歴史上の人物は1番が諸葛亮です。 日本の歴史も魅力はありますが、主人公はその国や軍のトップという物語が多く、軍師や参謀がメインの話は少ないので、視点を脇に向けている諸葛亮が登場する物語に興味を持っています。

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一気呵成

【漢字】一気呵成 【読み】いっきかせい 【意味】文章をひといきで書き上げる。物事を一気にやり遂げる。 【例文1】一気呵成で仕上げた方が効率が良い。 【例文2】一気呵成で徹夜だ。 【例文3】缶詰め状態で一気呵成だ。 セ・リーグのペナントレースでは3位に終わった「横浜DeNAベイスターズ」がクライマックスシリーズで2位の「阪神タイガース」と1位の「広島東洋カープ」を破り、ペナントレース3位からの下克上を果たし優勝しました。 半年間にわたって長いシーズンを戦っていくペナントレースとは異なり、短期決戦となるクライマックスシリーズを一気呵成に勝ち上がったDeNAベイスターズの優勝には去年も同様にペナントレース3位から勝ち上がるも広島に歯が立たなかった悔しさと、選手たちの成長、また監督の采配の妙が重なった結果だと思います。 これはセ・リーグ屈指ともいえる攻撃力が機能し、短期決戦だからこそできる小刻みな継投策がことごとく奏功したことで成しえた結果であり、3位からのクライマックスシリーズ優勝はペナントレースの優勝とはまた違った、ダークホースが甲子園で優勝するようなうれしさがあります。 セ・リーグでは史上初となる3位からの優勝に加え、雨など天候に恵まれない中での開催となった今回のクライマックスシリーズだけに敵地に乗り込んで優勝をさらっていった横浜DeNAベイスターズにはドラマの主人公のようなカタルシスがあり、つい数年前まで毎年最下位争いを演じていたチームであるだけに感慨もひとしおです。

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一喜一憂

【漢字】一喜一憂 【読み】いっきいちいゆう 【意味】状況の変化で喜んだり落ち込んだりする。またはその場の状況に振り回される。 【例文1】サッカーの試合に一喜一憂する。 【例文2】恋愛は一喜一憂だ。 【例文3】子育ては一喜一憂だ。 恋愛体質の人っていると思います。 年齢関係なく、そういう人はいると思います。 恋人中心に生活が回っている人です。 その人の生活は全て恋人が軸となっています。 それはわたしにはとても愚かに映ります。 恋人の言動に一喜一憂し、恋人が会いたいと言えば他に予定があろうとも恋人に合わせる。 恋人の好みの服装や髪型、メイクに変える。 恋愛するとどんどん自分を失ってしまう人です。 わたしは、恋愛をしてお互い向上していきたいです。 この人と出会ったことで、自分はこうなれた。 この人にもわたしと出会えたことでいい影響を与えたい。お互いこの出会いで成長したい、素敵な思い出を作りたい。と考えます。 お互いの生活を尊重し、見守り、応援し、刺激を受けるようなお付き合いがしたいです。 会う頻度は少なくても気持ちで繋がっている、信頼し合える恋愛こそが至高だと考えるからです。 恋愛体質の人は少しの隙も見逃さず一緒にいたり、連絡を取り合ったりしています。 「一喜一憂」とは、ちょっとした周りの状況の変化で喜んだら落ち込んだりすることです。「一喜」は「喜ぶこと」「一憂」は「落ち込むこと」でこれが合わさっています。これは言い換えると周りの状況に振り回されやすいという意味でもあります。例えば、「サッカー観戦している時に点が入るたびに一喜一憂する。」という使い方と「他人が発した言葉を深く考えすぎてすぐ一喜一憂しないでくれ。」という使い方では捉え方も変わってきます。後者ですとすぐ周りに振り回されるから面倒だと思われているマイナスイメージの時に主に使われます。また、事あるごとに一喜一憂していると、本来の喜ぶべきところ、落ち込むところを見失ってしまいます。ちょっとしたことで一喜一憂するのは悪い事ではありませんが、本人も周りの人も疲れてしまいます。周りにすぐ振り回されるのは自分らしさがないというイメージや、自分に自信がないから周りの状況にすぐ心が揺れ動いてしまう人というイメージを持たれてしまうのも確かです。感情が豊かなことは良いことでもありますので悪いイメージの時に使う言葉という訳でではありません。時と場合によりますが、あまり一喜一憂しない方が自分の為にもなると思います。

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一巻の終わり

【漢字】一巻の終わり 【読み】いっかんのおわり 【意味】死ぬこと。逃げ道がない。手遅れ。 【例文1】警察が追ってきた。もう逃げられない。一巻の終わりだ。 【例文2】経営不振で一巻の終わりだ。 【例文3】会社が倒産すれば一巻の終わりとなる。 「一巻の終わり」とは、すべてが終わること。万事休す。手遅れであること。を意味します。この語源は昔、「巻」は今でいうフィルムを意味しています。昔は今のようなデジタルの映写機ではなく、巻いてあるオープンリールを使用していて、一巻、二巻という数え方をしていました。一つの物語は基本的に一巻に収めてあったことから一巻の終わりは物事の結末や人生の終わりを表しています。 使い方として、「明日からのテストで赤点を取ってしまったら留年してしまうから必死で勉強しないと一巻の終わりだ。」「あれだけ大きなサメに襲われたら一巻の終わりだ。」などといった使い方ができます。 私は今まで、ああもう一巻の終わりだ。と思ったことがひとつだけあります。それは、まだ幼い頃に外で遊んでいると足を滑らせて少し高めの崖から落ちたことがありました。その時は周りに誰もいなく、叫んでも気付いてもらえず一巻の終わりだと思いました。結局、下に土がたまっていてクッションになった為、落ちる時に腕をぶつけて骨折していましたが、それ以外は大丈夫だったので自力で歩いて帰れました。 一巻の終わりだ。と思う機会は滅多にあることではありません。そのような思いにならないように、日々を過ごしていかないいけませんね。

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一家を成す

【漢字】一家を成す 【読み】いっかをなす 【意味】家庭を持って主となる。 【例文1】一家を成して家族を守る。 【例文2】長男が一家を成す。 【例文3】一家を成す責任がある。 この現代で一家を成すこと、つまり家庭を持つことは、大変と言えるかもしれません。もちろん、お互いに結婚したいと考えているカップルであれば、結婚していつかは子どもをもうけることもあるでしょう。ですが現代では、家庭を築くことは昔よりも大変なことのように思えます。 なぜなら近年の会社員の平均年収は、昔よりも低下しているからです。40代の会社員の平均年収ですら、300万円くらいと言われているくらいです。 また子どもの養育費もかなりかかります。約20年近く前であれば、中学受験をする小学生は、クラスに1人いるかいないか程の人数だったのではありませんか。それが今では、学校によってはクラスの10人近くが中学受験をするところもあります。このままでは『中学受験をするのが当たり前』の時代が訪れても、おかしくはないでしょう。中学受験のためには、小学4年生くらいから勉強を始めることが多いですから、塾に3年間通う費用が必要になります。また大学に通わせるとなると、更に費用がかかってくることは想像に難くありません。 子どもを育てることは凄いことですし、それは尊敬に値します。けれど今の時代で子どもを育てるのは、昔よりも大変なことでしょう。

