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死人に口なし

【漢字】死人に口なし 【読み】しにんにくちなし 【意味】死んだ人から証言を得ることはできない。死んだ人に無実の罪をかぶせるときに多用する。 【例文1】死人に口なしで真実はわからない。 【例文2】容疑者が死んでしまった以上は死人に口なしだ。 【例文3】死人に口なしだと事件の真相を隠す。 テレビドラマや映画などの中で、殺されたり自殺をしてしまった登場人物がいかにも犯人であるかのような事件があります。 そんなドラマや映画には必ずと言っていいほど推理力のある刑事や、弁護士などが登場してきて亡くなった人が犯人として収まるかに見えた事件をくつがえすのです。 古い警察手法で犯人とされてしまった人が死刑にされてしまったり、死刑を待つ間に亡くなったりするケースがあると、本当に気の毒だなと感じます。 作り上げられた罪人にとって、「死人に口なし」と簡単に片付けられることは許せないだろうと思います。 どんな時代になっても自分を守れないような弱者が、悪い強者のための道具として扱われないように、正義がしっかりと機能してほしいと思います。 「死人に口なしとはこのことですよ~」というセリフはお芝居の中のどんでん返しにこそふさわしいのではないでしょうか。 「死人に口なし」とは死んだ者に無実の罪を着せられても証明することはできないたとえで死んでしまったものは証言も意思表示もできないということです。 例文は 「今回の事件での首謀者が亡くなってしまっている。死人に口なしで証拠という証拠も無いので追求する手もなく真相は闇の中になってしまった。」 「あの人は一体何をやりたかったのか、考えたいたのか、亡くなってしまったので聞くことができない。死人に口なし、生前に話を聞いておくべきだった。」 などと言った使い方があります。 私が学生時代にお世話になった先生も昨年病気で亡くなってしまいました。卒業してからもよく連絡がきていたのですが、社会人なりたてと慣れない環境で自分のことにいっぱいいっぱいになってしまい、なかなか連絡が返せずにいました。話したいこともたくさんあったのに亡くなってしまっては死人に口なしで何を話したくて私によく連絡してきていたのか聞くことも伝えることも出来なくなりました。こんなことになるのならしっかり連絡しておけばよかったと思います。 死人に口なしと言うように亡くなってしまってはどうすることも出来ません。ですので後悔のないよう生きている間に聞きたいことも伝えたいこともしっかりやっておくべきだと思います。 わたしは葬式がキライです。好きな人は、あまり居ないと思いますが、雰囲気が苦手です。 葬式って、亡くなった人の悪口合戦みたいな一面もありますよね。死人に口なし。言いたい放題。「亡くなったから教えてあげるけど、あの人は最低な性格だったのよ」なんて言われたことも。 それが嫌でした。なんで、わたしに言うんだろう。わたしにとって、その人は優しくしてくれて大好きな人だったんです。もしかしたら、わたしにだけ優しくしてくれていたのかも知れません。 その人が辛い目に合わされていたのも事実でしょう。だからと言って、わざわざ伝える必要なんかありませんよね。秘密にしておいて欲しかった。 「あの人は酷いヤツだった」なんて言われても、わたしからすれば「あんなに優しい人の悪口を言うなんて、お前こそ最低だ」としか思えません。 遺族の嘘かも知れません。わからない。肝心の本人は亡くなっているのですから。 我慢できないほど嫌なことをされて、つい愚痴をこぼしてしまったのかも知れません。その気持ちは理解できます。でも、フォローのひとつぐらいはしてほしかった。「ワガママな一面もあったけれど、まっすぐな人だったんだよ」と、相手をかばうような一言でもあれば、嫌な思いをせずに済みました。 嫌な事をされて、恨んでしまうのは仕方ない。だけど、亡くなったあとも憎み続けて、関係ない人にまで八つ当たりするのは違いますよね。仲直りは生きているあいだにしないとダメです。

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尻尾をつかむ

【漢字】尻尾をつかむ 【読み】しっぽをつかむ 【意味】悪事の動かぬ証拠を押さえる。 【例文1】徹夜の捜査で尻尾をつかむ。 【例文2】証拠を差し出し尻尾をつかむ。 【例文3】尾行して尻尾をつかむ。 ある日子どもとショッピングを楽しんでいた時のことです。 エスカレーターを降りていた時、すれ違ったエスカレーターにいた男性が前に立っていた女性のスカートの中にスマホを入れ・・・ピカッ!!と光ったのを見た!と子どもが言い出したのです。 「お母さんあれ絶対盗撮だよ!追いかけよう!」と子どもが言うので追うことにしました。 「絶対に尻尾をつかむんだ!」と鼻息が荒く必死で追いかけました。 が、「これ追ってどうするの?親子で盗撮したでしょ!と言ったところでどうなるの?」と話しつつ追います。 とりあえず警察に電話をすることにしました。 追われている男性は絶対こちらに気付いています。 110番の方と会話をしながら更に追います。盗撮の特徴や経緯、今どのへんを移動しているのかなど様々な質問をされます。 すると盗撮はなんと交番がある方に曲がった! それを伝えると「大丈夫です。その交番で私服警官が待機しています。落ち着いてそのまま追ってください。」 そして交番の前・・・!ゾロゾロと警察官が盗撮目掛けて走ってくるではありませんか! 盗撮のスマホにはバッチリ証拠が残っていました。 が、この時点で逮捕はできないとのこと。 盗撮は被害者の特定をし、被害者から被害届が出ないと逮捕できないとのことでした。

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尻尾を出す

【漢字】尻尾を出す 【読み】しっぽをだす 【意味】隠し事や悪事がバレる。 【例文1】とうとう尻尾を出しやがったな。 【例文2】良い子ぶっていたが、だんだん尻尾を出してきた。 【例文3】長年の付き合いで尻尾を出し始める。 尻尾を出す。私はこういう人を職場で見ます。私より新人で入ってきた、女の子。私より、4年ほど後で入ってきました。年齢ももちろん、若いです。でも、早くに結婚をして子育てそしている女の子でした。それだけにしっかりした子です。その子が入ってきたときはとても好印象でした。仕事はできるし、頭の回転も速い。でも、とても謙虚であって。先輩みんなのこともちゃんと立てることのできる子です。とにかくとても、控えめでした。ちゃんと挨拶もするし、私は印象が良かったのでよく、子どもの話をしたり世間話をしたりして楽しく過ごしていました。 しかし、その子が仲良くなった人がいけなかったのでしょうか。でも、今考えるともともとそういう性格だったのだと思います。だんだんと態度が大きくなりました。上の人とも仲良くなるのが上手だったので、気に入られ、ほかのパートさんが失敗したりすると陰で悪口を言うようになりました。上の人にこっそり意地悪な感じで報告もするようになりました。話しやすかった印象の子でしたが、だんだんと話しかけづらい印象になり、私だけでなく、私の周りの人も話しかけづらい、怖い人となってしまったのです。でも、それはその人が最初はおとなしくしていて、慣れてきたので尻尾を出したのだと思います。尻尾を出して自分の本当の姿が現れたのだなと感じました。今では仕事以外はほとんど話すこともなくなりました。 「尻尾を出す」とは「隠していたものが見つかる。ぼろが出る。」ことです。「尻尾を出す」と言えば思い出すのは新美南吉の名作「手袋を買いに」です。子ぎつねを育てているお母さんきつね。以前に人間にみつかり追い回された経験があるので、人間を怖がっています。ある雪の日、あまりに子ぎつねの手が冷たいので、手袋を買いに行かせることにしました。お母さんきつねが子ぎつねの手を握っていると、片手だけが人間の手になります。そして、手袋を売っている帽子やさんの場所を教えて戸の隙間から、人間の手になっている方の手を差し入れて手袋を買うようにと教えます。そして子ぎつねだけを行かせますが、案の定間違えてきつねの手の方を差し出してしまいます。帽子やは「先にお金を下さい」といい、お金の白銅貨が本物であるかどうかを確認したうえで、子ぎつねに手袋を渡します。心配していたお母さんきつねは子ぎつねが「反対の手を出してしまったけど捕まらなかったよ」と言うのを聞いて、人間は本当は怖いのか、怖くないのか迷うという終わり方をしています。子ぎつねが出したのは手で尻尾ではないのですが、同じことですよね。お母さんが迷ったままで終わりにするところに新美南吉の優しさが見えかくれします。名作です。

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失敗は成功の基

【漢字】失敗は成功の基 【読み】しっぱいはせいこうのもと 【意味】失敗すると原因を考え改善していくうちに成功につながる。 【例文1】失敗は成功の基で次は同じ過ちは繰り返さない。 【例文2】失敗は成功の基だ。諦めないで頑張って。 【例文3】失敗は成功の基からヒントを得る。 何かに挑戦して上手く行かなかった事を、次の挑戦の糧にする考え方が「失敗は成功の基」であると言います。人は人生を歩む過程で何かしら乗り越えなければならない試練、若しくは作業が出て来ます。その際何も問題無く成功出来れば何の苦もないのですが、時にはそれらを上手くやれずに失敗してしまう憂き目に会う事もあるのです。その時、失敗した挫折感に何時までも囚われず、何処に失敗の原因があったのかを直ぐに分析して再挑戦をする姿勢が肝要であると言えますし、何よりその失敗がなければその後の成功の喜びが大きく感じられなかったかも知れません。失敗を失敗のまま終わらせれば何も起こりませんが、失敗から何かを学習して原因を克服すればそこに費やした全てが報われる事となり、余計に一つの成功の価値が上がったと評価して貰えます。もちろんすんなり成功を納める事自体は、それはそれで素晴らしい話であり充分評価に値します。只、紆余曲折あってその末にやっと辿り着けた成功には、何物にも代え難い充実感が待っているのです。成功に掛かった時間が長くなればなるほど、その反動として喜びが何倍にも跳ね上がる訳です。何かに挑む、その一歩が既に成功への始まりであり、失敗は成功を引き立てる為のスパイスだと考える余裕を持てれば、どんな挑戦も恐れる事はないのではないでしょうか。

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叱咤激励

【漢字】叱咤激励 【読み】しったげきれい 【意味】大きな声で励ます。 【例文1】試合中、叱咤激励の応援が勇気づいた。 【例文2】沿道の声援に叱咤激励で完走した。 【例文3】全校応援で叱咤激励する。 少し前、海に行くために自分を叱咤激励してダイエットを頑張りました。 海に行く日程はその二ヶ月前には決まってました。でも変な余裕があって 一ヶ月前まで体重計にも乗らず。そして、一ヶ月前いざ乗ってみたら絶望しそうになりました。過去最高とは言いませんが、水着を着ることを考えると軽くはない体重でした。 一緒に行く友人がとてもスリムなので少し痩せたぐらいでは全く間に合いません。 でもその時の私にはまだ余裕がありました。なぜなら二年前に一ヶ月で5kg痩せたことがあったからです。今考えると不健康極まりないんですがそんなこと言ってる場合ではありませんでした。 前に痩せた時は晩御飯と間食をやめてウォーキングをしていたので今回も同じようにしました。そして2kgほどはすんなり痩せたんですがその後が全然落ちません。 その時ようやく気づきました。年取って痩せにくくなったんだ!と。とても悲しかったです。そんな訳で朝ごはん以外何も食べないなんてかなり危険なダイエットをして海に行く時にはかなり体重を落とすことができました。 でも体にものすごく悪いので二度とやらないと心に決めました。これからはきちんと健康管理をして理想の体重をキープしていこうと思います。 先日、上司との懇親会があり、某うなぎ屋さんに行きました。 わたしはその上司と飲むのは初めてで、他に同じ部署のメンバーが7人いました。 上司は予約の時間より少し遅れて登場したものの、和やかムードで飲み会は始まりました。 上司は普段からなかなか会話をする機会すらないぐらい偉い人なのでわたしたちは少し緊張していたのかもしれません。 上司の方が気を遣って会話を振ったりしてくれました。 が、お酒がだいぶ回ってきた頃、上司の叱咤激励が始まりました。 「今までの会食で今日が一番つまらない」 「今までの会食で今日が一番暗い」 「どうして僕がたくさん喋らないといけないのか」 という苦情を言われたり 「この部署をどう思っているのか」 「今後どんな仕事をしていきたいのか」 という意気込みを聞かれたりしたので答えようとすると「仕事の話はやめよう、楽しく飲みたいんだ」 上司は難しいです。 滅多にお近付きになれない上司との会食でしたが、トラウマになりそうな時間でした。 案の定直属の上司に「今までの会食で一番つまらなかった」という感想は伝わっており、「あの叱咤激励は酔っ払った勢いではなかったのか」とショックを受けました。が、直属の上司から「わたしさんとは一度ゆっくりまた飲みに行きたいと話していたよ」とのお言葉をいただけました!でももう気は進みませんが・・・

