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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。 Powered by 手作り言葉辞典

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天王山

【漢字】天王山 【読み】てんのうざん 【意味】豊臣秀吉と明智光秀が戦った天王山の戦い(山崎の戦い)が由来である。試合で勝負を決める大切な局面。 【例文1】優勝争いもいよいよ今日が天王山となる。 【例文2】天王山もいよいよ大詰めを迎える。 【例文3】天王山杯を制する。 スポーツなどのここぞという場面において使われる「天王山」という言葉ですが、勝敗の分け目など、大事な局面という意味があります。 そもそも天王山とは、京都南部にある山の名前ですが、1582年の山崎の戦いで、古くから水陸交通の要地となっていた天王山を先に占有した豊臣秀吉が明智光秀を破ったという故事から、このような意味に転じたという説があります。 この戦いから秀吉の天下が始まった訳ですから、まさに人生の分岐点を示す言葉にピッタリですよね。 スポーツは観た人に感動を与えることができるものの一つですが、アスリートの人にとって、やはりこの天王山の戦いにいつも通りの力を発揮できるか、という点は実力の一つだと思います。 緊張するといつもの力が発揮できない、と感じている人も多いでしょうが、その点、プロのアスリートの人の精神力は計り知れないものを感じますよね。 自分だったらプレッシャーで胃が痛くなってしまう、というシチュエーションでも、いつも通り、時にはいつも以上の力を発揮するアスリートは、きっと練習の賜物なのでしょうが、さすがとしか言い表せません。 人生においても、用意周到に準備しておくことが、天王山に力を発揮する上で重要なことなのだろうと、スポーツから学びました。

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鉄面皮

【漢字】鉄面皮 【読み】てつめんぴ 【意味】面の皮が鉄でできているような恥知らずで厚かましい者。 【例文1】鉄面皮な男。 【例文2】鉄面皮な常連客。 【例文3】無神経で鉄面皮だ。 「鉄面皮」という言葉は簡単に言うと、面が鉄のように厚いことから、厚顔無恥という言葉とほぼ同じ意味を持っていると言えます。一般的には恥ずかしいと感じることについて何も思わないという状態を指しており、いい意味ではないと言えます。鉄面皮の意味自体はあまり良いとは言えないものの、実際に鉄面皮の人がいれば、その人は幸せな人だと言えると思うのです。一般の人が感じるような恥ずかしさの感覚がないということなので、他の人ならば躊躇してしまうようなことでも平気でできてしまうことがあるわけですから、それによって得をするケースがあるはずなのです。それに鉄面皮の人は自分への周りの評価とかが気にならない人でもあると思うので、常に他人の顔色をうかがって生きる必要がなく、生きたいように生きられている状態と言えて、それは幸せと評価しても良いのではないでしょうか?ある意味鈍感という言い方もできるかと思いますが、そういうマイナスのイメージのある言葉がぴったりな人の方が、実はその人の主観の面で言えば幸せと感じられることもよくあるのではないか?と思います。そういう意味では、決して悪い言葉とも言えない可能性もあります。 当たり前のようですが、恥を恥と思わないような人にはならない方が良いです。鉄面皮のような人にならない方が身のためになるとも言えます。なぜなら、恥を恥だと思わないような人になってしまうと、自分の周りから人が離れていってしまうからです。特に「恥を恥だと理解している人」は、すぐに自分から離れていってしまうことでしょう。 ですが恐らくそれでも、自分の周りにいてくれる人はいます。しかしどんな人がいてくれるかと言えば、もちろん自分と同様の恥知らずな人たちです。なにせ恥を恥だと思っている人は、離れていきますからね。そのため自然と、鉄面皮のような人たちしか、自分の周りには残されないのです。きっとそのような人たちと一緒に過ごす時間は、とても楽しいものでしょう。ですがいつか「恥を恥」と理解できるようになったとき、過去を思い返してみれば、恥ずかしい記憶ばかりが蘇ることが想像にたやすいです。きっと嫌な気持ちになるでしょう。 とはいっても、一体どんなことが『恥』と言えるのか、分からないかもしれません。しかしこういうのは、自分で答えを見つけていくものです。難しいですが「あの人はよくあんなことが出来るな」と感じるようなことがあれば、それはもしかすると『恥』と言える行為かもしれませんね。

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亭主関白

【漢字】亭主関白 【読み】ていしゅかんぱく 【意味】家庭の中で一番権限を持つ夫をいう。 【例文1】今どき亭主関白なんて古い。家事は分担しないと。 【例文2】我が家は妻が亭主関白みたいなものだ。 【例文3】うちは亭主関白で何にもしない。 亭主関白とは一体なにか?と考える時、やはり参考になるのはさだまさしの関白宣言でしょう。俺より先に寝てはいけない。俺より後に起きてもいけない。飯は上手く作れ、いつもきれいでいろ等、女性にどこまで求めるんだ?という歌詞の羅列です。現代の日本は女性の権利がある程度確立され過去ほど男尊女卑は存在しません。もちろん、前時代的な事を言う男も存在はするが、それは全体を見ればかなりマイノリティな意見だし、実際に政治家等がそう言った発言をすれば女以上に男が怒るという場面も少なくありません。日本の精神面での男尊女卑は現代ではほぼ成立しないのです。ただ、日本の男尊女卑は精神面ではなく、システムとして存在するのだが、今回はその部分に関しては割愛します。つまり、精神面での男尊女卑が成立しなくなっている以上、亭主関白などという言葉は言葉として残ってはいるが現代の現実にはそぐわないのです。今、求められるのは家事もこなし、子育てにも協力的なイクメンです。そういえば、さだまさしは関白失脚なんて歌も歌っていたなぁ。

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天を衝く

【漢字】天を衝く 【読み】てんをつく 【意味】天まで衝きそうな勢いがある。 【例文1】天を衝く勢いで成績が上がった。 【例文2】天を衝く勢いで背が伸びる。 【例文3】天を衝く勢いで拡散される。 その日にたくさん投稿されたワードが、トレンドとして取り上げられるようなSNSもありますよね。そのためSNSでその日のトレンドに挙がったものを見れば「現在の流行」をすぐに知れるようになったとも言えます。ですがSNSによって、流行が移り変わるスピードは格段に速くなったように感じます。それこそ天を衝くほどの速さとも言えるでしょう。 まだSNSはおろか携帯電話もなかった頃であれば、流行を知る方法というのは、テレビや雑誌や口コミなどしかありませんでした。テレビや雑誌はやや地域差はあれど、ほとんど同時に情報を発信しますし、しばらくは同じ話題を取り上げていることが多かったです。また口コミに至っては、スローペースで他者へと伝わるツールと言っても過言ではありません。 しかし今では多くの人が、自分の思ったことを自由にSNSに発信し、いつの間にか流行が作られています。自由に発信してそれが勝手に拡散されることで、物凄い勢いで流行が広まる反面、他のSNSの内容も同じように、勝手に拡散されて凄いスピードで世間の人々に広まっていきます。SNSを利用していると、つい数日前までは流行の話題だったのに、もう廃れてしまっていたということもありますよね。もしかするとこの現代で流行を追いかけようとするのは、かなり根気がいることなのかもしれません。

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天変地異

【漢字】天変地異 【読み】てんぺんちい 【意味】天空と地上での自然災害。地震・津波・台風・噴火など。 【例文1】天変地異に備えて持ち出し用の食糧を揃える。 【例文2】天変地異に備えて避難場所を確認する。 【例文3】天変地異は予測できない。 大好きなシンガーソングライターさんのコンサートのチケットの先行抽選に当選しました。 嬉しくて当選確認後すぐにチケットの発券を行ったのですが、座席の位置をチェックしてびっくりです。 なんと最前列。私、この方のコンサートに通い始めて10年近く経ちますけど、最前列が当たったのは初めてなんです。 過去、一番ステージとの距離が近かったのは5年ほど前に3列目の席に座った時ですかね。まさかあの時よりも近い席が用意されるなんて。 あまりの幸運に天変地異の前触れではないかと疑ってしまいます。 良いことが起こるとその反動で悪いことがやって来ないか心配になるこの心理は何なんでしょうね。 天変地異は大袈裟としても、コンサートの3日前くらいに風邪を引いて当日参加出来なくなるみたいなネガティブな想像をついしてしまいます。 元々の性格が暗いから「神様が日頃頑張っている私にご褒美をくれたんだ!」とかそう言う感じの前向きな捉え方が出来ないのです。 ちなみに以前別のイベントでコンサート予定の会場に行ったことがあるのでステージとの距離感は把握しているんですけど。 本当にすごく近いんですよ。最前列はステージ上の方と普通に握手出来る距離ですよ。実際にお客さんと握手している方を見たことありますし。 コンサート当日はまだ半年ほど先ですけど、何事もなく参加出来る未来を願うばかりです。

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天秤に掛ける

【漢字】天秤に掛ける 【読み】てんびんにかける 【意味】二つのものに優劣付ける。どちらを選んでも自分が有利になるようにする。 【例文1】二人を天秤に掛けて付き合う。 【例文2】就職先を天秤に掛ける。 【例文3】女性を天秤に掛ける。 天秤に掛けるとはふたつのものに優劣をつけて自分に利害が及ばないように有利に運ぶことです。 人は一回は物事を天秤に掛けてきたのではないでしょうか? 例えば人生のステップとして志望校に入学するために受験したり、合格するためにはどこの塾に通おうか考えたり、卒業後の進路を考えるでしょう。人間だれしも損はしたくないから一生懸命考えて職に就きます。結婚適齢期になると人生のパートナーとなる人を見つけます。とまあこちらはいいほうに捉えますが、マイナスイメージで使う場面もあります。私の身の回りの経験から申しますと、二人の男性から告白されました。どちらも高学歴でイケメン。当然二人とも逃したくないわけですよ。結果二人を天秤にかけるいわゆる二股ってやつですね。中には3股というつわ者もおりました。バレはしませんでしたが、やはり付き合っていくうち環境も相性もいずれはどこかが違ってきます。自分の事を想ってくれる一人に決めたということです。 社会にでれば職に就く時転機が訪れることがあります。それは引き抜きです。 給料・通勤時間・待遇を天秤に掛けて自分に合った仕事ができる幸せを送っています。

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天は自ら助くる者を助く

【漢字】天は自ら助くる者を助く 【読み】てんはみずからたすくるものをたすく 【意味】自ら努力している人は幸運が訪れる。 【例文1】天は自ら助くる者を助くと信じて受験に挑む。 【例文2】天は自ら助くる者を助くと信じる。 【例文3】勉学に励み、天は自ら助くる者を助くで学費が免除になる。 私は今までに何度も、「天は自ら助くる者を助く」だと思ったことがあります。 自力本願で物事に取り組まないと、何事も上手く行かないし、チャンスもやってきにくいような気がします。 誰かの助言によって自分が行動する場合でも、結果が上手くいかなくてもそれを他人にせいにするのは間違いです。 誰かに言われた通りにやってしまうのは、ただの子どもの使いと同じです。 誰かに助言をもらったとしても、やはり最終的にどうするかは自分で決めないといけません。 それは自分の行動に責任を持つということでもあります。 私は子どもの時に、親に似たような経験をしたことがありました。 きっかけは親に言われてやったことなのですが、それが上手くいかずに親のせいにしてしまいました。 今考えれば、とても幼稚な考えだったのですが、このことで親に叱られてしまい、それ以来は何でも自分で決断するようにしています。 人生は自分が諦めたらそこで終わりです。 「天は自ら助くる者を助く」の言葉通り、自分で努力することを忘れなければ、チャンスは必ずやってくると思います。 人は物事がうまくいかなくなると、自分の人生が上手くいかないことを誰かや、世の中のせいにしてしまいがちです。 自分もそれを反省し、「天は自ら助くる者を助く」の気持ちを常に持ち続けたいと思っています。

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天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず

【漢字】天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず 【読み】てんはひとのうえにひとをつくらず、ひとのしたにひとをつくらず 【意味】福沢諭吉の『学問のすすめ』の冒頭にある有名な言葉。家柄・職業・社会的地位の差別があってはならない。 【例文1】人は皆天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。 【例文2】生まれながらにして天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。 【例文3】天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずで平等にいこう。 これは、福沢諭吉の言葉として有名です。 しかし、この言葉は誤解されていると、最近になって言われてきました。 「人は天の下、つまりこの世では皆、平等である」 と、元々はそんな意味として広まっています。 でも、ちょっと長く生きていると 「いや、この世は不平等にあふれている」 ということが身に染みてきますね。 福沢諭吉だって、きっとそれを感じていたのでしょう。 なので、この「天は人の上に人を造らず、人の上に下に人を造らず」という一文は 天は平等を造るが、天ではない人が不平等を造る。 なので「不平等を造る人になるな」 と、そういう意味を込めて発信されたものではないかと思うのです。 そこで、不平等はどうして生まれるのかを学べと説いていたのではないでしょうか。 不平等は、ささいな知識不足が原因で発生しがちなのです。 しかし、きちんとした知識があり、それを実行すれば不平等は解消が可能になります。 けれど現実には、こんな文明が発達して知識人が増えても、貧富の差は極端になるばかりです。 そこでもう一度、偉い人にも、福沢諭吉の言ったこの言葉の意味をしっかり理解して欲しいと思います。 そして、不平等を造っている人は自分ではないか、と想像して欲しいと思う私なのでした。 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」とは、福沢諭吉の学問のすゝめの冒頭にある言葉で、人間はみんな平等なので身分の上下や家柄、貴賎、職業などで差別されるべきではないという意味です。本当は福沢諭吉は人はみんな生まれた時は平等であっても育っていくなかで違いが出てくるのは学問に励んだか、励まなかったかの違いだと言いたかったと言われています。この学問は学校の勉強だけでなく、社会で学ぶこと、人から学ぶことすべてを学問だと言っています。つまり人間生きている間はすべて勉強だと言います。この勉強を頑張るか頑張らないか、それで人に差がつくので学問に励みなさいというのが本当の意味だともされています。 このように解釈によって意味は変わってきます。人は皆平等であるのは生まれた時であってその後の平等であるか平等でないかは自分自身が決めることになります。私は学生時代勉強が苦手で避けてきた時もありました。社会人になってからはすべてが初体験で学ぶことも多く周りとも切磋琢磨しながら常に勉強だと思いながら仕事に励んでいます。なので人と差別されることもなく、頑張っている分上司からの評価も高くなりその分だけ収入も増えてきます。社会人になっても学ぶことはたくさんありますのでこれからも学問に励んでいきたいと思います。

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天は二物を与えず

【漢字】天は二物を与えず 【読み】てんはにぶつをあたえず 【意味】神様はいくつもの才能を与えてはくれない。 【例文1】天は二物を与えずと言うけれど、彼女には三物与えているじゃない。 【例文2】天は二物を与えずと言うけれど、一物でも欲しかった。 【例文3】天は二物を与えずだから努力する。 天は二物を与えずと言うことわざがある通り、かなり優れた能力がある人でも、二つ以上の能力を備えている人はいません。 所が世の中には、天は二物を与えずの掟を破るような人物が存在するのです。 例えば現在プロ野球で活躍している、ある選手がそれに該当します。 一般的にプロ野球の選手と言えども、一つの分野しか優れていないことが多い物です。 投手として優れている、バッターとして優れているなど、一分野で優れている事がほとんどです。 ところがこの選手は、投手として優れているだけでなく、バッターとしても優れています。 投げては名のあるバッターを三振に仕留め、打っては名のあるピッチャーからホームランやヒットを打ちます。 この様な投げて良し、打って良しと言う選手は、プロ野球広しと言えども存在していません。 この選手を見ていると、天は二物を与えずと言うことわざが、当てはまらないと言う事が良く分かります。 世の中には、私の様に一物さえも与えられていない者も大勢いるのに、二物も与えてもらって、羨ましい限りです。 他にも美貌を備えたお医者さんとか、文武両道のアスリートとか、天は二物を与えずの掟を破っている人達がかなりいます。 この人達を見ていると、一物もない自分が自己嫌悪に陥ってしまいます。 「天は二物を与えず」とは、天は一人の人間に対していくつも長所や才能を与えてくれないということを意味します。ここでいう「物」は才能や長所のことを指します。例えば、顔が可愛い人が性格は悪いとか、スポーツができる人が頭は悪いなどと長所があれば必ず短所もあるはずだと何も才能や長所を持っていないと思う人が才能や長所がある人に対して自分自身を慰めるような時に用いることが多いです。 使い方として「彼女は学校一の容姿の持ち主だが、天は二物を与えないから少し性格に難があるみたいだ。」「天は二物を与えないはずなのに、彼は容姿も良くスポーツ万能で頭もいい。どこか悪いとこがあれば納得できるんだけどな。」といった使い方をします。 私の周りにも容姿は良いけど性格が良くないといった天は二物を与えずと思えるような人もいれば、天は二物を与えずというのになぁと思うような全てをとってもパーフェクトな人もいます。しかしそんな人もきっと自分が知らないだけでどこか短所があるのだと思います。そう思わないと天は二物を与えずというのに、神様は不公平だと思ってしまいますよね。天は二物を与えずというように誰でも長所や短所がありますのでその与えられた一つを大事にしていくことが大切です。

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天にも昇る心地

【漢字】天にも昇る心地 【読み】てんにものぼるここち 【意味】とっても嬉しい気持ち。 【例文1】彼女に交際OKもらって天にも昇る心地だ。 【例文2】大手企業に内定して天にも昇る心地。 【例文3】結婚の許しをもらい天にも昇る心地だ。 みなさんは「天にも昇る心地」と言うものを経験したことがあるだろうか。 わたしは現在大学の音楽サークルでバンドを組んでいます。結成から約二年間、サークルでのライブには欠かさず出演して、オリジナル曲を作るなどして頑張ってきたつもりです。 しかし、実際問題、サークル外のライブに出演すれば、わたしたちを見にきてくれるお客さんは1人、2人であることもざらで、現実は厳しいものです。。 ところが先日わたしは、そのバンドのライブで正に「天にも昇る心地」と言うものを経験したのです。今年の8月にわたしたちは初めてのCDを作り、販売しました。CDの売り上げはわりあい良好で50枚程度は買ってもらえました。そしてCD発売記念ライブと言うものをわたしたちで企画して行ったのです。 するとなんと40人を超える人が集まってくださり、そのような中でライブをすることができたのです。自分の作った曲をその場にいるみんながシンガロングする感覚というものは本当に気持ちがいいものでありました。もう死んでもいいとさえ思えました。これこそ正に「天にも昇る心地」と言うのでしょう。 何かに情熱を持って必死に頑張っている人にしか経験できない感覚が天にも昇る心地なのであろうと思います。これからもいい曲をたくさん作って、またこのような気持ちを味わいたいです。 天にも昇る心地とはよく言ったもので、予想をはるかに超えた良い事などかあると、嬉しくてフワフワと昇って行ってしまいそうになる事がありますよね。 私も一度、天にも昇るような心地になったことがありますが、それはほんの一瞬の淡い夢でした。 その出来事は、結婚詐欺に遭ってしまったことです。 30才になっても全く結婚の見込みがなかった私は、思い切って婚活パーティーに参加しました。そこで真面目そうな男性と意気投合し、お付き合いすることに。「こんな人と結婚できたらいいのにな」なんて思っていたタイミングで、まさかのプロポーズ。お付き合いしてまだ1ヶ月でしたが、何回もデートをしていたのでお互いのことは分かっていて、彼も私と家族になりたいと言ってくれたのです。 それこそ天にも昇る心地で、結婚の約束をして家に帰りました。両親にも電話で報告し、浮かれながら日々を過ごしていたのですが、彼から「母が急な病気で、手術代が必要に…」という連絡が。コツコツ貯めていた貯金を300万円貸したのですが、その後も追加でお金の相談を受けました。さすがにおかしいと思って興信所に相談すると、なんと私のお金で違う女性と豪遊していたことが分かりました。 恥ずかしくて警察に言うこともできず、結婚相手もお金も失ってしばらく立ち直れませんでした。浮ついた気持ちの時は、普段より注意深くならなければという勉強にしては高くついてしまいました。

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天に唾する

【漢字】天に唾する 【読み】てんにつばする 【意味】天に向かって唾をはくと自分にかかる。つまり人に害を与えることをすれば自分にも害がふりかかるという戒め。 【例文1】助け合いを一切しない者には頼る者もおらず、天に唾する。 【例文2】自業自得で天に唾する。 【例文3】思いやりがない人間には天に唾する。 「天に唾する」とは、人に危害を与えようとすると返ってきて自分がひどい目に遭ってしまうことのたとえです。これは天に向かって唾を吐いたところでそのまま自分の顔に落ちてくることからできたことばです。 これが最近では違う解釈をされている場合が多く、自分より目上の人に対して冒涜的な行為をすることだと捉えている方が多いです。このように解釈すると悪い事をすると自分に戻ってくるという本来の意味が変わってきますので、目上の人などに対して使うのは間違いとなります。 天に唾するの使い方として「彼女の邪魔ばかりしていたら天に唾する結果になってしまうよ。」「天に唾してばかりの彼は良くないことが起こるだろう。」といった使い方をします。 私が働いている職場にも同僚に対して天に唾する行為ばかりをしている人がいましたが、その行為を上司をしっかり見ていて結局それが仇となり、結果的に彼は職を失ってしまいました。 天に唾することは自分にとって悪いことにしかなりません。天に唾するような人に危害を加える行為ばかりをしていると、必ず誰かが見ていてそれだけの事がいつか返ってきます。ですので、人に背を向けたくなるような悪いことはしない人生を送るようにしていきましょう。

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天地神明

【漢字】天地神明 【読み】てんちしんめい 【意味】すべての神様。 【例文1】天地神明に誓って家族を守る。 【例文2】天地神明に誓って無実だ。 【例文3】天地神明に誓って嘘偽りはない。 以前、職場でちょっとしたトラブルが起きてしまいました。チェックが抜けていたために数字が間違っていて再度資料を作り直すことになってしまったわけです。それが納期の前日だったので会社に泊まり込んで資料を仕上げ、何とか当日には間に合いました。多くは無いですが、人の目でチェックしているのですから間違えもあります。しかし、それが私のせいだと指摘してきた人がいるのです。それが後輩のK君でした。ミス項目を担当していたのがK君だったのですが、自分は一度資料を作ったけれど、私が指摘したから直した。そこが間違っていたと言い出したんです。本当にびっくりしました。 天地神明に誓って私は違うということ、資料を作るための資料集めは手伝いましたが、その後他の仕事をしていますので関わってはいないということを説明しました。私は本来別のプロジェクトをメインでやっていましたので、そちらの先輩が証人になってくれました。天地神明のおかげか周りには疑われずに済んだのですが、肝心のK君はイライラした様子で正直怖かったです。 結局のところ、K君からは先輩で私からは後輩にあたるMさんがミスの原因になったみたいですが、Mさんをかばったみたいです。それにしても私に罪を被せようとするのは神様が許しませんよ。