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一攫千金

【漢字】一攫千金 【読み】いっかくせんきん 【意味】一度に大金を獲得する。 【例文1】一攫千金を狙って宝くじを買う。 【例文2】一攫千金なんて夢のまた夢だ。 【例文3】ビジネスが成功して一攫千金だ。 一攫千金といえば、宝くじではないでしょうか。 実際、我が家でも一攫千金を狙って、定期的に宝くじを購入していたことがありました。 宝くじというと、年末や夏に売り出されるサマージャンボを一番に思い浮かべる人も多いと思いますが、我が家の場合はもっぱらロトくじ、なかでもロト6を中心に購入していました。 最もよく購入していた時期には、週に2回、2口ずつ購入していたため、1年間にかかった金額はそれなりになります。 決して生活に余裕があるわけでもない私達夫婦が、欠かさずロト6を買っていたのは、ただただ一攫千金を夢見てのことでした。 しかし、ロト6という宝くじは、実際にはそう簡単に当たるものではありません。 我が家での当選経験といえば、年に数回、最低当選額である1000円が当たった程度です。 結局、週に2回2口ずつの購入は、3年を過ぎたあたりで止めてしまいました。 止めるきっかけとなったのは、ロト6購入に充てた金額をためておけば、それなりの貯金ができたのではないかということに気づいたことです。 一攫千金を目指していたものの、結果としては損をしていたことになります。 夫は、今でもときどき「ロト6買おうか」と言うことがありますが、私自身は、買ったつもりで貯金をした方がずっと有意義だと思っています。 一つかみの金又は物で大きなお金を手にする事を「一攫千金」と言います。「100円の馬券が万馬券になり、一攫千金を手にする」や「宝くじの一等が当選した彼は、まさに一攫千金だ」など、特に努力をする事なく大金を得られた時に使用されます。御伽噺の「わらしべ長者」などはそれこそそういう話であり、ある若者が神頼みをし、「金持ちになりたい」観音様に拝むと「今から最初に手にしたものがお前を金持ちにする」と言われ、最初に手にした品が只の藁一本なのです。紆余曲折ありながら物々交換で最後には家と畑をを手に入れるのですが、冷静に考えれば若者の持って生まれた強運のみで只の一本の藁から、家と畑にまで辿り着いたのです。現実の世界では中々そうは上手く行く訳ありませんし、そもそも藁を一本手にして高価な品に変わるというのを真に受ける人は早々いない筈です。その素直さと行動力が結果的に幸運を齎し、若者の思惑通りになったのです。きっと嬉しい誤算とはこういう事を言うのだと思います。但し、誰も彼もそういう憂き目に会える訳ではなく、先に述べた強運の持ち主にしか訪れないレアなケースというのを決して忘れてはなりません。一生の内一度でもそんな幸運が訪れれば充分で、一攫千金が矢継ぎ早にやって来る事があれば、それはずっと先の来世の幸運さえ使っているのかもしれません。 「一攫千金」とは一度にたやすく巨額のお金を手にすること言ったのたとえです。「一攫」はひとつかみという意味で「千金」は大金のことを指します。ひとつかみで大金を得ることから苦労をせずちょっとしたことから大金を手にすることを一攫千金と言います。苦労せず利益を得るということから地道に努力して利益を手にすることに使うのは間違いで、例えば宝クジを買って当てると言ったときに使います。使い方の例として「一攫千金を夢見て今年は宝くじを買おう。」「この株で大当たりしたら夢の一攫千金だ。」と言った使い方をします。一攫千金を狙うにはもちろんそれ相応のリスクも伴ってきます。投資で狙うのであれば、まだ自分の実力もないのに一攫千金を狙って大きな投資をすると損する確率の方が高いですなるべく少ない額からチャレンジしていくことをお勧めします。一攫千金を手にすれば人生大逆転にもなりますが、一攫千金を手にできる人はほんの一握りの人間だけです。少し間違えてしまうと、どん底人生なんてことにとなりかねません。楽して大金を手にするより、リスクがなく地道にコツコツと貯めていく方が確実です。たまに一攫千金を夢見て宝くじを買う程度がいいですね。

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一を聞いて十を知る

【漢字】一を聞いて十を知る 【読み】いちをきいてじゅうをしる 【意味】一部を聞いただけで全てが理解できる。 【例文1】彼女は賢く一を聞いて十を知る。 【例文2】洞察力が鋭く一を聞いて十を知る。 【例文3】一を聞いて十を知るとは効率がいいもんだ。 本当にたった一言やちょっとした行動で、私の言いたいことや私の状況など様々な情報をキャッチしてポイントを押さえてくれる人っていますよね。 しかもさりげなく、スマートにフォローしてくれる方っておられますよね。 勉強ができるできないとか、そういったのとはまた違う賢さというのでしょうか、羨ましいですね。 こればっかりは、生まれ持った性質が大きいのではないかなと私は思います。 繊細であったり、人の気持ちを察するというのは一つの才能ですよね。 また、逆に鈍いというのも才能ですよね。 何かに動じないとか、人は人、私は私、私は私の人生を生きるという強さですよね。 やっぱり人の顔色や人の助言ばかりを聞いていたら、やりたいようには生きられないですよね。 自分の才能って自分で受け入れられるようで受け入れられないことって多いですよね。 どうしても、繊細な人は鈍い人に憧れたり、鈍い人は繊細な人に憧れたりと、自分にないものをねだってしまいますよね。才能も本人からしたら短所に思っていることもありますし。 でも、やっぱり自分とは違う誰かになろうとするよりも自分の性質だったり才能を生かすほうが楽だったりするのかなと思います。 違う人になろうとすると、どうしても演技が入ってしまって疲れてしまうし、どこか満たされないんですよね。 私の周りにいる頭の良い人を見ると、説明されている一部分を聞いただけなのに既に物事を理解できているのでビックリしてしまいます。 私は鈍い方なので最初から最後まで説明されないと理解できず、場合によってはしっかり説明されても理解できていないことも多々あります。 一を聞いて十を知る人は、元々の頭の回転が違うのかもしれませんね。 勉強でももちろんですが、仕事でも大きく関係してくることなので、すぐに物事を理解できる人はやはり羨ましいです。 ある程度の努力ももちろん必要ですが、元々備わっている理解力によって周りとの差が大きく開くのだと思います。 すぐに理解できる人はのみ込みが早いので、勉強でも仕事でもすぐに次へ進むことができますし、早い分だけ覚えられることも多いでしょう。 その反面、時間がかかる人は一つのことを理解するのに何時間も掛かってしまい、遅れをとりがちです。 よく、一を聞いて十を知る人は「話を聞いていれば理解できる」「理解できないのは覚えようとしないから」と言います。 確かにそれも一理あるのでしょうけど、中には一生懸命理解しようとしてもできない人もいるのです。 私も一を聞いて十を知るタイプだったら、人生違っていただろうと思います。 どんなことでも新しいことを始めるときは、誰も何も分からない状態です。特に新卒入社の社員であれば、どうやって仕事をすれば良いか分からないのではありませんか。もちろん新卒入社の社員であっても、仕事で分からないことがあれば、まずは自分なりに色々調べたり考えたりすることはすべきでしょう。それで調べたり考えたりした結果を、先輩社員や上司に聞いて、問題ないかを確認するのが良いと思います。 ですが先輩社員や上司の中には「仕事は見て盗め」「一を聞いて十を知るべき」という考えの人もいます。こういった考えを持つ人のもとで仕事をしていくのは、新卒入社の社員にとって大変でしょう。けれど実際に、上の人の仕事を見るだけで仕事を覚えたり、仕事内容を少し聞くだけで、その仕事のことを全て理解できる人なんているのでしょうか。そんな人はいないと思います。それにもしそんな人がいるとしたら、よほど頭がキレる人としか言いようがありません。 誰しも最初は『何も分からない』のが当たり前です。だからこそ先輩や上司は、新人には何をどうすべきか、きちんと説明すべきでしょう。かといって新人もそれに甘えたりせず、自分でもある程度は調べたり考えることも大事でしょう。お互いが歩み寄ることで、初めて『良い仕事』が出来るようになるのではないでしょうか。

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一蓮托(託)生

【漢字】一蓮托(託)生 【読み】いちれんたくしょう 【意味】結果がどうであろうと行動を共にする。 【例文1】一蓮托生で頼もしい彼について行く。 【例文2】どんな事があっても家族は一蓮托生だ。 【例文3】職を失っても一蓮托生で支える。 一蓮托生とは善悪の結果になろうとも運命をともにすることです。 一生行動をともにするといえば一番は家族です。 両親がいて夫がいて子どもがいる家族がかけがえのない一番の宝ものです。 仲間もそうです。若い頃転職を繰り返しては挫折したこともありましたが、ようやく今の仕事に就いてそこで定年を迎えようと決意したのも助け合える仲間と出会えたからです。 私は前は人間関係などは仕事をしていれば関係ない仕事だけをこなせばいいんだと一蓮托生で思っていました。上司とトラブルがあってもただただ穏便に解決することだけを願っていました。それがたとえ理不尽であろうとも・・しかし段々と疲れてきてとうとう会社に行くのが嫌になり、辞職を迫られた時はもうすっかり諦めもついていてスパっと未練なく辞職しました。義理の兄の勧めでサービス業に就くことになりました。少しは不安もありましたが、アットホームな感じで何より人柄がみんないいです。困った時はお互い様だといって融通を利かせてくれる事もあります。こんなことをされたら私だってそうゆう気持ちになれます。まだまだ半年ですが、本当に恵まれた環境に感謝しつつ、早く一人前になって貢献したいです。