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十指に余る

【漢字】十指に余る 【読み】じっしにあまる 【意味】十本の指では数えきれない。十以上。 【例文1】営業功績が十指に余る。 【例文2】十指に余るほどの伝説がある。 【例文3】十指に余る恋愛をする。 十指に余るとは両手十本では数えきれないという意味です。 皆さんは十指に余るものありますか? 独身時代は資格を取り働いていました。しかし、ハタチで結婚したので今は専業主婦となっています。 考えてみたら私には十指に余る大親友といえる友人が5人はいることです。 うち3人は幼稚園時代からの幼馴染で結婚した今でも車で10分足らずのところに住んでいますし、月に1回はランチしています。 子どもが小学校に入学してから、子どもたちが仲よくしているお友達のママさんグループができて私もグループラインに参加して学校行事は常に3人で連絡を取り合い、共感できて頼りになるママさんグループです。私が住んでいる団地はマンモス団地で同じ子どもを持つお母さん世代がたくさんいるので、子育ての悩みやお下がりなどをやったりもらったり、帰宅が遅くなると、子どもを預けあったりして助け合っています。本当に助かっています。友人やママさんたちにとても感謝しています。私には十指に余る趣味もたくさんありまして、お菓子作りが得意です。日頃お世話になっているママさんや友人にクッキーを焼いたり、ケーキをやいたりしてお茶をしています。子ども達には十指に余るまでとは言いませんが、習い事や趣味をたくさん楽しんでもらいたいと願う母です。

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質実剛健

【漢字】質実剛健 【読み】しつじつごうけん 【意味】心身ともに健康でたくましい。 【例文1】結婚相手には質実剛健を望む。 【例文2】質実剛健に育って欲しいと願う。 【例文3】栄養管理を徹底して実質剛健だ。 人から好かれる男性というのは、どのような人でしょうか。もちろん見た目が格好いいというのもあると思います。人の印象というのは見た目も含まれますから、見た目が格好いいということも大事でしょう。ただし格好いいというよりかは、変に気取った服装を好んだりするより、清潔感のある身なりをするのが良いと考えられます。特に成人済みの女性は、人としてではなく異性としても、清潔感のある男性を好みやすい傾向にあると感じます。 とはいえ清潔感のある見た目とはどのようなものでしょうか。簡単に言ってしまうと、まずは長髪よりも短髪である方が爽やかな印象になります。特に耳まで出せば、なかなか爽やかになるのではないでしょうか。それと髭は剃っておいた方が良いでしょう。無精ひげが似合う人もいますが、そうでない人は剃っておくことをおすすめしたいです。また服装は、きちんとアイロンがけしたシャツやズボンを着用することが大事ですね。アイロンがけしてないとくたびれた印象になってしまいます。アクセサリー類も結婚指輪のようなもの以外は身に着けておかない方が良いでしょう。変に飾り気がない方が、清潔感を出せるように思えます。 ですがどんなに見た目だけ清潔さを出していても、中身がちゃらんぽらんな男性であったら、人からは好かれにくいかもしれません。裏を返せば質実剛健な男性になれば、人から好かれやすくなるのではないでしょうか。見た目も大事ですが、中身もきちんとした人になりましょう。

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四通八達

【漢字】四通八達 【読み】しつうはったつ 【意味】交通の便が発達していて賑やかな場所。 【例文1】四通八達で騒がしい。 【例文2】四通八達になったぶん道に迷う。 【例文3】四通八達で活気がある。 「四通八達(しつうはったつ)」とは「道路、交通、通信が四方八方へ通じていること」です。今でこそ都会では当たり前の「四通八達」ですが、昔はそうではありませんでした。近代日本の陰の立役者、坂本龍馬は薩摩藩と長州藩の仲立ちをして、薩長同盟をなしとげます。その1年後、京都の近江屋で彼は不幸にも暗殺されてしまいます。その時、龍馬の妻のお龍は下関にいました。暗殺された時間にお龍は夢で、血で塗られた刀を下げ、うつろな表情の龍馬を見ていたといいます。実際にお龍が龍馬暗殺の知らせを受けたのは翌々日のことでした。龍馬夫妻は日本人として初めて新婚旅行に行ったふたりです。京都伏見の寺田屋で刀傷を負った龍馬は西郷隆盛のすすめで、お龍とともに、塩浸温泉(現鹿児島県霧島市牧園町)で傷をいやしながら霧島に遊びました。二人は、山頂にある『天の逆鉾(あまのさかほこ)』を見に高千穂峰にも登り、龍馬はその登山の様子を絵入りの書簡にしたためて姉の乙女に送っています。その書簡によると、天の逆鉾を岩から抜いてしまい、また元のように岩に突き刺したなど、真偽のほどはわかりませんが、書いてあったようです。鹿児島への88日間の旅は、二人の生涯で最も楽しいひと時でした。その翌年、龍馬は亡くなったのです。

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七歩の才

【漢字】七歩の才 【読み】しちほのさい 【意味】中国の曹丕・曹植兄弟は優れた詩人であった。兄が弟の才能を妬んで七歩歩いている間に詩を作るよう命令した。曹植は兄弟の不仲を嘆く詩を作ったという故事より。作詩の才能があり、ひらめきが早い。 【例文1】七歩の才ではないから、制作まで1週間はかかる。 【例文2】俳句が七歩の才の出来映えだ。 【例文3】七歩の才で驚きだ。 「七歩の才」とは「世説新語」文学の故事から「詩を作る 才能が非常にすぐれていること。また、作詩が早いこと」です。曹植は魏の武王の息子です。詩文の才能に長じていました。その才能に嫉妬した兄の曹丕(文帝)は自分が 七歩あるく間に詩を作れなければ罰を与えると、無理難題を吹きかけます。ところが、七歩の間に曹植は自分たちを豆と豆がらに喩えて「豆を煮てスープを作り、醗酵したみそを漉して汁にします。豆殻は釜の下で燃料にされて燃え、豆は釜の中で泣いて訴えます。 私達は元は同じ根から育った豆と豆殻なのに、 なぜそんなに急いで煮ようとするのですか」と兄弟の不仲を嘆く詩を作ります。これを聞いて、帝は深く恥じいる表情をみせました。詩の才能を父曹操にも認められ、寵愛を受けていた曹植でしたが、兄文帝とは側近レベルで父の後継争いに発展し、兄が後継に指名されると、曹植は側近ともども厳しい迫害を受けるようになります。そして城を追われるように出て、親族間の交流もままならず、母が亡くなると後ろ盾をなくした曹植は41歳の若さで「常に汲汲として歓びなく、遂に病を発して」亡くなります。曹植は五言の古詩の作り手として唐の李白、杜甫以前の「詩聖」と評されています。

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七転八倒

【漢字】七転八倒 【読み】しちてんばっとう 【意味】痛くて倒れる。 【例文1】頭を打ち七転八倒。 【例文2】七転八倒で意識を失う。 【例文3】七転八倒のあまり救急車を呼ぶ。 私は10代の頃からコーヒーが好きで、毎日10杯ものコーヒーを飲み続けています。 ある日、急に胃の辺りがキリキリ痛み出し、どんどん強まりだしたのです。 仕事中だし、少し耐えれば治るだろうと思い、我慢していました。休憩中は長椅子に横になった時は少しは楽になるのですが、立つとまたキリキリ痛みだします。 1時間経っても痛みが治まる様子がなかったので、上司に事情を話して、早退して内科に行きました。 診察結果はどこにも異常はなく、それでも念のため、胃の中を洗浄しました。 家に帰ると急にお腹が空いて食事を摂りました。 その後も胃が痛む事は全くなく、七転八倒したあの痛みは何だったのだろうと、不幸中の幸いだとおもうことにしました。 食生活でいえば大好きなコーヒーはやめられません。しかし、健康のことを考えて朝・昼・夜と一日3杯に減らしました。

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七転八起

【漢字】七転八起 【読み】しちてんはっき 【意味】何度失敗しても諦めずに取り組む。 【例文1】七転八起と言うだろ。次こそは良い結果に繋がるよ。 【例文2】会社が倒産したが、七転八起だ。 【例文3】婚活失敗だが、七転八起だ。 最近、発達障害というものがよくニュースで取り上げられています。 アスペルガー症候群や自閉症などいわゆる社会生活に支障をきたすトラブルを起こす障害であります。 私の場合も自閉症を患っていて年に何回か、どうしてもトラブルを起こしてしまっている、また軽度のパニック障害もありトラブルを起こしてパニックになって暫く病院で静養しなさいといわれて入院しています。 入院する度々、自暴自棄になり落ち込んだりしているのではあるが・・。自分の長所?なのかよくわからないが何回も入院しても自暴自棄になっても数日経つとケロッとして頑張ろうと思い元気になり、程よくリハビリをして(作業療法とか)退院するのです。 人によっては一回入院する事で入院拒否や退院しても引きこもりをして二度と社会復帰をしない人が多いらしく、私みたいに失敗しても七転八起して元に戻る人は少ないらしい。 周りの支えも恵まれている、という現状もあるけど本人の考えようにとっては相変わらず懲りないなぁとかいわれても元気に復帰して暫くトラブル(障害のせいで同じミスをどうしてもしてしまう)を起こしても七転八起して頑張っています。 最近はトラブルの頻度、大きさも収束(周りが慣れてケアがしっかりしてきた)してきたので、ますます頑張ろうとなって社会復帰に励んでいまず。

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四知

【漢字】四知 【読み】しち 【意味】「天知る地知る我知る人知る」誰も知ることはないだろうと思っていても、隠し事や不正はいつかバレてしまうもの。 【例文1】妻は勘が鋭くて、なぜかいつも四知なんだよな。 【例文2】女の勘は四知だ。 【例文3】四知の勘が働く。 「四知」は「しち」と読み、「天知る地知る我知る汝知る」が元の言葉で、この四つの知を以て四知というのですが、「ふたりの間の秘密であっても、天も知り、地も知り、我も知り、相手も知っていることから、いつかは他に漏れてしまう」という意味です。だからこそ、陰で悪いことをするのは以ての外で、陰ひなたなく過ごすべきだという教えです。 後漢書の楊震伝に出てくる逸話ですが、楊震が以前に口を利いてやった人が夜陰に乗じて、贈り物を持ってきます。彼は「天知る地知る我知る汝知る」という言葉で断るのです。貰えば収賄になりますから。事件を起こす人たちはおそらくこの言葉を知らないのでしょう。戦後間もない、昭和24年に国鉄を巡って三つの事件が起きました。人員整理を進めていた下山定則国鉄総裁が怪死した、下山事件。中央線三鷹駅構内での無人電車の暴走事故。東北本線松川駅付近で線路のレールが外されて、通りかかった列車(C51133)が転覆して乗務員が死亡した松川事件。国鉄などの共産党員や組合活動家が逮捕されたものの、裁判では全員無罪になりました。これが結果的にGHQが示した経済安定九原則を推し進めることに繋がりました。それから六十八年たった今でも真相は藪の中ですが、いつか、「四知」の言葉どおり明白になるに違いありません。