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天高く馬肥ゆる秋

【漢字】天高く馬肥ゆる秋 【読み】てんたかくうまこゆるあき 【意味】中国の漢語より澄み切った空に下で馬が食欲を増し肥えていく様子。秋になり農家が収穫の時期を迎えると、その収穫物を肥えた馬が狙ってくるから注意せよという意味。現在は晴れた秋空の下で行楽を楽しむ時にも使う。 【例文1】天高く馬肥ゆる秋は食べ盛りの息子の食欲が止まらない。 【例文2】天高く馬肥ゆる秋は体重が増す。 【例文3】天高く馬肥ゆる秋は過ごしやすい。 秋になると毎年のように「天高く馬肥ゆる秋 」という言葉を目にしたり耳にしたりするものです。 「今年も天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋になりました」といった使われ方をします。「厳しい暑さの夏が去り、さわやかな気候の秋になったから、食欲が増す」と言うのが、その意味でしょう。 私の場合、どんな猛暑でも食欲が落ちることはありませんが、それでも確かに秋になると、食べものがよりおいしく感じられるものです。また、秋は収穫のシーズンですから、新米を始め、さまざまな秋の味覚が出回ります。多くの人が食欲旺盛になることは間違いありません。 ところで、この言葉を聞くと、抜けるような青空の下、牧場で馬がおいしそうに草を食んでいる、いかにものんびりした風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。気候は良くなり食べものもおいしいという、平和なイメージが、この言葉にはあるはずです。 ところが、この言葉の出自を見ると、そんな平和な話ではまったくありません。昔の中国の本に書かれた言葉が、その語源となっているのですが、「馬肥ゆる」の意味が今の我々の解釈とはまるで違うのです。 もともとの意味は、「秋になると、たくさんエサを食べてすっかりたくましくなった馬に乗って、北方から他民族が攻めてくるから用心しなければならない」 と人々を警戒させるために発せられた言葉なのです。

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天真爛漫

【漢字】天真爛漫 【読み】てんしんらんまん 【意味】元気で無邪気。素直で明るい子。主に女の子・女性に言う褒め言葉。 【例文1】彼女は天真爛漫で誰からも好かれる。 【例文2】子どもは天真爛漫で無邪気だ。 【例文3】天真爛漫な子がタイプだ。 天真爛漫とは元気いっぱいで活発な子どもやいつも笑顔でいる女の人に使う言葉です。 天真爛漫と言われれば悪い気はしません。しかし元気いっぱいでやんちゃな子どもにも皮肉を交えて天真爛漫と使うことがあります。 とても便利な言葉だと思いました。 やんわり皮肉を言いたい時にも聞こえがいいですし、悪口を言っているようににも聞こえません。私の子どもが幼稚園に通っていた頃、好奇心旺盛で何にでも興味を持ち、保護者たちとも違和感なくおしゃべりする女の子はいました。娘からよく出る名前だったので興味がありました。母の日参観でお母さんの絵を親子でTシャツに書くという行事に参加しました。隣で書いていた女の子が私たち親子のTシャツに一緒になって書いてきました。えッと思いましたが、その子のお母さんは注意することもなく黙って見ていました。私と娘の思い出になる品だから嫌な気持ちでいっぱいになりましたが、もうこれくらいでいいんじゃないと思って女の子がペンを取りによそ見をしたところTシャツを移動しました。するとまた隣の子のTシャツにも書こうとしていました。そこでやっと自分のTシャツにも書きなさいとお母さんに言われていました。子どもは天真爛漫で好奇心旺盛で仕方ないしろ親が注意すべき事だと思いました。

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天知る地知る我知る人知る

【漢字】天知る地知る我知る人知る 【読み】てんしるちしるわれしるひとしる 【意味】どこかで誰かが見ているもので悪事はいつか暴かれる。 【例文1】天知る地知る我知る人知ると言って、今は街中防犯カメラがあるので悪い事はできない。 【例文2】天知る地知る我知る人知る言葉通り不祥事が公になる。 【例文3】悪い事はできないものだ。天知る地知る我知る人知る。 新卒で入社した会社の上司から、「仕事、特に対外的な仕事をする時に何よりも大切なのは、ウソ偽りをしないこと」と言われました。そして、「天知る地知る我知る人知る」という言葉を教えてもらったのです。 これは、その上司のいわば座右の銘だそうで、中国の「後漢書」が出典なのだとか。当時の私は「後漢書」と言われても、まったくちんぷんかんぷんでした。 何でも、昔の中国で、ある人が賄賂を渡そうとしたところ、その相手から「誰も見ていないと思っていても、天や地の神様は見ている。なにより、私とあなたが見ているではないか」と言われ、拒否されてのだそうです。 そのエピソードから、この言葉が生まれたのだと聞きました。 入社したてだった私には、正直言ってピンときませんでした。「私とあなたは見ているではないか」と言いますが、二人が黙っていれば、賄賂はバレません。また、神様が見ているというのも、信仰心の強い人でなければ、説得力はないでしょう。 しかし、その後、仕事の経験を積んで行くうちに、「確かに、天知る地知る我知る人知る。悪いことやウソ偽りは必ずバレるものだから、正直が一番」と思うようになったのです。 私はこの言葉のポイントは「我知る」だと考えています。誰も見ていなくても自分は見て知っている。だから、自分にウソをつかないように生きなければならない、そう考えているのです。 これは小学生だって理解していることでしょう。簡単なことではありますが『悪いことはしない方が良い』と思います。 人というのは悪いことをしたとき、わざわざそれを他人に言いふらしたりはしないでしょう。だから自分がした悪いことは、大抵隠そうとしますよね。ですがそれは天知る地知る我知る人知るといったように、隠し事はいつか誰かに露見するものです。どんなに隠し事をしていたとしても、どこかで誰かが見ていたりしますし、誰かに告げ口をされたりするものです。 たとえば何十年も前の事件の犯人であっても、ときには逮捕されたりすることがありますよね。きっとその犯人は、自分が犯人だとバレないように、必死に隠しながら生きていたはずです。それでも警察の何十年にも渡る捜査の結果、犯人が捕まることもあるのです。何十年も前のことであっても、地道な聞き込み調査やDNA鑑定などで、犯人に辿り着くことがあるのです。つまりどんなに隠し事をしていても、いつかは誰かに露見すると言えます。 天知る地知る我知る人知るとはいったもので、隠し事をいつまでも隠すことはできません。特に最近ではSNSも発展したため、自分が何かすれば、他人がすぐにそれをSNSに書き込み、自分がやったことはすぐに周囲の人にバレてしまうでしょう。悪いことはしないように気を付けないといけませんね。

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天上天下唯我独尊

【漢字】天上天下唯我独尊 【読み】てんじょうてんげゆいがどくそん 【意味】仏教の言葉で自分独りだけが尊いと思いあがった人に使われる事があるが、正しくは人はみなかけがえのない大切な存在である。 【例文1】人はみな天上天下唯我独尊だ。 【例文2】平等で天上天下唯我独尊の世の中。 【例文3】差別をなくして天上天下唯我独尊。 中学生になって、初めての体育大会。 わたしの中学校は、1年生から3年生まで同じクラス(1年1組、2年1組、3年1組が同じブロックとなる)同士で一つのブロックとなり、競う体育大会でした。 わたしは橙ブロックで、なぜか早速1年代表の応援団となってしまいました。 わたしの中学校は縦社会のやんちゃな人が多い学校で、先輩がとてもめんどくさく本気で応援団が嫌でした。 各クラスでデザインをして旗を作成することが慣わしとなっており、今年は〇年〇組のがかっこいい!などと話題になります。 クラスの旗をわたしが中心となり考えなければなりません。 あーめんどくさい・・・ ダサい旗を作ってしまったら絶対に先輩になんか言われるし、あーまためんどくさい! かなり投げやりで、ちょうどそこにあったヤンキー漫画の中の暴走族と同じやつにすれば間違いなくない?と提案し、それに決まりました。 数日間、放課後に残ってクラスのみんなで作成し、暗くなった教室はそれなりに青春で変なテンションで、それなりに楽しかったのを覚えています。 そして当日。グラウンドに棚引くたくさんの旗。 「あれシンプルだけどかっこいー!」「本当!わたしもあれ好きだわ」と話題をさらったのは我がクラスの旗。 白地に黒筆文字で「天上天下唯我独尊」とだけ書いた旗でした。 今となっては全員がダサいと言うと思います。

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天井知らず

【漢字】天井知らず 【読み】てんじょうしらず 【意味】物価や相場が天井までも上がっていきそな勢いが止まらない様子。 【例文1】日照不足で野菜の値段が天井知らずだ。 【例文2】本気を出して成績が天井知らずだ。 【例文3】息子の身長が天井知らず。 世の中、いつどんな物の値段がどれほど上がるか分かりません。それこそ天井知らずになることだって有り得るでしょう。数年前は、1リットルのガソリンと1リットルの水で値段を比べると、実はガソリンの方が安かった、ということだってありました。 ニュースを見ていても、専門家が「〇〇の数が減少しているので、〇〇の値段が上がっています」と発言していることがありますね。またよく耳にするのは「自然災害のせいで作物が収穫できなくなったため、野菜や果物が高騰している」という話でしょう。自然災害は人の手ではどうしようもありませんから、野菜や果物の値段が変わってしまうのは致し方ありません。毎年のように、何かしらの野菜や果物の値段が値上がりしているように感じます。 また自然災害でなくとも、人の手によって数が減少してしまった何かというのは、値段が上がってしまうものです。たとえば何百年も前の人々が狩り過ぎてしまい、数が減少してしまった動物には、現在高い価値がつけられていますよね。きっとその動物を狩っていた当時の人々は、その動物に高い価値がつけられるとは思わなかったでしょう。 このようにして『数が少ない存在』には『高い価値』がつけられるものです。いつも自分が買っている食べ物や嗜好品だって、もしかするととんでもない値段になることがあるかもしれませんね。

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天災は忘れた頃にやってくる

【漢字】天災は忘れた頃にやってくる 【読み】てんさいはわすれたころにやってくる 【意味】災害から月日が経つと防災意識が薄れてくるものである。日頃から必要な知識や物を備えておくべきだという教え。 【例文1】M3の地震を初めて経験した直後に非常袋を備えたが、1年経った今、しまいこんでいる。天災は忘れた頃にやってくると言うから再確認しよ。 【例文2】天災は忘れた頃にやってくると言うので、意識を高める。 【例文3】防災グッズを備えておけばよかった。天災は忘れた頃にやってくるものだ。 天災は忘れた頃にやってくるは本当で先の熊本大地震ではたくさんの被害が出ました。でも人間は時間が経つとその恐ろしさも忘れてきます。そこで我が職場では天災は忘れた頃にやってくるを合言葉に備蓄をしています。乾パン、水のペットボトル、缶詰などの備蓄をしています。そして天災は忘れた頃にやってくるものですから、懐中電灯やラジオ、長靴なども天災に備えて準備しているわけです。九州も時々熊本大地震後も中規模な地震が来ますが、そのたびに怖い思いをしています。私は老人ホームに勤務していますから、万が一の非常事態が起こった時のために倉庫いっぱいの何日か分の食料関係や先ほど書いた懐中電灯やラジオなどを用意しています。それと天災は忘れた頃にやってくるものですから年に2回火災訓練をしています。大きな老人ホームなので防災訓練の時は本当に多くの犠牲者が出ないように真剣に火災訓練に取り組んでいます。実際に入居者がフライパンを焦がすボヤ騒ぎもありました。しかし実際にそのようなことが本当に起こると火災訓練をやった様な行動は取れませんでした。人の命と言うのは何にも変えることが出来ません。本当に天災は忘れた頃にやってくるを肝に命じていきたいです。 2016年4月14日、16日熊本地震で被災しました。震源が浅く地鳴りのような音と、今まで体験したことのないような激しい揺れを感じ体が動きませんでした。実家で暮らしており、母と祖母と私の3人で14日の深夜から、近くの体育館に一時的に避難することに。その間も5分に1回余震があり、その度に避難している方は不安そうでした。しかし、朝になり余震はまだ収まっていませんでしたが、明るくなって気持ちも少し落ち着き、ほとんどの方は家に戻り初めました。私達も帰ることにしました。しかし、16日深夜またも震度7の地震があり飛び起きました。すぐに家族の安否を確認し無事でしたが、家具の位置がずれたり、倒れたりしました。すぐにまた近くの避難場所に行きました。2回も大きい揺れがあったので、しばらく避難所に泊まることになりました。1回目の揺れのあと自宅に戻った時にまた被災して亡くなられたり、閉じ込められたりした方もいました。私達家族は運がよかっただけです。もう来ないだろうと思って行動するのはとても危険だということを思い知らされました。一週間避難生活したあと、住んでいたマンションに被害は少なかったので帰りました。今回の震災で考えてもないことが急に起こると人はパニックになり無力だということがわかりました。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れずに、天災がまた起きた際に、できるだけ冷静に対応できるように心がけたい。 「天災は忘れた頃にやってくる」とは、天災はその恐ろしさを忘れた頃にまた起こるものというたとえで、いつ台風や地震などの災害が起きても大丈夫なように直後の心構えは忘れず日頃から用心するようにといましめることばです。これは地球物理学を専攻していた寺田寅彦という方の言葉です。 日本は地震大国です。最近では2016年に熊本で震度6を超える大地震も発生しました。避難所や生活困難者など今だに地震に悩まされている人が多くいます。地震だけでなく、台風や大豪雨や噴火などどんな天災もいつ起こるかわかりません。何が起こってもいいように常日頃から今まで起こった天災を忘れないようにすることが大切です。 私は今まで大きな天災を経験したことがなく、天災に対して現実味がありませんでした。しかし最近では天災が多く、いつ自分の身にも起こりうるかわかりません。ですので、非常用の防災リュックや、非常時にどこに集合するなど日頃から家族で話し合うようにしています。 いかに力のある人間でも天災には敵いません。何が起きても大丈夫なように自分の身は自分で守れるように「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れずに日々生活していくようにしなければなりません。

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電光石火

【漢字】電光石火 【読み】でんこうせっか 【意味】光のように非常に速い。 【例文1】スマホの普及で有名人の居場所が電光石火だ。 【例文2】SNSの拡散は電光石火だ。 【例文3】電光石火のごとく噂が広がる。 私は自転車で通勤をしているので、タイヤの消耗が早く半年くらいで溝が少なくなってしまいます。 タイヤがすり減ると自転車の場合パンクする可能性が高くなるので、定期的に新しいタイヤと交換するようにしていて、先日2倍長持ちをするというタイヤに交換しました。 タイヤ表面のゴムが厚いので、パンクしづらく長持ちすると自転車屋の店員に言われ、普通のタイヤより2.000円高かったのですが、通勤中パンクするのが嫌なので、奮発して購入しました。 1週間くらい快適に自転車通勤していて、やっぱり高いタイヤは乗り心地が良いなと思っていましたが、そんな時バーンという音がしてそれと共に、電光石火の速さで目の前にトタンが飛んで来て避けられず踏んでしまいました。 トタンには太い釘が何本も付いていたので、タイヤは正に電光石火でペッチャンコになってしまいました。 落下物が車の風により飛んで来たので、責任を誰かにとってもらう事もできず、タイヤ交換からわずか1週間ちょっとで新しいタイヤを購入することになってしまいました。 その際はノーマルのタイヤにしたので、前輪と後輪のバランスが悪くなり、こぎにくい自転車になってスピードも出なくなりました。 普段買わない物を買うと、そんなトラブルが起きるんだよなと諦めています。 日頃、私は石橋をたたいても渡らず石橋を砕くまでたたいて結果、渡らないで終わることが多いような人間なんです。 それだけ、臆病で慎重だし、腰が重たいんです。やってみてから考えようなんて、楽天的で行動的な人っていますが、私はまさにその正反対をいくような人です。 だけど、その性質が嘘のように何か閃いて気が付いたら電光石火の早業で行動しているときがあります。 そんな時は、本当に感じるままに動くというか頭で色々考える前に何かしているときがあるんです。 自分でも不思議で、そんな時は物事もスムーズに動くんですよ。 例えば、仕事を探そうかなと思っていて、いつもだったらあーだこーだと考えすぎて身動きが取れなくなるのに、ある時ふと思い立って動いて気が付いたらとんとん拍子で1週間後には入社していたことがあります。 自分でも、何が起こったかよくわからなことがあるんですよね。 気が付いたら、ここにいた、みたいな感じです。 後になっても、なぜあんなに瞬発力がでて行動的になったのか分からないんですよね。 緩急の付け方が激しいんですよね。 ゆるいときは、本当に何も動かないし、というか動けなくて辛いぐらいで、動くときは早すぎて何が何だか分からなくて、その差が激しいです。

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天狗になる

【漢字】天狗になる 【読み】てんぐになる 【意味】いい気になる。得意気になる。 【例文1】バレンタインデーにチョコを10個もらって天狗になる。 【例文2】5人に告られ天狗になる。 【例文3】1番になって天狗になる。 「天狗になる」とは、得意げになること、鼻高々になること、いい気になり人に自慢することをいいます。名前の由来は「天狗」といえば誰もが頭に浮かぶ赤い顔をして鼻が異様に長くて高く、手には団扇や杖を持ち、背中には翼があり自由に飛び回れる想像上の妖怪のことです。その天狗の鼻が高いことと、平安時代に実力がないのに関わらず自慢をしたりする傲慢な僧侶がいてその僧侶は死んだ後に天狗道という魔道に落ちると言われていました。このことから高慢になる、自慢することのたとえとなったとも言われています。 例文として、「彼は仕事は出来るが少し褒めるとすぐ天狗になるので滅多に褒めないようにしている。」「この前の大会で優勝したので天狗になっていると今回の試合で負けてしまった。」などと言った使い方ができます。 私の周りにも少し褒めたりおだてるとすぐ天狗になって周りが見えなくなったり、調子に乗ったりする人がいます。そのような人だとわかっているのでなるべく天狗にならなせないような接し方をしています。一度天狗になるとなかなか戻らないので、この人すぐ天狗になるなと感じる人に対しては接し方を改めるようにすることをお勧めします。また、自分もすぐ天狗にならないように注意したいものですね。

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伝家の宝刀

【漢字】伝家の宝刀 【読み】でんかのほうとう 【意味】家宝として代々伝わる刀をたとえとして、いざというときの切り札をいう。 【例文1】会社設立のための隠し預金が伝家の宝刀だ。 【例文2】転職の際は経験という伝家の宝刀がある。 【例文3】進学の際は学資保険が伝家の宝刀だ。 伝家の宝刀というと、どのようなイメージがありますか?その人の得意技、所謂必殺技と思っている人も多いかと思います。現在の日本語としては、あながち間違っているとも言い切れない状態になっているのですが、実は間違いです。 本来の意味は、「奥の手」が正しい意味で、由来としては「先祖代々、家に伝わる名刀」だとされています。そんな刀を常時使用して戦うことなんて考えられないですよね。つまり、「最後の切り札」「とっておき」ということになるのです。 現在の必殺技的なイメージも、「黄門様の印籠」で例えるなら、別にむやみに印籠を出すことは無いですよね。最後の最後に取り出して、「ははー」となって終わります。一話単位で見ると、確かに「伝家の宝刀」でも良いかもしれません。 しかし、毎週やってますよね?もう「お約束」というやつです。そうすると「お馴染みの必殺技」感が出てしまい、上記の誤用に繋がったのだと思います。因みに誤用と言えば「天下の宝刀」という物もあるそうなのでご注意ください。 野球のピッチャーの得意球に対しても使われますが、本来は「伝家の宝刀を抜く」が正しい形で、「『大事な宝(=伝家の宝刀)』を使わざるを得ない」を示します。つまり、投球に何らかの制限があり、滅多に使えないなら間違いではないですが、そうでなければ誤用ですね。 「確信犯(正しくは故意犯)」のような、誤用がまかり通ている言葉なので、注意して使っていきたいですよね。 伝家の宝刀というのは、最後の最後までとっておくべきです。というのも、誰がどんな切り札を持っているか分かりませんからね。いきなり伝家の宝刀を使ってしまっては、もう武器はない状態になってしまう、とも言えるでしょう。 たとえば自慢げに「自分は〇〇大学を出ている高学歴だ」と触れ回っている人がいるとしましょう。多くの人からすれば、確かにその〇〇大学というのは、高学歴ともいえる大学かもしれません。ですが日本にはいくつも大学がありますし、きっとその『〇〇大学』よりも高学歴と言われる大学は存在すると考えられます。それに「自分は〇〇大学だ」と自慢していて、相手が実は自分よりも高学歴だった、なんてことになったら、恥ずかしい思いをするでしょう。能ある鷹は爪を隠すとも言うように、本当に実力を持つ人は、自ら自分の強みをさらけ出すようなことはしません。 それに最初から伝家の宝刀を出しているということは、常に武器を振り回しているような状況です。傍から見ると、みっともない以外の何物でもないのではありませんか。それに本来『伝家の宝刀』というのは、とっておきの最後の切り札としてとっておくべきです。切り札を最初から出すのは、格好悪いように思えます。

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天下太(泰)平

【漢字】天下太(泰)平 【読み】てんかたいへい 【意味】世の中が平和である。 【例文1】世界中の人々が天下泰平を願う。 【例文2】核兵器をなくして天下泰平を願う。 【例文3】戦争をなくして天下泰平を願う。 天下太(泰)平という四字熟語がありますが、天下太平とも天下泰平とも書くのでどちらが正しいかはわかりませんが、天下泰平と書かれているのはよく見かけます。意味は世の中が丸く治まって争いがないことです。仕事をしているとどうしてもイライラしがちになるので、知らずに相手を怒らせてしまったり傷つけてしまったりします。職場が天下太(泰)平になってくれればいいのですが、相手があることなので争いごとが起きてしまうことがあります。車に乗っていても渋滞が続いたり、赤信号が続いたりしてしまうと、天下太(泰)平の気持ちから遠ざかってしまいます。あまりにイライラしてしまうとスピードを出しすぎたり、前をよく見ないで事故を起こしたりするので、標語にあるようなお先にどうぞという気持ちを持って、天下太(泰)平のような気持ちで運転することが大切です。家庭内でも同じで夫婦喧嘩をしたり、親と喧嘩をすることがありますが、落ち着いて今までのことを振り返り、時間が経てば穏やかな気持ちになれるはずです。一日が終わったときに今日も無事でいられたことへの感謝の気持ちがあれば、天下太(泰)平でいられることのありがたさもわかってくるので、波風立てずに平和であり続けることが大事だと思います。