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一利一害

【漢字】一利一害 【読み】いちりいちがい 【意味】利益がある反面、損害もある。リスクを抑える方がいいという教え。 【例文1】車をただでもらったが、旧車でガソリン代がかかり過ぎて一利一害だ。 【例文2】一利一害と割り切る。 【例文3】一利一害で購入を迷う。 一利一害とは利益も損害もあることです。 私たちが普段生活するうえで、できるだけ損害は受けたくないものですね。 わたしは慎重に事を運んできましたので、知識を身につけて損害は受けないようにしてきました。たとえ損害を受ける事があっても最小限に抑えてきました。 私の身の回りで起きた一利一害をお話します。 知り合いは訪問販売に騙されました。騙されたというか本人はあまり感じていないようです。装飾品・寝具にしても、30万くらいする物をローンを組んでいいものが買えたわーと喜んでいます。それはわかりますが、少しお高めじゃありません?決して裕福ではないようですが、良いものには目がないといった感じです。ですから貯金もなく40過ぎてもいまだ独身です。いや独身だからこそ逆に何も考えず自由に買えるのか?家庭がある身としては一利一害は慎重に考えます。 しかしスーパーで安売りが始まると、はしごしてまでも車で出向きます。夫にはガソリン代考えたらひとつで済ませた方が効率的じゃないかと言われますが、100円でも安く買えたというお得感。そこは世の中の主婦の性ではないでしょうか?

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一翼を担う

【漢字】一翼を担う 【読み】いちよくをになう 【意味】与えられた役割を喜んで引き受ける。 【例文1】一翼を担ってくれる人材を募集中! 【例文2】喜んで後任の一翼を担う。 【例文3】幹事の一翼を担う。 私の家はきょうだいが多くて、末っ子の私は一番上とは15歳も年が離れています。お父さんとお母さんも、私が高校生を卒業するころにはもう高齢者になっていたくらいです。 きょうだいはそれぞれ別々の仕事をしているのですが、姉の一人が歌手活動をしていて、公園でライブをやったり、地元のイベントに出演したりすることもあります。 そんな姉がCDを作るときに、私にジャケットのデザインを依頼してくれました。私は昔からパソコンでイラストを描くのが好きで、学校でソフトの使い方を学ぶ前から自分でかなりできるようになっていたのです。勉強は全然できませんでしたが…(笑)。 そこで、姉の曲のイメージに合わせたジャケットを一生懸命作りました。姉や家族が喜んでくれたので、私も嬉しかったです。 ほかにも、友達に頼まれて名刺のデザインを行ったりすることもあります。作るのは大変ですが、喜んでもらえるとやっぱり嬉しいなと思います。姉の仕事の一翼を担うことになって、前よりも一層、姉には有名な歌手になって活躍していってほしいなと思うようになりました。 お兄ちゃんも手先が器用で、私の尊敬する人物の一人です。これからもきょうだいや家族と仲良く暮らしていきたいと考えています。

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一陽来復

【漢字】一陽来復 【読み】いちようらいふく 【意味】冬が去り春が訪れる。または悪い事が続いたあと幸運がやってくる。 【例文1】病気が完治して一陽来復だ。 【例文2】恋人と別れて落ち込んだが、友人に可愛い子を紹介してもらった。一陽来復だ。 【例文3】人生は一陽来復だ。 一陽来復という言葉はなかなか使わない言葉かもしれません。 意味としては、もともと、陰の気がきわまって陽の気にかえるという意味合いから、悪いことが続いたのちに幸運に向かうことや、冬が終わり春が来ること、新しい年が来ることを言います。 誰にでも1年を通じて、またさらに長い時間においては悪いことも続く場合があります。 特に厄年と呼ばれている時期においては、生活面や健康面で大きく気をつけなければならない時です。 そして、このような時期に限って、悪いことが続く場合があります。 仕事でうまくいかずに、連日残業をし、休日はひたすら寝てしまい、家族からは不平不満を言われることもあります。 さらにその仕事のハードさがたたり、実際に体調を崩してしまうことも多くあります。 最近では、心の病気にもなり、社会復帰がなかなかできないこともあるようです。 しかしながら、誰でも自分の思い通りにうまくことが運べないことがあるのは確かです。 このような時に、自分が諦めるのではなく、自分から道を切り開くくらいの気持ちを持っていかねば、視界が明るくはなりません。 悪いことが続いても、のちには幸せがことがあるということを念頭にして、気持ちだけは切らさないようにしたいところですね。 「一陽来復」という言葉を聞いたことがあるだろうか。なかなか日常生活の中では使われない言葉なので知らない人も多いかもしれないが、なんてことはない「冬至」の別名のことです。日本(の位置する北半球)で一年の内に最も昼の時間が短くなる冬至の日は、太陽の力が最も弱くなる日です。そこから徐々に太陽は力を取り戻していき、やがて春を迎えるということからそうした名がついたなどと言われています。また、そこから転じて極寒の冬から暖かい春へと向かっていくようにこれから幸運が訪れるというポジティブな意味で使われることも多いのです。そうした時には「一陽来福」などと書かれたりもします。 さて、東京都新宿区西早稲田に穴八幡宮という神社があります。創建は1000年以上前と言われる由緒正しき神社で、なんでもお寺を建てようとした際に横穴が見つかり、その中から金銅の像が見つかり、それ以来穴八幡宮と呼ばれるようになったそうです。そうした由縁から商売繁盛・出世にご利益のある神社として今日でも親しまれています。ここでは毎年冬至の日から翌年節分までの期間、「一陽来復御守」という御守を受けることができます。中にはお祓いを受けたキンカン(金)とギンナン(銀)が1個ずつ入っており、その名の通り金銀に不自由することなく福が来るようにという非常に縁起の良い御守です。私は昨年この御守を手に入れようと現地へ向かったが、冬至の日の長蛇の列に圧倒されるばかりでした。 裕福になったとは言えないが、大きな病気や事故もなく平穏に生きることができたのは御守のおかげかもしれません。次の一年もまた無事に過ごせることを願って、今年も御守を求めて出かけようと思っています。

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一葉落ちて天下の秋を知る

【漢字】一葉落ちて天下の秋を知る 【読み】いちようおちててんかのあきをしる 【意味】葉が落ちて秋の訪れを知るように、小さな前触れで衰退の予想をする。 【例文1】以前は羽振りがよかったのに引きこもって一葉落ちて天下の秋を知る。 【例文2】最近いつも着ている服が安物で一葉落ちて天下の秋を知る。 【例文3】装飾品を売って一葉落ちて天下の秋を知る。 「一葉落ちて天下の秋を知る」という言葉がありますが、これはわずかな変化によって、将来的な大きな変化を予測することを表しています。言葉の由来としては、秋の象徴と言えば落ち葉が広がっている光景がありますけど、その様子を見てこれから秋が訪れるんだということを予測したことが始まりとされています。詳しく説明すると、青桐という落葉しやすい葉が実際に落ちる様子を見ただけで、季節が大きく変わる、これから秋を迎えるということを予測するといった記述が中国の淮南子という古い書物に記されているのです。そういった些細な変化をもとに、これから訪れるもっと大きな変化を予測することを、一葉落ちて天下の秋を知ると表現するのです。この言葉は非常に難しいですし、そもそも言葉自体を知らないという人も多いと思います。したがって、日常会話の中で実際に使う人はまずいないと思いますし、使ったとしても相手が理解できないので、説明するのが二度手間だから知っていても使わないという人もいると思われます。しかし、少しの変化から将来的なさらに大きな変化を読み取れるような人というのは実際にいますし、ビジネスなどでは有能扱いされる人材だと思うので、この言葉を実践できる人は実在はすると思います。