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地団駄を踏む

【漢字】地団駄を踏む 【読み】じだんだをふむ 【意味】悔しがって足で地面を強く踏む動作。 【例文1】試合に負け、地団駄を踏む。 【例文2】おもちゃを買ってもらえず、子どもが地団駄を踏む。 【例文3】大敗して地団駄を踏む。 地団駄は、じたたらのなまりでもあるそうで地を激しく踏むことです。地団駄を踏むの意味としては悔しがる、その悔しさに身悶えして地を叩き踏むという事で様子が頭に思い浮かびやすい言葉ですね。実際に地団駄を踏んだのは 子どもの頃位だったと思います。お菓子や玩具を買って貰えなかった時とか旅行とか遊びに行けないと分かった時等の駄々をこねる際に足をダンダンと時に跳ねて親に泣きながら訴える時に使ってたなぁと懐かしいです。ある程度大きくなるとそういう自己の主張を体全体で表現する事も減りますが、足を使わない地団駄を踏む行為を見る事はありました。身近では兄とよくテレビゲームで対戦して遊んでたのですが、負けた時に必ず右に首を大きく傾けるんです。それに気づいてからは勝った後すぐ横目に兄を見て(今日もやるか?)と確認するのが癖になってました。もの凄い速さで首をガクッと振るので段々と可笑しくなってそれを見たさに勝とうとしてる部分もありました。我慢出来ずに兄に指摘すると全くの無自覚だったと言います。大人になると悔しさを我慢する傾向が強くなってくるので、スーパーとかで小さな子どもが泣きながら足を交互に鳴らしたり、地べたに寝てバタバタして悔しさをアピールしてる光景を見ると親御さんの大変さを想いつつそれが出来るという事に平和を感じます。

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舌を巻く

【漢字】舌を巻く 【読み】したをまく 【意味】非常に優れていて驚く様子。 【例文1】彼は新人ながら的確な仕事に周囲が舌を巻く。 【例文2】彼女はのみ込みが早く、聡明で舌を巻く。 【例文3】舌を巻くゴールだった。 先日仕事の関係で、都内の有名な女子大に通う女性と知り合いました。失礼ですが、見た目は結構地味な感じの女性です。しかし、話してみるとそのち生に驚かされてばかりでした。裕福な家庭で育ったそうで非常に上品ですし、穏やかな方です。でも、博識でどんな分野の会話にも対応できます。特に彼女が今一番興味のある芸術学の分野では、まさにこちらが舌を巻くほどの知識を披露してくれました。 といっても、一方的に自分の知識をひけらかすような方でもありません。本当の才女というのはこういう人のことを言うのだと改めて実感させられました。ちなみに、私の仕事に関する分野のことも詳しかったです。あまりに詳しかったので聞いてみたところ、私と会うことが決まってから事前に色々調べてくださったそうです。せっかくお会い出来るのに、基本的なことすら知らないのは失礼だからと。きっと知識欲も強い女性なのでしょうが、相手に対するマナーとして色々調べてくださるんですよね。本当に素晴らしいと思いました。 仕事のことはもちろんですが、プライベートなことなど色々話し合いました。やはり舌を巻くほど聡明な女性です。自分の仕事に対しても大きな刺激になりましたね。

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舌を出す

【漢字】舌を出す 【読み】したをだす 【意味】恥ずかしい思いをした時にペロッと舌を出す。またはあざ笑う。 【例文1】彼女の舌を出す仕草が可愛い。 【例文2】バーカと舌を出す。 【例文3】失敗して舌を出す。 『舌を出す』という言葉には、2つの意味があります。 1つ目は「陰で他者を嘲る」という意味です。あまり良い意味ではありませんね。しかし一方で「自分の失敗を恥じて誤魔化す」という意味も持ちます。こちらは可愛げがあって、特に悪い気も感じません。 同じ言葉なのに意味としては別物ですね。もしも『舌を出す』という言葉を使われたときは、どちらの意味で使われたのかを、文脈からきちんと読み取らなければ誤解に繋がるでしょう。 それにしてもなぜ、このように別の意味になってしまったのでしょうか。これはあくまでも推測の範疇ですが、舌を出すという行為は『自分の本心を見せる』という意味合いを含んでいるようにも感じます。 たとえば1つ目の意味である「陰で他者を嘲る」は、陰でというのがポイントですね。陰で嘲っているわけですから、本人の前では猫を被っていることが考えられます。だからこそ『本人のいないところ=自分の本心を見せられる場=陰』で嘲っているのではないでしょうか。 次に2つ目の意味である「自分の失敗を恥じて誤魔化す」ですが、これは「自分が失敗してしまったことを認めている」と言えるでしょう。そうでなければ、誤魔化すといった行為には結びつかないと思います。ですから『自分が失敗してしまって困った』という本心を見せているのではないでしょうか。 また、どうやら『舌を出す』人の心理にも色々あるそうです。なぜ『舌を出す』という言葉に2つも意味があるのか、自分なりに考えてみるのもなかなか楽しいですよ。

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舌の根の乾かぬうち

【漢字】舌の根の乾かぬうち 【読み】したのねかわかぬうち 【意味】言い終えてすぐ、前に言った事と言動が違う場合に用いる。 【例文1】舌の根の乾かぬうちにもう嘘をつく。 【例文2】さっき言った言葉は舌の根の乾かぬうちじゃないか。 【例文3】言い訳ばかりで舌の根の乾かぬうちだ。 部屋のサーキュレーターが古くなったので、先日LEDの新しいタイプを購入して、取り付ける事になりました。 私の住んでいるマンションは、築年数が20年なので、色々な部分にガタがきていて少し取り扱いを間違えると壊れてしまいます。 その為、古いサーキュレーターを外す時注意していましたが、少し力を入れ過ぎてしまい天井に付いている差込口のカバーを割ってしまいました。 カバーが割れただけなので、取り付けには問題はありませんでしたが、新しいサーキュレーターを取り付ける時に、また力を入れたので今度は差込口ごと外れてしまい、舌の根の乾かぬうちに同じ失敗をしました。 結局取り付ける事ができなくなり、不動産会社に問い合わせをしたら、老朽化が原因によるものだから無料で修理してくれるという事になりホッとしました。 しかし、力を入れては駄目と分かっていても、何故か力を入れてしまうものなんだなと思いましたが、逆に老朽した部分を早く解決出来たのでよかったかなと思います。 万が一、上からサーキュレーターが落ちて来たら、危険な状況になるだけに古くなった設備は早目に対策する事が大切だと思いました。 電源コンセントなども古くなっているので、不動産会社に連絡して交換してもらおうと思います。 うちの息子にぴったりの言葉、舌の根の乾かぬうちにと本当に毎日、言いたいです。それは、息子と下の妹、娘とのとの関わりです。よく、息子は娘にちょっかいをだします。今は夏休みで二人とも毎日家にいるので、自然と関わる時間も増え、喧嘩も増えます。娘が息子にちょっかいを出すことはほとんどないのですが、息子が出すのです。手を出したり、意地悪なことを言ったりが多いのですがそれに加えてしつこいのです。私は言います。怒ります。やめなさいと、いい加減にしなさいと言います。それも何度も言います。とりあえず、息子は「はいはい」と言いながらも、言ったそばからまたちょっかいを出したり意地悪しています。本当にこれこそ、舌の根も乾かぬうちにやっています。今、言ったばかりだよね。しつこい。と言います。また、怒ってるそのそばで、ちょっかいを出します。舌の根も乾かぬうちに。本当に息子にぴったり。治りません。 また、違うことになりますが、息子はお菓子のごみを捨てません。食べたらごみ箱に捨てなさいと言います。息子はとりあえず、「はい」と言って捨てます。そして、また食べた後にごみをそこら辺に置きっぱなしです。舌の根も乾かぬうちにまた、です。言ってるそばからまた、同じことをやらかしてしまう。そんなことが多い、息子です。 舌の根も乾かぬうちに。言っているそばからやるということです。舌の根、乾かしたいな。と思う今日この頃・・。 人は何かしら注意をするとき、「~のようにした方が良い」という話し方をする人もいますが、中には「~すべきだ」という話し方の人もいます。どちらも注意であることには変わりありませんね。しかし前者は、他の選択肢と比較した上での柔らかめな注意です。別の方法があることをほのめかしていると考えても良いかもしれません。一方で後者は断定的な注意であるため、確実に間違いがないときは強い効果を発揮します。ですが使い方によっては、相手から不評を買うことにもなりかねません。 たとえばあなたが仕事でミスをして、上司から注意される際「この仕事は〇〇すべきだ」と言われれば、次から上司の注意どおりにその仕事をしようとするでしょう。それで上司の注意通りに仕事をして特にミスや問題が起きなければ、上司への信頼感も高まることではないでしょうか。 ですがもし、上司の注意通りに仕事をしたにも関わらず、その上司に「この仕事は△△すべきだ」と注意を受けたら、あなたは上司に対して不信感を抱くかと思われます。仮にこのようなことが起こる頻度が多ければ多いほど、上司への不満を募らせることでしょう。 もちろん人は色々な刺激を受けて、考え方も変わっていきます。かといって断定的な注意をしている人が、舌の根の乾かぬうちに注意を変えるようなタイプで、それが尚且つ上司であれば、仕事のやり方についてもう少し考えてみても良いかもしれませんね。

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下にも置かない

【漢字】下にも置かない 【読み】したにもおかない 【意味】下座ではなく上座に置いて丁重に扱う。 【例文1】息子の彼女を下にも置かない歓迎でもてなす。 【例文2】結婚の挨拶にくる両家を下にも置かないおもてなしをする。 【例文3】下にも置かない優遇を受ける。 大切なものほど、至極丁寧に扱う人がいることでしょう。たとえば恋人から記念日にもらったプレゼントですね。あまりに大切にしすぎて下にも置かないほど丁重に扱ってしまう人が、世の中には一定数いることだと考えられます。 しかし『物の本質』や『プレゼントの本質』として、そのような扱いで良いのでしょうか。もしも恋人からのプレゼントがネックレスだったとすれば、おそらく恋人は「そのネックレスが似合うと思ったから」という理由で、プレゼントにネックレスを選んだことだと思います。恋人としては「相手にネックレスを着けてほしい」と思って贈ったのに、結局そのネックレスが使われなかったとしたら、贈った相手は悲しんでしまうのではありませんか。 それに物というのは使われてこそ、その意義があると考えられます。ネックレスであれば『首に飾って人を彩るもの』なのですから、いくら恋人からのプレゼントを大事にしたいからといって、そのプレゼントであるネックレスを使わない、つまり身に着けないというのは、相手にとって逆に失礼になる恐れも含有していると思われます。 大切なものだから大事にしたいという気持ちも分かります。ですが大事にするあまり、丁重に扱ってしまいしすぎている場合は『どのように大事にするか』を今一度考えてみてはどうでしょうか。