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天涯孤独

【漢字】天涯孤独 【読み】てんがいこどく 【意味】身寄りが一人もいないひとりぼっちの人。 【例文1】独身で子どももおらず天涯孤独だ。 【例文2】天涯孤独で淋しい。 【例文3】天涯孤独で孤独死。 わたしの友人は42歳です。 離婚歴はあるものの、そこそこ綺麗だし、そこそこ仕事もできてわたしからすればキラキラして見えます。 とても羨ましいです。 ですが、彼女は彼女なりに四十路を境に思い悩むことがあるようです。 マツコ・デラックスさんの考えにかなり同調しています。 わたしはもう結婚もないだろうし、子どももいないし、天涯孤独で死んでいくんだわ。 と本当にマツコさんと同じようなことを言っています。 振り切っているつもりでも、かなり寂しい夜はたまにあるらしく、そんな時は新宿二丁目に行くそうです。 同姓の同年代の友達はいつ裏切るかわからないから、なのだそうです。 おねェのお友達は絶対に裏切らないから、最悪おねェの友達とルームシェアをするのだそうです。 彼女には洗練された魅力があり、若く見えるし綺麗なのにどうしてそんなに諦めているのでしょうか・・・ でも彼女は別に諦めたわけではないようでした。 ただ、恋愛に興味がなくなってしまったのだと言います。 確かに、恋愛だけが全てではないと思います。 恋愛をしていても干からびている人はたくさんいますし、その逆もまた然り。 でも友人が満たされていないのもまた確かなのです。 友人が夢中になれる出会いがあるといいなぁと思うわたしでした。 友人に天涯孤独は似合わないのです。

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天衣無縫

【漢字】天衣無縫 【読み】てんいむほう 【意味】自然に作られている。無邪気で飾り気がない。 【例文1】彼女は天衣無縫なところが好かれている。 【例文2】子どもは天衣無縫だ。 【例文3】いつもニコニコ天衣無縫だ。 「天衣無縫」という言葉を聞いたことがある人はいますが、日常の中ではまず使いませんから、意味を全く理解していない人が多くいると思います。この天衣無縫という言葉は人柄において使われることがありますけど、飾った様子がなくて無邪気な状態のことです。でも、天衣無縫という言葉がどうしてそういう意味として使われるようになったのか?と言えば、この天衣無縫という四字熟語の漢字を見てもらえれば分かりますが、天女が身に付ける衣に縫い目がない状態のことを指していることから、自然な状態を指した言葉として定着し、こういった意味を持つようになったのです。天衣無縫という言葉は今では人柄についても使われますが、さらには詩歌などにおいても使われることがあって、自然な作りになっているときには天衣無縫という言葉で賞賛することもあるのです。ただ、そういった使い方ができるということであって、実際に使っている人はそこまで多くない印象です。ただ、こういった言葉の意味を知っていると、知的な部分を披露することができると思うので、そういったシーンがあれば天衣無縫という言葉で状況を形容してみると良いのではないか?と思います。非常に素敵な言葉だと思いますから。

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手を焼く

【漢字】手を焼く 【読み】てをやく 【意味】対処できず困っている様子。 【例文1】赤ちゃんが泣いてばかりで手を焼く。 【例文2】言う事聞かない生徒に手を焼く。 【例文3】クレーム処理に手を焼く。 頼みもしない仕事が舞い込んだり、予期せぬトラブルに巻き込まれそうになって余計な労力を消費する事を「手を焼く」と言います。「敵の思わぬ抵抗に手を焼く」や「クレーム処理に手を焼く」いう様に用い、何か面倒事を抱えて仕方なく処理する時がまるで手に火傷でもした様な苦痛に感じる所から、そういう言い回しになったと思われます。特に身内の不始末を尻拭いする時は、一層そんな風に感じられて憂鬱な気分になるというものです。実の所、すんなりと終わると思っていた仕事に思いもよらぬ面倒事が起きて、予想通りに事が運ばないと、ついそんな感情を持ってしまうだけなのかもしれません。あっさり勝てる相手と高を括っていたら、以外に手こずってしまい余分に力を使ったと感じるのも、実は自分がきちんと相手の実力を見極められていなかっただけの事で、最初から全力を出せばすんなりと行っていたかもしれないのです。余計な仕事にしても最初に起こる事を前提に構えておけば、どんな予期せぬ事も特に動じずに対処出来るというものです。何事も予定通り行ってくれればこれ程気持ちの良い事はありませんが、如何せん何かしらトラブルは付いて来ますので、そこを踏まえておけばそこに生じる面倒臭さも幾分減るかもしれません。

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手を結ぶ

【漢字】手を結ぶ 【読み】てをむすぶ 【意味】同じ目的の者と協力する。 【例文1】A社と提携して手を結ぶ。 【例文2】夫婦で手を結ぶ。 【例文3】共同開発チームと手を結ぶ。 手を結ぶ相手がいると、困難なことにも立ち向かえる気がします。世の中には、一人でやっていくには厳しい事柄がいくつもあります。そんなとき、互いに頼り合えて、協力し合える相棒の存在は大きいものです。手を結んで共に歩めるパートナーが特に必要なのが子育てです。夫婦で協力し合って楽しみながら子育てを進めていけると、苦を感じにくくなります。上手くいかないことや、想像できないことがたくさん起きて、疲れが溜まりがちですが、一人でやっているという気持ちでは逃げ場がありません。親子で行き詰ってしまうのです。夫婦で手を結び、チームプレーのような心意気で子育てに臨めるといいですね。 ですが、シングルの人など夫婦で協力し合える状況ではない親もいます。その場合も、理解してもらえる存在を作っておくことが大切です。自分の親でも、友人でも、保育園の先生でも、誰か自分の気持ちを話せて一緒に子どもの成長を見守ってくれる人がいれば、心強いです。手を結べる相手がいると、いざという時に助けてもらえます。 夫婦でも他の人でも、互いに思いやりの気持ちを忘れず、手を結んで事を進められる関係を作れると、生きていてつらさを感じにくく、ポジティブになれる気がします。

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手を回す

【漢字】手を回す 【読み】てをまわす 【意味】密かに必要な準備を揃える。 【例文1】事件の発覚をおそれ裏で手を回す。 【例文2】内部不祥事に手を回す。 【例文3】政治家が手を回す。 SMAP解散は日本の芸能界の闇が公になってしまったきっかけだと思います。 キラキラと輝いて、とても華やかに見えていた芸能界でしたが、全くそんなことはなかったのだと現実を見せつけられました。 わたしは特に小さい頃からテレビっ子で、テレビやドラマに夢や憧れを感じてきました。 嫌なこともテレビを見ている時間だけは忘れられたし、元気をもらうこともありました。 ドラマの中のような大人になりたかったし、ドラマの中のような生活に、恋愛に憧れました。 幼い頃ジャニーズ事務所の光GENJIがとても流行っていて、大好きでした。 でもあの件からもうジャニーズ事務所のタレントさんを見ても笑えないし、芸能界には闇しか感じなくなりました。 絶対的な国民的アイドルだったSMAPですら、権力を持って解散させられてしまうということ、何年も継続してきて視聴率も高い番組でも降板、打ち切られてしまうということ。 それはわたしのようなど素人から見ても権力を持って手を回したとしか思えないし、あのSMAPですらこのような仕打ちをされてしまう芸能界が恐ろしいし、夢を見られなくなってしまいました。 今、若者のテレビ離れが進んでいるそうです。 今回のこの件は更にテレビ離れに拍車をかけるのではないかと思います。

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手を広げる

【漢字】手を広げる 【読み】てをひろげる 【意味】規模を大きくする。 【例文1】事業の手を広げる。 【例文2】手を広げすぎて失敗する。 【例文3】幅広く手を広げる。 私は若い頃になにも手に職を持ちませんでした。それでたくさん損をしてきましたし、辛い思いもしてきました。だから医療の世界で生きていこうと思い、医療事務を退職して看護大学に入学を決めました。3度目の試験でやっと国家資格も取りました。そして大学病院に勤務しました。病気が治って笑顔で退院する患者さんもいれば子どもの時から入退院の繰り返しをしてつらそうにしている患者さんがいます。毎日患者さんに接しているうちもっと手を広げようと思いカウンセラーの勉強もしたくなりました。仕事が終われば独学で図書館に通って勉強したり本を読んだりしました。おかげで患者さんの気持ちが痛いほどわかりました。生命の誕生にも携わることがあり感動して助産師の免許も取りたくなって今猛勉強中です。しかし、忙しいことを理由に恋人と会う時間が減り、とうとう別れを告げられてしまいました。一時は落ち込みましたが、考えようによってはこれからの将来は結婚しても子どもを産んでも手に職を持つ時代が生き残っていけると思っているのでいりんなことに挑戦します。 私も自営業者で、あまり経営が芳しくない時に、1発を狙って、違う事業に手を広げたことがあります。結果は惨敗でしたが。 結局のところ、最初の基本コンセプトに戻ってきます。前代から受けついている事業であればともかく、自分で起業したような場合、最初自分は何を売ろうとしたのか。どうやってお客様の喜ぶ顔が見たいのか。自分はどうありたいのかというコンセプトにすべて集約されていくことに気づきました。 1発を狙って、そんなに詳しくない分野に手を広げたところで、その事業は他にも同業の方がいて、その方々と勝負しても勝てるわけはありません。他の同業の人はそれで何年も飯を食ってきているわけですので、裏技的な企業秘密なんて教えるわけもありませんし、相当な特殊で必ず成功するだろうという奇抜なアイディアがなければ太刀打ちできないのです。そこを分からず(私もそうでしたが)、これをやれば儲かるというだけで、そこに参入しても痛い目を見るだけです。 所詮は人間1人でできることは限られていきます。もしも、手を広げた事業が成功したところで、本業が回復した時にどうしますか。今度は仕事過多となり苦しいことになるかもしれません。 現在私は、本業1本に絞り込み、黙々とそれについての鍛錬を行っています。

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手を引く

【漢字】手を引く 【読み】てをひく 【意味】これまで携わっていた事をやめる。または手を取って導く。 【例文1】上からの圧力がかかったのでこの件から手を引く。 【例文2】時効で事件から手を引く。 【例文3】主犯格が裏で手を引く。 小学校の頃、わたしたちの学校では集団登校をしていました。 地域のみんなでいつもの場所に集まって列をなして学校まで登校するのです。 個人的にそこらへんに近所のみんなで集まって登校するのではなく、学校で決められたことで、かなりの長い列でみんなで登校していきます。 高学年のお兄さんお姉さんが低学年の子達の手を引くのです。 寝坊した日はいつもの場所に行ってもうちの町内の後ろの方の人たちが歩いていたりして、とても寂しく、寝坊防止にも繋がるのです。 最悪、ある程度寝坊しても一人ぼっちで登校することは少なく、後ろの方の町内の人たちが登校しているので安心です。 大人になり、子どもが出来て思うことは、あの集団登校は絶対交通事故にならないし、遅刻をすることもなく、犯罪に巻き込まれる可能性も少なく、非常に効率がいい登校の方法だと思います。 でも、わが子の通った学校は通学路が長いのに個人で登校するスタイルで入学して間もない頃はとても心配で後ろからついて行っていました。 みんなあの集団登校スタイルにすればいいのになぁと思うのですが・・・ 低学年の子達の手を引くことになった時、高学年としての自覚が生まれるのも素敵な事だと思います。

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手を抜く

【漢字】手を抜く 【読み】てをぬく 【意味】サボる。適当にする。 【例文1】残業で疲れたから外食で手を抜く。 【例文2】たまには家事の手を抜く。 【例文3】たまには育児の手を抜く。 仕事をしていく上で自分なりのやり方が身についていきがちな部分ってあると思います。 自分なりのこだわりやくせが出てくるのです。 わたしの場合、手を抜くことが許せないタイプで丁寧な仕事をすることに重きを置いてしまいがちです。 時に速さを求められ、適度に手を抜くことが大事な時もあるのですが、よほどのことがない限りは手を抜くことはしたくないのがわたしなのです。 柔軟性がない自分に呆れることもありますが、一度手を抜くと今後も簡単に手を抜いてしまいそうでなんだかすごく抵抗感があるのです。 そこまでしなくても影響がないこともわかっているのですが・・・ スピードに重きを置いて雑な仕事はしたくないのです。 そしていろいろな頼まれ仕事が渋滞してしまい、自分で自分の首を絞めてしまうこともよくあります。 それでも手を抜かずやり遂げた時の達成感たるや! がんばった甲斐があった!自分!よくやった!と思い、その達成感がクセになり、また更にますます手を抜くことができなくなってしまうのです。 仕事にやりがいを感じています。 手を抜かないわたしを評価していただいているし、やりたいようにさせてくれて感謝です。 経験を積み速さも伴ってきて最近は乗っています。 この調子でがんばりたいです。

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手を握る

【漢字】手を握る 【読み】てをにぎる 【意味】力を合わせて協力する。 【例文1】横断幕をクラス全員手を握って完成させる。 【例文2】兄と手を握って共同経営者となる。 【例文3】手を握って試合に臨む。 「手を握る」とは、利害が一致する相手と結託・共謀する時の同盟関係を指します。一人で対抗勢力に立ち向かえば勝ち目がないのなら、その相手と同様に敵対している誰かと協力し合う事で、道が開けるかもしれないのです。それなら例え一時的でも手を組む事でライバルの一角を崩した方が後の戦略も立てやすくなり、何なら手を組んだ相手さえ後から料理する事も容易かもしれません。尤も手を組んだ相手も同じ考えかもしれませんので、倒したい相手が一緒でも決して油断しない方が身のためと言えます。お互いに思う所あって手を握ろうとするのですから、細かい柵は置いといて目の前の大きな目標を、まずは達成する事に重きを置く考え方が時に役立つ事があるという事です。本当に気の合わない人間と同盟を結ぶのは相当難しい話ですし、何かしら相手の見どころが見い出せていないと、そもそも手を組もうとは思えません。もちろん手を握った結果、やっぱりコイツとは合わないと再認識するかもしれませんが、それでも背に腹は代えられない状況なら、仕方のない選択と言えます。手を握るという言葉のイメージからはどこか悪巧みの匂いを感じるのですが、強大な勢力に対抗するにはそうする事も時には必要な措置なのです。 うちの娘はよくわたしの手を握る。 わが子の手を握るのは当たり前のことなのですが、うちの娘はもうすぐ20歳なのであります。 となりに座ってテレビを見ている時、会話をしている時、一緒にショッピングに出かけた時、彼女はわたしの手を握るのです。 そして必ず言います。 「握り返して!」 もう一度言います。彼女はもうすぐ20歳です。 理屈っぽくて我が子ながら、難しい子だなと思います。 屁理屈が多く、扱いづらい子どもです。 小さい頃はとても素直で、手のかからない子どもでした。 その分、上の子に手がかかりましたが、今は反対です。 上の子は物わかりがよく、よくわたしと娘の口論の仲裁をしてくれ、丸く収めてくれます。 普段は上の子が不在なので、口論が始まると収まらないし、何日も会話をしないこともあります。 親子であっても人間。性格の合う、合わないってあるんだなぁと実感します。 でも喧嘩をしていない時、彼女はわたしの手を握るのです。 口論の時はものすごく憎たらしいし、わたしの気持ちが全く伝わらない宇宙人のような感覚になるのですが、そっとわたしの手を握るとき、娘をとても愛おしく思います。 これが家族なのだろうと実感します。 悪いところも無条件に受け入れることができるのは家族だけなのです。

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手を取る

【漢字】手を取る 【読み】てをとる 【意味】手助けする。親身になって世話をする。 【例文1】親の老後は私が手を取る。 【例文2】友人の悩みに手を取る。 【例文3】お年寄りの手を取る。 手を取るとは親身になって手助けをすることです。 どちらかというと私は世話好きで手を取る方です。 母の教えが人に優しくしてあげなさい、困っている人がいたら相談に乗ったり助けてやったりしなさい。そうするとあなたの人柄はみんなに認められて好かれるからと小さい頃から言われてきました。この前も大きな荷物を抱えて駅の階段を上がっていた高齢のおばあさんが休み休み階段を上がっていたので、私が荷物を手にとって上まで一緒に上がりました。何度もお礼を言われ私まで嬉しかったです。 実家に車で帰る途中も知らないおばあさんが行き先を聞いてきてまったく逆方向でしたし、田舎道のバスは1時間に1本です。待つ時間も30分以上あります。だから10分くらいの距離を車で送り届けました。おばあさんはバス代と言って1000円くれようとしましたが、それはバス代よりも高すぎるからいいですとお断りしました。 おばあちゃんを見ると亡くなった祖父母を思い出して困ってそうなお年寄りの方がやたら目につくのですよね。

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手を付ける

【漢字】手を付ける 【読み】てをつける 【意味】物事を始める。使い込む。食べ物を消費する。 【例文1】子どもの学資保険に手を付ける。 【例文2】とうとう闇金に手を付ける。 【例文3】どこから手を付けていいかわからない。 お金の使い方が上手でないと貯金まで手を付けることになり、浪費癖があると結局は残らないことになってしまいます。日本人の生活は豊かになってきましたが、実際に1000万近く貯金のある人はごくわずかです。貯金があっても100万から300万くらいの人が多いのが現状です。中には借金に手を付ける人もいて、貯金どころかマイナスの生活になってしまうこともあります。浪費癖を少しでもなくすには、家計簿をしっかりと付けることが大切です。収入が多ければ普通に買い物をしても問題ないですが、日本は物価が高い国なので収入が低い人にとっては、苦しい生活を強いられることになってしまいます。普段の買い物をするとき少しでも無駄を減らすのであれば、スーパーで半額になる時間帯まで待ってから買うようにすると、無駄がだいぶ省けていきます。食事代だけで月に5万使ってるとしたら、スーパーの半額を利用すれば2万5千円の出費で済むようになります。残りは貯金に回せるので年単位でコツコツ貯めていけばだいぶお金が貯まってきます。給料は増えないのであれば、割引きセールを利用するしか方法はありません。浪費癖を無くしていくには普段のお金の流れをきちんと把握していくと、貯金に手を付けることなく生活できるようになっていきます。

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手を尽くす

【漢字】手を尽くす 【読み】てをつくす 【意味】考えられる手段はすべて試す。 【例文1】最善の手を尽くす。 【例文2】会社の資金繰りに手を尽くす。 【例文3】手を尽くして捜索する。 小学生の頃、大好きな祖父が入院しました。 それは突然で、大変驚きました。 わたしはおじいちゃん子で、いつも祖父にベッタリでした。ベッタリすぎて祖父の家から帰ってこないため父が怒るほどでした。 仲良しの祖父が入院しました。 翌日から毎日祖父の入院する病院に、学校から帰ってきてから電車でお見舞いに通いました。 その日学校であったことなどたくさん祖父と話しました。 祖父はいつも笑顔で迎えてくれました。 暗くなるまで祖父の病院で毎日過ごしました。 病院の看護師さん、先生、患者さんとも仲良くなりました。若くてかっこいい先生と特に仲良しになりました。 先生はわたしに祖父を必ず治すと約束してくれました。 祖父の病気は「肝臓がん」末期だったそうです。 お酒が大好きで酒豪でした。 病気が発覚しても病室でお酒を飲んでしまう問題児で「酒を我慢してまで生きようと思わない」「酒なんかに俺が負けるわけがないだろう」といつも言っていました。 ある日病院に行くと看護師さんに病室には入れないと言われました。 仕方なく病室の前で宿題をしていましたが、祖父の病室は人の出入りが激しくなり、ちらっと中が見えた時、祖父は血を吐いていました。 びっくりして立ち尽くしているとあの先生が走って駆けつけて「手を尽くすから」と病室に入っていきました。 祖父はそのまま亡くなりました。 先生はごめんと何度も泣きながら謝っていました。 わたしはわかっていました。 祖父は死ぬまで大好きなお酒を飲むことができてしあわせだったのではないか、と。

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手を出す

【漢字】手を出す 【読み】てをだす 【意味】新たに物事を始める。または暴力を振るう。 【例文1】部活の監督はすぐ手を出す。 【例文2】新事業に手を出す。 【例文3】闇金に手を出す。 クレジットカードを使用したときに分割払いとリボ払いというのがあります。分割払いは12回や24回払いなどにして毎月一定の金額を払っていきますが、リボ払いになると少し異なってきます。リボ払いは毎月払うのは同じなのですが、返済して借入れ残高が増えてくるとその分買い物がまた出来てしまいます。分割払いだと返済が終わるまで借入れできる残高は増えることはありませんが、リボ払いは毎月返していくと残高分使えるようになってきます。よほど意志が強い人でないとすぐに使ってしまい、毎月の返済がきつくなってきます。リボ払いに手を出すといつまでも返済が終わらず、借金地獄へと陥ってしまうこともあるので注意が必要です。リボ払いは年率15から18%ほどになるので、手数料分だけでも損をしてしまいます。借入れ残高が多いほど手数料が高くなってしまうので、利用残高が20万近くあると月々の手数料は2000円近くになってきます。年間にすると2万4000円の手数料を余分に払うことになり、3年計画で返済を立てると7万2000円が無駄になってしまいます。パートしながらリボ払いを3年続けていたら、1ヶ月分の給料がそのままリボの手数料となる恐れも出てきます。クレジットカードで買い物するときは、リボ払いに手を出すことはなるべく避けた方がお金は貯まります。