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一も二もなく

【漢字】一も二もなく 【読み】いちもにもなく 【意味】あれこれ言うまでもなく。すぐに。 【例文1】(後輩)今夜女子大生との合コンがあるけど来ますか?(先輩)一も二もなく参加するよ。 【例文2】一も二もなくわかりきった事だ。 【例文3】一も二もなく承諾する。 私の同僚に、まさに一も二もなく動く人がいます。先日は、営業がちょっと面倒な案件を持ってきてしまったんですよね。もちろんみんな嫌がっていたのですが、この同僚だけは上司にどうだと聞かれてすぐにOKしてしまったんです。明らかに面倒な仕事なのに、どうしてやるのか。正直すごく疑問ではありました。うちは案件を選べる立場にありますので、流石に駄目な案件は誰も引き受けません。そんな中、彼だけがとにかく案件を選ばず一も二もなく動くのです。 彼に聞いてみたところ、とにかくこの仕事が好きなのだと言っていました。良い案件から学べることもあれば、正直面倒だと思えるような案件からも学べることは多い。将来的にどうなるかはわからないけれど、今はスキルも上げたいしとにかく色々な仕事をこなしたいと言っていました。私達の仕事は、ある程度のスキルが身に付けばもう一人で仕事をするようになります。正直、技術によって大きく差が付くわけではない業種なのに、そう考えていることに素直に感動しました。 すごく気力に満ちあふれているような感じですよね。私自身は一も二もなくどころか腰が重い方なので感化されてもすぐに動けるわけではありませんが、彼を見習ってもっと自分のスキルのことを考えてみようと思います。

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一目瞭然

【漢字】一目瞭然 【読み】いちもくりょうぜん 【意味】ひと目見ただけですぐわかる。 【例文1】良い革だね。一目瞭然で高そうなのがわかるよ。 【例文2】どこのブランド品か一目瞭然。 【例文3】どちらが優能か一目瞭然だ。 昔に比べると冤罪と呼ばれる人違いの犯罪が少なくなってきているように思います。 警察がそのプライドを保つために作り上げていたような場合もあれば、目撃した人が勘違いをしていたり、アリバイが証明できなかったりといろいろなことのけっかだったのでしょう。 最近は防犯カメラが何よりの証拠となって、犯罪を犯した人をあぶり出すことに繋がっているようです。 防犯カメラが設置され始めた頃、プライバシーについてさまざまな意見がありました。 今では公道などではむしろプライバシーよりも、犯罪防止や犯罪が起きた時のために防犯カメラは必要なものになっています。 ニュースなどでも起きた事件や事故について「一目瞭然」で分かるのは防犯カメラの映像です。 昔であれば、怪しいという雰囲気の人がどんなに自分は違うと言っても、いやいやあれはやってるぞということが結構ありました。 テレビのニュースバラエティで、有名な司会者が決めつけたように犯人扱いしていた人は、被害者の親戚だっただけということもありました。 防犯カメラで犯罪の時間にどこでどうしていたのかが証明されれば、アリバイになります。 何よりも犯罪が行われた場所の近くでの不審な人が犯人である可能性が高いのです。 最近の防犯カメラは、犯人にとってはマイナスですが、それ以外の人にとっては強い味方です。 何より犯罪の抑止につながると思います。

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一目置く

【漢字】一目置く 【読み】いちもくおく 【意味】囲碁からきた言葉である。ルールにのっとって弱者が先に碁石を一目置くことから、自分よりも優れた人に敬意を示す意味になった。 【例文1】彼は新人ながら一目置く存在だ。 【例文2】彼女の人生に一目置く。 【例文3】誰もが一目置く逸材だ。 一目置くとは囲碁から生まれた言葉で、弱いほうが勝負に先立って盤面に一目先に置かせてもらうことを由来としています。 実際に囲碁をやってみれば分りますが、ある程度の力量差があれば一目や二目はあっという間に追いつかれ覆されてしまいます。 まあ、あまりに実力差がある場合などは一目置くなどという表現は使用されません。 使用されないというよりも使用すべきではないという方が正しいでしょう。 一目置くとは大抵の場合、同期や同格の集団にあって一歩抜きん出ている状態を指すようです。 その道の達人や自分の師匠筋にあたる人物に一目置くなどと言ったら鼻で笑われることでしょう。 一目置くは、一目置くことで勝負になるかもしれない相手に対して使うものだからです。 将棋で飛車角落ちで勝負するような実力差ならば、一目置くの範囲には全く入りません。 それは、胸を借りるとか稽古をつけてもらう、ほとんど負けることが分っている状況で指導を受ける状況です。 指導する先達が教え上手で、指導を受ける側が意欲的に技能を吸収しようとすれば、面白いくらいサクサクと上達するでしょう。 その場合は圧倒的な実力差は悲観すべきものではなく、むしろありがたく思うことになります。 1つのことを極めた人は、誰もが一目置くような存在になります。 ここまで行きついている人に共通して言えるのは、同じ人間として、年齢問わず1歩先を行かれているような気がします。一般常識云々というものではなく、人間とし物事の見方が変化しているように感じます。何か、大人びた、先を見据えた見方をしている方が多く、すべて正しそうに聞こえてきます。 私も、極めようと努力していることがあります。それを極めたところでどうなるというものですし、さらに上には上がいるのだろうと覚悟もしています。しかし、この学びにより、すでに今現在で得ているものも多々あります。それを通じてできた友人。没頭するという集中力の強化。そこから派生する出来事による、予備知識の蓄積とまだまだ私の気づいていない何かがあるとも思っています。 1つのことを極めた人は、人間的に大きく感じます。その極めた人も、私のように自己分析を行って、それを自分の自身に繋げている、だからこそ自分が大きく見えるのだとわかっているのではないでしょうか。 1歩ずつですが、早くその域に達するよう努力する次第です。

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一網打尽

【漢字】一網打尽 【読み】いちもうだじん 【意味】網を張り一度にたくさんの魚を獲ることから、動物や悪人を捕らえる時に使う言葉。 【例文1】詐欺グループを一網打尽で逮捕する。 【例文2】アジトを包囲して一網打尽に捕まえる。 【例文3】はさみうちで一網打尽に捕らえる。 プロレスが好きで良く見るんですけど、タッグ戦になると相手を一網打尽にすることがあります。一網打尽という諺は一度に全ての魚を捕らえることとありますが、プロレスでも相手チームが弱っているときに一網打尽にしてしまいます。最近よく見るプロレスは新日本プロレスが多く、オカダカズチカや棚橋弘至選手が好きで見ています。真夏になるとG1が始まりトーナメント方式で強い選手を決めていきます。内藤選手がここのところ調子が良くて優勝したりして相手を一網打尽してしまいます。自分より体格の大きい外国人選手を倒したりするシーンは見ていて圧巻です。プロレスはショーという見方もありますが、真夏のG1はプライドと賞金がかかっているのでガチで勝負します。大きな会場で試合が行われるので一度は見に行きたいのですが、テレビでも中継しているので家にいながら見ることが多いです。新日本プロレスにはG1の他にもIWGPの試合があります。東京ドームで試合をやるので多くのファンで埋め尽くされます。通常のプロレスの試合は1試合10分から15分ぐらいで終わってしまいますが、IWGPの試合になると30分ほどの試合となり白熱した状態となります。相手を一網打尽にしたかと思っても2カウントで跳ね返したりするのでハラハラドキドキして楽しめます。プロレスは日頃のストレスを発散するときに見るとすっきりします。

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一望千里

【漢字】一望千里 【読み】いちぼうせんり 【意味】遠くまで見渡すことができる眺め。 【例文1】一望千里のオーシャンビューのホテルに泊まる。 【例文2】最上階からビーチが一望千里だ。 【例文3】素晴らしい一望千里だ。 一望千里とは、頂上に立った時の何とも言えない達成感と共に素晴らしい景色を見渡す事を意味する言葉です。また頂上に立たないまでも山から山への縦走の時にも一望千里を味わうこともあります。私が経験した一望千里を下記に紹介していきたいと思います。 一つ目は九州の九重に初めて行ったときのことです。牧ノ戸峠からきついコンクリートの道、手すりのついた木造階段を上りあがって阿蘇山方面がよく見える場所にたどり着きました。そしてそこには、まるで海に浮かぶように阿蘇五岳が雲の上に浮かんでいました。思わず周りの登山客からも感嘆の声が上がっていました。私も興奮して動画を携帯で家族に送ってしまったほどです。それほど素晴らしい一望千里でした。 2つ目は霧島の韓国岳に登った時のことです。その日は天気が悪く、登山口から韓国岳頂上までガスに覆われ、頂上にたどり着いた時には全く何も見えず強風も吹いていて最悪のコンディションでした。15分ほど経って手も凍え、顔もこわ張り始めたので下山を開始したときのことです。いきなり強い風が白いガスを一気に消し去ってくれました。目の前には碧い神秘的な色をした大浪池が現れ、その美しさに思わず息を飲みました。そしてすぐに頂上へ引き返すと東方向に噴煙を上げる新燃岳、鋭い三角形の高千穂の峰を見ることができました。そして頂上の縁からは韓国岳の深くて巨大なクレータを望むことができました。まさに神様がくれた一望千里のように思えた瞬間でした。