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舌鼓を打つ

【漢字】舌鼓を打つ 【読み】したづつみをうつ 【意味】おいしい料理を食べる時に舌が鳴る。 【例文1】熱々のシチューがホクホクと舌鼓を打つ。 【例文2】家族団らんで鍋を囲み舌鼓を打つ。 【例文3】新鮮な活き造りに舌鼓を打つ。 女房と二児の父親でもあり、一家の大黒柱でもあります。今の生活は楽ではありませんが、それでも仕事で疲れて家に帰ってくるとたまに妻が自分の好きな刺身を自分だけに購入してくれていることがあります。ささやかなご馳走にビールと刺身をおかずに舌鼓を打ちます。スーパーで買ってきたパック入りの刺身の盛り合わせですが、自分にとっては最高のご馳走に舌鼓を打ちます。そうすることによって明日からの仕事もがんばれるのです。たまには同僚と美味しいものに舌鼓を打つのもよし、家族でささやかに外食をして舌鼓を打つのもよし、人間には本能の中に食欲があります。少量でもいいからたまにでもよいから舌鼓を打つことが大事だと考えます。安月給でたまにしか美味しいものにはありつけませんが、たまには財布のひもを緩くして美味しいものに舌鼓を打つことが仕事の力にもなりますし、家族円満、同僚とのコミュニケーションにもなります。その分普段は漬け物と味噌汁とご飯などの質素な生活をしているだけに喜びもひとしおです。皆さんはどうでしょうか。私たちクラスの生活水準をはるかに超えている方々は毎日でも美味しい料理に舌鼓を打たれている人もいると思います。人それぞれ舌鼓の打ち方には違いがあれどよい言葉だと思います。

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舌足らず

【漢字】舌足らず 【読み】したたらず 【意味】舌が充分に動かず発音がはっきりしない。 【例文1】電話の相手が舌足らずで聞き取りにくい。 【例文2】舌足らずがコンプレックス。 【例文3】舌足らずを矯正する。 舌足らずの人は、滑舌が悪くコンプレックスに感じている場合も多いようです。私自身は舌足らずではありませんが、身近に何人かいました。子どものような幼さを感じさせます。芸能人でいえば山瀬まみや芸人の諸見里です。諸見里にいたっては滑舌の悪さはひどすぎますよね。よくあれでテレビに出れたのか不思議です。一方舌足らずを武器にして成功している有名人もいます。バラエティ番組でブレイクした一般人のフェフ姉さんです。なんて言っているのかわからないけど若者の間では大人気ですよね。昔でいえばNOKKOなども舌足らず歌手の代表です。幼い印象の中にも、強さや色気などギャップのある要素が入っています。その奥深さが魅力と考えます。可愛いだけじゃない、幼さと危うさが同居しているところが素敵なのです。 ただし、舌足らずは持って生まれたその人特有の魅力ですから、舌足らずでない人が真似しようとすると失敗します。とたんにぶりっこと言われ嫌われてしまうので要注意です。 私はどちらかと言うとあまり積極的に話しをする方ではありません。もっと言うと口下手です。だから舌足らずでこの方数え切れないほどの失敗をしてきました。仕事では上司に報告をするときに舌足らずのおかげで真意が伝わらずに怒られた経験もあります。また、恋をしたとき今でも思い出しますが、女性に告白をしようと思って、告白する前に事前に紙に言うことを羅列して、恥ずかしながら告白の練習をしました。いざ告白すると気になると好きな人の前では緊張もあったかもしれませんが舌足らずで、ふられた経験もあります。時に冗舌な人を羨ましく思うことがたくさんあります。やはり舌足らずよりも話しの上手い人のほうが世渡りをするときにプラスに働くと思います。しかしこれも訓練で克服できるのではないかと思い話し方講座と言うところに通っています。まだまだ舌足らずを克服することができませんが、今から更に仕事でも私生活でもレベルアップするために舌足らずの自分を克服することが出来ればと思っています。アナウンサーなんかはとても順序立てて、納得いく話しぶりをしています。アナウンサーまではいかなくても、誤解されないくらいまでの話し方を目指して脱舌足らずを克服することが出来ればと努力しています。

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親しき仲にも礼儀あり

【漢字】親しき仲にも礼儀あり 【読み】したしきなかにもれいぎあり 【意味】いくら親しい友人でも最低限の礼儀はするもの。 【例文1】毎回遅刻してくる友人に嫌気がさした。親しき仲にも礼儀ありだ。 【例文2】ありがとうも言わなくなった。親しき仲にも礼儀ありだと言うのに。 【例文3】ドタキャンが多くなり親しき仲にも礼儀ありだ。 親しいということは、扱いを雑にしても良いということではないです。 多少のわがままも場合によっては聞き入れられることもあるかもしれませんが、日常的に挨拶や礼儀を欠くのはいかがなものでしょう。 挨拶は本来的に意識的にするものではなく、自然に行われるべき所作のはずですが、それが実際にできている人は少ないように思われます。 このことは簡単に確かめることが出来るでしょう。 食事のはじまりの「いただきます」やお茶を淹れてもらったときの「ありがとう」が意識せずに自然と出てくるならば問題ありません。 挨拶の言葉を発生できなかったり、何とか挨拶したものの自分や周囲の人が不自然に思うようならアウトです。 挨拶が自然に出来るかどうかは日頃からの積み重ね、慣れに左右されるのです。 親しくなるのにも時間はかかりますが、挨拶が自然に受け入れられるようになるのも時間が必要なようです。 抜群の演技力で自然な挨拶を演出してみても、周囲の人たちからすれば君が悪い以外の何物でもないでしょう。 顔と名前を知っているだけの間柄でも、日常的に挨拶を交わす程度の礼儀は守るべきと思われます。 親しい仲にも礼儀ありと言われるくらいなので、ただの知り合い以下の扱いをするような事は避けるべきです。 皆さんが思い浮かべる『親しい仲の人』とは一体どのような人でしょうか。家族、友人、恋人、それは様々だと思います。恐らく『親しい仲の人』が相手だと、他の人と接しているときよりも気が緩んだり、心が打ちとけているため、つい甘えてしまうこともあるのではないでしょうか。ですが人間関係とは、築いていくのは長い時間の積み重ねが必要であるにも関わらず、壊れるときは一瞬で壊れてしまいます。 たまにあるのが「親しい仲だから」ということを免罪符にして、無理な仕事を押し付けてしまう場合です。最初は相手も引き受けてくれるかもしれませんが、これを何度も繰り返していくと、ある日突然仕事を頼んでも、断られてしまうことがあります。また「親しい仲だから」と思って、面白がって色々相手に冗談を言っていたつもりが、相手にとってストレスとなっていることがあります。この場合も、相手が我慢の限界に達してしまったら、急に連絡が取れなくなってしまうなどの恐れがあります。 このように人間関係を壊さないようにするためには、親しき仲にも礼儀ありといった言葉のように「いくら仲が良い相手だからといって、何でもして良いわけではない」ことを肝に命じておきましょう。自ら人間関係を壊さないよう、どんなに親しい相手でも、いったん「こういうことをして問題はないか」を考えてみても良いかもしれませんね。

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舌先三寸

【漢字】舌先三寸 【読み】したさきさんずん 【意味】口先三寸と間違えられることわざのひとつで、正しくは舌先三寸である。うまい言葉で相手を言いくるめること。 【例文1】祖母が舌先三寸で訪問販売に引っかかった。 【例文2】舌先三寸で振り込め詐欺に遭う。 【例文3】舌先三寸で残業を断る。 舌先三寸という言葉はよく口先三寸と間違われますね。 舌先三寸とは口先だけでいいように言って、うわべだけの言葉で心や中身が備わってないという意味だそうです。 簡単に言うと詐欺師のようなものですね。上っ面の言葉で人を操り、自分の都合の良いようにしたいんです。 詐欺師までいかなくても人はみんな少なかれ、嘘をついたり心にもないことを言ってしまうことがあります。 ただ、それが当たり前になるのは怖いなと思います。 心の伴わない言葉というのは何とも、心がすさむといいますか、虚しさがありますね。 かつて、私も学生で就活をしているとき面接で心にもない志望動機などを話すことがありましまた。 そんな時は決まって、面接後にものすごく気は滅入って気持ちが悪いし、そんな心にもないことを言う自分が嫌でした。 やっぱり気持ちと行動が一致していないと人は元気を無くすと思うのです。 なので、いつも舌先三寸でいると自分の感情に鈍感になり、そうなると人に対しても鈍感になっていくと思うのです。 そうなっていくと、上手くいくものも上手くいかないようになっていくと思います。 なので、自分の気持ちにいかに正直でありオープンにしていくことが、特に大人にとって大変かもしれないですが努力していかなくてはならないことなのではないかと思います。

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舌が回る

【漢字】舌が回る 【読み】したがまわる 【意味】よく喋ること。 【例文1】彼女は賢いだけによく舌が回る。 【例文2】販売員はよく舌が回る。 【例文3】営業トークで舌が回る。 よく舌が回る人は、ずっと同じ話を繰り返しているわけでないのであれば、重宝できる存在です。なぜなら出てくる話の数だけ、頭の中にアイデアがあるということに繋がるためです。何もアイデアを出してくれない人も、もしかすると何かアイデアを持っているのかもしれませんが、結局はそれを伝えてくれないと、アイデアが無い人と同じになってしまいますね。そうなりますと、舌が回る人の話に耳を傾けた方が良いでしょう。 ですが舌が回る人の話す内容をよく聞いてみて、そのアイデアのメリットしか言わない場合は少し注意が必要です。言わずもがな、メリットがあれば何かしらデメリットがあるのは当然でしょう。つまりデメリットを伝えてくれない人は、自分の都合の良いように相手を使いたいだけの可能性もあるので、信用するにはまだ早いと思われます。逆にきちんとデメリットまで教えてくれる人であれば、その人のことを信用しやすくなるでしょう。更に言うなれば、そのデメリットをどうフォローするかまで発案してくれる人なら、より信用に値する人だと考えられます。アイデアを出してくれるにしても、アイデアの数という『量』だけでなく、アイデアのメリット及びデメリットという『質』まで提示してくれる人ならば、公私ともに安心できるのではないでしょうか。よく舌が回るの話す内容はきちんと聞いておきましょう。

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時代錯誤

【漢字】時代錯誤 【読み】じだいさくご 【意味】時代が変わっても古い考えを変えないことをいう。 【例文1】部活練習中は水も飲むなとか、いつの時代だよ。時代錯誤もいいとこだ。 【例文2】結婚したら家庭に入ってほしいなんて時代錯誤だ。 【例文3】家事は主婦だけがするものだとは時代錯誤だ。 私が将来結婚するかもしれない女性には、働くのをやめて、家に入って欲しいと思っています。 男が外で働いてお金を稼ぎ、女はその間家を守って欲しいと考えているのです。 こんな事を書くと、社会の中心で働いている女性からは、時代錯誤も甚だしいと言われそうな気がします。 私とて自分が言っている事は、時代錯誤だと自覚しているのです。 今どき女性は結婚をしても外で働くのが当たり前となっており、結婚したからと言って家庭に入るのはナンセンスと言わざるを得ません。 女性というのは時代の変化に順応に対応できる人が多いですが、男の方は時代が変化しても中々それに合わせられないものです。 今の女性は、様々な髪形や髪色を楽しむようになっています。 ですがほとんどの男性は、今でも女性には黒髪ロングを求めているようです。 女性の中身がどんなに変わろうとも、男が女性に求める女性像は大して変化していないと思われます。 この様な事が原因の一つとして、未婚化が進んでいるのではないかと私は考えています。 女性が考える奥さん像と、男性が考える奥さん像が食い違うので、中々結婚へと踏み切れないのかもしれません。 今後男性が女性に対して時代錯誤的な求めを改めない限り、未婚化が改善する事はない様な気がします。

