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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。 Powered by 手作り言葉辞典

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雲に汁

【漢字】雲に汁 【読み】くもにしる 【意味】雨ごいをすると雨気が生じるたとえから好機してくる事を指す。 【例文】どうやら雲に汁のチャンスが回ってきたようだ。 「雲に汁」ということわざの意味は「事態が好転しそうだ」というラッキーな意味があります。 例えば、就職活動がうまく行っていなかった学生が諦めかけていたところ、思わぬ大企業から、面接に呼ばれるなどの時は正に「雲に汁」と表現できますね。 それから、便秘がちな女性が腸の働きを促す運動をするとなにやらおなかがゴロゴロ鳴り始めたなんてときも、これは、「雲に汁では?」と使ってもよいと思います。 マイナスの状況が改善されそうな兆しがあったら、「雲に汁」なんですね。 雲に汁というのは、雲に水分があるということで、雨が降るってことなので、なんとなく、運が悪そうな気がしないでもないのですが、この雲に汁というのは、水分不足の時に雨ごいをして雲に雨気が生じることなんだそうです。 確かに日照りが続いていると農作物に影響しますよね。 飲み水も不足しますし。 そんな時は雨がありがたいですので、まさに、雲に水が帯びて来たら、ラッキーな兆しということになりますね。 雨ごいで私が思い浮かぶのは、ニュージーランドのクライストチャーチにいるウイザードです。 ウイザードとは男の魔法使いですが、彼は雨ごいをして雨を降らせるということを何度か成功させています。 イギリスからニュージーランドに移住した時は、「変な奴」と公的には思われていたようですが、最終的には、クライストチャーチ市だけでなく、ニュージーランドの公認ウイザードに任命されていました。 私も、旅行の時に彼からさかさまの地図を購入したことがあります。 彼の人生も途中から、雲に汁だったのですね。

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群を抜く

【漢字】群を抜く 【読み】ぐんをぬく 【意味】多くの中で抜群に優れている。 【例文1】彼女は群を抜いて成績が良い。 【例文2】群を抜く早業だ。 【例文3】群を抜く俊足だ。 群を抜くとは集団の中で飛び抜けて先を行く存在を言います。 たとえば「群を抜く成績」と使うことがあります。 努力するから評価されるのは間違いないのですが、努力しても報われない者にとっては羨ましい限りですね。 小学校のクラスに群を抜いて足が速い男子生徒がいました。他の子を寄せ付けない圧倒的な早さです。必ずと言っていいほど足の速い子って学年に1人はいますよね。その男の子は野球部で背も高く俊足を活かして活躍していました。小体連ではもちろん100m走に出場です。あまり本気で走っていないかの様に見えたけどそれでも大会新記録が出ました。確かに後ろから迫る勢いで走ってこられれば力も出るでしょうが、群を抜いて1番だったので本気がでなかったのかなと応援団の中で話していました。8年経った今でも塗り替えられていません。 個人的には陸上部に入って本格的に学ぶともっと伸びるんだろうなと思いましたが、中学・高校に上がると野球部に専念していました。ちなみにわたしはは女子の中では100人中5番くらいでした。

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群雄割拠

【漢字】群雄割拠 【読み】ぐんゆうかっきょ 【意味】多くの英雄や実力者が勢力を持ち対立している。 【例文1】老舗店の周囲に大型施設が立ち並び群雄割拠だ。 【例文2】アスリートはコンマ何秒の差で群雄割拠だ。 【例文3】我が進学校は群雄割拠だ。 先日ついに桐生選手が日本人で初となる100m9秒台の世界に突入しました。高校時代に10秒01の日本歴代2位の記録を出して以来、毎年期待されてきただけに待望の9秒台という事になりました。しかし、この9秒台に突入した桐生選手も、先の世界陸上では選考会で敗れ、個人種目への出場ができませんでした。それほど現在の陸上日本男子短距離陣は群雄割拠の時代となっています。長らく日本短距離界を引っ張ってきた朝原選手らが、北京オリンピック400mリレーで銅メダルを獲得(後にジャマイカのドーピング違反により銀メダル)し、桐生、山縣、飯塚、ケンブリッジでリオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得するなど、男子短距離界は着実にレベルアップしている状態です。彼らメダリストに加え、今シーズン新たに頭角を現してきた多田選手や、今年の日本選手権で100m、200mを制し短距離二冠を達成したサニブラウン選手など続々と有力選手が出てきている状態です。そのような盛り上がりの中、桐生選手が9秒台に突入したという事は、ライバルたちにもかなりの刺激を与えたに違いありません。これまで外国選手のみだった9秒台の世界を一緒に競っている選手が体験したという事になれば、更に競争が熾烈になってくるでしょう。東京オリンピックも近くなってきました。この盛り上がりの中で、どんどん記録を伸ばして行ってもらいたいです。