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手を染める

【漢字】手を染める 【読み】てをそめる 【意味】藍染は染料が手に付くとなかなか落ちないことから、安易には抜け出せない。または悪事に手をつける。 【例文1】犯罪に手を染める。 【例文2】安易に手を染める。 【例文3】悪事に手を染める。 最近色々な事件がニュースなどで報道されていますが、悪い事に手を染める人のタイプには色々あり、ニュースを見ていて1番辛いのは子どもが犠牲になる事件です。 子どもが自ら悪い事に手を染めるケースは多いですが、親が子どもに悪い事をさせることがあってはならないし、そういったニュースを見ると辛さを感じます。 例えば、親が子どもに万引きさせていたという事件がありましたが、このニュースを見た時子どもが可哀想という気持ちと、その後の親子関係は大丈夫だろうか?など心配な気持ちを抱きました。 本来、子どもが悪い事に手を染めると親が公正をさせて、社会に出ても困らないようにするものですが、親が悪い事を子どもにさせては話にならないと思います。 また、そういう親を持つ子どもは可哀想だと思うので、社会的にケアしてあげる対策も必要だと思います。 何かに着手する事を「手を染める」と言い、悪い表現で使用される事も多く「泥棒に手を染める」や「悪事に手を染める」という具合に使用する事はあっても「雪かきに手を染める」とか「芋の皮むきに手を染める」という風にはあまり聞きません。その昔、染物屋の職人さんの手に染料が付着すると、水で洗うだけでは中々落ちない所をなぞり、一度身に付いた手癖や囚われた価値観は容易に抜けない事をそういう様になったのでしょう。勝手なイメージで言えば何か良くない道に足を踏み入れたか或るいは、その深みに嵌り出してもう自力では後戻り出来ない所まで来ている気がするのです。無垢な布に一旦色が付着すると、どうしても汚れた様な気がしてしまい、幾ら洗ってもその色が洗い落とせないと思えてしまうのです。悪い事だと判っていても、一度体験してしまうとその誘惑から逃れられなくなり気が着いた時には取り返しのつかない所まで落ちてしまっている場合があるのです。染料が手に付着するのは仕事の上の出来事ですしそれを咎める人はいない筈ですが、それが悪しき習慣だとなれば話は変わって来ます。何とか深みに落ちる前に抜け出す方法を考えた方が本人の為にもなりますし、周りにいる人達にとっても最小限の被害で済むかもしれません。

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手を拱く

【漢字】手を拱く 【読み】てをこまぬく 【意味】何も関係ないというような態度で見ている様子。こまねくとも言う。 【例文1】手を拱いてないで少しは手伝えよ。 【例文2】先生に怒られている様子を手を拱く。 【例文3】関わりたくないので手を拱く。 きっかけは友人からのメールでした。ご主人と喧嘩をしてしまったけど、どうも相手がかなり怒ってしまっていて自分の話を聞いてくれない。このままでは話も出来ないまま離婚になってしまうかも…そう泣きつかれてしまったんです。ご主人とは面識がありましたし、話し合いをするにしても子どもがいますので面倒を見る人が必要。それなら子守程度はやってあげようと思ったんです。しかし、実際の話は全然違っていました。 というのも、喧嘩の原因が友人にあったからです。特にブランド物とかを好むような子ではないのですが、かなりお金使いが荒いそうです。家計簿を見せてもらおうと思ったのですが、持っていません。お財布にぎっしりと溜まったレシートを見た時に嫌な予感がしたのですが、まさに予感的中。レシートをチェックしてみると、一日に複数のスーパーに行って買い物をしたりしています。これ自体はおかしなことではないのですが、まとめて1万円くらい。そんな日が月に何日もあります。 ご主人は、自分がお金を管理するなら何とか離婚を回避するとおっしゃっていました。しかし、友人はお嬢様育ちということもあって何が悪いかわかっていないらしく、思わぬ難題になぜか私が手を拱くことになりました。

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手を加える

【漢字】手を加える 【読み】てをくわえる 【意味】修正や加工をする。 【例文1】自撮り写真は必ず手を加える。 【例文2】SNOWで手を加える。 【例文3】手を加えてSNSに投稿する。 手を加えるとはあとから直したり補ったりすることです。 この言葉は使わない日がありません。そうそれはSNSに投稿する自撮り写真やプリクラに手を加えて修正するのです。目が大きくなったり顔の形が変わったりもはや原形をとどめません。まあ少しでも手を加えてよく見せたいのもわかりますが、もしですよ?詐欺プリで誰かに気に入られて会いたいなんて言われてがっかりされたらどうするのでしょう。スルーなんてされたらそれこそ落ち込みます。 いや当たり前すぎて笑いの場にするのでしょうか?今どきの若者の言動はわかりません。 わが子が生まれた時から違った顔を撮って残すというものはいかがなものでしょうかね?大人になって疑問に思われたり、実物と違うなど批判されたらどうするのでしょう。少し悲しくなります。やはり素のままがいいと思います。 若者ばかりに意見するわけではありません。大人だって不祥事が起こると手を加えて報道する場面も見られます。しょせん人間はわが身が大切なので、何事にも多少なりは手を加えるのですね。

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手を組む

【漢字】手を組む 【読み】てをくむ 【意味】協力し合う。 【例文1】姉妹で手を組んでお小遣いを上げてもらおう。 【例文2】同業者と手を組む。 【例文3】我が社と手を組もうじゃないか。 随分昔、お付き合いしていた彼氏との話です。 年下で、仕事が長続きせず、いつもお金がなくて、ただ顔とスタイルはいいだけの男性でした。 それでもわたしのことは好きでいてくれていて、とても大切にしてくれました。 わたしを必要としてくれている、わたしを一番に考えてくれていることだけが唯一彼のいいところだと思っていました。 周りの友達はみんなお揃いのペアリングや高級ブランドのバッグをプレゼントしてもらう中でわたしは手作りのチャーハンだったり、周りの友達がクリスマスや記念日に旅行に連れて行ってもらったり、高級ホテルにお泊まりしたりしている中でわたしは家デートだったり・・・ 周りの友達と比べてもしょうがないと思う反面、まあでもわたしは愛されてるから大丈夫!だと思っていました。 しかし、発覚したんです。 これまでも一緒にいる時に彼の携帯に着信があり、「ごめん、手が離せないから出て!」と言われることが多かったため、その日もこれまで通り出たんです。 女でした。 わたしはすぐに電話を切り、その電話番号をメモって彼がいない時に電話をかけ直して、話をしました。 クロでした。 その瞬間別れる選択しかなく浮気相手に別れる旨を伝えたら「えっ、じゃあわたしも手を引くわ後味悪いし」となり、手を組むことに。 数日後三者面談をしてそれぞれ別れました。 浮気相手と一緒に待ち合わせに向かった時のあいつの顔(笑) 彼女とは未だに仲良しです。

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手を下す

【漢字】手を下す 【読み】てをくだす 【意味】実行に移す。 【例文1】自分の手は下さないで子分に命令する。 【例文2】社長自ら手を下す。 【例文3】黙って手を下す。 手を下すとは実際に行動するという意味です。 テレビ番組なんかを見ているとサスペンスなどで自分の手は下さないで手下に命令するなど多く耳にします。実際いやな役目は舎弟がするということですね。 私は何事にも自分で手を下します。そのほうが煩わしくないからです。他人に命令してそれ違うあれ違うとイライラするよりさっさと自分で済ませた方が早いじゃないですか。そんなこんなで30年過ごしてきました。私にも婚期が訪れ、1年付き合った彼氏と婚約に至りました。私の実家は遠く離れています。彼の実家には母親が一人で住んでいます。引っ越し資金やこれから先の将来を考えると、彼の家にお世話になる事がお義理さんにとっても私達にとっても一石二鳥だと考えて同居に踏みきりました。 いざ同居となるとお義理さんは引っ越し荷物を見るなり、その家具はいらない、大きすぎる、あの部屋に置いてと主人に手を下して配置を決めています。カーテンもお義理のチョイスでかけられていました。さすがに夫婦の寝室には口は出させません。嫁の身分ですから、姑の意見は絶対的存在を見せつけられました。 少し不安になりましたが、言いたい事ははっきり言わないとストレスが溜まっては元もこもありませんから、いざという時は私も黙ってはいません。

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手を切る

【漢字】手を切る 【読み】てをきる 【意味】縁を切る。絶交する。 【例文1】金を借りまくっている奴とはもう手を切ったほうがいい。 【例文2】金遣いが荒い彼氏と手を切る。 【例文3】DV夫と手を切る。 私は結構相談所で一人の女性と出会いました。 女性は初対面でありながら、私にとても好意を持ってくれ、そんな彼女の事が私は直ぐに好きになりました。 そして私たちは、付き合う事になったのです。 彼女に喜んでもらおうと思い、会う度にプレゼントをしました。 彼女はとても喜んでくれ、そんな彼女を見て、私も嬉しくなりました。 そのうち彼女が、あれが欲しいこれが欲しいと言うようになったのです。 彼女が欲しいなら買ってあげなきゃ男が廃ると思い、私は彼女の求めるプレゼントを買って上げるようになりました。 しかし彼女が求めるプレゼントはどれも高額で、私の貯金はあっという間に尽き果てたのです。 そこで私は借金をして、彼女の求めるプレゼントを買い続けました。 その内お金の借り先がなくなってしまい、友人にお金を貸してほしいと頼みました。 お金を貸すのは良いけど、その代わり何のためのお金か教えろと言うので、私は正直に答えました。 すると友人は、そんな金のかかる女とは直ぐに手を切った方が良いと言い、私は悩み、ひとまずプレセントを渡すのをやめ連絡を待ちました。次の約束はなく 次第に連絡も途絶えました。友人の言葉でやっと目が覚め、彼女とは手を切りました。 友人のおかげで何とか借金も返す事が出来、友人には感謝してます。

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手を借りる

【漢字】手を借りる 【読み】てをかりる 【意味】手伝ってもらう。協力してもらう。 【例文1】父に手を借りて犬小屋を建てる。 【例文2】友人に手を借りてバースディサプライズする。 【例文3】バイトの手を借りる。 コツコツ働いても給料はあがらないしボーナスも少ないし、何だかやる気がうせてきたので一度気晴らしにパチンコに行きました。 に手を出しました。ビギナーズラックとでもいいましょうか、5万勝ちでした。初めて打って一日の収入5万ですよ。わたしは嬉しくて嬉しくてその日のご飯はいつもより贅沢な高級なお肉とワインをいただきました。 ほそぼそと仕事しているのがバカらしいと思ったくらいでその夜は心地いい眠りに就きました。また会社で気力もなくただただ仕事をこなす毎日を繰り返していました。休日になるともしかしたら今日もいけるかもしれないと思い仕事帰りにまたパチンコに寄りました。3万勝ちのところで身内の用事を頼まれましてやむなく途中で切り上げました。翌週も行きました。3万、5万、時には10万勝つこともありましたが、投資もそこそこしたので金銭感覚がマヒしてしまって気づくと 金融会社でも借りるようになりました。利子を返してはまたパチンコに行くの繰り返しで最初は自分の力だけで借金を返済していたのですが、借金の額が大きくなると食べる事もできなくなり恥を忍んで頼み込み二度とギャンブルはしないと誓い、親戚の手を借りる事で、借金を返済する事が出来ました。 ですが、今度は親戚に借りたお金を返さなくてはならず、節約の日々を送っています。

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手を貸す

【漢字】手を貸す 【読み】てをかす 【意味】助ける。協力する。 【例文1】バイトの人手が足りず、手を貸す。 【例文2】引越し作業に手を貸す。 【例文3】お年寄りに手を貸す。 私の家の前には、85歳のおばあさんが1人で生活しています。歳のわりに活発な人で、毎日散歩をしたり庭の手入れをしたりと、元気なおばあさんです。 ある日、部屋でテレビを見ていたらベランダで洗濯物を干している妻が、大きな声で誰かと話をしている声が聞こえました。 何だろう?と思っていると妻が私の所に来て、前のおばあさんが、網戸が外れて困っているから直しに行って!と頼まれました。 直ぐに着替えておばあさんの家に行き、網戸を直してあげたら凄く喜んでもらえて、お菓子や柿などを貰い、困っている人に手を貸すことは、気持ちが良いものだなと思いました。 私の住んでいる地域は、都内からそれ程離れていないのですが、町内に住んでいる半分以上が高齢者です。また、私の家がある周りは9割方お年寄りが住んでいて、高齢化を身近に感じる地域です。 同居世帯はほとんど無く、お年寄りだけで暮らしている家が多いので、困っている場合には積極的に手を貸すことが、特に必要な地域だなと思いました。 昔に比べて、お年寄りが生活しづらい環境になったと言われますが、自分達が高齢者になった時にも、安心して暮らせるような町にする為、今から色々なサポートや手を貸すことなどをやって、それが定着するようにしたいと思っています。

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手を替え品を替え

【漢字】手を替え品を替え 【読み】てをかえしなをかえ 【意味】いろいろ方法を変えてみる。 【例文1】手を替え品を替え、子どもをなだめる。 【例文2】手を替え品を替え、発明品に精を出す。 【例文3】手を替え品を替え、商品を陳列する。 子どもが2人いて、今は大きくなったので手間がかかりませんが、小さい頃は手がかかり大変だったという思い出があります。 下の子は、赤ちゃんの頃ほとんど手がかかりませんでしたが、子育てに慣れていなかったこともあり、上の子には大変苦労しました。 1番大変だったのが、3歳まで寝つきが悪く布団で寝かしつけようとしても泣き出してしまうので、手を替え品を替え寝かしつけていました。 毎晩定番になっていたのが、ベビーカーに乗せて町内を散歩することで、散歩していると眠る為、寝たら帰宅して起きないようにそっと布団へ移していました。 雨降りの時には散歩できないので、車でドライブをして寝かしつけるなど、ただでは寝ない子どもでした。また、明け方に泣いて起きると寝なくなってしまうので、朝の4時頃から自転車に乗せて町内を走り寝かしつけたりもしました。 手を替え品を替え寝かしつけていたので、下の子が産まれた時にも大変になることを覚悟していましたが、下の子は夜泣きをすることがほとんど無く、1歳前から『もう、寝て良い?』と言って1人で寝室へ行って寝ていました。 覚悟していただけに拍子抜けしましたが、仕事に寝不足で行くことがなかったので、下の子の寝つきの良さには助かりました。 私が所属しているダンス部は、練習時間などが多くあり、かなり学生生活の大部分を占めるものになります。人が好き、ダンスが好き、ダンス部に学生生活をつぎ込む!という学生にとってはとても楽しくてやりがいのある部活です。私も楽しく続けていました。しかしある日、学校の人気者で、ダンスのイベントへもその子目当てで来るお客さんが多い、というムードメーカーが、部活を辞めたいという相談を持ち掛けてきました。理由を聞くと、練習時間が多すぎて好きなことをやる時間がとれない、イベントに身内感がある、上下関係が厳しい、ということなどでした。しかし先輩も私たちも、「この子に辞められると困る!」と思ったため、練習時間の軽減や、イベントの開催方法の改善、上下関係の厳しいと感じる部分を聞いて、先輩との親睦を深められるような部活にしていこう!などと、手を替え品を替え、どうにかしばらく引き止めていました。しかし、今まであった部活の体制をいきなり変えていくことにはやはり無理があり、その子のことも「そんなに急に手を替え品を替え私を引き留めようとしても、どうせどこかで無理が生じるよ……」とかえって落ち込ませてしまいました。結局その子は辞めてしまいました。

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手を打つ

【漢字】手を打つ 【読み】てをうつ 【意味】先を予測して優位な立場になるように対策を練る。 【例文1】その件については既に手を打っているので心配ない。 【例文2】受験対策に手を打つ。 【例文3】職探しに手を打つ。 私は今まで物事を先延ばしにすることが多くありました。 しかし、そのほとんどの場合はそれでは何の解決にも繋がらずに、さらに良くない結果を生むこともありました。 そのことを反省して、何事も早めに手を打つようになりました。 逆に早すぎるのもよくありませんが、早めに手を打つ習慣をつけたことで、以前よりも先の不安がなくなったように思います。 私が早めに手を打てるようになったきっかけは、手帳を活用し始めたことかもしれません。 以前はざっくりとした予定しか書き込まなかったので、手帳が活躍する場はあまりありませんでした。 しかし、手帳に細かい予定までかきこむようになってからは、毎日手帳通りに進めるようになりました。 手帳を有効活用して、先の予定でも気になることは早めに手を打つことで、無駄な心配がなくなりました。 先日、年末年始の予定を立てていました。 いつもやることが多すぎて、心身ともヘトヘトになってしまいます。 今までのことを反省しつつ、次は早めに手を打ち、ゆとりのある計画をたてるようにしました。 そのおかげで他の予定も見直すことができ、さらにゆとりのある予定をたてることができるようになりました。 早めに手を打つことでゆとりが多く生まれ、それが相乗効果で他にも良い影響を与えているようです。

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手を入れる

【漢字】手を入れる 【読み】てをいれる 【意味】良い状態にするため補修する。 【例文1】剥がれかけた外壁に手を入れる。 【例文2】盆栽に手を入れる。 【例文3】庭の植木鉢に手を入れる。 私は昔、習字を習っていた事があります。 字があまりにも下手だったので、親が無理やり習字を習わせたのです。 自発的に習字を習っていたわけではありませんから、上手く書こうなんてこれっぽっちも思っていませんでした。 ですから私が書いた習字に、先生が何度も手を入れる事がありました。 余りにも先生が手を入れるので、私は段々頭にきました。 これ以降私は、先生が手を入れる事がなくなるようにと、きれいに書く努力をしました。 過去に先生が手を入れる事があったものを見直し、どうすればきれいに書けるか自分なりに考えました。 何度も書いている内に、徐々に上手く書けるようになりました。 先生が手を入れる回数が目に見えて減ってきたのです。 これで私はやる気を出し、何枚も何枚も半紙に文字を書き、その努力が実り、先生が全く手を入れる事がない時がありました。 私はこの時やったーと思い、努力して本当によかったと思いました。 小学校卒業まで習字は続け、今ではきれいな字が書けるようになりました。

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手を上げる

【漢字】手を上げる 【読み】てをあげる 【意味】人を叩くこと。降参する。 【例文1】部活の監督はすぐ手を上げる。 【例文2】女性に手を上げるなんてひどい。 【例文3】家庭内暴力で手を上げる。 私は本来温厚な方だと思っていました。結婚いて15年になります。恋愛した時は妻には絶対手を挙げないとか自分で思っていました。また、妻とも約束をしていました。 それから子どもをふたり授かって本来であれば平和で楽しい生活が待っているわけですが、所詮は他人同士の事もあり時には性格の不一致とか発生してきました。 そして喧嘩もしくは大喧嘩をすることも出てきました。しかし、女性に手を上げることは絶対にしてはならないと自分では恋愛当時から思っています。だからついつい手が出そうになる時もぐっと堪えて耐え忍んでいました。ある時妻が自分にたわいの無いことを言って大喧嘩になった訳です。もちろん小さな子どもは泣きだしました。 1発張り手でもかましてやろうかとも思いましたが、そこはぐっと我慢しました。さらに妻の怒りが増幅して来ました。私も後には引けません。罵倒の嵐が飛び交う中で、大喧嘩、手は挙げない代わりに物などが飛び交って部屋の中はグチャグチャになっています。それでも私は正しいと思っていました。しかしとうとう限度がきて妻を叩いてしまいました。いわゆる手を挙げたのです。妻はそれがトラウマになったようで夫婦仲は冷めてしまいました。自業自得ですね。

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手練手管

【漢字】手練手管 【読み】てれんてくだ 【意味】人を自分の思うままに操る手段。 【例文1】政治家は手練手管のような図太さも必要だ。 【例文2】妻は手練手管のように夫を操る。 【例文3】秘書を練手管のように操る。 「手練手管」は「手練手管はいつわりごまかすこと。ひとを操る手段のこと」です。戦国時代には調略をはじめとしていろいろな「手練手管」が使われたことは知られています。なかでも、北条家と真田家の争いは最たるものです。当時、北条家と真田家は沼田領の覇権争いをしていました。それを間に入って取り持ったのが、時の権力者である豊臣秀吉でした。北条家が沼田領の3分の2、真田家が真田の墓所のある名胡桃城を含む3分の1を所領と決めたのですが、北条家はその案に不満を持つ家臣が多くおりました。北条家の沼田城主・猪俣邦憲が、真田昌幸の家臣・鈴木重則が守る名胡桃城に対して、鈴木家の家臣を買収した挙句、偽手紙によって鈴木重則を城外へと誘き出し、その間にその家臣に城を乗っ取らせるという謀略によって奪取すると言う事件が起こります。それに激怒したのが豊臣秀吉です。自分に断りのない天下泰平のために武家同志の争いを禁止していたからです。そして小田原攻めが始まります。ここで秀吉は物凄い手を使います。有名な秀吉の石垣山一夜城です。小田原城の西にある笠懸山に小田原城からは見えないように城を築き、完成後に周囲の木を伐採して一夜のうちに城を築いたように見せかけたのです。これは効果抜群でした。北条氏側の将兵の戦闘意欲を喪失させたのです。北条氏も籠城して頑張りますが、秀吉の力は絶大。小田原城は落城するのです。

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出る幕がない

【漢字】出る幕がない 【読み】でるまくがない 【意味】参加したり、活躍したりする場所がない。 【例文1】今回は私の出る幕はなさそうだ。 【例文2】ライバルが多くて出る幕がない。 【例文3】もう君の出る幕はない。 子供を保育園に預けていた時のこと。 当時めったに残業がない部署に配属されており、いつも定時で帰宅できていたのですが、トラブルが発生し、何時に帰宅できるかわからない事態になってしまいました。 保育園には延長保育もありますが、それも限界があり子供がお世話になっていた園では20時まででした。 とりあえず20時ですらお迎えに行ける保証がなく、そんなことも言っていられない状況に焦り、当時近くに住んでいた妹夫妻にお迎えをお願いすることにしました。 快く引き受けてくれたものの、わが子は超のつくほどの人見知り。それはしょっちゅう顔を合わせている親族でも変わらず、わたしが一緒にいないとギャーギャー泣いてしまいます。 妹は当時、集合住宅に住んでいたため迷惑をかけるだろうな・・・と気を病んでいました。 なるべく早く仕事を終わらせて帰らなければ! そう思い、妹宅に到着したのは21時すぎでした。 妹宅の玄関ドア前、中からものすごい大爆笑が聞こえます。ピンポンを押しても気付きません。 中に入ると我が子は「妹ちゃんのおうちの方がた~のしい~」と言って、なにやらゲームを楽しんでいる様子。 出る幕がない・・・ リビングへと続く廊下から妹に電話をし、中に入りやすくしてもらいました。 なんとかなるものです!