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一富士二鷹三茄子

【漢字】一富士二鷹三茄子 【読み】いちふじにたかさんなす 【意味】富士山は日本一の山で不死とかけられている。鷹は強く勇ましい、茄子は成すとかけ初夢に見ると縁起が良いと言われる。 【例文1】初夢が一富士二鷹三茄子だったので、良い事が起こりそうな気がする。 【例文2】一富士二鷹三茄子でも夢見て床に就く。 【例文3】一富士二鷹三茄子の初夢が叶う。 初夢に見ると縁起がいいとされるのが、一富士二鷹三茄子。古くから言われていることですが、今でも使われることが少なくないのは、その調子のよさと、三つが意外な組み合わせだからではないでしょうか。 富士山と鷹はともかく、三つ目の「茄子」に関しては、「なんで縁起がいいの?」と疑問の思う人は少なくないはず。どうしてこの三つになったのか、なぜ茄子が入っているのかについては、ちょっと調べてみただけでも、いろいろな説があることがわかりました。 まず、「徳川家康の好きなもの」という説。富士山は日本一の山ですし、駿河国にゆかりのある家康が好んだというのもうなずけます。また、家康は鷹狩りが好きで、茄子が好物だったために、この三つになったというわけです。 「駿河国の名物」という説もありますが、これも家康がらみの説と考えていいでしょう。 そのバリエーションとしては、「駿河で高いもの」というちょっと変わった説もあるようです。富士山が高いことは言うまでもありません。「鷹」は富士山に次ぐ高さの愛鷹山を表します。ここまではなるほどと思いますが、三つ目の茄子は「初物の茄子の値段が高いから」という理由で、これは少々苦しいのではないでしょうか。 また、「富士」は「不死」につながり、「鷹」は高く飛ぶところから出世に通じ、「茄子」は「成す」につながる、もしくは茄子は実がたくさんつくところから、子宝や子孫繁栄につながるという説もあるようです。 さらに、大変に変わった説として、「日本三大仇討」という説もあります。こうなると、どれが本当なのか、さっぱりわからなくなってしまいますね。 正月の時期になると必ずある慣用句がフィーチャーされることが多いと個人的に思います。いや、そうだと断言出来ると思います。その慣用句と言えば「一富士二鷹三茄子」という有名な慣用句です。 この「一富士二鷹三茄子」は初夢の際に見ると縁起が良いとされるもので、めでたい順に並べたものです。この慣用句の由来は多数あり、どれが正しい由来なのか特定することが出来ませんが、初夢で見ると縁起が良いとされています。初夢で見ると縁起が良いとされるものを個別でみていくと、富士は立身出世を象徴し、高い目標や理想を表すそうです。鷹は可能性や自由な広がりを表し、開運を表しているそうです。茄子は「事を成す」、蓄財や子孫繁栄を表しているそうです。ちなみに初夢とは、1月1日か1月2日に見る夢であり、大晦日に見る夢は初夢とされていないそうです。 そんな初夢に見ると縁起が良いとされ、めでたい順に並べた慣用句である「一富士二鷹三茄子」には続きがあるとされています。それは、「四扇」(しおうぎ)「五煙草」(ごたばこ)「六座頭」(ろくざとう)と続くとされています。よくクイズ番組で「一富士二鷹三茄子」の続きを問う問題が頻出されています。「一富士二鷹三茄子」の続きを覚えておくことも何かに役立つかもしれませんね。

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一部始終

【漢字】一部始終 【読み】いちぶしじゅう 【意味】勘違いしやすい言葉であるが、最初から終わりまで全部。一部とは書物を数える単位で一部分ではなくすべてという意味である。 【例文1】カメラでひき逃げ犯の一部始終を確認する。 【例文2】万引き犯の一部始終を目撃する。 【例文3】ドライブレコーダーが事件の一部始終を見ていた。 ふだん何気なく使っている言葉も、「よく考えると、わからない」ということがあるものです。私にとって、「一部始終」がそうでした。 私の子どもが中学生だった時に、こんなことを聞かれたことがあります。 「ねえ、一部始終って『ぜんぶ』っていう意味でしょ。それなのにどうして『一部』っていうの? 一部じゃなくぜんぶなんだから、『全部始終』って言った方がいいんじゃないの?」 言われてみれば、その通りです。それまで私は、何の疑問も持たずにこの言葉を使っていました。「どうして『一部』なのか」ということを考えてみたことはありません。 「その件については、一部始終を見て知っています。」とか、「彼から、ケンカの顛末の一部始終を聞かされた」というように使われる「一部始終」。 「最初から最後まで詳しいことすべて」という意味なのですから、確かに「全部始終」と表現したほうがよさそうに思えます。 子どもに聞かれてそのとき初めて、この言葉の意味をちゃんと調べてみました。そして「なるほど」と納得したのです。 これはもともと、「一冊の本の最初から最後まで」という意味の言葉だったのだとか。本の数え方には「冊」だけでなく「部」もあります。「同じ書籍を三部用意した」というように使われますね。厚い本のことを「大部の書籍」ということもあります。 つまり、「一部始終」の「部」は、部分を指すのではなく、本の数え方だったのです。 子どものおかげで正しい知識を身に着けることができました。

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一病息災

【漢字】一病息災 【読み】いちびょうそくさい 【意味】一度も病気をした事がない人よりも一度病気をした人の方が健康に気を使っているので、かえって長生きするものである。 【例文1】子どもの時から喘息持ちなので一病息災には気を使う。 【例文2】一度病気になって一病息災で健康診断を怠らない。 【例文3】完治しても一病息災を気に掛ける。 一病息災とは持病がある人や一度大病を患った事がある人の方が健常者より健康に気を使っていて返って長生きするものだということです。 結構納得がいくことわざですね。 私はいたって健康です。子どもを生んでからからというもの時々偏頭痛はしますが、熱を出して寝込んだ事すらここ20年ありません!シングルマザーなので、病気するわけにはいかないといつも思っているのです。病は気からといいますから、少しくらい頭が痛くなっても気合いだと言い聞かせ忘れるように子ども達の世話をします。40歳を目の前に私の元に乳がん検診やがん検診のクーポン券が送られてきました。病気なんてした事ないしまだ大丈夫だろう、と思いつつも気にはなっております。 35歳の若さで乳がん検診で引っかかって手術をした事がある友人の話では、健康の大切さは病気になった事がある人にしかわからないと言われハッとしました。友人は2年に一回検診を欠かさず受けているそうです。早期発見につながるようにと。その話を聞いて根拠のない自信を持っていた私は意識を改めました。

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一姫二太郎

【漢字】一姫二太郎 【読み】いちひめにたろう 【意味】子どもの生まれる順番を言う。女の子一人に男の子二人と勘違いされることが多いが、正しくは最初に女の子が生まれ、次いで男の子を持つのが最も理想的で育てやすいという意味。 【例文1】我が家は一姫二太郎で姉が弟の面倒見てくれる。 【例文2】一姫二太郎が理想像とする。 【例文3】一姫二太郎で子育てが楽だ。 「一姫二太郎」とは子を持つには、1人目は育てやすい女の子で次に男の子が理想だということです。 この一姫二太郎は子どもは女の子1人と2人の男の子で3人が良いと間違えて理解されている事が多く、本来の意味は人数ではなく生まれる順番を意味しています。 ではなぜ一姫二太郎が良いとされているかと言いますと、女の子は基本的に手がかからず体も丈夫で大人しく成長しても察しがよく親の手伝いなども積極的に行ってくれることから育てやすいとされています。それに比べ男の子は染色体の関係から病気にもかかりやすく熱を出しやすいです。特に昔は乳児が高熱を出すと死亡率が高かったことから最初の子育てには難易度が高いとされていたからだと言われています。また、女の子はお世話好きな子が多いことから弟が出来ると弟の面倒を見てくれるので親も助かることから一姫二太郎が理想的だと言われています。 私は兄と妹がいますが、やはり兄に幼い頃面倒を見てもらった記憶はなく、私はいつも妹と一緒にいてよく面倒をみていました。学生時代も親が仕事の時にご飯を作ったりするのも私の役目でそれも好きでしていました。女の子の方がお世話好きというのは本当なのだと実感します。とは言え一姫二太郎でなくても可愛い我が子には変わりありませんので、一姫二太郎じゃないからとガッカリしないようにしましょう。