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軍門に降る

【漢字】軍門に降る 【読み】ぐんもんにくだる 【意味】争い事に負けて降参する。 【例文1】強豪校に軍門に降る。 【例文2】大差がついて軍門に降る。 【例文3】ノルマ達成できず軍門に降る。 「軍門に降る」とは、戦闘継続困難で相手に降伏することを指します。 戦争などとはほとんど無縁な現代の日本人にとっては無縁な言葉に思われそうですが、実際にこの言葉が使われる状況は結構身近に発生します。 大きいところでは企業の吸収合併、小さなところでは数人のグループの上下関係の変化など様々です。 数人の集まりの利害関係も当事者にとっては大事かもしれませんが、会社の吸収合併などとなると規模が違います。 合併しても役職が変化しない場合もありますが、名前が残る会社側に属する方がランクがひとつふたつ上になりそうです。 名前が残るにしても前の方になるか後の方になるかでイメージは大きく違います。 さらに看板・制服・名刺などを変更させられる側は、なんとも屈辱的な仕打ちを受ける気分になるものです。 運送業やコンビニチェーン店などでも吸収合併は最近よく耳にしますが、吸収された側の社員の扱いが良い例はあまり聞きません。 それまで競争相手だった人間を、合併したその日から仲間として受け入れられるほど世の中甘くはないのです。 また、合併された側の心理としても軍門に降ったことに対する引け目は否めません。 命があるだけ職があるだけ良いだろうと割り切れるほど人間は単純に生きてはいないのです。

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軍配が上がる

【漢字】軍配が上がる 【読み】ぐんばいがあがる 【意味】勝敗が決まる。 【例文1】さあ勝敗はどちらに軍配が上がるか? 【例文2】西に軍配が上がる。 【例文3】反対運動は住民側に軍配が上がる。 プロ野球のセリーグ、パリーグそれぞれのリーグ優勝チームが決定しました。 しかし、これからクライマックスシリーズに突入し、日本シリーズに進出するチームを決定します。 わたしの贔屓球団は今年ありがたいことにV奪還を果たすことができました。 シーズン途中まで今年は楽天さんの強さが際立ち、今年は無理だわ楽天さん強すぎ・・・と思っていましたが、楽天さんの謎の失速のお陰で我が贔屓球団に軍配が上がりました。 しかし、ここからが勝負です。 セリーグは恐らく赤いチームが日本シリーズに上がってくることが予想できます。 個人的には赤いチームのファンはマナーが悪く不快な気持ちになりたくないため、赤じゃないチームが上がってきてほしいのですが。 でも、ここでうちに軍配が上がる→赤いチームのファンを黙らせたいのです。 最近、セリーグ内で赤いチームファンのマナーの悪さが指摘されています。 日本シリーズではマナーを守り、気持ちよく野球観戦がしたいものです。 無駄なチケットの買い占め、ビジター席以外の席でのお祭り騒ぎなどが絶対にないように、赤いチームも注意奮起などしていただきたいなと思います。 赤いチームはファンの言動を黙認しているようなので。