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出る杭は打たれる

【漢字】出る杭は打たれる 【読み】でるくいはうたれる 【意味】才能がある人は何をしても妬まれる。 【例文1】何でも出来すぎ出る杭は打たれる。 【例文2】モデルになって出る杭は打たれる。 【例文3】人気者は出る杭は打たれる運命だ。 世の中には、才能を持っている人たくさんがいて、その才能が発揮されると一躍有名になります。 しかし目立つ存在になればなるほどその才能をねたむ者がいるのも事実です。 出る杭は打たれて誹謗中傷してくる話も報道やSNSでみかけますね。 まあ人間ですから羨ましいとは思いますが、いるんですね~そこまでするそんな愚か者が。 芸能界でもありそうですよね。一見華やかな世界に見えますが、グループ内でも自分以外はみなライバルです。そのライバルがソロデビューやテレビ番組に引っ張りだことなれば内心穏やかではないはずです。それでも表向きはにこにこされてますね。そこで自分も刺激を受けて活動すれば問題ないんでしょうがね。 大学の先輩にもいました。かわいい後輩がサークルに入ったと皆浮かれてその子に取り入っていました。それを快く思わない女が可愛い後輩の悪口を言いふらしたのです。彼女の性格を知っている私はあり得ないと反論しました。まあ自作自演はすぐバれましたがね。 どこにいっても出る杭は打たれるものです。

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出物腫れ物所嫌わず

【漢字】出物腫れ物所嫌わず 【読み】でものはれものきらわず 【意味】屁が出る時やでき物は所かまわず出るもの。 【例文1】初デートなのにニキビができて出物腫れ物所嫌わず。 【例文2】自然現象なので出物腫れ物所嫌わずは仕方ない。 【例文2】大事な時に限って出物腫れ物所嫌わず。 母の新盆で、お寺に行きました。 お寺にはたくさんの人が集まり、私はその一角に座りました。 そして時間となり、お坊さんがありがたい説話を話し始めたのです。 それからしばらくすると、お腹の辺りが痛くなってきたのです。 お腹の中がギュルギュルと動き出し、便意を催してしまいました。 トイレに行こうかなと思いましたが、お坊さんがありがたい説話を話しているのに、席を立つのも悪いかなと思い、我慢をしたのです。 それからもずっと便意は続き、私はひたすら額に汗して我慢を続けたのです。 その我慢の甲斐があり、便意はなくなってくれました。 ああよかったと思ってしばらく経つと、今度はおならをしたくなってしまったのです。 こんな所でおならをするわけにはいきませんから、また必死で耐えました。 しかし我慢の限界が来てしまい、私はおならをしてしまったのです。 ぷ―という大きな音が出てから、辺り一面におならの臭いにおいが漂ってしまったのです。 ニオイだけなら誰だか特定できないだろうと思いましたが、音まで出てしまったのでこれはダメだと思い、慌てて席を立ちました。 もうあの場所には戻れませんから、説話と読経が終わるまで、私は外にいました。 そして最後に卒塔婆をもらい、お墓の後ろに立てて帰って来たのです。 出物腫れ物所嫌わずと言う言葉がありますが、それでも場所を選んでほしいと心底思いました。

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手も足も出ない

【漢字】手も足も出ない 【読み】てもあしもでない 【意味】相手との差が付きすぎてどうしようもできない、身動きができない。 【例文1】あまりにも速い球で手も足も出ない。 【例文2】不審者に遭遇したが、実際手も足も出なかった。 【例文3】年収の差が手も足も出ない。 生きていく中で「手も足も出ない」ほど負けてしまうことがあります。スポーツだったり学業だったり様々ですが、自分の実力を過信していたことを分かってしまい、落ち込んでしまうことが多いと思うのです。相手が強いからとか環境に恵まれているなど、言い訳をしてしまうほど手も足も出ない負けは心に突き刺さることでしょう。 しかし、手も足も出ないほどの負けによって生き方を学べることや、どうすれば対等以上に勝負ができるのかを知ろうとするキッカケとして、一度は経験した方が良いとも思えます。プロ野球において「ID野球」で弱者が強者に勝つ手段を教育した野村克也氏などは、手も足も出ない状態を何とかしようとしたからID野球が生まれたのではないでしょうか。一見野球とは関係の無いように見える人生論を選手たちに教えたのも、社会に出てから手も足も出ないほど通用しない人材になってほしくないからだと思えます。 「自分はできそこない」と考えることは悪いことではありません。むしろ適わない相手に向かって努力する意識を持てますし、人生が変わるチャンスと考えれば落ち込んではいらない。一度、自分のすべてを出してもがいてみることも大切ではないでしょうか。

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手前味噌

【漢字】手前味噌 【読み】てまえみそ 【意味】自分が作った物を自分で褒める。 【例文1】自分で言うのも何だが、日曜大工は手前味噌だ。 【例文2】手前味噌だが、自信作だ。 【例文3】手前味噌ながら上出来だ。 ことわざや昔ながらの言い回しには、子どもや学生は使わない「大人な言葉」があるのではないでしょうか。社会人や結婚して所帯を持ったような大人でなければ、まず使うことのない用語です。 その一つが「手前味噌」。子どもはもちろん、成人していても学生はまず使うことはありません。就活の面接で使う学生は稀にいるかもしれませんが、それは就活の面接という特殊なシーンだからと考えていいでしょう。 日常の会話で「手前味噌ながら」というような話し方をする学生はかなりレアにちがいありません。 この言葉の「手前」というのは「自家製」という意味。「自家製の味噌を自慢する」というところから生まれた言葉のようです。 要は自慢をしているわけですが、そこに日本人らしい謙譲の美徳が隠されているのがこの言葉の特色と言っていいでしょう。「自慢話のようになって申し訳ありませんが」というニュアンスが「手前味噌ながら」という言い回しにあるのです。 「これから自分のする話は自慢話に聞こえるかもしれません。申し訳ありませんね」と謙遜した前置きをしたあとで、実際に自慢話をするわけです。 営業マンが自社製品を説明するときに、「手前味噌ではありますが」という場合、その後にはその製品の「ウリ」のポイントが来るわけです。「他社はまだ開発できていません」と言うように、自社製品を強くアピールするわけです。 謙遜しているように見えて、実はしっかり自己主張する大人な言葉、それが「手前味噌」ということになるでしょう。

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出端(鼻)をくじく

【漢字】出端(鼻)をくじく 【読み】ではなをくじく 【意味】何かを始めようとした時に邪魔が入る。 【例文1】文化祭の出し物が決まり取りかかろうとしたら、隣のクラスとかぶり、先を越され出端をくじかれた。 【例文2】初デートなのに残業になり出端をくじく。 【例文3】お客の取り合いで出端をくじく。 最近は新たに何かを始める時も、普段とはあまり変わらないテンションで行うので、外部から出鼻をくじかれることも少なくなりました。 気持ちが行きすぎると横やりが入ったり、失敗してしまうことが多いことを、数多くの失敗の中で学習しているので、最近はそうした失敗も減りました。 また、出鼻をくじかれる時は今がその時ではないのかもしれません。 タイミングが良いか悪いかというのは、単に運が良いとか悪いとかだけではないような気がします。 私は何度もトライしても、いつも出鼻をくじかれたことがありました。 さすがにそれが度重なると、逆にやらない方が良いのではないかと思うようになりました。 それよりも周りの風に合わせていったことで、出鼻をくじかれるどころか、逆に背中を押されるように上手く物事が運ぶこともありました。 何度も出鼻をくじかれる時は要注意かもしれません。 自分の暴走した感情と、上手くいく物事とは違うようです。 今思えば、ゴールの見えないことをやろうとすると、出鼻をくじかれてしまいます。 ゴールが見えていることをやろうと思っても、時には上手くいかないこともありますが、それすらも乗り越える力があります。 やはり自分にとって本物であれば、たとえ出鼻をくじかれるようなことがあっても、最終的には進んでいけるものだと思います。

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手八丁口八丁

【漢字】手八丁口八丁 【読み】てはっちょうくちはっちょう 【意味】やることも口も達者な人。褒め言葉よりもけなす場合に使われる。 【例文1】手八丁口八丁で業界でも噂のプロデューサー。 【例文2】手八丁口八丁な詐欺師に騙される。 【例文3】営業トークで手八丁口八丁。 私は高校2年生の頃、冬休みを利用してスーパーでアルバイトをしました。 その時が人生初のアルバイトで、任せられた仕事は店頭でのみかんの箱売りでしたが、ちょっとした説明しか受けていないのに、お客にみかんの説明をするという無謀な業務でした。 スーパーの青果担当の社員さんからは、説明する為に色々な産地のみかんを試食して、自分の感想をお客に伝えれば良いと言われたので、ひたすらみかんを食べていました。 早い時間帯は客足が少なくて、みかんを食べているだけだったので、なんて良い仕事なんだと思いました。 色々なみかんを食べ続けた成果もあり、産地ごとの違いを説明できるようになりました。 バイト3日目にはかなり慣れてきて、人前で大きな声を出す事への抵抗が無くなり、試食に来たお客にあれだこれだ、みかんのうんちくを話ました。 そんな時試食に来た中年女性から、手八丁口八丁で話すけど本当に美味しいの?と言われ、自分が1番甘いと思った産地のみかんを勧めたら1箱購入してくれました。 翌日も店頭でみかん売りをしていると、前日みかんを購入してくれた中年女性が来て、口八丁手八丁のお兄ちゃんが言ってたみかん本当に美味しかったよ!と言ってくれました。 私は、口八丁手八丁のお兄ちゃんという程のテクニックはありませんが、自分が紹介したみかんを喜んでくれたので、嬉しい気分になりました。 不器用な人間からしたら手八丁口八丁なあの器用さにあやかりたいと思ってしまいます。 学校や社会の集団になると、器用な手八丁口八丁な人というのは目立つし華やかに見えて成果もあげれているように見えるんですよね。 中身がなく口だけっていう人はまた別の話になりますが、実際は手八丁口八丁な人も悩みがあったり努力しているんですが、ついつい目立つところに目が行って妬ましくも羨ましく思います。 幼い子でもお喋りな子っていますが、それは大抵親がお喋りな人でその影響で子供の語彙も豊富になるみたいです。 だけど、喋るということは大人になってもある程度練習したりすると喋れるようになるようです。 普通の生活でも、実況中継のように自分で喋っていく練習をしていくと、冷静に状況判断ができるようになったり喋るのがスムーズになっていくようですね。 喋るって、何か気の利いたことを言ったほうがいいのかと思ってしまって力んでしまいがちですよね。 でも、ごく普通の会話なんて何かいいことを言わなくてもいいんですよね。 素直に今の状況だったり気持ちを伝えればいいだけなんですよね。 だけどついつい、いい人ぶろうとしたり、ちょっと出来る奴にみえるように頑張っちゃうんですよね。 それも、可愛らしいっちゃ可愛らしいですがね。

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手の平(掌)を返す

【漢字】手の平(掌)を返す 【読み】てのひらをかえす 【意味】それまでの態度がガラリと変わる。 【例文1】お金を貸してと言われ、断ると手の平を返す態度だった。 【例文2】恋人と別れた途端、手の平を返された。 【例文3】昇格して手の平を返す。 手の平を返すとは言葉や態度などが、それまでとがらりと変わることですが、そういう人っていますよね。 立場が変わったり、利害関係によって手のひらを返す人って、多くはないですがいますね。 見ていてそのような態度は気持ちのいいものではないですね。 また、人って誤解をする生き物です。 特に、手紙とか文字だと感情だったり意図が伝わりにくく誤解も生じやすいです。噂話を真に受けてしまうってこともあります。 そんな時は、すぐに直接本人にどういう意図かを確認するとすんなり解決できるのですが、大人になると見栄や意地で誤解したままになることがあるんですよね。 それで、急に手の平を返す人もいたりするわけです。 それで縁が切れるのも仕方がないことなのかもしれないですが、誤解をしたまま相手を憎んだり恨んだりすることもあります。 でも、それって辛い状況ですよね。 嫌いなら嫌いでいいのですが恨みまでいくと、他者にばっかり目がいってしまって自分をなおざりにして酷い場合病気にもなってもおかしくないですよね。 気をつけなくちゃいけないですね。 どのような時でも、手のひらを返すような人間にはならないようにしたいです。 手の平を返す人って信用されないので、できれば私は信用される人になりたいです。

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手の内を見せる

【漢字】手の内を見せる 【読み】てのうちをみせる 【意味】実力のほどを相手に見せる。秘めていた計画を打ち明ける。 【例文1】取り引きの際は手の内を見せない。 【例文2】徐々に手の内を見せる。 【例文3】信じている人にだけ手の内を見せる。 仕事や学校の保護者会など新しい人と出会う時には一番緊張します。人見知りな性格なので自分から進んで人の輪に入ってお話しするのも苦手です。仲良くなるまでにすごく時間がかかるタイプでたいていの友人には「初めはすごく取っつきにくい印象があった」と言われます。仲良くなるまでは私は中々手の内を見せない性格です。当たり障りのない会話をすることが多いです。少し慣れてきた頃になってやっと少しずつ手の内を見せることが出来るようになります。そしてさらに時間をかけると自分全開でお話しが出来るようになります。 でも慣れてきたときが一番怖いのです。あまり気を遣わずにお話しできるようになると段々と地が出てきます。慣れてきた頃にみんなに言われてすごくショックな言葉が「〇〇さんってB型でしょ!」そうこれです。これを聞くと「あ~また私何かやっちゃったのかな?」と反省会です。自分の中の何がB型っぽいのか分からないところがすでにB型である所以だと思います。もうこの言葉を言われると「本当にすいません、前倒しでこれから色々と迷惑かけることにお詫びしておきます!」って感じで落ち込みます。自分全開にして手の内を見せても全く問題ない!そういう人に私はなりたいです。

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手に乗る

【漢字】手に乗る 【読み】てにのる 【意味】騙される。 【例文1】うまいこと言ってもその手に乗らないよ。 【例文2】相手に乗るふりをしておとりになる。 【例文3】詐欺師の手に乗る。 久しぶりに実家に帰省してのんびりしていると、一本の電話が掛かってきました。 私はその電話を取り、「もしもし」と答えたのです。 するといきなり相手が泣き出し、「どうしたらいいか分からない」と言い出したのです。 初めは何の事か分かりませんでしたが、以前この様な振り込め詐欺の手口をテレビで見た事があり、私はピーンときました。 これは面白いと思い、手に乗るふりをして、捕まえてやろうかと思ったのです。 どうやら会社で使い込みをしてしまい、穴埋めの為のお金が欲しいという設定のようでした。 私が「どうしたらいいの?」と聞くと、相手の男は「最寄りの駅にお金を取りに行くから、そこにお金を持ってきてほしい」と言ったのです。 「分かった、分かった」と私が言った所、「じゃあ頼むよ」と言って電話が切れました。 この後、私は警察に通報して、家にあったボストンバッグを手に取り、目的の駅まで向かいました。 わざとらしくボストンバッグを両手で抱きかかえ、男の登場を今か今かと待ち構えたのです。 しかし待てど暮らせど電話の男は現れず、私は家に帰りました。 どうやら向こうが、こちらのやる事に感付いたようで、姿を現さなかったようです。 折角手に乗るふりをして捕まえようとしたのに、残念でなりませんでした。 この後私は、母にこんな電話が掛かって来たら私の所に直ぐに電話を掛けてねと念を押し、実家から帰ってきました。

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手に取るように

【漢字】手に取るように 【読み】てにとるように 【意味】はっきりわかっている。 【例文1】彼の言動は手に取るようにわかりきっている。 【例文2】洞察力が鋭く手に取るように行動がわかる。 【例文3】長く接していれば手に取るようにわかる。 8月もお盆が過ぎると夕暮れが早まりが実感できて猛暑・酷暑といわれていますが季節は変わりつつあります。 8月の後半になるとお子様のいる家庭の多くは「夏休みの宿題」に戦々恐々しているのではありませんか? 「宿題は終わったの?」「宿題はどこまでできた?」「出来た宿題を見せて!」山になった宿題が山になって宿題に潰されそうな子ども達にイライラしてしまうのでしょうか?「だから早くやっておけばよかったんだ!」なんて怒声が各家庭から聞こえてきそうです。 これがお盆明けの日本の家庭の定番なのでしょう。 この時のご両親の胸中は誰もが「私も、宿題に泣かされたなぁ・・・」なんて思っていらっしゃることでしょう 宿題の山に追われている子ども達に、過去の自分にも苛立ちのような懐かしいような郷愁な思いを重ねているのではなにのでしょう。 そのような場面の子ども達の心境を「手に取るようにわかる」というのでしょう。 そして自分の意に反する子ども達の行動に更なる怒りのような感情になるのでしょうが案外、過去の自分に「私も夏休みの前半に宿題はおわらせれば楽だったのに」と取り戻せない過去も重なり子ども達に接しがちになるようです。 そして子ども達に「宿題は?」と言える期間は有限です。いつかは「夏休みの宿題」を子ども達も想い出に変わる時も絶対にきます。 お盆過ぎの子ども達の心境を手に取るようにわかる今を楽しみたいですね。

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手に手を取る

【漢字】手に手を取る 【読み】てにてをとる 【意味】お互いが力を合わせて行動を共にする。主に男女の仲をいう。 【例文1】手に手を取って散歩する老夫婦の光景にほっこりする。 【例文2】老後は二人で手に手を取って暮らす。 【例文3】夫婦で50年手に手を取る。 秋篠宮家の眞子さまがご婚約をされるというニュースは、微笑ましくこちらまで思わず笑顔になってしまいます。 皇室のおめでたいニュースを知ると、日本国民として嬉しい気持ちになります。 ただ残念なのは眞子さまはご結婚されると、皇族ではなくなってしまうのです。 こうして女性皇族が結婚をされると、どんどん皇室から人が減っていきます。 眞子さまの結婚式はどんなふうになるのでしょうか。 眞子さまのおじいさまとおばあさまにあたる天皇陛下と美智子皇后は平成の前の時代の昭和にご結婚をされましたが、その時のパレードは輝かしいものでした。 仲睦まじく昭和から平成の時代へと手に手を取るように皇太子ご夫婦として、また天皇ご夫婦として国民のために生きて来られたお二人には、まだまだお元気でいてほしいと思います。 天皇としてのお仕事を近いうちに皇太子殿下に譲られる決断をされた天皇陛下。 できれば、肩の荷を下ろされたあとは、美智子皇后とご一緒に手と手を取り合って、これまでできなかったあれこれを楽しんでいただきたいと思います。 天皇陛下が国民の幸せを願い続けていただいたように、国民にとっても天皇陛下、皇后さまの心からの笑顔は願いであるのですから。 手に手を取るっていい言葉ですよね。 仲良く行動をするとか、男女が連れ立っていくという意味がありますが、光景としても手を取り合っている姿といいうのは美しいなと思います。 辞書には男女と書かれていますが、別に女性同士でも男性同士の相愛もあってもいいですよね。 これからは、辞書も男女に限定するのが減ってくるといいですね。 どうしても、恋愛と聞くと男女っていうイメージというか価値観になりがちなので、自分でも気を付けないといけないなと思いました。 というのも、漫画を読んでいて一人の園児が出てきてその親が出てくるのですが、その両親というのが男性同士のカップルなんです。 その時に、自分でも一瞬えっとなってしまって、自分の中で価値観が偏ってたなと自覚しました。 外国だと、もっといろんな家族の形があるのだろうけど日本はその点遅れているというか、多様性がないですよね。 もっと、自由に気軽に家族というのが形成できる社会になるといいですよね。 そうすると、子どもも産みやすくなるし育てやすくなりそうです。 血のつながりだけが家族じゃないです。 そもそも夫婦は他人同士がなるものだし、どこからどこが家族って聞かれたらよく分からないですね。 なんというか、家族ってグラデーションな感じがします。

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手に付かない

【漢字】手に付かない 【読み】てにつかない 【意味】他の事が気になって集中できない様子。 【例文1】妻の陣痛が始まって仕事が手に付かない。 【例文2】今日は息子の合格発表で仕事が手に付かない。 【例文3】放課後は彼女と初デートで授業が手に付かない。 まあまあ仕事は好きです。 まあまあ信頼されているのもなんとなく感じているし、職場にはかなり恵まれていると思います。 変な人もいるけれど、比較的人間関係も良好です。 集中力もそこそこある方だと思います。仕事は手を抜かないように心がけています。 ですが、高校野球の季節だけは仕事が手に付かないんです。 ごめんなさい。ちょいちょいトイレに行ってスマホで試合経過をチェックしています。 前の職場は小さい会社で一人での内勤が多かったので自由に試合経過をチェックできたのですが、今はそうもいきません。 特に贔屓の高校や地元の高校の試合、強豪同士の好カード、決勝だったりすると仕事どころではありません。 それでも全試合録画し、帰宅して観ているのですが、やっぱりリアルタイムで試合の進捗が知りたいのが野球ファンの性なのです。 本当は甲子園に住み着きたいぐらい好きなのですが、そんなことができるわけがありません。 こんなに高校野球に思いを馳せているのに、物心ついてからは一度も高校野球観戦をしたことがありません。 毎日甲子園に寝袋を持参して寝泊まりしている芸人さんや団体がいますが、とても羨ましいです。 職場でラジオでもいいから聞かせてもらえるといいんだけどなぁ・・・ 今日は仕事が手に付かないまま、仕事を終えてしまいました。 結構、色々なミスをしました。発注の数を勘違いしたり、本来設置すべき部品を間違えたり、その部品を変えてから向きを間違えたり。 挙げ句のはてに、部下に「おい、ペンチどこにある?」と尋ねておいて、ペンチを自分が持っていたり・・。 このように全く仕事が手に付かない理由はもちろんあって、それは仕事の前日にあった出来事がそうさせてしまいました。 その日も仕事を終えて、帰りにコンビニに寄ると。数年前に知り合った友達(異性です)に久しぶりに再開してしまったことが発端です。 私自身、元々その人には好意をかなり抱いていてめちゃくちゃ、付き合いたいと思いながら違いに違う道を進んでそれ以来会う事もなく自然消滅、というか連絡先やそもそも付き合いたい!とかいうまでに会わなくなった友達です。 その友達に久しぶりにあってますます可愛くなっていて、しかも話が盛り上がってしまったので、もしかして向こうも会えて良かった。と思ってるのでは?と変に考えてしまいしかも最後に「また、会おうよ」とか言われてしまい・・連絡先を取る事もしてないのに自分のテンション上がったまま、仕事に励んで仕事が手に付かない状態です。 冷静に考えて、連絡先知らないのにそんなに向こうは思ってないのでは?と考えるのを忘れるぐらい仕事が手に付かない状態でした。