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地獄の一丁目

【漢字】地獄の一丁目 【読み】じごくのいっちょうめ 【意味】 【例文】 北朝鮮のミサイル開発と核開発が始まって、もうどれ位経つのでしょうか。 極東の平和安定の為に、アメリカを始めとする世界各国が手を変え品を変えしてそれらの開発を阻止ようと働き掛けて来ました。 北朝鮮と各国の間で虚々実々の応酬があり、2歩進んで1歩下がり、また1歩進んで2歩下がるという状態で、結局のところ北朝鮮は核爆弾の製造に成功し、ミサイルも中長距離の性能を実現してしまいました。 このミサイルに核弾頭を搭載すれば、日本のいかなる場所にも核攻撃を加える事が可能になったという事です。 いくら何を考えているか理解し難い北朝鮮でも、その結果自国の滅亡を導いてしまうであろう、そんな馬鹿な行為を実行するわけはないと考えたいところですが、核ではない通常兵器としてのミサイル攻撃ならば決して可能性が無いわけではありません。 平和ボケの日本人のほとんどは、「そんな戦争がまさか・・」と思っていますが、実際、2010年に韓国の延坪島が北朝鮮によって砲撃された事実があり、現実問題として起こり得るのです。 そうなれば、その結末はどうなるにしても、何人かの日本人が死ぬのは確実で、核攻撃ならば、○○万人以上の人的被害となります。 そう考えるともしかしたら今、私たちは地獄の一丁目に立っているのかもしれません。 地獄の一丁目は極めて恐ろしい所の例えとして用いられますが、その他に破滅に陥いりかける「始まり」の意味もあります。 現在のこの状況が、「始まり」ではない事を切に願うものであります。

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児孫のために美田を買わず

【漢字】児孫のために美田を買わず 【読み】じそんのためにびでんをかわず 【意味】子孫のために田畑を買えば財産に頼ってしまうので、あえて財産を残さないことをいう。 【例文1】児孫のために美田を買わずの方針で、子どもたちの自立心が芽生えた。 【例文2】子どもを甘やかすといけないから、児孫のために美田を買わず。 【例文3】争いを避けるため児孫のために美田を買わず。 「児孫のために美田を買わず」は西郷隆盛が友人であった大久保利通に送った詩『偶成』の一節、「一家の遺事人知るや否や、児孫の為に美田を買わず」から故事成語になった言葉です。意味は「作物がよくとれる良い田地を買うなどして財産を残すと、子や孫は仕事もせずにのんきな生活を送り、かえって子孫のためにはよくないことから、子孫のために、あえて財産を残さないようにすること」です。 西郷隆盛は波乱万丈な人生を送りました。鹿児島の下級武士の出身で、子どもの頃に友人同士のけんかの仲裁に入り太刀を浴びて、右腕内側の神経を切り、刀が握れなくなったことで学問に力を入れます。世代交代で島津斉彬が藩主になると、自分から申し出て江戸詰めについていき、斉彬から直接教えを受ける一方、水戸学の権威、藤田東湖からも国学を教わります。斉彬の養女、篤姫が徳川家に嫁ぐと、一橋家の徳川慶喜を世継ぎにするため奔走します。幕末、尊皇攘夷の官軍の将として勝海舟との話し合いに応じ、江戸城の無血開城の立役者となります。明治天皇の信望も厚く、政府でも活躍しますが、明治6年の政変により政治から手を引き、故郷で私学を興します。が、私学生徒の暴動に端を発した西南戦争の指揮を執る事態となり、賊軍の将として人生を終えます。明治天皇の働きかけもあり、死後恩赦され名誉復活となりました。

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自責の念

【漢字】自責の念 【読み】じせきのねん 【意味】自分の過ちを自分で責める。 【例文1】自責の念に駆られる。 【例文2】和解して長年の自責の念から解放される。 【例文3】自責の念で病む。 「自責の念」とは後悔して自分を責める意味があります。もうどんなに行動しても後悔が無くならない苦しみが伝わりますし、例え悪事を働いた過去があるとしても、自分の行ったことを後悔している・反省している様子が分かりますね。 戦争を体験した方の話を聞くと、多くの方が人を殺したことを後悔して「自責の念」に苦しめられています。いつ死ぬのか分からない極限状態で、殺さなければ殺されるのが戦場なので本当に惨いことだと思います。ましてや戦争体験者の話を聞くと小さな子どもまでが犠牲となる場面を目にした方もいます。 悔やんでも悔やみきれない「自責の念」ですが、その思いを失くすことは難しいです。カウンセリングなどの治療法も存在しますがすべての方を治療できるとは限りませんし、心の傷はそう簡単に治りませんよね。 「自責の念」は、相当な経験をしないと抱けない気持ちで、生きていくうえで日々苦しめられることになります。その多くがもう解決できない出来事が含むので、死ぬまで背負い続けることになるでしょう。 人間が生きていく中で、そういった気持ちや考えが生まれる出来事は歴史を観ても何度も起きていまが、苦しむ多くの方には報われてほしいですね。

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沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

【漢字】沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり 【読み】しずむせあればうかぶせあり 【意味】長い人生には浮き沈みがあり、良い事ばかりでなく悪い事もあるが、がんばろうという励ましの言葉。 【例文1】沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだったけど、無事金婚式を迎えられて感激。 【例文2】一度フラれたからって沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだよ。 【例文3】今は経営難だが、沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだよ。 沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありとは悪い事が起こった後には良い事もあり巡ってくるのだから苦しい事ばかりが続くわけではないという意味で、くじけずに努力すべきという励ましを込めた言葉として用いられるようです。実際人というのは良い時期悪い時期の波が確かにあるようで、占い等からもその年の運勢というのは違うものですし、厄年なれば健康面に気をつけたり人生の流れというのは良い事ばかりでも悪い事ばかりでもない、両方がつかず離れずの紙一重で巡ってるのだと思います。沈む瀬のような時は本当に辛い渦中であり、自暴自棄になったり先を見出だせない状況に不安があると思いますが、そんな時に支えになってくれた人や言葉や自然に触れて感動したりと、辛くなければありがたみに気づけない事も確かにあると思います。人は自分で経験しないと物事の危なさや人の痛みを心底理解するのは難しいと思うので、悪い出来事の中でも学び、無駄にしない心構えや考え方がひとつの苦難を乗り越える、長引かせない教訓なのかなと思っています。そして苦しい事の後の楽しい事は心からの喜びを感じられます。もしかしたらその喜びを味わう為に試練があったりするのではと考える程に人生は何が起こるか分からず、だからこそ希望を持てるのかなと思います。

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地震雷火事親父

【漢字】地震雷火事親父 【読み】じしんかみなりかじおやじ 【意味】この世で特に怖いといわれているものをリズムよく使う言葉。 【例文1】地震雷火事親父なんて言うけど、うちでは地震雷火事女房だよ~。 【例文2】地震雷火事親父なんてもう古い。世のお父さんは娘に甘い。 【例文3】地震雷火事親父なんて怖くないよ。 「地震雷火事親父」という言葉を最近あまり聞かなくなったような気がします。 一昔前はこの言葉の通りで、父親も怖い存在の一つに数えられていました。 昔は家長に当たる父親が家の中では一番偉い存在だったようです。 今では子どもが一番という家庭も多く、下手をしたら父親の存在が最も下になっている場合も多いと思います。 このことわざで面白いと思うところは、親父以外はすべて自然現象です。 家事は不注意もありますが、強風が原因でさらに被害が拡大するので、やはり自然の影響は大きいと思います。 親父の怒鳴り声も自然現象と同じ扱いだとしたら、反抗しても仕方がなく、ただ嵐が過ぎるのを待つしかないのかもしれません。 それだけ昔の親父の存在は脅威だったのでしょう。 現代社会は昔と大きく変わっていることもけっこうあります。 特に上下関係や男女平等の意識など、かなり変わってきたと思います。 それに合わせて新しいことわざが生まれてくれば、これもまた面白いかもしれません。 時代が変わっても変わらないことわざもたくさんあります。 時代とともに変わっていくものは、その時代は当たり前なことであっても、本来は当たり前ではないのかもしれません。 今の習慣が当り前だと思わずに、少し疑ってみることも時には必要だと思いました。 ある日、中学生の長男が聞いてきました。「ねぇ、地震雷かじ親父って どういう意味?」それで、私は答えました。「全部怖いものの例えだよ。 地震も、雷も、火事も、親父も全部怖いでしょう」と言うと、長男が言いました。 「俺、地震と雷が来たら、家事は親父がするって意味だと思った」 あ?地震雷→家事親父。なるほど。いや、地震と雷が来ても、君の親父は家事をしないですね。私は心の中で言いました。 確かに、地震は怖いです。地震によって、命を落とした人も沢山みえますし、 私の住む地域でも、高い確率で大きな地震が来ると言われています。 そして、雷も怖いです。野球少年がマウンドで雷に打たれたという事故も ありました。私は、雷の大きな音が鳴る度に叫び声をあげます。 火事もまたしかり。私は経験したことがありませんが、間近で見た時、その 勢いに震え上がりました。 しかし私にとって、親父はあまり怖いものではありません。父はいつも優しい 笑顔で話してくれるし、叱られたこともありません。 夫も子どもに甘いし、周りを見ていても、あまり「怖い親父」というのは存在 しないようです。時代的に、例えとして適切でなくなってきているような 気もします。 親父の変わりになるような、怖いものを代わりに考えてみるのも良いかもしれません。

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獅子奮迅

【漢字】獅子奮迅 【読み】ししふんじん 【意味】獅子が奮い立って激しい動くことから、迅速に行動すること。 【例文1】彼女の動きは獅子奮迅のようにテキパキしている。 【例文2】試合中は獅子奮迅の動きだった。 【例文3】獅子奮迅で敵を交わす。 「獅子奮迅」とは「獅子が怒り狂うように激しく戦う様子」です。戦国時代、徳川家康のもとで働き、徳川四天王の一人に数えられた本多忠勝。彼は勇猛な戦いぶりで知られています。名前の由来は「ただ勝つのみ」からきています。長い槍を武器とし、通常の長槍が4.5mに対し、忠勝の槍は6mもありました。合計57回の戦に参加したが、かすり傷一つ負わなかったという伝説まであります。彼が隠居後に仏像を彫っている最中、誤って指を傷つけたのが唯一の刀傷だとされています。彼は幼い頃から徳川家に仕えていま した。彼の戦いぶりで一番有名なのは、元亀元年の姉川の戦いです。織田信長は近江の浅井氏と越前の朝倉氏を相手に戦っていました。この時、徳川家康は本陣に迫る朝倉軍1万の軍勢を前に、どう戦えば良いのかと途方にくれていました。そんな大将を尻目に本多忠勝は無謀とも思える単騎駆けを試みます。そしてこの時、「本多忠勝を死なせるな!」と必死に忠勝を救おうとする家康軍の行動が思いがけない反撃となって朝倉軍の打ち崩しに成功しました。この戦いで忠勝は朝倉軍の豪傑・真柄十郎左衛門との一騎討ちで勇名を轟かせました。この徳川軍の働きで信長軍は勝利をおさめました。「獅子奮迅」が一番似合う男が本多忠勝なのです。