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君子は豹変す

【漢字】君子は豹変す 【読み】くんしはひょうへんす 【意味】賢い者は間違いを認めて正すという意味が、豹変(良かったものが悪くなった)のイメージでいつの間にか自分の都合により態度を変えるという悪い意味に変わってしまった。 【例文1】さっきまでおとなしかったお母さんが泣き声を聞くと子どもを叱りつけ君子は豹変す。 【例文2】温厚な同僚がリストラ候補に遭い、嫌がらせを始め君子は豹変す。 【例文3】今夜は合コンだと君子は豹変す。 だいぶ前のことですが、会社の同僚がこんなことを言いました。 「あのミーティングの時には、課長は『今の売り上げはいい線いってるから、この数字をキープするように』と言ってたのに、急に『こんな数字じゃぜんぜんダメだ』なんて言い出すんだから、参るよ。上からかなり厳しく言われたんだろう。まったく、『君子は豹変す』だよな」 同僚は、上から言われて急に態度や言うことが変わった課長についてのグチを言っているわけです。つまり、この場合の「君子は豹変す」は、良くない意味で使われていると考えていいでしょう。 しかし、私は違和感を抱きました。というのも、私はこの言葉を良い意味に解釈していたからです。「君子と呼ばれるような徳の高い立派な人間は、自分のあやまちに気づいたら、すぐにそれを改めることができる」というのが、私の解釈です。 自分が間違っているのかもしれないと思い、その時は同僚にそのことを指摘することはせず、調べてみることにしました。 この言葉は中国の『易経』に出てくる言葉で、やはり、私のように解釈するのが元来の使い方だということがわかりました。しかし、だんだん、同僚のようによくない意味で使われるようになってきたらしいのです。 これは、私の想像ですが、「豹」という猛獣にネガティブなイメージがあるからなのかもしれません。「穏やかだった人が凶暴な肉食獣のように変わる」というイメージが、違う意味に解釈されるようになった原因なのではないでしょうか。

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君子危うきに近寄らず

【漢字】君子危うきに近寄らず 【読み】くんしあやうきにちかよらず 【意味】教養があり賢い人は他人との争いを避ける。 また、危ない場所には近づかない、関わらない。 【例文1】儲け話があると誘われたが、君子危うきに近寄らずで断った。 【例文2】君子危うきに近寄らずで自分の目で体験する。 【例文3】怪しいと思ったら、君子危うきに近寄らず。 世の中を上手く渡っていくためにも、できれば危ないものには近寄りたくないものです。 しかし、それが最初から分かっていれば回避することもできますが、読みを間違えてしまうと、とんでもない被害に遭うことがあります。 「君子危うきに近寄らず」という言葉がありますが、優れた人はそれを自然に見抜く力を持っているのかもしれません。 もし、それを持ち合わせていないとしても、徳を積むことで、災難から逃れられると思います。 同じような被害に遭っても、幸運な人というのがいるものです。 そういう人は徳のある人なのかもしれません。 私もこれは日々実感していることなのですが、功徳を積むことで運気が好転し、被害に遭いにくくなるような気がします。 また、被害に遭ったとしても幸運に恵まれると思います。 お天道さまは見ていると言いますが、やはりどんな時でも悪いことはしないようにしたいものです。 そして、自分ができる範囲で功徳を積んでいくことが大事なのだと思います。 それは幸運の貯金となって、今後の自分の人生に良い影響を与えてくれるものだと思います。 また、それは十分なおつりが付いて戻ってくるのも嬉しいものです。 そう考えると、やはり毎日の行いがとても重要になってくると思います。 私は、以前から一人旅が大好きで、行き先は日本だけにとどまらず、海外へも行きの航空チケットだけを準備して、あとはすべて現地で決めるという旅をしています。泊まる場所も、帰りの航空チケットも事前に準備しないことについては、よく周囲の人からは「無謀だ」と言われます。ですが、これまで数十カ国へと旅をしましたが、一度も困ったことがなく、むしろ、そこでの出会いから人間関係が広がるという経験のほうが圧倒的に多く、なかなか、行きの航空チケットだけを準備するというスタイルを変更する気になれません。そんな私も、3年前に結婚して、来年には子どもが産まれるということで、「そろそろ、いい加減に無計画な一人旅はやめてほしい」と妻にきつく言われてしまいました。そう言われただけでは、やはりこれまでのスタイルを変えることはできなかったかもしれませんが、「君子危うきに近寄らず、と言うじゃない?あなたのような賢い人が、今、あえて危険をおかしてその国に行かなくても良いと思うの。」と言われてからは、自分が“君子”とは思っていないものの、悪い気はせずに、妻の言うことを聞いて、海外の旅行は取りやめ、国内旅行にしました。まんまと妻の作戦に引っかかってしまったような気もします。