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一念発起

【漢字】一念発起 【読み】いちねんほっき 【意味】これまでの考えを改め物事を成し遂げようと決意する。 【例文1】どうせなら一念発起して1番を取ってみせる。 【例文2】一念発起して大学受験に励む。 【例文3】一念発起して起業する。 三日坊主というのは「一念発起」をしてやり始めたにもかかわらず、続かなかったという場合に使われることが多い言葉です。 この三日坊主を何度やってきたことだろうと思います。 子どもの頃の夏休み、毎日少しずつ宿題をやっていこうと初日に決めるのですが、それはほんとうにその日で終わってしまうか、二日、三日と頑張っても続かないということがほとんどでした。 大人になっても三日坊主の経験は山のようにあります。 結婚したときに、そうだちゃんと家計簿をつけようと思ったのに、その月の月末までも続かなかったのでした。 言い訳はたくさんあって、この場合の言い訳は我が家は商売をしていたので親のどんぶり勘定が身についてしまって、サラリーマンの家の子のようにきちんとした家計管理は無理だというものでした。 夫は笑っていましたが、ふたりとも特に無駄遣いをするタイプではないので、結局今に至るまでどんぶり勘定でやってきました。 貯金はできませんが、お互いに適当なのでけんかをすることもありません。 三日坊主ではないことと言えば、食べることでしょうか。 体が丈夫で入院して絶食という経験もないので、これは誰が何といっても食べない日は無かったので、強く心に誓った訳ではありませんが、ずいぶん長いこと続いています。

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一年の計は元旦にあり

【漢字】一年の計は元旦にあり 【読み】いちねんのけいはがんたんにあり 【意味】新しい年の始まりに目標を立てて頑張ろうという意気込み。計画は早めに立てるのが良いという教え。 【例文1】一年の計は元旦にありで、卒業旅行はハワイに決める。 【例文2】一年の計は元旦にありで、早速飛行機のチケットを取る。 【例文3】一年の計は元旦にありで、リセットだ。 よく一年の計は元旦にありといいますよね。ということで、私はここ数年元旦に必ずあることをしています。それがお金に関することです。例えばポイントサイトで換金申請を出したり、前年の家計簿の中でも貯金の項目をチェックしてちゃんと貯金が出来ていることを実感するようにしています。つまり、お金が増えることなどお金に対するプラスなイメージに繋がるようなことをするようにしています。 人間は潜在意識によって行動が変わるという話を聞きましたので、日頃から色々努力はしています。でも、まさに一年の計は元旦にあり。一年の中でも元旦に色々やるのが今のところ一番効果的だと思っています。 やり始めたのはここ数年ですが、それからは収入が顕著に上がってきています。貯金もぐっと増えました。普段の生活の中で気が緩みそうになった時も、「元旦に色々やったんだから大丈夫。一年の計は元旦にあるんだから平気」そう思って気持ちをクリアさせることが出来ています。 お金のことって日本ではタブー視されてしまうことが多いのですが、前向きに考えることって本当にすごく大切だと思います。そういう良い方向に考えるためのきっかけにもなりますので、ぜひおすすめしたいですね。

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一難去ってまた一難

【漢字】一難去ってまた一難 【読み】いちなんさってまたいちなん 【意味】厄介な問題が解決したのにまたすぐ厄介な問題が発生する状況。 【例文1】長女が大学を卒業したが、入れ替わりに末っ子が入学する。家計が一難去ってまた一難だ。 【例文2】台風が去って瓦の修理とは一難去ってまた一難だ。 【例文3】兄弟喧嘩が一難去ってまた一難だ。 一難去ってまた一難。今の我が家はまさにそんな言葉がぴったりの状況になってしまいました。 最初に起こったのは、主人が勤めている会社の倒産です。わりと安定している会社だと思っていました。福利厚生もしっかりしていましたし、現場の人間は会社がどうなっているのかなんて全然知りませんでした。そんな状況から急に倒産になってしまいましたので、本当に困りました。といっても、お互い結婚する前からの貯金もあります。結婚してからの貯金もありますし、これなら何とかやっていけるだろうと思っていたんです。 しかし、本当に人生は甘くないですね。そんな時、私が病気で手術をすることになってしまったんです。入院費も10万円くらいかかり、一週間ほどで退院できました。しかし、ここからが大変でした。しばらくは痛みがひどくて仕事も思うようにいきませんでしたし、主人もまだ仕事が見つからないまま。イライラばかりして家の中の空気は本当に最悪になっていたと思います。 そして、一難去ってまた一難。事故で大きな費用がかかることになってしまったわけです。本当に立て続けに悪いことばかりが起きていますが、いつかは良いことが訪れると信じて頑張っていくしかないですね。 妊娠発覚して新しい生命が宿ったことを喜んでいたのもつかの間、辛い妊娠生活が始まりました。市販の検査薬で妊娠が発覚、まだ妊娠超初期だったためあと1週間くらいしたら病院に行ってみようと思っていました。その数日後から辛いつわりが始まりました。初めはなんとなく食欲がないな、さっぱりしたものが食べたいなくらいだったのですが次第に酷くなっていきます。さらに数日後には何も飲みたくない、口にしたくない、胃が常に気持ち悪い状態になりました。でも何も食べなくてもお腹が減って気持ち悪いし、フラフラで動けないんですよね。食べやすいパンや果物、さっぱりとする炭酸飲料など口にできるものをなんとか食べていました。あと1週間したら病院に行こうなんて呑気に思っていましたが、病院に行くのさえも辛くて困難な状況になってしまいました。ですが病院に行かないわけにもいかず、タクシーを使ってなんとか通院しました。そんなつわりも気づけば楽になり、やっと安定期に入りました。ほっと一安心と思っていたら、今度は急激にお腹が大きくなっていきます。つわりで体重が減ってまだ戻らないのにお腹だけポッコリ。お腹が重くて動くのが辛い、寝れないという悩みが出てきました。やっとつわりが終わったと思ったのに。妊婦生活は本当に一難去ってまた一難です。この先もずっとそうなんでしょうね。

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一日の長

【漢字】一日の長 【読み】いちじつのちょう 【意味】経験や技術が相手より少し上である。 【例文1】兄の方が柔道の経験が長い。一日の長だけあって技が見事に決まる。 【例文2】あなたより優れているのではなく一日の長だよ。 【例文3】練習すれば出来るようになるよ、一日の長だよ。 一日の長とは、技能や経験などが他の人より少し勝っていることです。 この慣用句の語源は、一日だけ先に生まれて、ほんの少し年齢が上であることから転じました。 例文として 「さすがキャプテン、ゴールも毎回決めてすごいですね。」 「努力したからね。一日の長だよ。君も練習を重ねると出来るようになるよ」と 一日の長は、大きな差があるかもしれないのに大した差ではないという謙虚な姿勢が見受けられます。いや~なかなかこういうかっこいいセリフなんて言えませんよね。私だったらドヤ顔するところでしょう。 私は高校を卒業して会社に就職しました。2年もすると上司に連れられて週2日、営業所の仕事も任されました。4年後には、大卒の同級生が入社しました。 同級生と言えど私の方が先輩なんだからとすこし大きな態度を取っていました。 上司とお供していた私に新人が、 「上司に信頼されているのですね」と褒めてくれました。テレれた私は、 「4年も先に仕事をしていたからね」と一日の長でした。

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一日千秋

【漢字】一日千秋 【読み】いちじつせんしゅう 【意味】一日が千日にも感じられるように非常に待ち遠しい。 【例文1】恋人が帰国するまでの間、一日千秋の思いで過ごす。 【例文2】家に一人でいると一日千秋に感じられる。 【例文3】子どもと離れて暮らしていると毎日が一日千秋だ。 買い物するときはほとんどネットで購入するので、我が家では宅配便をよく利用しています。翌日にはほとんど配達されますが、仕事の関係で平日は休めないので日曜日の午前中に配達を希望しました。普段の日曜日は寝坊することもあったのが、この日は宅配の荷物が来るということで早起きして待っていました。9時からの配達だったので、家の中の用事を片付けながら外へは行かず、インターホンが鳴るのをじっと待っていました。しかしなかなか来ることもなく、外を見ても宅配のトラックが来ている様子もありません。午前中配達なので12時までに来ればいいのですが、待っていると一日千秋の気持ちになってきます。一日千秋は千年の間秋を待つという意味でもあり、秋が使われてるのは秋の夜長のように長いという意味でもあります。11時過ぎても荷物が一向に来る気配がありません。用事は片付けたので荷物が来れば早く外に行きたかったのです。11時30分になっても来ないので、本当に午前中までに来るのか時計を何回も見てしまいました。荷物来ないのかなと諦めかけていた頃11時55分になってようやくインターホンが鳴り荷物を受け取ることができました。確かに午前中に荷物は来ましたが、もう少し早く来て欲しかったなと思ったことがあります。待っているときほど一日千秋に感じるものです。