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手に掛ける

【漢字】手に掛ける 【読み】てにかける 【意味】世話をする。または自分の手で殺す。 【例文1】我が子に手に掛ける親は正気ではない。 【例文2】手に掛けて育てた野菜を市場に出荷する。 【例文3】手に掛けた子どもが立派に成人した。 皆さんは『手に掛ける』と聞くと、どんな意味を思い浮かべますか。「自分で物事を進める」「我が子を育てる」「他者に仕事を頼む」など、色々あると思います。『自分で何かをする』といった意味もあれば、『他人が何かをする』といった意味もあって興味深いですね。ただし『他人が何かをする』といった場合でも、元々は『自分から相手に何かを依頼する』といった意味を含んでいるので、やはり『手に掛ける』とは『自分主体で何かをする』という意味合いが強いと考えられます。 このように挙げてきた例からも分かるように『手に掛ける』には様々な意味があります。意味が複数あるということを知っておかないと、会話のときに妙な誤解が生じたりしそうですね。ですがどのような意味であっても、おおもとを辿れば『自分主体で何かをする』ことに行きつきます。そのためもし会話の流れで相手が『手に掛ける』と言ったとき、自分の中で意味がよく噛み砕けない場合は、『自分主体で何かをする』ということから、相手の言いたいことを考えるのが良いかもしれません。 おそらく昔の人も、会話の相手から『手に掛ける』という言葉を使われたとき、色々な意味を考えていった結果、現在のように様々な意味を持つようになったのでしょう。言葉とは面白いものですね。

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手に落ちる

【漢字】手に落ちる 【読み】てにおちる 【意味】人の所有物となる。組織の勢力に従う。 【例文1】借金で自宅が落札者の手に落ちる。 【例文2】部長の手に落ちて従う。 【例文3】競売にかけられ業者の手に落ちる。 戦国時代の人物で細川ガラシャという女性がいます。名前が「ガラシャ」というだけでも普通の女性と違うのは分かりますが、彼女にはどこか興味を惹かれます。どんな女性だったのでしょうか。まず、キリシタンでした。当時はバテレン追放令も出されており、隠れキリシタンでした。「ガラシャ」という名前も後世にキリスト教徒らが彼女をそう呼ぶようになったようなので、当時は「珠」さんと呼ばれていたようです。そんな彼女ですが、時は戦国時代、徳川家康の東軍と石田光成の西軍が戦いを繰り広げるなか、東軍についた夫の不在時に石田光成の軍勢によってとらえられそうになります。敵の手に落ちるくらいならと自らの命を絶つ決断をします。キリスト教徒は自殺できませんので、家臣によって介錯してもらったそうです。これは夫の意志でもあったそうなので夫の言いつけに従順な妻だったのでしょう。次に、彼女は本能寺の変で織田信長を討った明智光秀の娘です。本能寺の変があったときにはすでに細川忠興に嫁いでおり、敵の手に落ちることはなかったようですが、「罪人の娘」なので夫に幽閉・監禁されたそうです。夫は監視もつけたそうなので、父も死に頼りの夫にも信用されずと悲しい時を過ごしたことがキリスト教入信と何かかかわりがあるのかもしれません。

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手に負えない

【漢字】手に負えない 【読み】てにおえない 【意味】自分の力だけでは扱いきれない。 【例文1】手に負えないイタズラっ子がクラスに一人はいる。 【例文2】一人では手に負えないので業者に依頼する。 【例文3】手に負えないわんぱくな子ども。 私の姉は三人の娘、一人の息子がいます。子どものいない我が家とは違い、子沢山に恵まれています。しかし、子ども達が四人となると本当にもう見るのがすごく大変。長男はお姉ちゃん達の勢いに押されているのかすごく大人しいのですが、上は全員女ですから三人揃って本当に姦しいです。 何より、女の子って子どもの内から女の子なんですよね。すごくませていて、恋愛の話とかを喜びます。コスメとかファッションにも興味津々。これがまだ小学生なのですから驚きます。以前は私が出かけている最中に私のクローゼットから洋服を出してファッションショーをしていたこともありました。私の洋服の組み合わせにもすごくうるさくて、本当にタジタジになってしまいます。やはり叔母という立場ですとやりやすいのかもしれませんね。 姉はと言うと、とにかくガツンと怒鳴ります。外出中は流石に大きな声を出したりはしないのですが、家にいる時は大きな声でまさに一喝します。そうすると、手に負えない姪っ子達もすぐに大人しくなるのですからやっぱりお母さんはすごいですね。 もう少しすれば中学生くらいになって段々と大人になっていくのでしょうが、子どもながらにすごくませているなと思います。 最近やたらとスズメバチが飛んでいるなと思いはしたものの、特に気に留める事はしませんでした。 それから1ヶ月ぐらいが経った頃、庭の隅っこに置いてあった物置の所に、スズメバチが数匹飛び交っていました。 なんだろうなと思って、物置を開けて見た所、そこにはスズメバチの巣があったのです。 巣の大きさはサッカーボールぐらいあり、スズメバチが巣の外で警戒していました。 これは刺されたらまずいと思い、とっさにその場から逃げ去りました。 そのままにしては置けないので、自分で駆除しようかなとも思いましたが、大きさが大きさだけに自分では手に負えないと思い、仕方がないのでスズメバチの駆除業者に駆除をお願いする事にしました。 やってきた駆除業者は、宇宙服のような完全防備の服に着替え、駆除を開始しました。 私はそれを、遠めから見ていたのです。 煙をスズメバチに吹きかけ、動きを鈍らせてから殺虫剤の様なものを吹きかけました。 それでスズメバチたちは次々にダウンして、巣だけが残りました。 その巣を駆除業者はひょいっと外し、大きな頑丈そうな袋に入れて、駆除が終了しました。 この後駆除業者に、このような場所はスズメバチに巣を作られやすいので、物置を撤去した方が良いと言われました。 また手に負えないような大きな巣を作られては困るので、この後言われたとおりにすぐに物置を撤去しました。

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手に余る

【漢字】手に余る 【読み】てにあまる 【意味】自分の能力以上で対処できない。 【例文1】仕事が忙しくて手に余る。 【例文2】彼の言動は手に余る。 【例文3】少子化問題が手に余る。 『手に余る』とは簡潔に言うと、管理者が横暴な部下に対して自らの力ではその粗暴を抑えられない事を意味し、一般的には管理面において困惑した状態の時に使います。 私も20代の若かりし頃は、社会の何たるかを余り理解しておらず、仕事もできないくせに少し上司に注意されると反抗的な態度を取り、私のその無法ぶりが手に余った部署内の課長は、悩み過ぎて数日休んだ時もありました。 しかしその横暴な態度の繰り返しで次々と同じ部署内で上司や先輩から信頼を失い、私は孤立を深めていきました。そして精神的にも勝手に自滅していって八方塞がりとなった私を見かねて、会社側は私を違う部署に異動させました。 しかし異動先の課長も会社の命令で渋々私を受け入れたに過ぎず、私の今までの会社員としてあるまじき姿勢を目の当たりにして、その課長さんも自分の手に余ると判断したのか、最初から私の首を切るつもりだった様です。その課長さんは他の支店や子会社にも欠員がいるか一応確認してくれたみたいですが、結局私は退職させられました。 組織にとって手に余る存在は必ず淘汰の憂き目に遭い、そうならない為に組織に所属している者は、本音と建前を使い分け、そして我慢の日々を送っているのだと痛感しました。

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手に汗を握る

【漢字】手に汗を握る 【読み】てにあせをにぎる 【意味】興奮や緊張した場面でハラハラする様子。 【例文1】手に汗を握る思いでPKを観戦する。 【例文2】彼女に告白した時は手に汗を握る。 【例文3】手に汗を握る思いで返事を待つ。 私の家の近くの高校が、高校野球の県大会の決勝まで勝ち残りました。 高校野球が大好きな父は、まるで自分の子がこの高校で野球をしているかのような喜び方をしたのです。 私としても地元の高校が決勝まで進んだのは嬉しかったですから、父と一緒に喜びを分かち合いました。 それで私と父は、決勝大会を球場で応援する事にしました。 そしていよいよ試合が始まり、順調に地元の高校が点を重ねて行きました。 これなら大丈夫と思い、私と父は安心して試合を見ていたのです。 ですが最終回、相手の高校の猛攻に合い、一点差まで迫られてしまったのです。 楽勝と思われていた試合が、どちらに転んでも分からない展開となり、私と父は思わず手に汗を握る事となったのです。 一点差まで迫られた後、二人を三振にして、ツーアウトまでこぎつけました。 すると私が座っていた観客席から、あと一人コールが始まったのでです。 私も父もそれに乗じて、「あとひとり、あとひとり」と大声で言いました。 そしてやっと、ツーストライクまで来ました。 するとあと一人コールがあと一球コールに変わり、応援に力が入りだしたのです。 その応援がピッチャーに届いたのか、無事三振を取って試合終了となりました。 こうして手に汗を握る攻防は、良い結果を迎えたのです。 残念ながら甲子園では一回戦で負けてしまいましたが、なかなか味わえないいい経験をさせてもらいました。 スポーツ観戦はテレビ放送で見る程度です。相撲の本場所やサッカーや野球の決勝戦など話題性のある試合は何はともあれ見ることにしています。 最近の相撲は勝負への執念がそこかしこで見受けられ楽しいのですが、勝敗に執着するあまりに取り組みが奇策や奇襲に終始して白熱した勝負が少ないように感じます。 取り組み開始と同時に大きく避けたり、うっちゃりやとったりなどの小技で切り抜けることで勝ち星を拾うなど観客は誰も期待していません。 奇策を実行するにもそれなりの技術や練習があってのことなのでしょうけれど、力士同士の勝負にいらぬ小細工を持ち込んできても見苦しいだけです。 真正面からドカンとぶつかり、ガッシリ組合い、あらん限りの力で相手に勝つ様を見たいと考えてしまうのは贅沢なのでしょうか。 手に汗を握るどころか勝負が熱を帯びる以前の段階であっけなく勝敗が決してしまうと思わず金返せと言いたくなります。 実際には受信料程度しか払っていないので文句もつけられませんが、わざわざ足を運んで席料を払った観客からすれば相応の取り組みを見せてくれと言いたくなるはずです。 常に四つに組んで取り組めとまで注文はつけませんが、試合内容の如何によっては給金の昇級降級などがあっても良いと思うのです。 人気力士の取り組みにはそれくらいの期待がされていることを知っておいて欲しいです。 スポーツとは実に面白いし時に手に汗を握る展開になるのが醍醐味です。高校野球の時期になりました。選手達は負けたら高校生活の部活が終わるわけです。皆手に汗を握って球を追いかけ打って走ってのどの試合を見ていても手に汗を握る展開です。球児達が全身全霊を尽くして頑張っている姿が、手に汗を握る展開になるのでしょう。大相撲を見ていると優勝決定戦、横綱同士の相星決戦まさに観客の皆さんが手に汗を握って見守っています。見ている側も最高潮に興奮、緊張しています。私は手に汗を握る場面は?と聞かれるとやはりスポーツが一番頭に浮かびます。スポーツだけではありません。最近は中学生の将棋のプロが誕生して初戦からの連勝記録を達成しました。将棋の駆け引きなどを見ているとやはり手に汗を握る展開になります。手に汗を握るということはあることに対して自分がのめり込んで、一種の興奮状態や緊張状態を強いられることではないでしょうか。日常生活でも仕事や遊びなど色々な場面で手に汗を握ることがあります。手に汗を握ることをたくさん経験することにより感情のメリハリも形成されて行くのではないでしょうか。特に子どもたちにはそのような手に汗を握る展開を多く経験させてあげたほうがよいと思います。

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手鍋提げても

【漢字】手鍋提げても 【読み】てなべさげても 【意味】鍋を持って嫁いで行くことから、好きな男性と一緒になれるのなら、どんな苦労があっても構わないという覚悟をいう。 【例文1】手鍋提げてもなんて古いよね。現に離婚率は増えている。 【例文2】手鍋提げても国際結婚がしたい。 【例文3】手鍋提げても子持ちと結婚する。 日本での結婚は、戦前まではお見合いが主流でしたが、戦後からは西洋の思想も入ってきたため恋愛結婚が主流となりました。おそらく最近の若い女性であれば、結婚するならお見合い結婚よりも恋愛結婚をしたいという人が多いと考えられます。もちろん結婚に至るまでの過程は、お見合いでも恋愛でもどちらでも良いと思います。ただしできることならば、手鍋提げてもいいくらい好きな男性と結婚するのが、女性としては幸せなのではないでしょうか。 結婚といえば一生の中でもかなり華やかなイベントです。たとえ式を挙げなかったとしても、一生に残るイベントになることは間違いありません。特に男性よりも女性の方が、結婚に憧れを抱いている人が多いと見受けられます。そのため女性の方が結婚に対する意識は強いでしょう。ですからもし結婚するのであれば、女性は相手のことを妥協せず、たとえ困難が絶えない状況になっても、一緒にいられるような男性を選ぶのがもしかすると良いのかもしれません。しかしそのような男性に出会える確率はかなり低いでしょう。ですので先に述べたことは、夢物語程度に考えていただいてもよいのですが、仮に手鍋提げてもいいような男性が現れたら、その人と一緒に生きていきたいですね。

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手取り足取り

【漢字】手取り足取り 【読み】てとりあしとり 【意味】非常に丁寧に詳しく教える。 【例文1】コーチが手取り足取り教える。 【例文2】失敗は許されず足取り教える。 【例文3】わかりやすく手取り足取り教える。 大学を卒業し、就職したばかりの頃、ある上司の下で仕事をすることになりました。 その上司は「いいか、俺は仕事を教えたりしないぞ。仕事のテクニックは教わるものじゃない。盗むものだ」と私に諭してきました。 その話を聞いたときは、「仕事とはそういうものか、よし、一日も早く一人前になれるよう上司の一挙手一投足を観察するようにしよう」と思いました。 しかしその上司、言葉とは裏腹に、自分が何かしようとするたびに「これはこうした方がいいぞ」とか、「これはこうやれ」とか手取り足取り仕事の手ほどきをしてくれるのです。 自分が不出来な新入社員であったのかもしれません。 また、その上司が面倒見がいい人だったのかもしれません。 最初のうちはその助言をありがたく聞いていたのですが、そのうち上司の助言が煩わしくなってきました。 ただ、反抗する訳にもいかないので「自分が部下をもったらこんな風に口をだすのは止めよう」と心に決めました。 私もトシを取り、若い人を指導する役割になりました。 若いときの上司の行動を教訓に、若い人の仕事にはあまり口を挟まないように心がけています。 けど、仕事は失敗が許されないので、思わず必要以上に手取り足取り指導をしてしまうことがあります。 そんな時は「あの上司もこんな気持ちだったのかな」と思い出します。

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鉄は熱いうちに打て

【漢字】鉄は熱いうちに打て 【読み】てつはあついうちにうて 【意味】鉄がまだ熱いうちはやり直しが利くもの。人は若い方が物覚えがいいので、早いうちから教育すべきだという教え。好機を逃さないようにするという意味もある。 【例文1】今日は珍しく上司のおごりらしい。鉄は熱いうちに打てだから、気が変わらないうちにさっさと仕事を切り上げよう。 【例文2】鉄は熱いうちに打てだから赤ちゃん水泳教室に通う。 【例文3】鉄は熱いうちに打てというから幼児英会話に通う。 鉄は熱いうちに打てと言う言葉ですが、この言葉はいくつかの意味合いを持っております。一つは鉄は熱く熱した後では、柔軟性が有り様々な形に加工したりする事が出来ますが、熱が冷めて来てしまうと柔軟性が無くなってしまい、加工が出来なくなってしまいます。人の人生は正にこの言葉が当てはまり、特に 子どもの成長過程や教育課程で使われる事が多いです。「鉄」は子どもその物を指し示しており、「熱いうち」は子どもの物の考え方や物の見方が柔軟な時期を表しております。この時期に子供に様々な刺激を与え、更に教え込む事や、スポーツ等の技術を小さいうちから身につけて行く事がその子にとって一生忘れる事の無い経験や知識として身に付く事を表しております。もう一つは社会人になってもこの言葉を使われますが、仕事等でも関係する人達が関心を持っているうちに、物事を進めて行く事が大切であると言う使われ方です。関係者の関心が無くなってしまうと、物事が進まなくなってしまい問題にもされなくなってしまいます。とにかく物事には適したタイミングと言う物があり、その時期を逃してはいけないと言う言葉です。とにかく子どもは物覚えがとても良いです。その時期に様々な刺激を与える様にして行く事が大切です。

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徹頭徹尾

【漢字】徹頭徹尾 【読み】てっとうてつび 【意味】最初から最後まで徹底して自分の考えを貫く。 【例文1】徹頭徹尾で、これ以上彼と話しても時間の無駄。 【例文2】徹頭徹尾の意見を貫く。 【例文3】徹頭徹尾で頑固。 「徹頭徹尾 」は、行動や考えが始まりから終わるまで一貫する様を意味する四文字熟語です。この言葉を聞いて最初に頭に浮かんだのが、プロ野球で「オレ流」の考えを持ち、中日ドラゴンズの黄金期を作った落合博満氏です。 落合氏は試合中も黙って腕組みしている姿がテレビなどで写し出されます。選手を責めたり、マスコミにチームのことを多くは語ろうとしません。非情と世間が思える采配を良くすることでも有名で、落合氏のふてぶてしい態度を気にいらない方も多く存在します。 キャンプなどの練習はプロ野球の球団で一番練習時間を要し、打つ・守るという普通の野球を目指した落合氏の独特な指導法を支持する方もたくさんいます。厳しくて接しづらい印象を受けますが、意外とお喋りで選手の父親のような存在だったのではないでしょうか。 終始、徹頭徹尾を貫く姿勢は徹底されており、相手監督からしたら不気味に映ったでしょう。チーム状況を一から書き換える作業や、野球に対する真剣で普通な考えは時として、異常で独自の考えだと解釈される場合があります。ですから「オレ流」というフレーズをマスコミが好んで使用したのでしょう。 落合氏には「徹頭徹尾」という言葉が似合いますね。 皆さんも中学や高校の入試、もしくは就職活動の面接で、担当の面接官から「あなたの座右の銘は何ですか」と聞かれた経験があるのではないでしょうか。四字熟語として有名な「徹頭徹尾」は、自分の主張や意志、方針を初めから最後まで貫き通すことを意味しますので、座右の銘にする四字熟語として相応しいかもしれません。「徹頭徹尾」以外にも自分の主張や意志、方針を初めから最後まで貫き通すことを意味する四字熟語が数沢山あります。「終始一貫」(しゅうしいっかん)や「首尾一貫」(しゅびいっかん)等が同じ意味を持つ四字熟語として有名ではないでしょうか。逆に、反対の意味を持つ四字熟語として有名なのが「竜頭蛇尾」(りゅうとうだび)です。 しかし、皆さんの中には、自分自身の座右の銘を決めていない人がいるかもしれません。無理矢理決めるものでもないですし、特に気にする必要のないことですが、この機会に自分自身の座右の銘について考えてみてはどうでしょうか。 自分自身の座右の銘を考えているうちに、四字熟語といった語彙にも強くなれるので一石二鳥ではないでしょうか。

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手玉に取る

【漢字】手玉に取る 【読み】てだまにとる 【意味】自分の思いのままに人を操る。 【例文1】思わせぶりな態度で彼を手玉に取る。 【例文2】上流客を手玉に取って接客する。 【例文3】夫を手玉に取る。 私はテニスをしています。テニスは強い方ですが、相手を最初から手玉に取るように強かったわけではありません。走り込み、筋力トレーニング、技術的に強くなるような猛練習にいたるまで一生懸命練習を頑張ってきました。最初は相手に負けてばかりで相手から逆に手玉に取られていました。そんな弱い時期が中学時代、高校時代と続きました。でもテニスはスキでした。身体作りから今度は精神的にも強くならなくてはならないと、座禅を組んで集中して自分自身を心身ともに鍛えました。 大学に入って、それがジワジワと効いてきたのか、少しずつ試合にも勝つようになってきました。ハッキリ言って今までは芽の出なかった自分ですが、格上の相手にも勝てるようになりました。そして大きな大会でも勝利を得ることができ、試合によっては相手を手玉にとることができました。しかし、これに奢ることなく、今からも練習に励み心身を磨いてもっと強くなっていきたいと思います。相手を手玉にとるというのは先ずは相手ではなく自分に勝つことが大事だと思います。変な言い方かもしれませんが自分を手玉に取るように練習に励まなければならないのです。それには人間的にももっと成長しなければならないと思います。

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出たとこ勝負

【漢字】出たとこ勝負 【読み】でたとこしょうぶ 【意味】事前に準備がなくその場の成り行きで決着をつける。 【例文1】試験範囲を間違えたー!こうなりゃ出たとこ勝負や。 【例文2】あてが外れて出たとこ勝負だ。 【例文3】分かれ道だ。どっちに行こうか。出たとこ勝負だ。 出たとこ勝負とは準備が不足している状態の中、成り行きに任せることです。 中学時代はテスト範囲が広すぎて勉強が追い付かず、ピンポイントに絞って出たとこ勝負に挑んだものです。ですから、結果は完ぺきではない割にまあまあ学年中間くらいの成績でした。 しかし社会に出ると出たとこ勝負が通用するような甘い世界ではありませんよね。私が身をもって体験したことは、田舎町に就職した社会人1年目の出来事です。新人は毎年忘年会の幹事をやらされるそうです。私たち新人3人はまず初めての会社の忘年会で規模すらわかりません。先輩に聞くと居酒屋と二次会の手配をすればいいとざっくり教えられました。予約なんてどこもしなくても取れるだろうと軽く見ていました。12月になり社員に通知をしなければいけません。先輩からどうなっているのか尋ねられました。まだ予約すらしていなかった新人は「バカ野郎ーこの時期はどこも早めに予約しないといい店とれないんだよー!」と叱られました。慌てた私たちは近場のお店に電話を入れましたが、本当にどこもお座敷は団体の予約がいっぱいで取れませんでした。仕方ないので、職場から離れた居酒屋にだめもとで電話したら開いていましたので、一応セーフとしました。もう社会人になって出たとこ勝負な賭けはやめようと思った日でした。