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黒山の人だかり

【漢字】黒山の人だかり 【読み】くろやまのひとだかり 【意味】日本人の黒髪からきている。大勢の人が集まって山のように見える様子。 【例文1】バーゲンセールで黒山の人だかりで賑わう。 【例文2】リニューアルオープンで黒山の人だかり。 【例文3】ロケ地がファンでいっぱいで黒山の人だかり。 大勢の人が一つの所に集まっている様子を「黒山の人だかり」と表現します。 イメージとしては、昔の街頭テレビ。まだ今のようにテレビが普及していない時代、大都市の街中に街頭テレビが置かれ、多くの人がテレビの前に群がって、夢中になって放送を見たという様子が、写真や映像に残っています。 「街頭テレビに群がり、力道山のプロレスの試合に夢中になる人々の、黒山の人だかり」は、たいへん有名な昭和のワンシーンと言っていいでしょう。 この言葉がいつごろ生まれたのかはわかりませんが、日本人の頭髪が黒いために、「黒山」と表現されたことは間違いありません。黒い髪の人が集まっている様子がまるで黒い山のように見えるとうわけですね。 ということは、たとえばある世代のあるタイプの人だけがたくさん集まるシーンで、そこにいる人のほとんどが茶髪の場合は、使えない表現ということになるのでしょうか。 確かに、見た目が「茶色い山」の場合、わざわざそれを「黒山」に喩えるのは、無理があります。 そこで、思いついて、「外国にはこういう表現はあるのか」を、ちょっと調べてみました。 「金山の人だかり」というような表現があったらおもしろいと思ったのですが、私が調べた限り、残念ながらそういう表現は見つかりませんでした。

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車の両輪

【漢字】車の両輪 【読み】くるまのりょうりん 【意味】二つのうちどちらも欠く事ができないほど大切な関係。 【例文1】家族の支えがあったからこそ、車の両輪で病気を乗り越える事ができた。 【例文2】家族のサポートで受験がうまくいき車の両輪に感謝。 【例文3】車の両輪のおかげで心強い。 車の両輪とは、二つのどちらかが欠けてもいけないほど密接な関係という例えです。 羨ましいような、怖いような関係ですよね。 あなたさえいれば、大丈夫という心強さを持つとともに失うときを思うと怖さもあります。 そう考えると、人との距離感とか付き合い方ってどうしたらいいのだろうかと悩みますね。 人と付き合い方も人それぞれですが、狭く深くの場合と広く浅くと大まかに二通りありますね。 どちらがいいとか悪いとかないですが、私の場合は広く浅いほうが楽です。 あまりに濃厚な関係というのが、重たく感じるしやっぱり依存が強くなるので私は苦手ですね。 そういえば、私は株や投資信託も広く浅く買うタイプかもしれません。 もしかしたら、人づきあいとお金の付き合い方は似ているのかもしれません。 面白いですね。 お金にルーズな人は人に対してもルーズなことが多いですしね。 なので、結婚を考えている人なんかは日頃から結婚相手の人付き合いを注意してい見てみるといいかもしれませんね。 だって、結婚するまで相手の貯金であったりやお金の使い方というのはあまり見えないし話しづらいことです。それで結婚後にお金の扱い方がわかって後悔してしまうってこともあるので、それを避けるためにも相手のお金に対する価値観はきっちり見極めておいて損になることはないと思います。