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一事が万事

【漢字】一事が万事 【読み】いちじがばんじ 【意味】ひとつのことから全てが推測できる。 【例文1】部屋を見れば一事が万事で怠慢な性格がうかがえる。 【例文2】身なりから一事が万事が見える。 【例文3】ロッカールームを見れば一事が万事。 「一事が万事」というのは日常的に比較的よく使う言葉と言っていいでしょう。私もよく使っていますが、この言葉の使い方について、ちょっとわからなくなったことがあります。 それは、転職して半年ぐらい経った時のこと。私が自分のデスクでビジネスバッグを開けて、中のものを探しているのを、たまたますぐ近くで見ていた上司からこんなことを言われたことがあるのです。 「君のバッグの中は、ほんとにきれいだね。きちんと整理されている。一事が万事、君の几帳面な性格がよくわかるよ」 私は、「ありがとうございます」とお礼を言いながら、なんだか腑に落ちない気持ちになっていました。上司が私の几帳面さをほめてくれたことは間違いないでしょう。それまでにも、仕事の仕方について、几帳面な性格をほめられたことがありましたから、その時も素直にお礼を言ったわけです。 私が引っかかったのは「一事が万事」という言葉の使い方。この場合、上司は良い意味で使っているわけです。 しかし、私はそれまで、「一事が万事」を悪い意味で使う言葉だと思っていました。たとえば、「君のデスクは本当に汚いね。一時が万事、ルーズな性格がよく表れているよ」というように良くないニュアンスで使うと思っていたのです。 調べてみると、やはり私のように悪い意味で使うケースが多いようではありますが、「良い意味で使うのは間違い」ということでもなさそうです。そのあたり、どうなのでしょうか。

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一言半句

【漢字】一言半句 【読み】いちげんはんく 【意味】ほんの少しの言葉。ちょっとした言葉。 【例文1】家族からの頑張ってねの一言半句は励みになる。 【例文2】ありがとうの一言半句が大事。 【例文3】一言半句の気持ちが大事。 車で大きな衝突事故をしたことがあります。信号待ちで後から衝突されました。保険会社に言わせると後から衝突されたのであれば私が停車していたので、100%向こうが悪いというのです。相手はぶつかった時こそ謝りましたが、その後、一言半句です。私は完全な被害者なのに一言半句。ふつうだったらというか世間一般に、あらためて謝りにくるのが筋ではないでしょうか。どういう心境なのか分かりません。保険屋さんに任せておけばそれで良いのでしょか。私は衝突の後遺症で首筋が痛くなり余儀なく病院通いになってしまったのです。そして完治はしていません。痛みはあれから何年も経つのにお天気が悪くなると首筋が痛くなります。事故とはそういう怖いものなのです。あの衝突した相手方がにくく思います。私の痛みはこうして後遺症として残ったのに謝罪の言葉は後にはなし、相手も同じようになってしまえばいいとまで思いました。運が悪かったのです。誠意のある人ならばあれだけの大きな事故なのですから、しばらく気を使って謝罪するのがふつうではないでしょうか。このようなむち打ちまでしたのに、お金の問題ではありません。謝罪の言葉が聞きたいのです。それから私は車の運転にはとても気をつかっています。

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一期一会

【漢字】一期一会 【読み】いちごいちえい 【意味】一生のうちで出会う人との出会いを大切にする。 【例文1】旅先での一期一会を大切にする。 【例文2】一期一会を求めて一人旅に出る。 【例文3】ここで出会ったのも一期一会だ。 一期一会の気持ちは常に持っていたいものです。 それは人との出会いだけではなく、毎日の日常生活にも言えることだと思います。 以前の私は先のことばかりを考えてしまい、今をあまり大切にしてきませんでした。 しかし、未来は今の積み重ねです。 今を一つ一つ大切に生きることが、未来を良くしていくためにも必要なことです。 その為にも目の前のことに集中して行うことが必要です。 もちろん、大事な時には目の前のことに最大限注意を払っています。 それ以外の時には先のことや過去のことばかりをつい考えてしまいます。 特に過去のことは上手くいかなかったことばかりが、頭をよぎってしまいます。 その為未来も希望的観測ができないこともあります。 しかし、良く考えてみれば、今を充実させていくことだけが、過去の記憶を良いものにしますし、未来への希望的観測も立てやすくなるのだと思います。 そのことにもう少し早く気がつけば人生も変わっていたのかもしれません。 たらればばかりの人生では、やはりそれは中身のないものになってしまうでしょう。 人との出会いも偶然ではないのかもしれません。 より良い人と出会うために、また素晴らしい一期一会になるためにも、今、この瞬間を大事にしていきたいと思います。 私は以前、保険営業の業務に携わっておりました。毎日お客様にお電話し、アポイントメントを取って、ニーズを聞き出し、ご案内してからご契約を頂く仕事でした。私はなかなか契約が取ることが出来ず、上司に怒られる毎日に嫌気がさしておりました。契約を取ってくるまで帰ってくるなと言われた日もありました。何くそという気持ちでお客様に向かいようやく契約を貰えたときは本当に嬉しかったです。しかし、その喜びも束の間で私は契約がそれ以降殆ど取れませんでした。そんな私が保険営業の仕事を辞める事になったときに直属の上司に言われた言葉が今の私の原動力となって、新しい仕事に就いています。私の今の仕事はウェディングプランナーです。店舗に来店されるご夫婦やカップルのお二人とどのような結婚式をしたいのかを話し合い、希望をヒアリングして詰めていく業務に携わっています。お幸せそうなお二人様の様子を見ていると絶対に結婚式を成功させたい気持ちになります。そんな時にいつも思い出すのは上司の言葉でした。「お前とお客様は一期一会の出会い。だからこそ、お客様に自分が出来る精一杯の仕事をしろ。そしたら、どっちもハッピーエンドになれるだろ。」と。今日もこの言葉を胸に一期一会の出会いを大切にしてお客様も私もハッピーエンドになれるように精一杯仕事に向かいます。 恩師といっても会社の上司です。人事異動の多い職場ですので、上司が2,3年で変わっていきます。いろいろな上司を見てきました。その中で、最初は最悪の印象でしたが、別れるときにはこれ以上にない上司と思えるようになった方を紹介します。 その上司は、仕事をしない。いつの間にか席にいないと思ったら出かけている。二日酔いで酒臭い。と、上司とは言えないどころか、社会人としてどうなんだというレベルでした。組織内でも自由人で有名で、もっと上の人間からの評価は最悪でした。「こりゃ大変だ」と覚悟を決めていましたが、しばらくたつと考えが変わりました。 仕事は確かにしません。書類を通す時も本当に見ているのかと思えるほどのスピードで回ってきますし(ハンコ押すだけでした)、日中も他人にちょっかいを出しているだけです。しかし、この上司の場合、他の上司、しいては会社員の上司として大切なものを持っていました。 ある仕事でミスが発覚しました。当事者は「自分の責任」と自分を追い込んでいました。案の定クレームも発生しました。当事者が平謝りしているところ、この上司は「俺がハンコ押したんだ。全責任は俺にある」と、謝罪の電話リストを当事者から取り上げ、自ら電話をし始めました。今の上司連中はこういう場合逃げ出す人が多い中、意外な行動でした。 そして、これはたまたまなのですが、上司不在の状況(居ても仕事しないし)が多いので、自然と今までの仕事スタイルを変化させる必要性が出てきました。毎日の書類とのにらめっこから、他部署、部下、バイトなどとのコミュニケーションをとる必要も出てきて、逆にその次のステップに上がるためのいい練習になりました。 数いる上司連中の中で、真に信頼できる上司はこの方が一番でした。まさに一期一会。この方との出会いが今の私を作り出しました。