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天下は回り持ち

【漢字】天下は回り持ち 【読み】てんかはまわりもち 【意味】 【例文】 貴賎、貧富は人々の間を回り巡って行くものとか、天下を握る人は次々に変わっていくものと言う格言があります。もっと俗っぽい表現をするなら金は天下の回り物とも言えるかと思います。確かに組織のリーダーは変わっていく場合が多く、チャンスは誰にでもあるように思えます。しかし本当にそうでしょうか?。アベノミックス開始から5年、当初、トリクルダウンと言うフレーズが持て囃された気がしますが、確かに株価は上がりましたが、それも日銀が一部上場企業の株式のETFを3兆円近くも保有して株価を買い支え、前代未聞の400兆円以上の国債を買い入れ、マイナス金利て市場にジャブジャブ金を還流させ円安誘導させたのが実体です。確かに失業率は史上最低レベルになりましたが、高齢者の退職の影響が大きく、依然として非正規労働者は減ったとはいえ、2000万人以上、年収200万円以下が1000万人以上います。一方、2014年のクレデイスイスの数字で所得上位10%人口が国の総資産に占める割合が日本は49%で世界第10位であり、多いと見るか少ないとみるか微妙ですが、2017年2月の東京新聞の記事では不動産価格の上昇もありアベノミクス開始4年で富の集中が3%拡大したとのことで、一方では社会保険料や円安による物価値上げや消費税等の増税で実質賃金は下がっており、生活者の実感としてアベノミクスの恩恵を感じていないと思っている人は2017年10月のTBSによる調査で85%でした。格差拡大は次の世代にも教育の貧困という形で受け継がれ、いくら義務教育無償化とは言え、大学生の子弟の親の年収は平均800万円以上であり、経済的余裕がなければ大学進学も難しいのが現状です。まさに経済格差の再生産を防ぐ為にも教育の機会均等を図り労働の機会均等を図ることが天下もしくは金は回り持ちと言える状況を作るのだと思います。

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手塩に掛ける

【漢字】手塩に掛ける 【読み】てしおにかける 【意味】自分の手で大切に育てる。可愛がる。 【例文1】手塩に掛けた部下が独立した。 【例文2】手塩に掛けて育てた息子達が立派な社会人となる。 【例文3】手塩に掛けた娘が巣立つ。 手塩に掛けるとは自ら大切に育てることを言います。 畑で手塩に掛けた野菜を収穫するや手塩に掛けて育てた娘がお嫁に行くなどの場面に使われます。 私にも手塩に掛けて育てている子どもが3人おります。うち一人24歳の娘が来月お嫁に行きます。本当に嬉しい事ですが、遠く離れてしまうのが、悲しいです。とても複雑な気持ちです。初めての子どもということでおじいちゃん・おばあちゃんからも手塩に掛けて育てられました。その娘が・・24年間で終わってしまうなんて・・まあ言っても女の子は実家によく顔を出すと聞きますから、期待はしています。下二人も17歳と19歳で手はかからなくなりましたが、男の子なので、娘みたいに会話はなくそっけないです。20歳になると一人暮らしを始めるそうなので、それまでには愛情いっぱい手塩に掛けるつもりです。 時間に余裕があるので、ねぎをベランダで育てています。日光に当て、水やりをして大きくなって味噌汁に入れていただいた時は一段とおいしく感じ何とも嬉しい気持ちでした。

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梃子でも動かない

【漢字】梃子でも動かない 【読み】てこでもうごかない 【意味】どんな事があっても自分の主張を変えない。 【例文1】彼は頑固者で、梃子でも動かない。 【例文2】梃子でも動かないから損をする。 【例文3】梃子でも動かないから無駄な話。 自動車メーカーの中の僅かな頂点のような立ち位置にあるスーパーカーメーカーのランボルギーニ社は二酸化炭素排出を中心とした環境問題に対して梃子でも動かない姿勢を持っている面があります。ライバルのスーパーカーメーカーフェラーリが環境問題に対応するためハイブリッドカーを導入したのに対し、販売台数が非常に少なく、趣味の乗り物となっているスーパーカーに環境問題対策は不要という姿勢でハイパワーのスーパーカーを作り続けていました。また、ポルシェなど他のスーパーカーのメーカーが中東などの需要に合わせて悪路走行などに強く、ドアが多く、多人数が乗車可能なSUVを出していったことに対しても、ランボルギーニ社は自分の路線を貫いて悪路ではとても走れないようなドアが二枚で二人しか乗れないタイプのスーパーカーだけを作り続けており、市場の環境に対して梃子でも動かない姿勢というのはこういうことだなと思わせます。ランボルギーニのようなスーパーカーしか作っていないメーカーというブランドにはこの梃子でも動かない姿勢はある程度プラスになる面があり、急に燃費を重視したコンパクトカーを発表した場合はユーザーやファンからあま歓迎されることはないでしょう。

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手心を加える

【漢字】手心を加える 【読み】てごころくわえる 【意味】手加減をする。寛大に扱う。 【例文1】孫にはいつも手心を加えてしまう。 【例文2】娘の言葉には手心を加えるパパだ。 【例文3】我が子の可愛さあまり手心を加える。 相手の力量を鑑みて、手加減することを「手心を加える」と表現するわけですが、どのような心をもって実行しているかにより印象はかなり異なります。 運動とくに格闘技などであれば、上級者は未熟な初心者に対して手心を加えるのは当然です。 武道・武術は命をかけた真剣勝負なので全力で相手を倒すべきだ、などという問答無用な死合形式では命が幾つあっても足りません。 日々の訓練で上達を期待して指導するのが本意であるべきなのですから、手心を加えるのは正しい方法と言えるでしょう。 これとは逆に、手心を加えてはダメな状況というものもあります。 試験や検定の審査・審判などは、手心を加えるような余地があってはいけません。 審査が手加減されてザルになってしまうのは、コネや人脈などの不正な人間関係が行使されることによります。 結果が公表されれば実力不足から不正は明らかになるのですが、現実にそのような不祥事はあちこちで発覚しています。 権力者が権力を行使して何が悪いといった我侭な考えで、関係機関に不当な圧力をかけたことによるものなのでしょう。 手心を加えざるを得ない状況に追い込まれた人の心は、何ともお察ししますと言いたいところですが不正は不正。 巻き込まれたからといって、断罪に手心が加えられることなど期待すべきではありません。 寛大に対処することや手加減をする意味合いがある「手心を加える」ですが、日常生活で寛大に処理する出来事が起きても滅多に使用されることはありませんよね。 本当はいけないけれど「おまけをしてあげる」という意味と似た使い方をするのでしょうか。 類義語としては「目をつぶる」や「大目にみる」がありますが、やはり不手際を無かったことにして貰う行為を意味する言葉ですね。広い世代で通じる言葉ではありませんが、「おまけをする」で多くの方がその意味を理解できるので、「手心を加える」は少し丁寧すぎる言い方だと感じます。 これは日本人の人情から来た言葉ではないかとも考えられます。親しい人間が不手際をした際に、人情によって見逃すことや手を加えて問題を解決してあげるなどです。外国の事情はわかりませんが、外国にも「手心を加える」に類似する言葉は存在するのでしょうか。 手加減も連想しますから、その行為に甘えることも意味として含まれるのかと思います。悪い印象も存在する言葉ですが、一般には良いことを連想させるので「おまけをして貰うのはズルい」と考える方にとってはそう感じるはずです。手心を加えられて助かることのほうが多いので私は良い印象があります。 私は、会社の野球部に入っていて、休みの日は練習や試合をしています。そこまで力を入れているチームではないですが、試合は定期的に行っています。 先日、ライバル的存在のチームと練習試合をした時に、私のチームのキャッチャーが打者の振ったバットにあたり、足を怪我してしまいました。骨に異常が無いか検査する為、監督が付き添いで病院に向かい、補欠がいない私のチームは1人足りなくなりました。 練習試合だから、8人でも可能ですが、不利な部分が多いので、相手チームと試合を続けるか話し合いました。相手チームは、私のチームと同じくらいのレベルだったので、ライバル心がお互いにあって少し微妙な関係でした。 話し合いの結果、1人相手チームから私のチームに助っ人で来ることになって、試合を続行することになりました。補欠の人が来るかと思っていたら、相手チームの4番をやっている人が来てくれたので、みんなで驚きました。 そんな手心を加える采配に、私やチーム全員が感激をして、それ以来そのチームと仲が良くなりました。練習する時も、人数が足りない時はお互い協力するようになって、姉妹チームのような関係になっています。 また、怪我をしたキャッチャーは、骨に異常も無く元気に今でも活躍しています。

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手ぐすねを引く

【漢字】手ぐすねを引く 【読み】てぐすねをひく 【意味】くすねは、弓の弦を補強する粘着材のことで、十分に用意し、敵を待ち構えている体制をいう。 【例文1】手ぐすねを引いてゴールを守る。 【例文2】いじめたやつらを手ぐすねを引いて見返す。 【例文3】慰謝料請求に証拠を揃えて手ぐすねを引く。 私の夫は自分の両親や兄弟家族への想いが強く、どんな時にも身内の味方をします。 それでも、私が悪いのであれば身内の味方をしても仕方ありませんが、いつも私は嫌味を言われたり意地悪される側なので、夫がかばってくれないのが許せません。 例えば、私は長男の嫁なのですが、姑は次男の嫁や三男の嫁のほうをひいきにしているところがあり、私のことは将来の介護要員くらいにしか思っていないようで、度々差別され意地悪をしてきます。 それでも夫はかばうどころか、母親の悪口を一度も言ったことがなく、違和感を覚えます。 次男・三男の嫁は2人とも自由人でマイペースな性格で、私のように真面目で周りの目を気にする大人しいタイプとはまったく対照的で話も合いません。 そんな私を気に入らないのか、姑同様に嫌味を言ってきます。 そのため、お盆お正月にみんなで集まっても、重い空気が流れ本当に疲れてしまいます。 あまりに意地悪なことをされるので、ある年の年末には義実家へ行くことを拒否したことがあるのですが、そのとき夫は私を責めました。 夫からすれば、自分の親や弟の嫁さんが悪い人ではないと思いたいのでしょう。 しかし、私だっていつまでも言われるままでいるつもりはありません。 ゆくゆくは長男夫婦である私たちが、後を継ぎ介護をすることになるのでしょうけれど、このままいじめ続けられるのであれば、私は同居を拒否しますし、義妹に対しても言われっぱなしでいるつもりはありません。 私には子どもがいないので、いざという時は離婚することも考えています。 義両親や義妹たち、そして夫に、いつかギャフンを言わせてやろうと、今から手ぐすねを引く状態で、その時が来るのを静かに待っています。

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敵は本能寺にあり

【漢字】敵は本能寺にあり 【読み】てきはほんのうじにあり 【意味】明智光秀が備中の毛利氏を攻めると見せかけて出陣し、京都本能寺の織田信長を襲ったことから、本当の目的は別にあるという意味。 【例文1】結婚を決めたのは敵は本能寺にありで、遺産目当てではないかと囁かれている。 【例文2】真相を暴くために敵は本能寺にありで潜入捜査する。 【例文3】彼に近づいたのは彼の友人目当てで敵は本能寺にあり。 いきなり自分の上司がクーデターを起こして上層部に反旗を翻したら、付いていけるでしょうか。 よほどの大義名分があっても、まずは損得勘定に始まって最終的に己自身の保身について考えることになるでしょう。 上層部の排除に成功したとして、すんなり取って代わることが可能かと問われれば難しいというのが大勢です。 逆に裏切り者のそしりを受けて、昨日までの全ての味方から責められるのは目に見えています。 仇討ちの大義名分を掲げられたら、すでに勝敗は決したも同然となること請け合いです。 下克上が当たり前に行われた戦国乱世であっても、上司の命令だからといって絶対的な権力者に弓引くことなど常識的に考えられません。 実際に敵は本能寺にありなどと大将が言ったら、びっくり仰天して何も出来ないか、巻き込まれるのを避けて逃亡すると思います。 悪巧みというか謀反の詳細は幹部連中だけが知っていて、下っ端は何も知らされずに戦場に連れ出されたという方が納得できます。 戦国時代ならいざ知らず、現代社会でクーデターとか謀反なんて起きないだろうと楽観している人が普通でしょう。 しかしメディアが政権を徹底的に批判して状況を傾ける程度のことは起こりえると思います。 大勢が大声で正しいと叫び続ければ、本当に正しい判断を下せる可能性はかなり低くなるでしょう。 民主主義といいつつ、ただの多数決にしかなっていない社会は危ぶまれるべきではないでしょうか。 「敵は本能寺にあり。」 これは明智光秀が、本能寺に宿泊している織田信長を襲う際に家臣に放った言葉として有名ですよね。 誰もが一度は聞いたことがあるかと思います。 当初、光秀は家来に敵は備中の毛利勢であるとは知らせていたから、家臣たちは備中に行くものと思っていました。 しかし、道を途中で変更し相手の陣地に入るために桂川を渡るとき、敵は本能寺にありと言い放ったといわれています。 つまり、本当の敵は別のところにあるという意味で、敵は本能寺にありという言葉が使われだしたのだそうです。 しかし、本当に明智光秀はこの言葉を使ったのか意見が分かれているのです。 そして当時の記録には何も残っていないということから、実際は使われてない可能性が非常に高いのだとか。 ここまで使われてきた歴史上の重要な言葉が嘘だったら少しショックですよね。 敵は本能寺にありという言葉が文書に出始めるようになったのは、江戸時代の末期である1827年の出来事なのです。 これは本能寺の変が起こってから250年後になります。 実際のところ、明智光秀は本能寺の変の前夜に織田信長を倒し、天下を取ると明かしています。 信長を倒すには、高度な情報統制が必要であったのです。 ですので、もし光秀が途中で敵は本能寺にありと叫べば、本能寺にいる信長の元へ明知勢が走って、光秀寝返りという可能性がありましたからね。

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敵に塩を送る

【漢字】敵に塩を送る 【読み】てきにしおをおくる 【意味】戦国時代に上杉謙信は、越後から塩不足に悩む武田信玄の領地・甲斐(山梨県)信濃(長野県)へ塩を送り、領民を助けた。相手が苦しい立場にある時には助けてあげること。 【例文1】試合の相手チームの給水がなくなったので水を分けてあげた。敵に塩を送る。 【例文2】同じ境遇者同士、敵に塩を送る。 【例文3】敵に塩を送るのは誰にでもできる事ではない。 「敵に塩を送る」は、敵であろうと苦しんでいたら手助けをする意味があります。この言葉を聞いた時に私は、あるスポーツで起きた出来事を思い出しました。それは2014年に開催された冬季ソチオリンピックのクロスカントリー男子スプリント準決勝戦です。 ロシアの選手が競技の途中でスキーが折れてしまい、それでも懸命に完走しようと走るロシアの選手ですが、何度も転倒してしまいます。もう完走が絶望的と誰もが思ったその時、その光景を見かねたカナダチームのコーチが、自チームの予備のスキー板をロシアの選手に履かせ競技を続行させました。 少し「敵に塩を送る」とは意味が違うかもしれませんが、この出来事も、順位を争う大会、しかも国の威信を掛けた4年に1度のオリンピックでのことなので、非常に意味があると思います。 スポーツの世界では極稀に、そうした光景を見ることがありますね。お互いを称え合う「ノーサイド」のような意味合いも「敵に塩を送る」に含まれている気がします。敵のために何かをすることは、なかなかできませんし、その行為によって味方の被害が拡大するリスクも存在します。それでも同じ人間として何処かで繋がっていて、人間捨てたものではないと感じました。 敵に塩を送るとは、敵の弱みにつけ込まず、逆に苦境から救う事をいいます。この言葉は、戦国時代、上杉謙信が敵国の武将武田信玄の領国である甲斐国が塩不足に苦しんでいるのを知って、塩を送ったという故事によるものです。 相手の弱みを知って、そこを突けば勝てると言うときに、あえて手を差し伸べて助け、同等の立場になってから戦うということです。例えば、格闘技などで相手が負傷をしていた場合には、そこを狙えば間違いなく勝てるのに、負傷箇所を狙わずに勝負をするというようなことです。良く大相撲で怪我をした力士の負傷箇所を狙わずに取り組んでいる姿を見かけますが、あれも同じ精神なのでしょう。 また、ビジネスにおいても、何かが不足していてライバル会社が苦境に陥っているときに、不足しているものを補給してあげるというのも、塩を送る精神なのでしょう。スポーツの試合やビジネスは真剣勝負です。そんな時に、何きれい事をいうのかという声も聞こえそうです。確かに、相手の弱い所を付いて勝利を得ても、それは誰にも避難はされません。しかし、自分の心の中ではどうでしょうか。自分は相手が対等ではないのに、攻め込んだと後になって悔やむことにならないのでしょうか。なにか、事を起こすとき、ちょっと考えてみるのも良いことでしょう。

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適材適所

【漢字】適材適所 【読み】てきざいてきしょ 【意味】能力に適した任務を与える。 【例文1】適材適所とは言い難い職場。 【例文2】適材適所の配属を決めなおす。 【例文3】監督の適材適所の采配がよかった。 馬鹿と鋏は使いよう、という言葉の意味は、所謂適材適所です。 故事としては、たとえ切れないハサミでも、使い方によっては何かの役に立つように、たとえ愚かな者でも上手に使えば役に立つ、という例えから表現されています。 従いまして、この言葉自体、言葉の表現はよろしくあららませんが、能力のない者を馬鹿という扱いにしているのでは決してありません。 従いまして、たまに能力のない人に対する。悪い表現に使われることが多くあります。 人は、使う側の力量や能力をもとに、適材適所を考えるのが、効率よく物事をすすめるための第一歩です。 つまり、マネージメントがしっかりしたものでなければ、人を動かすこと自体も難しい状況になります。 例えば、新規事業プロジェクトが作られたとします。その事業を推進力をもってやる人、目立たないところで、現場と調整できる人、教えることがうまい人、など色々な人がいますが、これからの人材を生かすも殺すもマネージメントやその組織次第であると考えます。 最近は人材を人財と表す企業が多くなっています。つまり、人は宝ということです。 ただ闇雲にいい人材を確保するだけでは意味がありません。 育てあげて宝や、財にしていくという行動をして行かねば、なりませんし、企業も発展していきません。 適材適所とはその才能や性質に合った仕事や地位を与えることです。 私がいぜん勤めていたケーキ屋さんの主任は適材適所とは程遠い主任でした。 12月のクリスマス商戦の忙しい時期にむけて短期アルバイトの募集に応募したところ10人採用が決まりました。 10人、年齢も元の職種もバラバラでケーキ作りも未経験の方ばかりでした。ただひとつの共通点は残業ができると面接で言い切った方ばかりのようでした。 初日は箱作り班と出来上がった商品を真空して箱詰め班に分かれての作業でした。ずっと立ちっぱなしで腰が痛くてたまりませんでしたが、短期の辛抱だと言い聞かせ一日作業を終わらせました。二日目は昨日の班の作業を入れ替えて黙々と真空されたクッキーを箱詰めして段ボールに詰め込む作業でした。正直ケーキ屋さんがこんなに重労働で忙しいとは思いもしませんでした。透明のフィルムががなくなりかけるとフィルムの交換も一通り聞いただけでアルバイトがあたふた交換します。実演は初めてなので当然もたもたして機械がいったん止まります。すると主任からげきが飛びます。三日目からは出来上がったスポンジケーキを板から取り外す作業を担当することになりました。思うように板からスポンジが剥がれず商品をB級にしてしまいました。忙しく人手が足りず、うまく板から外すのに半年はかかると言われた作業を未経験のアルバイトに担当させるなんてなんて非効率的なんだ、適材適所を与えてほしいと願いながらも2ヶ月がんばりました。

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手が回る

【漢字】手が回る 【読み】てがまわる 【意味】注意が行き届く。または捜査や逮捕が迫る。 【例文1】警察の手が回る前に逃亡する。 【例文2】小さい子どもがいるとは思えないほど手が回る部屋だ。 【例文3】捜査の手が回る。 「手が回る」とは「手配りが十分に行き届くようす、犯人逮捕のために手配がなされる」の二つの意味があります。犯人逮捕のための手配書は江戸時代には「人相書き」と呼ばれていました。事件の犯人だけではなく失踪者も人相書きで貼りだしたり、号外のように配ったりしました。「人相覚え」とも呼ばれ名前と顔形が書かれていましたが、今のように似顔絵で書かれたものは珍しく、多くは文字で表現されていました。「髪、白髪多く、耳後ろほくろあり」などその人の特徴を示していました。 だいぶ以前になりますが、青森県の金融会社に借り入れを断られた男が、ポリタンクに入れたガソリンを撒いて火をつけて逃げる事件があり、多数の死傷者が出ました。その時に、犯人が全国で指名手配されたのですが、写真が入手できなかったようで似顔絵でしたが、後日逮捕された犯人が、その似顔絵にそっくりだったので、驚いたことを覚えています。もちろん、被害者の方が特徴を覚えていることが前提ですが、警察には似顔絵を専門に描くプロフェッショナルがおられるらしく、何度も被害者の方とすり合わせをしながら描いていくようです。中には思い出すのもつらいと言われる方もあるかと思いますが、その悲しみや辛さに耐えて捜査協力されていることを忘れてはいけないと思います。逮捕が遅くなれば次の犯罪につながる可能性もあるのですから。

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手が塞がる

【漢字】手が塞がる 【読み】てがふさがる 【意味】何かをしていて他の事が出来ない状態。 【例文1】両手が塞がっているから、そこのドアを開けて! 【例文2】今、手が塞がって電話はあとに回す。 【例文3】赤ちゃんを抱っこして手が塞がる。 多くの人が同じだとは思うのですが、わたしは生まれてこの方ずっと、忙しいのが大嫌いです。ひとりでゆっくりぼんやり過ごして、一日にひとつ小さなイベントがあれば、それで十分だったので、特に学生時代に部活動に入ったり、サークルに入ったりして、何かに一生懸命時間をかけて取り組む事も、ほとんどありませんでした。 そのため、「手が塞がる」ような量のタスクを抱えたことなどなかったのですが、やはり大人になるとそういうわけにもいかないですよね。就職してからというもの、毎日毎日何か新しい仕事がやってきて、手が塞がっていないことなどないのではないかと思います。 世の中にはやらないと次に進めないようなことがこんなにもたくさんあったのか!とびっくりすることも多かったのですが、最近は以前より活動的な自分に慣れてきたのか、「もう一本手があればいいのに・・・」とよく思うようになりました。仕事だけで手が塞がってしまうのがすごくもったいなく思えるようになったのです。 同じ「手が塞がる」でも、仕事だけで自分のキャパシティーをいっぱいいっぱいにしてしまうのではなく、何か自分が楽しめることも含めて、忙しく過ごせるようになったら、もっと楽しいのではないかなと感じています。