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獅子の子落とし

【漢字】獅子の子落とし 【読み】ししのこおとし 【意味】獅子は谷底に我が子を突き落として這い上がってきた子だけを育てるとの言い伝えがある。我が子が本当に可愛いならば、世の中の大変さを経験させた方が将来子どものためになるという教え。 【例文1】心を鬼にして獅子の子落とし。 【例文2】息子に独り暮らしを勧めるのは獅子の子落としだ。 【例文3】獅子の子落としの経験が身に付いた。 「獅子の子落とし」とは、獅子は自分の子を崖から落として這い上がってきた子を育てるという様子を表し、転じて、自分の子どもに試練を与えて強く立派に育てることを意味します。ところで、獅子は本当に我が子を崖から落とすようなことをするのでしょうか。 ここで言う獅子とは百獣の王ライオンのことと言われております。ライオンが自分の子どもを崖から落としているシーンを直接はもちろんテレビを介してでも見たことがある人は皆無なのではないでしょうか。実際、ライオンのメスは非常に子煩悩で我が子を大事に大事に育てると言われていますので、崖から落とすなどあり得ない話です。では、オスはと言えば、育児には余り関心がない上に、実はメスに比べると小心な性格だと言われています。そんなオスが我が子を崖から落とすことはやはり考えられません。そもそも、ライオンの生息している地域は平原ですので、突き落とす崖を探すのも大変な作業になります。 では、なぜこのような慣用句が生まれたのでしょうか?まず、獅子はライオンのことと言われていますが、この慣用句が生まれたのは中国です。古代中国にライオンがいるかといえば、おそらくいなかったと思われます。そのためここで言う獅子とは空想上の動物だとも言われています。 これはあくまで個人的な考えですが、ライオンと言う強い動物がいるらしいと中国に伝わった結果、空想上の動物「獅子」が生まれ、強いと言うイメージが、崖から我が子を落として這い上がらせるというイメージへと転じたのではないかと推測しています。 獅子の子落としとは、わが子に厳しい試練を与え、その器量を試すことで一人前に育てることができるというたとえです。(出典:故事ことわざ辞典) ライオンは、わが子を深い谷底にわざと落として、這い上がってきた子のみ育てるという古くからの言い伝えから生まれた言葉です。実際には、ライオンは父親母親ともに谷底へ落とす慣習はないそうです。 わが子の成長のために厳しい試練を与えることは、子どもにとっても大変ですが親にとってもハードルが高いことです。 可愛いわが子には、なるべく苦労をしないで育って欲しいと思うのも親心だからです。 自分の経験や失敗を活かして、わが子には同じ失敗をさせたくないとついついレールを敷いてしまい、余計な苦労をしなくて済むように、人生をお膳立てしてしまう親御さんも多いと思います。 大きくなってから激しい受験戦争を体験させたくないと、大学付属の幼稚園や小学校をお受験させるのもその一例ですね。 苦労するとわかっていて敢えて厳しい試練を与えることで、子どもが苦しむ様子を見るのは親にとってはとてもつらいことです。 先の例で言えば、あえて大学付属でない学校に進学して、緊張感を持って勉強させて大学受験にのぞむのが「獅子の子落とし」に当てはまるのでしょう。 獅子の子落としをすることによって、子どもも成長しますが、実は親が成長します。親子ともに成長するのが大事なことかもしれませんね。

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事実無根

【漢字】事実無根 【読み】じじつむこん 【意味】根拠もなく事実でないこと。 【例文1】週刊誌に掲載されている記事は事実無根である。 【例文2】事実無根を真っ向から否定する。 【例文3】事実無根だと言い張る。 よくニュースで「報道された内容は全くの事実無根です」なんてコメントを耳にしますが、それを聞くたびに私は「え、火のないところに煙は立たないのに?」なんて思ってしまいます。 最近は情報が蔓延しすぎていて、確かに根も葉もない情報もたくさん出回っているのも事実です。 でも、政治家の汚職や芸能人のスキャンダルなんかに関しては、そもそもこんなに大事になるほどの報道をしておきながら一切何もないなんて事があるのか?なんて疑った目でつい見てしまうわけです。 もちろん、煙が立ったからと言ってその事実がそっくりそのまま正しいわけではないので、犯した罪や事件ほどの事実に対しては全く根拠のない話だという言い訳はわかります。でもやはりそこはグレーゾーンで濁している部分と言うのは実際あると思うんですよね。 政治家なんかには声を大にして言いたい。今の時代、マスコミはどんなことをしてもスクープをとろうと必死だったり、中にはスクープのためだけに敢えて事件が起きるよう 仕組んだりしているなんて噂まであります。 だからこそ、日本をしょって立つ政治家の皆さんには「事実無根」なんて言葉を気軽には言ってほしくないんです。 事実無根と言う言葉の裏には、火のないところに煙は立たないという視聴者からの疑問の目が常に向けられているということ、忘れないで頂きたいですね。

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事実は小説よりも奇なり

【漢字】事実は小説よりも奇なり 【読み】じじつはしょうせつよりもきなり 【意味】現実の世界で起こることは、空想によって書かれた小説よりも奇妙なことがある。人生何が起きるかわからない。 【例文1】生き別れた兄弟と40年ぶりに出会った。事実は小説よりも奇なりでびっくりした。 【例文2】生前の母を見ているようだ。事実は小説よりも奇なりだ。 【例文3】事実は小説よりも奇なりのような運命的な出会いをする。 私は今までいろいろな経験をしてきましたが、何度も事実は小説よりも奇なりということがありました。 私は朝ドラを良く見ているのですが、実際の話の方が面白く感じてしまいます。 作り話は内容が行きすぎるようなことがあり、その分現実味がなく、面白くないような気がします。 そこまで不幸にはならないとか、そんなに人生は甘くないとか思ってしまいます。 どんな人生を歩んで来ても、最終的にはプラスマイナスゼロになると思います。 不幸過ぎる人生や逆に上手くいきすぎるだけの人生はあり得ません。 また、実際の人生では予測不可能なことが起こるのもまた事実です。 それをドラマにすると、かなり面白いのはそれが現実だからだと思います。 作り話には作り話の面白さがあり、ある意味現実逃避できる良さがあると思います。 どちらが良いとか悪いとか言うのではなく、それぞれ違った面白さを感じながら見るのが良いと思っています。 私は過去の恋愛でも事実は小説よりも奇なりと思った出来事がありました。 まったく予測できないことが明後日の方からやってきます。 しかし、どのようなことが起こっても、それがきっかけで上手くいく時もあれば、逆に上手くいかないこともあります。 それが人生なのだと思います。

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獅子身中の虫

【漢字】獅子身中の虫 【読み】しししんちゅうのむし 【意味】組織の内部で害を与える者。 【例文1】内部告発は会社にとって獅子身中の虫だ。 【例文2】情報を漏らし、獅子身中の虫だ。 【例文3】機密データの漏えいで獅子身中の虫。 組織の内部の一員でありながら、その組織に害をなす行為をする人間のことを「獅子身中の虫」などと言ったりします。 獅子=ライオンの体の中に寄生し、その養分で生きていながら、ライオンを死に至らしめる虫のことですが、もともとこの言葉は仏教からきた言葉です。 仏の弟子なのに、仏教に害をなすことをするもののことを指した言葉で、上記のライオンの例えは転じての意味になります。 このことわざをきくと思わず「スパイ」を連想する人も多いかと思いますが、会社などの組織でも、はたまた軍隊などの組織でも、人の作る組織のあるところ、昔から多くのスパイが暗躍してきました。 特に女性のスパイはその存在の特異さ、そしてその存在にまつわる華美でミステリアスなイメージなどもあって数々の逸話や伝説を生み出したりし、その死後もなお多くの人の関心を集め続けています。 しかしその際立つ存在感とは裏腹にマタ・ハリや川島芳子など有名な女スパイの末路は悲惨なもので、どこからも見放され全くの孤独な状態で死を迎えたようです。 これほどスケールの大きな話ではありませんが、自分が利益を得たいために外部に情報を漏らしたり組織を裏切るような行為をした人は、結局はその外部からも組織からもそのうさんくささを嫌悪され、あまり良い結果にならないことが多いように思います。 人はときにいろいろな立場に立たされ、その都度思うことはあるかもしれませんが、やはり自分を不利にしないためにも今自分のいる組織や集団に仇なす行為は慎んだ方がいいようです。

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地獄の沙汰も金次第

【漢字】地獄の沙汰も金次第 【読み】じごくのさたもかねしだい 【意味】どんな事でもお金さえあれば解決できるもの。 【例文1】地獄の沙汰も金次第の世の中になったもんだ。 【例文2】どんな悪事を働いても地獄の沙汰も金次第だ。 【例文3】金額次第で地獄の沙汰も金次第だ。 「地獄の沙汰も金次第」これを言葉通りの意味で解釈すると世の中なんでも金の力でどうにでもなる、どんな悪さをしても金さえあればその善悪や是非も変えることが出来ると取れます。 なんとも恐ろしい言葉です。 ことわざは、世のため人のための言葉が多い中で、なんともリアルというか、ある意味とても現実的というか・・ でも、このことわざには別の解釈もあるようで、金に強欲だった人間が亡くなったとき貯めていた財産を人々に分け与えて、地獄行きを免れたといった話でお金は自分のためではなく人々のために使いなさいと言った教訓の意味があるというものです。 でも、この意味を「地獄の沙汰も金次第」でくみ取るのはちょっと難しいですね。 実際世の中お金でどうにかなることはいっぱいあるし、最近のニュースで警察官と暴力団の情報漏洩の事件が報道されているけど、あるコメンテーターは警察官が暴力団から別の暴力団の情報を得るためにお金を渡すこともあるとか、ないとか・・。 あってはならないことだけど、実際お金の力はやっぱり大きいのが現実です。 お金持ちと結婚したい、金儲けがしたい、宝くじ当たらないかな・・誰もがお金は大切ですもんね。 でも人の愛情だけは金次第にはならない、それだけは信じたいなって思います。 わたしは最近、心から「地獄の沙汰も金次第」を実感できる出来事に出会いました。電車に乗り間違えて、自分の行きたかった駅に行くことができず、しかもそれに気づいたのが今まで降りたことのない駅で、さらには降りた電車がその路線の終電だったのです。もう自分の目的地にその日のうちに着くことは間違いなく無理だったので、仕方なく泊まる予定にしていたホテルに電話をかけました。そのときは、朝までいったいどのように過ごしたらいいんだろう・・・とかなり落ち込んでいました。 ところが、電話したホテルのスタッフの方に、なんとたまたまその駅の近くに系列のホテルがあり、普通は当日の宿泊を受け付けていないが、特別に部屋を用意することができると言ってくださったのです。ただし、泊まる予定だったホテルの料金と、さらに泊めてもらえるホテルの通常宿泊料金がプラスで2万円発生すると言われてしまいました。 言われたホテルに到着すると、なんと用意してくれた部屋は高層階のオーシャンビュー!通常の客室に禁煙の部屋が空いてなかったという理由で、部屋をランクアップしてくれたのです。夢のような空間で過ごすことができ、地獄から天国にジャンプアップしたような夜でした。