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一言居士

【漢字】一言居士 【読み】いちげんこじ 【意味】何事にでも何か一言、口に出す人。 【例文1】彼氏の服装に一言居士でダメ出しをする。 【例文2】姑が一言居士だ。 【例文3】お節介で一言居士だ。 私の会社にいる同僚は、昔からどんな事にも顔を出し、見ているだけではなくて口を出してくる、典型的な一言居士の人間です。 その同僚の仕事は経理がメインですが、営業や人事、総務全般まで必ず一言口を出し、周りから迷惑がられています。 仕事面で口を出すだけなら、仕事熱心なのかな?という感じもしますが、休憩中の事務さん同士の会話にまで入り込むので、一度指摘したことがあります。 その同僚は、私と同期で長い付き合いがあり、たまに飲みに行く仲でもある為、同僚のことを考えて指摘したのですが、何がいけないの?と一言返されて終わりました。 そもそも意識的に一言口を出したり、色々な場所に顔を出しているのではなく、オープンな性格が原因で無意識にやっています。 ある意味、同僚のように思った事を直ぐに口から出せるのを羨ましくも思いますが、一度居士は決して良い行動だと思いません。 思い返すと入社時の研修で同僚と一緒でしたが、講師の人が説明をしている時に口を出していました。若い頃から口を出すタイプだったのが、歳を重ね更にパワーアップしているんだなと思います。 指摘しても効果が無いので、同僚の口出しについては最近諦めていて、周りの人もそれに慣れたみたいです。

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一から十まで

【漢字】一から十まで 【読み】いちからじゅうまで 【意味】何から何まで。最初から最後まで詳しく。 【例文1】社会人になっても、一から十まで教えないとわからんのか? 【例文2】一から十まで報告する。 【例文3】一から十まで言わないとわからない様子だ。 私の旦那はべつに離婚したいほど嫌いとかそんなつもりはありません。 基本何もしてくれないけれど、言えば文句もいうこどなく家事などもやってくれます。 やってくれるんですが、本当に一から十まで言ってやらないとできないのです。 例えば、子どものオムツをかえてと頼むとオムツを嫌な顔せずかえてくれます。 オムツかえてと頼むとオムツだけしか旦那は持たないのでおしり拭きもいるよと言わないと気付きません。 そしてオムツをかえ終わると使用済みのオムツをそのへんにポイっとしてそれで終わりです。 使用済みのオムツはゴミ箱に捨ててと言わないと捨てません。 その後手を洗ってと言わないと手も洗いません。 また、出来上がったご飯をテーブルに並べてよと頼めば、本当にご飯しか並べません。 お皿とかおかずとかコップとか並べてほしいなら一つ一つ全部言わないと並べません。 本当に気がきかない旦那です。 会社でもこんな感じなのかなと少し不安になります。 一から十まで毎回言ってやらないといけないのでイライラすることもしばしばあります。 ですが、言ったら言ったことはちゃんと言ったことだけだけどやってくれるのでまだマシなほうかなぁとポジティブに考えるようにしています。 一から十まで。何から何まで、はじめから終わりまでを指す言葉ですね。 「一から十まで人任せ」など、どちらかというとネガティブなニュアンスで使われる言葉です。 一から十までと聞いて連想するのが、はじめての子育て。 生まれたばかりの赤ちゃんは、当たり前ですがなんにもできません。 その名の通り一から十まで、全てのお世話をしなくてはいけません。 赤ちゃんの子育ては色々な心配ごとがあります。 母乳を飲んだあと、うまくげっぷをさせないと息が詰まるのではないか。 目を離した隙にベッドから転落しないか。 寝返りしてうつぶせ寝をしてしまって、窒息死しないか。 お風呂で足を滑らせて、おぼれないか。 赤ちゃんの頃は、母親のちょっとした見過ごしが、命に関わります。 朝から晩まで、気を抜けない毎日を過ごさないといけません。 まじめで責任感の強い方や初めて育児をする方は、その緊張感に息が詰まって、ノイローゼ気味になるのではないでしょうか。 だんだん育ってくると、赤ちゃんにもできることが増えていきます。 離乳食を食べるようになれば、授乳を卒業できます。 トイレをできるようになってオムツがはずれる頃には、育児の大変さはひと段落します。 一から十までお世話をする子育てが、だんだんと減っていって、楽になっていくのです。 今子育てに大変なお母さんも、必ず楽になります。気を張りすぎずに、根詰めずに。どうか肩の力を抜いてください。

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一か八か

【漢字】一か八か 【読み】いちかばちか 【意味】結果はどうなるかわからないが、期待して思い切ってやってみる。 【例文1】予約なしでは行けないレストランだが、一か八か行ってみよう。 【例文2】一か八かあの子に声を掛けてみようかな。 【例文3】条件に満たないが、一か八か応募してみよう。 「一か八か」とは、結果がどうなるかわからないまま運に任せて勝負を試みることを指します。 この一か八かの語源は二つあり、一つは昔の賭け事である「丁半賭博」に由来していると言われています。丁半賭博はサイコロを何個か使用した賭け事で、サイコロの合計が偶数だったら「丁」奇数だったら「半」となっていて出た目がどちらになるのか当てる賭け事でもちろん結果はわかりませんので運任せになります。そこで丁の一画目である「一」、半の一画、二画目である「八」(昔の半は上の部分が逆さまで八でした)から取って「一か?八か?」と言われていたのです。 もう一つは「サイコロの目は一が出るか、しくじるか」という意味である「一か罰か」がなまって「一か八か」になったとも言われています。 例文として、 「明日で卒業だ。このまま会えなくなるなら一か八か告白してみよう!」 「一か八かで宝くじを買ってみよう」 などと運任せや思い切りたい時に使える言葉です。 このように一か八かは、一がいいか八がいいかとの意味のことではなく、思い切った時や運任せの時に使う言葉です。一か八かの勝負はもちろん勇気がいることですがどうせ負けるならどうせダメならやってみようと思える勇気も大切ですね。

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一衣帯水

【漢字】一衣帯水 【読み】いちいたいすい 【意味】帯のように細く長い川。川と川の隔たりが接近していることから、お互いの関係が深い仲をいう。 【例文1】一衣帯水の隣国と話し合いをして平和を願う。 【例文2】一衣帯水、助け合う。 【例文3】50年連れ添った一衣帯水の仲。 先日「車いすの物理学者」として知られるイギリスのスティーブン・ホーキング博士が「人類に残された未来は100年」という見通しを立てたことが話題となりました。 緊迫する国際情勢を鑑みての発言ということですが、その中心にあるのはアメリカと北朝鮮です。 北朝鮮は諸外国からの圧力にも屈せず、核開発を続けたことで事実上の核保有国となりました。 自国の経済発展よりも軍事による核開発を優先させた背景には、核を持つことで国際的な発言力が高まることを知っていたからだと思います。 事実、核開発に成功した北朝鮮をアメリカは無視できなくなりました。 極めて物騒なやり方ですが、国際的な影響力を高めていくうえで核開発は有効な手段であると知らしめてしまった格好です。 北朝鮮が核を持っているとなれば日本海を隔てて一衣帯水の日本も、これまで通り安心してはいられません。 唯一の被爆国として核を持っている隣国とどのように向き合うべきか、今一度考えるべきです。 オバマ政権時代の核兵器廃絶の流れが嘘のように、核兵器を持った者同士がにらみ合いを続けています。 科学で発展してきた人類にもかかわらず、科学者が警鐘を鳴らしても世界の流れは止めることができないのかと、むなしさを覚えることがあります。 とても細くて長い一本の帯が、どこまでも続く谷間の様な隔たりとなっている状態を「一衣帯水」と言い、主に両サイドは断崖や海峡を指します。そこから距離は近いが隔たりがある関係が一衣帯水と呼ばれる事となります。どんなに身近にいようと心に距離が生じれば良好な関係は築けませんし、近いからこそ上手く行かない事も往々にしてあるのです。それは長年連れ添った夫婦でも何かの弾みで夫婦仲に歪が起きると、修復に時間が掛かってしまい、一歩間違えばそのまま終わってしまう事になりかねません。その緊迫した距離感に端から見ればさっさと仲直りすれば良いのにと思われても、当事者にはそれ相応の考えがありますから一筋縄では行きません。近ければどうしても相手の粗が見えてしまいますから、それに不満が募ればどんどん関係がギクシャクしても致し方ない所です。出来た距離はほんの数ミリであっても、どこまでも平行線であるのでそこがくっ付く事はなく、残念ながら第三者に打開する術はないと思います。下手に首を突っ込んで余計に悪化させれば、益々双方の距離は離れる一方だからです。それなら周りは見守る事に終止して決して触らないのが得策だと思います。状況は一見そのままに見えますが、時を掛けて自然の成り行きに委ねる事が上手く納まる可能性もあるからです。

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