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苦しい時の神頼み

【漢字】苦しい時の神頼み 【読み】くるしいときのかみだのみ 【意味】日頃、信仰心を持たない者が、病気や災難で困った時にだけ神様に祈って助けを求める。 【例文1】危機に陥った時だけ苦しい時の神頼みでは身勝手すぎる。 【例文2】苦しい時の神頼みとは図々しいな。 【例文3】苦しい時の神頼みされてもな~。 私と主人は、結婚したばかりの頃は本当に毎日がピンチでした。金銭的問題はもちろんですし、お互い親がいわゆる毒親だったのでその対応にも苦労しました。そういう生活を送ってきましたのでお互い性格は卑屈ですし、承認欲求も高くて喧嘩も多かったです。お金は無いし、親からも逃げ切れない。そして、一番分かり合えるはずの主人ともうまくいかない。もうどうにもならなくなって、まさに苦しい時の神頼みという感じで神社にお願いに行ったんです。 今思うと、本当に幼稚ですがるような願いだったと思います。正直、都合が良いですよね。でも、この苦しい時の神頼みがまさか私達を救ってくれたのです。というのも、神様にお願いしてから見事に全てが好転していきました。大きな仕事が決まったので金銭的に安定し、二人で地元から離れて生活をすることが出来たんです。 双方の親は、その後私の妹や主人の兄に依存するようになりました。しかし、性格的な相性もあるのか何とか上手くやって行けているみたいですごくホッとしています。あの時、本当に辛くて辛くてどうにもならなかった時、神様はきっと見てくださったのだと思います。この恩を忘れないためにも、今度は私が誰かに優しくしていけたら良いですね。 20代の頃実家の引越しがあって、長年溜まった荷物が大量にあったので、かなり大変な引越し作業となりました。 コストを抑える為に、引越し業者を利用しなかったことも大変になった原因でしたが、それ以上に不用品の処分に苦労しました。 軽トラのレンタカーを利用して、実家から15分離れたゴミ処分場まで運びましたが、何往復しても不用品は減る気配がなく、疲労困憊になって精神的にも乱れだしてしまいました。 苦しい時の神頼みという言葉がありますが、神様にすがりたい気持ちになりました。 普段生活をしている時は、神様を意識することはありませんが、大変な時や困った時には神頼みになるものだなと思いました。 結局神様は現れなかったので、なんとか自分達で予定より期間はかかりましたが、無事引越しを完了させました。 この引越しで学んだことは、コストを抑える為に自分達だけでやる場合、荷物の量を考えることが大切と分かりました。この時の教訓を活かして、つい最近自分の引越しをする時に引越し業者を依頼しましたが、捨てる物がそれ程なかったので、自分でできたかなと思っています。 中々上手くいかないものですが、苦しい時の神頼みをするくらい大変な状況になるのは、この先経験したくないなと思います。

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暗がりから牛

【漢字】暗がりから牛 【読み】くらがりからうし 【意味】暗がりで黒牛を見ても何なのかわからないもの。区別がつきにくい。または動作が鈍いという意味。 【例文1】メガネの度数が合わず、男か女かさえ暗がりから牛。 【例文2】夜道で黒っぽい洋服は暗がりから牛で危険。 【例文3】全身黒ずくめは不審者に見られ暗がりから牛だ。 「暗がりから牛」とは、暗いところに牛がいるといるのかいないのかわからないことから見分けがつかないことや物の区別がつかないことのたとえを指します。 この場合の牛とは黒い牛のことで暗闇に黒い牛がいるとはっきり見えません。そのことから物の区別がつかないたとえとされています。 もう一つ意味があり、牛は動きがゆっくりなことから動作が鈍くハキハキしないことのたとえとしても使われます。 類義語として、「暗闇の牛」「暗闇から牛を引き出す」「暗がりに牛を繋いだよう」などがあります。 例文は、 「夜に黒い服を着て歩いていると暗がりに牛のように判断しにくいから車に轢かれてしまうよ。」 「暗がりに牛のようにぐずぐずしていないで、いつものようにハキハキ動いてよ。」などと言った場合に使えます。 私も普段から黒系の服を好んで着ていますので、夜中になると暗がりに牛と同じで区別がつきにくくなります。それで車に轢かれそうになると言った思いはまだしていませんが、区別がつきにくいといつそうなるかわかりませんので最近では夜中出歩くときはなるべく黒系の服は避けるようにしています。 もう一つの意味であるハキハキしないたとえとしては使われないように暗がりに牛にはならないよう注意していきたいと思います。

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雲を衝く

【漢字】雲を衝く 【読み】くもをつく 【意味】非常に背が高い。 【例文1】スリムで雲を衝くイケメンでモテる。 【例文2】雲を衝くので街なかでも目立つ。 【例文3】雲を衝く勢いで成長している。 日本人は得てして欧米人に比べると背丈は小さいほうです。でもびっくりしたのは、昭和のヒーロージャイアント馬場さんです。彼は2メートルを越す大男で雲を衝く勢いでした。彼は元々高校卒業後に野球のピッチャーとして読売巨人軍に入団しました。彼を見た長嶋茂雄選手はあまりにも山のような背の高い男にびっくり仰天したそうです。彼はピッチャーとしては大成できませんでした。どうしてかなぁと私は思っています。彼の第2の人生はプロレスラーでした。入門した頃から頭角を表しました。アントニオ猪木とともに二枚看板としてプロレス界を引っ張っていきました。アントニオ猪木とならんでもジャイアント馬場の方が大きいのは一目瞭然です。まさに雲を衝く背の高さではありませんか。彼の必殺技は全てが大きいものですから、馬場十六文キックです。彼が足をあげて足が相手の顎から胸を着きます。相手の選手はたまらなくリング上に仰向けに倒れます。彼の十六文キックはそれほど相手にダメージを与えたものでした。彼は正統派プロレスラーとして歴史に名を残しました。しかし、彼はプロレスラーでありながら優しい心の持ち主でクリスチャンでした。本当に惜しい人を亡くしました。