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地獄で仏に会ったよう

【漢字】地獄で仏に会ったよう 【読み】じごくでほとけにあったよう 【意味】危機に陥った時や非常事態に直面した時に、思いがけない救世主が現れるた時に言う言葉。 【例文1】財布を落として困っていたら、友人に会い電車賃を貸してもらった。 【例文2】山で遭難して救助隊から掛けられた毛布は地獄で仏に会ったようだ。 【例文3】熱でうなされている時に、お見舞いに来てくれた友人は地獄で仏に会ったようだ。 地獄で仏に会ったようの言葉の意味ですが、危機や困難の中で思っても見なかった様な助けを受け、その余りのうれしさを表現した言葉です。地獄は私達人間の想像の世界で、とても苦しく恐ろしい場所であると考えられております。その様な地獄で何らかの救いに出会った場合、その出会いを仏様に例えて言われている言葉です。本来地獄には仏様はいません。その為、思っても見ない場所で、思っても見ない事に出会ったと言う意味合いで使われます。 この言葉の具体的な使い方としては、真冬の山道が大雪で多くの車が立ち往生してしまい、車の中で一晩二晩過ごさなければならなくなった時、車のガソリンも底を付き、寒さと空腹に耐えなければならない状況で、ようやく到着した救助隊から温かい食べ物を頂く事ができ、生き返った様な気持ちにさせられ、まさに地獄で仏に会ったようと使います。最近はこの様な事故も多いので、この様に感じられた方も多いのではないでしょうか。又、日常の仕事等で自分の失敗などから窮地に立たされた時、思わぬ上司から思わぬ救いの手が差し伸べられた時にも使う事が出来ます。この言葉の類義語としては、地獄で地蔵に会う、地獄で舟、日照りに雨、渡りに船等があげられ、いずれの言葉も同じ様に危機的な状況、苦しみから助けられた際に使われる言葉です。

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自業自得

【漢字】自業自得 【読み】じごうじとく 【意味】自分の言動の結果、悪い影響を受ける。 【例文1】彼はお金を借りまくって借金地獄になった。自業自得だ。 【例文2】冷酷な人間には誰も手を差し伸べないのは自業自得だ。 【例文3】間食が多く、メタボになって自業自得だ。 自業自得とは自身がおかした言動で悪い結果になるときに使います。 たとえば会社が倒産したのは利益ばかりを追い求めたからとか、ネットショッピングにはまりすぎてカード地獄に陥ったなど経験ありませんか? わたしの会社に性格が頑固で一切、他人の言葉に耳を貸さない者がいます。 何事にも頑固でこうと決めたら意地でも自分の指示に従ってもらいたいと思っているようです。お金は持っているようです。なぜなら会社の社員から誰も相手にされなくなり休みの日はもっぱら家にこもっているか、寝ているらしいです。 そんな時間は無駄だと強がりを言っていますが、わたしは出くわしたことがあります。彼は一人で居酒屋で飲んでいました。思い切って声をかけてみました。お酒も入って陽気な感じがしました。なぜ部署に溶け込もうとしないのか聞いてみました。確かに彼は社内ではうとまれています。それも自信は知っています。素直な性格ではないため今までも親しい友人ができなかったのは自業自得だと言っていました。わかっているなら周りに合わせてみてはどうかと聞いたところ合わせてみて意見が衝突する可能性があると言われました。やはり性格は変えられないものだと悟りました。

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試行錯誤

【漢字】試行錯誤 【読み】しこうさくご 【意味】試みと失敗の繰り返しから、解決策を考える。 【例文1】試行錯誤を重ねようやく完成した。 【例文2】試行錯誤の末に編み出した発明品。 【例文3】試行錯誤の連続だった。 試行錯誤とは何度も何度も思い悩み、目標に向かって健気に努力している姿を表します。 一歩ずつですが確かに目標へ導かれていて、その道は楽しいものではないですが、頑張っている様を漢字四文字で表しています。 例文として、学会で発表する、みんなから目を引かれやすいような題材を試行錯誤を繰り返し生み出す。ペットのジョンが首輪をすり抜けて表へ出るのを防ぐため、やめさせるアイデアはないかと試行錯誤を重ねる。などがあります。試行錯誤は考え込む様子をイメージしやすく、悩んでいる様に使われる事が多いです。手当たり次第に自分のアイデアや考えを試し、ああでもない、こうでもないと実験しながら突き進んでいきます。道がひらけ、目標に達成した時に試行錯誤も無事切り抜けられたと解釈します。一人で試行錯誤するのが一般的ですが、複数のチームになって頭を悩ませたりと多数の人数でも悩ませる時にはこの言葉を使用します。ですが必ずしも答えを編み出したり目標を達成しなくてはならないということではなく、人によっては試行錯誤を繰り返す瞬間が楽しいと感じる人もいます。若いうちは試行錯誤をする機会が漠然と増え年をとるにつれ徐々に落ち着いていきます。 誰にでも、なにか今までにやったことのない、自分にとって大きな挑戦をすることがあると思います。それは逆上がりかもしれないし、ある本を一冊まるごと覚えることかもしれないし、引っ込み思案な性格を矯正することかもしれません。そういった挑戦をするとき、誰でも人は「試行錯誤」をしますよね。 まずは先輩や、それが得意な人のやり方を見て真似してみる。それがうまくいかなければ、どうやれば成功するのか先輩たちに聞いてみる。それでもうまくいかなければ、自分の苦手なポイントに注目してやり方を変えてみる、などなど・・・。 「試行錯誤」とは、カタカナで言ってみると「トライ・アンド・エラー」。どちらの場合にも、誤ったことや行いのことを示す言葉が入っています。わたしは、それってすごくすてきなことなのではないかなと思うんです。それは、ずっと昔のご先祖様の時代から、また日本だけではなく、中国語圏や英語圏の人々にとっても、「挑戦することと、失敗することとは常にペアだったのだ」ということが、この「試行錯誤」という言葉からわかるからです。何かに挑戦するときには、誰だって成功したいと思っているものですが、その過程にある失敗も大事な一歩だと思えるので、好きな言葉の一つです。

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四苦八苦

【漢字】四苦八苦 【読み】しくはっく 【意味】ものすごく苦労する。 【例文1】父は四苦八苦しながら、一代で工務店を築いてきた。 【例文2】子育てに四苦八苦しても子どもの笑顔を見ると癒される。 【例文3】四苦八苦も勉強のうち。 本来は、仏教用語で、自分の力でどうしようもできないことを意味します。 四苦とは、生・老・病・死であって、確かに、どんな人間も思うままにできない根本的な苦しみです。 それに加えて、愛する人との別れや、怨む位に憎らしい人との出会い、心から欲するのに手に入らない状態、自分の身体や心がコントロールできない、などの状態を総じて言います。 確かに、人間が自我を持ち続ける限り、切り離せない感情ではあります。また、時の経過とともに逃れられない現象でもあります。 本来の意味はそうなのですが、現代では、仕事で苦労していることや、人間関係で困っているなど、実際に目の前にある、大変なことを抱えている、という意味で使われることがほとんどです。 ただ、悪い意味だけではなく、四苦八苦しているということは、苦しみながらも打開策を見つけようと、前に進もうとしている状態という風にも捉えられます。 すでに諦めきって、全てを投げ打ってしまった人は、四苦八苦することもないでしょう。 つらく苦しい状況に陥った時に、アップアップしながらも、浮上しようともがいている姿は、生きるパワーに溢れているような気がします。 四苦八苦した後には、必ず笑顔になれる日がくると信じています。

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自給自足

【漢字】自給自足 【読み】じきゅうじそく 【意味】生活に必要な食糧を自分で田畑で栽培し収穫する。 【例文1】家族で田舎に移住して、自給自足の生活を送る。 【例文2】定年後は田舎で自給自足をする。 【例文3】のんびり自給自足で暮らす。 私の夢は、将来南国の島で暮らすことです。南国ならどこでも良い訳ではなく、物価の安い所が理想の場所です。今は子どもがまだ学生なのでお金を貯めている段階ですが、子どもが1人立ちしたら移住を考えています。 物価の安い南国の島に移住したい理由は、物価が安いと移住する時の初期費用が安く済むことや、移住した後も生活費を抑えられるなどのメリットがあります。 1年中暖かい場所に住み、殺伐とした世界から離れローカルでものんびり暮らしたいと考えています。海で魚を釣り、自宅の庭や敷地を確保して農作物を作り、余裕があれば家畜なども行い自給自足の生活が可能となります。 あくまでもこれらは理想の形なので、簡単に辿り着けるとは思いませんが、将来的に実現したいと考えています。もし、様々な理由で国外が無理だとしたら、国内でも海や山のある地域で暮らしたいと思います。 田舎やローカルの魅力は、自分で好きな物を作り自分のペースで生活ができるという点です。都会や首都圏で暮らしていると自給自足をする必要はありませんが、人生の半分を便利な世の中で生活した分、残りは違った生活を体験するのも面白いと思います。 同じ一生を送るなら、様々な生活環境を経験したいと考えています。 

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敷居が高い

【漢字】敷居が高い 【読み】しきいがたかい 【意味】敷居が高いとは、「あそこの高級料亭は庶民には敷居が高くて入りにくい」と自分のレベルとは違いすぎると間違われて多用されている言葉ですが、正しくは過去に何か迷惑をかけた事があり、そこに行きにくいという意味である。 【例文1】恩師に10年以上も便りを出さずに、同窓会に行くのは敷居が高い。 【例文2】友人にお金を借りたままで敷居が高い。 【例文3】昔、親に反抗して実家に帰省するのは敷居が高い。 「敷居が高い」この言葉を皆さんは普段どんな風に使っていますか? 「あのお店、なんだかすごく敷居が高い感じがするよね」恐らく、こう言われても違和感がないと思う方も多いのではないでしょうか。 ほとんどの人は、高級すぎたり上品すぎてお店などに入りにくい時などに、この言葉を使う人が多いと思います。 でも実はこの使い方、本来の意味とは大きく違った、間違った使い方なんです。 では本来の意味はどんなものなのかというと、「相手に対して不義理な行為をしてしまったせいで、行きにくいこと」を指します。 相手へ少し失礼なことをしてしまうと、次に会うのが気まずくなったり、なんとなくバツが悪くなったりしますよね。 そういった時に使うのが、この「敷居が高い」という言葉というわけです。 でも、間違っていようがなんだろうが通じるのも事実。無理に使うのを控える必要もないと思いますが、日本人として正しい日本語を心得ておくのは無駄ではないですし、 目上の方と話す際や、逆に正しい意味で使っている人の言っていることを理解するためにも、分かっていて損はないですよね。 ただ一番困るのは、正しい意味を知らないまま相手の使い方を間違っていると思い込んで指摘してしまうことです。 恥ずかしいやら、申し訳ないやら・・・なんてことにならないように注意しましょう。 それこそ、次に会う時に「敷居が高く」なってしまいますからね。 一般的な会話の中でもよく使われている「敷居が高い」というフレーズ。みなさんはこれを正しくお使いでしょうか?敷居とは建物や部屋の入り口のところで、外側と内側の境目に使われている水平材のことです。この部分が高いという表現から、「入りにくい・入りづらい」という意味に取られています。これもあながち間違いというわけではなく、方向的にはそれで正しいのですが、本来の意味とは異なったバックグラウンドを持って使われている場合がよく見られるのです。 この「敷居が高い」ということわざですが、みなさんは例えば「あのレストランは高級すぎて、自分には敷居が高い。」とか、「今は昇進試験を受けるなんて、とてもムリです。自分には敷居が高すぎる。」などの形で使っていると思います。その際これらには「自分にとってはハイレベルすぎるので、分不相応」という意味が込められています。 しかしこの使い方は、実は間違っているのです。本来は、何か失礼なことをしてしまったり、不義理をしたなどという背景があっての「入りにくい」という意味になります。ですから「あれほどお世話になったにもかかわらず、10年間電話の一本もかけなかった。だから敷居が高くて、今更会いにいくのもはばかられる。」という使用方法が正しいのです。 「敷居が高い」は誤用ランキングのワースト3に入ると言われているほど誤った使い方をされている方が多く、平成20年に行われた文化庁の「国語に関する世論調査」では正しい使い方の「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」と答えた人は全体の42.1%、誤った使い方の「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」と答えた人は全体の45.6%と誤った使い方をする人が正しい使い方をする人を上回っていました。50代以上では正しい使い方を選んだ人が多く30代以下では誤った使い方を選んだ人が多いという結果が出ました。「敷居が高い」の正しい意味は義理を欠くことやご迷惑をおかけすることがありその人の家に行きにくいことです。「敷居」は家の門の内側と外側を分けるために敷かれた横木のことで尋ねにくくなっている家はこの敷居が高く感じられるから入りにくいという意味です。誤って使われている自分には合わないとか難しいことを表現するには「ハードルが高い」「レベルが高い」「分不相応」などが相応です。お店が高級すぎて入りにくいときは「あの店は私には敷居が高いです」でも意味はわかってしまいますが「あの店は私には分不相応です」や「あの店はレベルが高いので私には入りにくいです」が正しい言い方です。