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手が早い

【漢字】手が早い 【読み】てがはやい 【意味】動作が速い。または暴力をふるう。 【例文1】部活の顧問は手が早い。 【例文2】気に入った子には手が早くすぐにナンパする。 【例文3】昔は手が早かった。 私はとてもせっかちな性格で『あんたと一緒にいたらこっちまでいらちになって疲れる』とか、『落ち着きがない』など、言われる言葉はマイナスイメージばかりです。 確かに、落ち着いて行動しなければいけないシチュエーションはたくさんあります。 あの時のんびり構えてたら良かった・・。なんて後悔したことも何度かありました。 しかし、最近せっかちは時には良いものではないのか?と気づき始めました。それは家事です! 仕事を辞めて専業主婦になって早3年。最近では育児も同時進行しながら、このせっかちな性格がプラスに活かされているのではないかと思います。 一日の使い方が上手いと自分で思っております。この時間にこれをして、この時間までに、この用事を済ませて、子どもとの遊びの時間。自分の時間。テキパキと行動できているのではないかと思います。 また、私は食べるのがとても早いです。女性がこんなことを堂々と宣言するのは恥ずかしい事なのかもしれませんが、早食いのおかげで、家事全体がスピーディーに進み、一日が有意義に過ごせていると実感しています。 食事はゆっくり味わってするのが楽しいのですが、小さな子どもがいたら絶対無理ですよね。。あと数年は早く食べてチャッチャと一日の家事を済ませることで、ストレスなく快適な一日を過ごす事ができるのです。

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手が離れる

【漢字】手が離れる 【読み】てがはなれる 【意味】世話をしなくてもいい。一段落して落ち着く。 【例文1】子どもたちが成人して手が離れて自由になる。 【例文2】社会人になり子どもの手が離れる。 【例文3】手が離れて成長を感じる。 「世話がかからなくなる」「世話をしていた対象がひとり立ちする」という意味です。 十数年世話をしていた子どもがひとり立ちしたり、世話していた新入社員が1人前になったりした時に使う言葉です。 親はついつい手をかけてしまいがちですが、度を越えて接してしまう人も中にはいるようです。 わが子の行く先、行く先であらかじめ準備を整えたり、親が何でもやってあげたり、いつまでも実家暮らしを許していたり……。 もちろん親の方が人生経験が豊富で、それは子どもはどう背伸びしてもかないません。 子どもにやらせるよりも、親がやったほうが早い事などいくつもあるでしょう。 しかし、それではどちらも成長しません。 当たり前で厳しい現実ですが、寿命をまっとうした場合、どうしても親の方が先に旅立ってしまいます。 その時、親からの過保護を受けていた子どもは、いったいどうなる事でしょう? いまいちど、親子の関係を見直してみるのもいいかもしれませんね。 手が離れるの言葉の意味ですが、1つは仕事が一段落した事で、今まで従事してきた仕事との関係が無くなる事や、2つ目としては育ててきた子供が成長し、世話が必要無くなる等の意味合いとして使われます。いずれの場合も自分が中心に携わってきた事から離れる事を意味しておりますが、全くの関係を持たなくても済むと言う意味では無く、自分がいなくてもこの先は大丈夫であると考えたり、少し離れた所からこの先も見守っていく等の意味合いが込められております。具体的な使用例としては、「この仕事をようやく軌道に乗せる事が出来たので私から手が離れる」や「子供がようやく成人し社会人になったので親の手が離れる」等と使用します。特に子供の成長の場合には、子供の成長の度合いによってこの言葉を何度も使う事が出来、例えばオムツが取れた時や、小学校、中学校、高校、大学と進学して行く都度にも使う事が出来ますし、結婚した場合にも同じ事が言えます。とにかく子供の成長はその節目がある度に、親の手が離れて行きます。一方で、親などの高齢者の介護にも同じ事が言え、ご自宅等で介護をされている場合は手が掛かるとされますが、万が一逝去された時には、手が離れると言う言葉で送りだしてあげる事が必要です。

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手が離せない

【漢字】手が離せない 【読み】てがはなせない 【意味】作業をしているので他の事が出来ない状況。 【例文1】今、忙しくて手が離せない。 【例文2】手が離せない状況なので、折り返し電話する。 【例文3】今手が離せないので、5分待って。 私は忙しい時に誰かに何かを頼まれてもできない時、「今は手が離せない」と言って断ることがあります。 本当は少し待ってもらえば手が離せることが多いのですが、それを伝えるのが面倒で、しかも本心は手伝いたくないという気持ちが働いてしまっているようです。 手が離せないという言葉は、相手に対して少し意地悪を言っているような時があるので、これは私の反省すべき点かもしれません。 本当に今は手が離せない状況でも、その先の状況を伝えることで、もしかしたら相手の役に立つことができるかもしれません。 私は今自分ができないと、他の人に頼むことを勧めてしまいます。 確かにこれも解決方法の一つではありますが、手が離せないという言葉が断るための都合の良い言葉になっていかないようにしなければなりません。 しかし、場合によってはどうしても手伝ってあげたい時は、無理をしてでも手が離せないとは言わないことが多いようです。 そして、今の自分の状況を何とか片付けて、すぐにでも手伝いに行けるようにします。 私は相手やその時の状況によって、「今は手が離せない」という言葉を使っているようです。 しかし、今後はできるだけこの言葉を使わないようにしていきたいです。

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手が届く

【漢字】手が届く 【読み】てがとどく 【意味】欲しいものが手に入る。または細かいところまで配慮がされている。 【例文1】もう少しでマイホームに手が届く。 【例文2】隅々まで掃除されている手が届いた部屋。 【例文3】後輩にまで手が届く。 手が届くとは2つの意味があり、細かいところまで配慮がなされている。 欲しいものが手に入るという意味です。 私は他人からどう思われているかとても気にするので、頭からつま先までぬかりなく身なりには気を配ります。 また友人が多く、自宅に招く事が多いので部屋はみんなが居心地よく過ごせるようにきれいにかたずけます。会社の先輩・後輩・同僚からは手が届いた部屋だねといつも褒められます。 世話好きな性格でもあり、こんな物が好きだと聞けばそれに見合った物や情報を流して教えます。みんなの喜ぶ顔が見たいのです。 会社勤めをして5年。ワンルームの部屋が手狭に感じ生活にも余裕ができ広い物件にも手が届きそうになったので将来のためにもと2LDKの部屋を借りようと思っています。

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手が出ない

【漢字】手が出ない 【読み】てがでない 【意味】自分の力ではどうする事もできない状況。 【例文1】高級食材のキャビアを食べてみたいが、手が出ない。 【例文2】学生の頃は手が出なかったブランド品を買う。 【例文3】経営難に陥り手が出ない。 手が出ないという言葉を使われたことはありますでしょうか。 この言葉の意味は、自分の能力を超えていてどうすることもできないことを言います。 例えば、欲しいカバンがあっても高価すぎて手が出ないとか、欲しい車があるんだが自分の給料を考えると手が出ない、という言葉をよく使います。 私も今欲しい革製のカバンがあり、毎日スマホのサイトでそのカバンを紹介しているホームページにアクセスしていますが、喉から手が出るほど欲しいのですが、お金もなく、なかなか手が出せません。 従いまして、少し画面して、ボーナスがたくさん支給されたとした場合には、自分へのご褒美としてカバンを購入したいと思います。 さらにまた、故事を英語にすると、もっとわかりやすい表現になることがあります。 例えば、今回のケースである「手が出ない」ことを英語で表現すると、"out of one's reach" とか、”beyond one's grasp”を書きます。 これらの英語表現は、すべて「自分の範囲を超えた」ということをうまく表現されていると思います。 このように、たまにではあるものの、いろいろな故事を和英辞書で調べてみると、わかりやすい言葉の表現で記載されています。

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手が付けられない

【漢字】手が付けられない 【読み】てがつけられない 【意味】取るべき方法・手段がない。どうしようもない。 【例文1】赤ちゃんはいったん泣き出すと手が付けられない。 【例文2】肥満を放っておいたら、手が付けられないほど腎臓がやられていた。 【例文3】手が付けられない不良グループ。 手がつけられないという意味は、処置の施しようのがないことを言います。 よく使われる表現としては、「手がつけられないほどの悪ガキ」とか、「手がつけられないほどの部屋の汚さ」とか、お手上げという気持ちを込めれられた場合に使われる傾向があります。 特に、手がつけられないほどの部屋の汚さ、といえば、最近、テレビの報道やドキュメンタリーでゴミ屋敷や、部屋に座れる場所がないくらいに散らかっている部屋に関する話題があります。 特に、ゴミ屋敷に関しては特別番組として組まれていることがありますが、まさに手がつけられないと言わんばかりのものだと思います。 部屋、家の周りにもゴミが散乱し、どこから片付けていけばよいのかわからない状況と思います。 私もなぜこんなにもゴミを放っておいたのか、わかりません。 日頃からゴミをためないというのは当たり前のことだと思いますが、本人はゴミだという認識はないこともあり、ゴミが溜まる一方です。 ゴミ屋敷ができると、悪臭などの衛生面に加え、その町内のイメージが崩れてしまいます。 自治体もこのようなゴミ屋敷の扱いには苦慮しています。 ただ最近の自治体の動きとしては、強制的に撤去など、行政による執行ができるよう、条例の改正を行い、対応しているようです。 「墨守」という言葉は、中国の思想家だった墨子が宋の城を楚の攻撃から9回も守ったという故事から由来しています。 一般的には自分の習慣や主張などを固く守って変えないこと、という意味で用いられます。 正直私はこの言葉を今まで知りませんでしたが、なんだか自分の思想を考え直すきっかけになりました。 私自身、平和主義で事を穏便に済ませたいタイプなので、自分の主張があったとしても、それが事を荒立てると思ったら飲み込んでしまいます。 これで物事がスムーズに進むなら、と思っていたんですが、最近上司から、仕事をプロとして受けているなら、自分はこう思うからこうした、という考えを持つべきだ、と指摘されたのです。 その意識を持ってから、今までは常に周りの判断が正しいと信じて疑わなかったんですが、そこに疑問を持つようにもなりました。 普通に考えたら、こうする方が正しいのではないか、と思ってそれを発言すると、実際周りでも同じ考えを持っていた人がいたことに気付いたのです。 若いうちは周囲に合わせることで精一杯でしたが、徐々に人間が構築されてくると、自分の主張も出てくるものだなと感じました。 仕事をする上で、ある程度自分の思想を墨守することは大切なことですね。 墨守という言葉はなかなか聞きなれないものかもしれません。 この言葉は、古くからしきたりや自説を押し通し、守ることをいいます。 よく、旧習を墨守する、という言葉として用いられます。 昔からある伝統を重んじることや、定説をしっかりと守る風潮ですが、現代においては、それが正しいかどうかの判断ができない場合もあります。 例えば、古くからある商習慣については、なかなか変えることはできませんが、これまでの商習慣が変わりつつあるのはEC取引です。 大手のECサイトでは、本や日用品、電化製品をはじめ、最近では野菜も販売するようになりましま。 この状況は、スーパーや商店を脅かす存在になってきています。 現にECサイト取引量が増加していることにより、スーパーや商店、百貨店の売り上げが落ちている傾向があります。 これらの店舗においては、常に割引やポイントサービスの充実など、工夫をしていますが、顧客離れは続く一途です。 その象徴としては、店舗閉店や倒産といったニュースです。 特に地方の消費は下がり続けています。 このような状況に対しては、政府も消費拡大を狙い、補助金の助成をやっていますが、ばら撒きという、旧習を墨守してばかりでは、何も解決ができませんね。

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手が足りない

【漢字】手が足りない 【読み】てがたりない 【意味】作業をする際に人手不足である。 【例文1】バイトの子が急に休みで手が足りなくて困った。 【例文2】商売繁盛で手が足りないという嬉しい悲鳴だ。 【例文3】手が足りないのでバイトを雇う。 「手が足りない」とは、多くの処理をする必要があるのに、仕事する人の手が不足している状態のことを言います。人手不足のことです。例えば、1000個のリンゴを剥くのに、1人では大変ですが、100人いれば、一人10個の時間と労力で済みます。 人が不足すると時間も労力も負担が重くなりますが、多くいると助かるものです。 手が足りないと、会社は人員を補充しようとします。忙しい現場は、特にそうです。 テーマパークのチケットのバイトしたことがありますか?私が行った所は、一日7.8000人も通ったのですよね。短期のバイトを募集していて、楽しそうだなと思って、気軽に出かけたのですが、どれだけ、あの仕事が大変かって思い知らされました。テーマパークへ入ってくる人は、全員入園ゲートを通るわけです。 私がいたときは、何故かゲートは工事中で、出て行く人もゲートを通っていました。ゲートを通る人は、大波のようにずっと続き、チケットは延々と差出し続けられます。 まさに、もう一つ手が欲しい状況。手が足らない。そんなことわざもあったなと、まさに体験しました、こういうことを言うのだと、しみじみと。おまけにスタッフ達も何かにつけて手が足りないとか、ぼやいていました。 忙しい現場では、よく使われています。手が足りない。かなり幅があると思いますが、手が足りない現場がどんなに忙しいか、不足しているものか、想像を超えるものを体験した後からは、このことわざはもう軽く見れません。手が足りない現場がどんなものか、身をもって知りました。

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手が込む

【漢字】手が込む 【読み】てがこむ 【意味】時間を掛けること。 【例文1】お嫁さんが手の込んだ料理を作ってくれた。 【例文2】手の込んだ詐欺グループの手口。 【例文3】手が込んだサプライズを仕掛ける。 現在では良い意味でも悪い意味でも複雑な手順などを踏んでいる時には手が込んでいると表現されています。例えば手の込んだ料理の場合は時間と手間がかかっている料理の事を意味していますし、手の込んだ悪事の場合はあの手この手で人を騙したりなどしている事を指しています。 なので基本的には複雑さや手間の多さなどを意味する言葉になりますが、そもそも込むと言う言葉には入り組んでいるや混雑していると言う意味があります。込み合った会場などと言えば一つの場所に大勢の人がいる状態になりますし、込み入った事情と言えば簡単には理解しきれない複雑な内容である事を意味しています。 なので、この様な複雑さなどを表す込むに手をつける事で手順が多い事や手間がかかっている事を表すようなりました。またそれに近いニュアンスとして、精巧である事や綿密である事などの意味も持っています。 この場合は手の込んだ作品と言えば単に細かな部分までこだわって作られている他にも様々ギミックが仕掛けられている事もありますし、手の込んだ芝居と言えば良くも悪くも迫真の演技を行う事を指しています。 この様に手が込むとは善悪に関係なく、通常よりも多くの時間や手順を使っている状態や物の事を表現した言葉になります。

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手が掛かる

【漢字】手が掛かる 【読み】てがかかる 【意味】人の手助けが必要だという意味。 【例文1】子育ては手が掛かるものだ。 【例文2】子ども達が成人して手が掛らなくなって楽になった。 【例文3】下の子は手が掛からないお利口な子だった。 手が掛かる、ということばでまず思い浮かぶのは自分の子どものこと、そういう人、とても多いのではないでしょうか。 「手が掛かる」とは、「ほかの人の手助けが必要で、面倒である状態の事」。類義語で、「手が焼ける」、「手間がかかる」などがあります。 「も~、あなたは本当に手が掛かるわね」なんて言葉、子どもに何気に言っていませんか? 子どもの立場になってみたら、そんなこと頼んでないし、なんでも思い通りにしたいだけでしょ?って気持ちになるし、そもそも子どもは多少の違いはあれ、手が掛かるのは当然の事なのですから。 その言葉を繰り返すことで、子どもの自己肯定感が低下したり、新しい事にチャレンジする冒険心もつぶしてしまう事にもなりかねません。 私自身も、自分の子どもに行ってしまう時、確かにあります。 例えば同じ失敗を何度もして、その後始末を親がする必要になる時。何をするにも親の後押しが必要で、ちょっとは自分で考えて失敗してやってみたら?とイライラする時。 でもね?ちょっと考えてみてください。 「手が掛かる」という言葉。見方を変えると「手を掛ける」です。そういう言い方をすると、途端にいい印象の言葉に感じてきませんか?

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手が空く

【漢字】手が空く 【読み】てがあく 【意味】作業が一段落して時間ができること。 【例文1】手が空いたのなら次はこの横断幕の色塗りを手伝ってくれ。 【例文2】手が空いたうちに昼食を取っておく。 【例文3】お昼のピークを過ぎ手が空く。 「手が空く」とは「仕事が暇になること」です。「手が空けば口が開く」ということわざもあります。それは「仕事が暇になると暮らしが成り立たないこと、暇な時間ができるとおしゃべりばかりをするようになること」です。今では「ちょっと暇ができたら」という意味で「手が空いたら」とか、「お手すきの時に」と、「手」を仕事ととらえて使います。仕事は手であり、手が仕事なのです。 「土方殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の三日も降ればいい」という歌がありますが、「手が空く」ことは生活の困窮を意味していたんですね。その大事な手がある日突然動かせなくなった方がいます。草花の詩画集で有名な星野富弘さんです。大学を出て新任の体育教師として器械体操を指導していた一学期の体育の時間に事故で頸椎損傷の大けがを負います。命に別状はなかったものの、寝たきりの生活を余儀なくされます。その時の彼の失意落胆は、計りかねます。十年以上の時を経て、絵筆を口にくわえ、紙を顔の前で動かしてもらうことで詩や絵を描くことができるようになります。その努力たるや想像を絶しますが、やがて彼の非凡な才能は詩画集を通して世に知られていきます。優しくも真理を鋭く突いた着眼点とそれに添えられた草花の佇まい。私たちとは別の境地に到達した星野さんだからこそ描ける世界なのでしょう。彼のように身体に障害があっても頑張っておられる方はたくさんいらっしゃることを心に留めておきたいです。

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手が上がる

【漢字】手が上がる 【読み】てがあがる 【意味】技術が上達する。 【例文1】新婚当時に比べて妻の料理が手が上がる。 【例文2】日曜大工の手が上がって次は収納棚を作る。 【例文3】書道の手が上がる。 「手が上がる」という意味は「腕が上がる」に似たようなものだと思います。 しかし、どちらかというと「腕が上がる」の方がよく使っています。 何となく私のイメージでは、手は手先だけなのに対し、腕は手から腕まで全体のことを指していて、後者の方が実力を備えたという印象があります。 私は「手が上がる」という言葉の捉え方は、別の意味だと思っていました。 親や祖父が叱る時に、「悪いことをすると手が上がるよ」と言われたような気がします。 今の時代に、親や祖父が手を挙げて叩いてしまったら、虐待とも言われかねません。 しかし、私の子どもの頃は、親が子を叱るときに叩くのは、けっこう当たり前だったような気がします。 それはかなり大きくなるまで続いていた家庭もあり、高校の同級生は「昨日父親に殴られた」と言っていました。 「手が上がる」という意味が全く違っているのを、大人になってようやく理解できるようになりました。 どんなことでも良いのですが、やはり実力をつけて、「手が上がる」または、「腕が上がる」ようになっていきたいものです。 おそらくこのことは一生の課題ではないかと思っています。 芸術家が納得できる作品が一生に一度あるかないかだ、という意味が何となくわかるような気がします。 「手が上がる」は挙手のことではありません。「技量が上がること、お習字が上手になること、お酒の量が増えること」です。例えば将棋を指しているところで「良い手だ」と言えば肉体的な手の形状を褒められたわけではないのがわかりますよね。この場合の手は手法です。また、神社仏閣の装飾に使われている彫刻や、仏像が「誰の手だ」と言えば、この場合の手は彫刻家の技量、力量です。こうした時の「手が上がる」は「技量が上がる」ですね。また、字を習うことを「手習い」といい、最初から習わなくても字が上手な人を「手すじが良い」といいます。ですからここでの「手が上がる」は「お習字が上手になること」。最後の「お酒の量が増える」は手が代金を意味するところからきているようです。落語などで年の暮れに勘定をもらいに掛け取りがやって来る。借金取りが「酒手(さかて)を頂きに参りました」と言えば酒屋がお客のところにお酒の代金をもらいに来ているとわかります。昔はお酒もお米も盆暮れの年2回の支払いで掛け売りするのが当然でしたし、日用品だけでなく着物や調度品まで掛け売りで販売するところもありました。盆暮れは借りている方も、貸している方も必死です。一夜明けてお正月になれば、もう次に代金がもらえるのは半年後のお盆ですから大変です。ヘタを打てば身代に関わります。そこで落語では払いたくない方があれやこれやと逃れようと、珍妙な策を立てるというのが定番です。酒手が上がると言えば飲酒が増え、勘定が増えることですから、「酒量が上がる」の意味が出てくるのです。

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手足を伸ばす

【漢字】手足を伸ばす 【読み】てあしをのばす 【意味】ゆっくり休む。 【例文1】温泉にでも入って手足を伸ばしてこよう。 【例文2】両親に手足を伸ばしてもらうように温泉旅行をプレゼントした。 【例文3】旅館で手足を伸ばす。 長年、私が好きな言葉に、手足を伸ばす、というものがあります。 いかにも、伸びやかで、いかにも寛いだ雰囲気の漂うなかなか素敵な言葉です。 そして、憧れていながら、今日という日まで、なかなかできていないこと、 それは、この言葉を人に掛けることです。 そもそもこの言葉は、心からリラックスした状態をいうのですから、簡単には使えません。 大人になると、人はそうそう、リラックスできるものではありません。 ましてや、目上の方に、手足を伸ばしてください、などとは言えません。 そういう私はかつて、お世話になった短期滞在のお宿で、お宿の主からこう言われたことがあります。 「ここをあなたの実家だと思って、どうぞ手足を伸ばして寛いで生活してくださいね」。 こう言ってもらったときの、何とも言えない、気恥ずかしいような嬉しいような、そういう心持を、今でも覚えています。 大人になると、いえ、大人でなくても、実家だから手足を伸ばすというのは実は恵まれたラッキーな人だと思います。 でも、手足を伸ばすと誰かに言うとき、「ご実家だと思って」と添えられる場面は、多いものです。 「手足を伸ばして寛いでくださいね」。そんな言葉を掛けることができて、 なおかつ、そういう場所も、同時に提供できる自分になりたい。 これは私の目指す姿なのですが、この言葉を使うときに、「ご実家」を添えられるかどうかは、まだ、答えが自分の中でも出ていません。 ここのところ、若者を初め、居場所については、小さな子も、ご高齢の方も、本当にさまざま苦悩も抱えている人が多いと、毎日のように耳にします。 そんなことを思うと、 「一人旅に来た。手足を伸ばして心から楽しむぞ。」そんな使い方が、一番、誰にとっても良いのかなと、思います。 「手足を伸ばす」。やはり、心地よい言葉です。あなたは、この言葉を、どんな場面で、誰に使ってみたいでしょうか。

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