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鹿を追う者は山を見ず

【漢字】鹿を追う者は山を見ず 【読み】しかをおうものはやまをみず 【意味】鹿を追う猟師は目の前の獲物しか見えないあまり山中で迷うことがある。一つのことに熱中すると周りが見えなくなり、危険が迫っても気づかないという戒め。 【例文1】歩きスマホは鹿を追う者は山を見ずで非常に危険だ。 【例文2】パチンコにつぎ込んで鹿を追う者は山を見ずだ。 【例文3】一度金を借りると鹿を追う者は山を見ず。 鹿を逐う者は山を見ずとは、一つのことに熱中すると、周囲のことが目に入らなくなるということです。また、利欲に惑わされて、物の道理を見失うことも言います。 この言葉が生まれたのは、鹿をとらえようと夢中で追いかけているうちに、山の中深くに入り込んでしまって迷ったということからです。 また、夢中になりすぎると時に廻りが見えなくなります。ギャンブルでもそうですしビジネスでもそうです。ビジネスの話では、目先の利益だけを上げるために顧客をないがしろにするような商売の仕方をすると、やがては信用を失ってしまいます。目先の利益はさておき、顧客から信用を得られるような商売をしていれば、それが積み重なって行きます。そのような企業の方が将来性があると言えます。 この言葉は相場の格言として良く使われます。相場の場合は、大きな流れをしっかり把握して取引を行わないと、大きな損失が出てしまう場合があります。自分の持っている銘柄だけを見て、慌てて売り買いをしてしまうと、数日後とんでもない値が付いてしまうことがあります。それは、相場の大きな流れを見ていれば解ることなのです。 つまり、株の銘柄は鹿で、相場全体が山ということなのです。 すぐそこだけを見ないで全体を見た方が良いのかもしれません。

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歯牙にも掛けない

【漢字】歯牙にも掛けない 【読み】しがにもかけない 【意味】相手の事など気にしない、問題にしない。 【例文1】あのおじさんは常識ない人だから周囲の事なんて歯牙にも掛けない。 【例文2】鈍感なのか無頓着なのか他人を歯牙にも掛けない。 【例文3】人から何て思われようと歯牙にも掛けない。 「歯牙にも掛けない」とは日常会話ではあまり使う事はありませんが、日頃からよく読書をする人は見かける言葉ではないでしょうか。その意味は「問題にしないこと。取るに足らないと無視すること」を意味します。「歯牙」とは文字通りですが、これは「口」「口先」「言葉」を意味しています。つまり、意味をもう少し丁寧に見て行くならば「口先で言った言葉をわざわざ取り上げて論じない、論じる価値が無い」ということが出来ます。「そんな根も葉もない噂話なんて歯牙にも掛けない」のように使う事が出来ます。 この言葉の由来は遠く中国の秦の時代までさかのぼります。陳勝という武人が秦に反乱を起こして王位につきました。秦の二世皇帝は家来を集めて陳勝を討つ為に議論を行いましたが、そこで叔孫通という儒者が「陳勝のような小泥棒は歯牙の間におくにも足りぬでしょう」と言います。原文では「此特群盗、鼠窃、狗盗耳、何足置之歯牙間」となります。その言葉を聞いた二世皇帝は討伐を行う事をやめたのです。ここから「歯牙にも掛けない」という言葉が生まれました。何となく知っている言葉も語源まで知っているとちょっとした会話の時に「おっ」と思ってもらえるかもしれません。

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自画自賛

【漢字】自画自賛 【読み】じがじさん 【意味】自分の作品や出来映えに自分で自分を褒めること。 【例文1】我ながらよく描けた絵だと自画自賛する。 【例文2】今夜の料理は自画自賛する。 【例文3】自画自賛した作品を眺める。 何か事を成し遂げて、その出来に満足した時、周りにその成果を認めてくれる人がいなかった場合、自分自身で褒めたたえるしかありません。 その状況を自画自賛をいいますが、この行為自体は不思議でも何でもありません。 自分の成果に対して、満足できるということは素晴らしい事です。 例えば、1人の画家が、一枚の絵画を仕上げます。本人は、その出来に満足して素晴らしい作品だと感じます。しかし、周囲の反応はあまり芳しくありません。それにも関わらず、自分の作品を自分で褒めたたえる行為は、周囲の人達から見るとしらけてしまうかもしれません。周囲の評価と、自分の作品の出来栄えに対しての自信があまりにもかけ離れている時に、こういうことが起こってしまいます。 ただ、自分の成し遂げた仕事に対して満足感を持つことはいい事です。それだけ、責任感やプライドを持って真剣に取り組んだ結果なのですから。 でも、自分が思っているほど、周りがいいとは感じていないということも現実的によくある話です。その場合は、あまりにも自画自賛が過ぎると、いい仕事をしていたとしても、逆に評価が下がることもあるので気を付けましょう。 自分で満足がいく仕事ができても、思ったほどの評価が与えられない場合は、心の中で、よくやった自分を褒める程度にとどめておくとよいかもしれません。 必ず次の仕事につながるでしょう。 以前勤めていた会社の社長が、やたらと自画自賛をする方でした。 俺はすごい、俺が考えたから〇〇はすごいんだ、俺の会社は世界一だ、俺は最高の経営者だ、云々。 あの会社が俺のやり方を真似したのに同じ結果にならないのはやっぱり社長が違うからだ、俺は天才だ、云々。 何度も何度も聞かされているのでみんな、聞き流していても抜群のタイミングで相槌を打てるし、拍手も出来る、大笑いも出来る。 多少は仕事の邪魔になることもありましたけど、まぁ許容範囲でした。 それが段々と、俺はすごいと××も言っていたけどお前もそう思うだろう?とか、俺に感謝してるか?とか、すごい俺のすごい会社を辞めたいなんて言うやつはバカだ、等自画自賛だけではなくなって、しつこいくらいに同意を求められたり人を貶すようになってきて、社内の雰囲気が悪化してしまいました。 その頃少しずつ社の業績が悪くなってきていたのが、関係あったのかもしれません。 誰も褒めてくれないけど自分はがんばった!自分で自分を褒めよう!と言う自己肯定は力となりますが、がんばったのに褒めてもらえないと、何かのきっかけで不満に転じてしまい、その結果必要以上に自分を肯定してもらいたがったり、更には他者を否定するようになってしまうこともあると、その社長に教えて頂きましたので、今は時々、心の中でだけこっそり自画自賛するようにしています。

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思案に暮れる

【漢字】思案に暮れる 【読み】しあんにくれる 【意味】どうしたらいいか決断に迷う。 【例文1】就職先を県内か県外にするか思案に暮れる。 【例文2】息子夫婦との同居は完全二世帯にするか思案に暮れる。 【例文3】経営状態の立て直しに思案に暮れる。 一般には、「考えがまとまらない」、「判断に迷う」様を表す言葉です。使い方としては、「進学先をどの学校にすべきか思案に暮れる」、「取引先との交渉の進め方に思案に暮れる」といった選択を伴う判断やどうしていいか分からない状態で使われます。 元々、「思案」は「思う」と「案ずる」からなる言葉なので、考えるや心配する、物思いといった意味があり、そこに「くれる(暮れる)」という動詞を繋げることで、長い時間心配したり物思いに悩んだりする様を表現しています。 「思案に暮れる」は「案ずる」に心配するという意味があるため、どちらかと言えば悲観的要素の強い思い事の状態を指します。つまり、「誕生日プレゼント選びに思案に暮れる」や「旅行先をどこにするか思案に暮れる」といった使われ方は正しいとは言えません。プレゼント選びや旅行先を決める時には、その人の心の状態(気持ち)は「楽しい」や「幸せ」といった方向のベクトルに向いているのです。陰か陽かで分ければ「陽」の状態。悩んでいる状態もまた「楽しい時間」でありため、このシュチュエーションで「思案に暮れる」という表現を使うのは適切ではありません。 「思案に暮れる」は悩み苦しむ様子が長い時間続く状態なので、「陰」の状態と言えます。

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外交辞令

【漢字】外交辞令 【読み】しゃこうじれい 【意味】人と付き合って上でのうわべだけの褒め言葉や挨拶をいう。 【例文1】今度みんなで飲みに行きましょうと言われたら100%に近い確率で社交辞令だと思ってる。 【例文2】苦手な人には社交辞令で交わす。 【例文3】いつも綺麗だよ~と外交辞令を言う。 外交辞令とは相手に好意を持たせるためのうわべだけのお世辞のことです。 皆さんも一度は社交辞令をいったことありませんか? 私も言うし、言われるし半々です。 昔よく遊んでいた友人遠くに引っ越しって今度遊ぼうよと年賀状に書いてあった時などは100%ないないと受け止めております。だって連絡先が書いてないんですもん。これどう考えても外交辞令でしょ。 あと少ししかしゃべったことない部署の飲み会も社交辞令ばかりでまだ一度も開催されていません。開催されれば仲良くなる機会ですので参加するつもりでいるんですが、なかなか幹事をしたがらないのが本音でしょう。 休日はよくウインドーショッピングをするのですが、店員さんが決まってお似合いですよと外交辞令を行ってきます。いや~お値段がとか色が~とか語録を並べると、 「お客様は細身で色白ですからこちらのお色が似合うと思います」と決まって返されます。こればかりはいくら外交辞令と分かっていてもちょっぴり嬉しいですね。

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思案に余る

【漢字】思案に余る 【読み】しあんにあまる 【意味】いくら考えてもいいアイディアが出ない。 【例文1】思案に余るので気分転換に散歩でもしよう。 【例文2】外が騒がしくて集中できず、思案に余る。 【例文3】思案に余るので今夜はもう寝るとするか。 「思案に余る」とは「いくら考えても良い考えが浮かばないこと」です。思案とは思いめぐらすこと、考えること、またはその考えであり、物思いや心配事も指します。「恋は思案のほか」とか「思案の種」などの言葉の方が馴染みがあると思います。不必要な心配や、取り越し苦労のことを「杞憂」といい、「いま、この天(空)が自分の上に落ちてきたらどうしよう」と考えはじめ、日常生活に支障をきたすまでになった人の逸話から生まれた言葉ですが、あることで「思案に余り」、夜も眠れないような状態にまでなった時には一瞬立ち止まり、これは杞憂ではないかと自問自答してみたり、棚上げしてみることも良いでしょう。時間が解決してくれる場合もありますから。もちろん誰かに相談することも大切です。自分とは違う視点でアドバイスがもらえます。ただし恋愛ことは「思案のほか」ですからこれだけはどうにもできません。平兼盛の歌に「しのぶれど色にいでにけりわが恋は物や思ふと人のとふまで」(心の中に秘めてきたけれど、とうとう顔色や様子に出てしまったことだ、私の恋は。知人が「もの思いしているのか」と聞いてくるほどに)とあるように昔の人々も恋のもの思いには苦しんできたのです。それ以外は「思案に余る」事柄でもいつかは解決の糸口が見つかるものですよ。

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