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雲をつかむよう

【漢字】雲をつかむよう 【読み】くもをつかむよう 【意味】漠然として掴みどころがない様子。 【例文1】楽して稼げる仕事に誘われたが、雲をつかむような話だ。 【例文2】雲をつかむような話で釈然としない。 【例文3】捜査の手がかりがなく雲をつかむようだ。 マンションで犬を飼いたいと思ったときに一般的には禁止されていることが多いのが現状です。ペット同伴可のマンションでなければ飼えないこともあり、マンションの規約を守らなければ追い出されてしまうこともあるので犬を飼いたいときは、管理人の許可が必要だったりします。しかしながら、たまに犬の鳴き声がすることもあり、内緒で飼ってる人もいるんだなと思うと雲をつかむような気持ちになってしまいます。飼い主がいる間は吼えなくても、外出していると犬は吼え始めます。防音設備のあるマンションでも窓が少し開いていれば、聞こえてくるので飼ってもいいのかなと思ったりして漠然とすることもあります。エレベーターの中で犬を抱えて乗っている住民もいたりして、管理人に見つからないのかなと思ったりして複雑な気持ちになります。マンションによって犬を飼ってもいいのを暗黙に了解している所もあるので、雲をつかむような話だなと感じてしまいます。犬の代わりのペットを飼うなら猫とかフェレットがいいのかなと思います。猫やフェレットなら犬のように吼えないですし、愛嬌があるので一人暮らしにとっては飼いやすいと思います。マンションで犬を飼うのは雲をつかむような話ですが、許可してくれる所もあるので探してみればもしかしたら飼えるかもしれません。

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雲と霞と

【漢字】雲と霞と 【読み】くもとかすみと 【意味】一目散に走って姿を消す。行方をくらます。 【例文1】借金まみれになり雲と霞となる。 【例文2】詐欺グループが雲と霞となる。 【例文3】スキャンダル報道で雲と霞となる。 私は運送会社でアルバイトをしていた時がありました。当時、お客様の荷物を積み込む作業を担っていました。あるとき会社内で、お客様の荷物がなくなるという噂がたったのです。職員の誰かが荷物をくすめているのではないかと疑いだしました。もちろん私はそんなことはしません。誰かが荷物を泥棒しているのです。ある日、私は見てしまったのです。夜でしたからハッキリとは見えませんでしたが、荷物を持って男が走り去って行きました。私は追いかけて捕まえその男を問い詰めました。ほぼ間違いはないのですが、青年は否定しました。私は現場を押さえていることも言ったのですが、確たる証拠がなかったのでその時は言い逃れをして去って行きました。荷物を盗って逃げたのは間違いないので、以後私はその男をマークしていました。 半年たった頃、固定電話の積み込みをしている時にまた固定電話を持って走り去る男を目撃しました。男は一目散に逃げました。私は先回りしてその男を捕まえました。会社に報告してその男は過去の商品泥棒も自白しました。

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蜘蛛の子を散らす

【漢字】蜘蛛の子を散らす 【読み】くものこをちらす 【意味】大勢の人があちらこちらに散らばる様子。 【例文1】詐欺グループが蜘蛛の子を散らして逃げる。 【例文2】アパートが火事になり蜘蛛の子を散らして走る。 【例文3】爆発事故で大勢の人が蜘蛛の子を散らす。 2017年は革命元年、仮想通貨元年と言われ、仮想通貨についてのニュースや記事を見ない日がないほど空前前後の仮想通貨バブルが到来しました。仮想通貨についてよく知らない方も多いのではないかと思いますが、「ビットコイン」というワードを一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。 ビットコインは仮想通貨の一種であり、他にも国内初の仮想通貨「モナコイン」等があります。仮想通貨は、円やドルといった法定貨幣の代わりにインターネット上のコミュニティでやり取りされているデータを通貨として利用するもので、現物の貨幣が存在しないのが特徴とした仮想の通貨です。仮想通貨は金融機関を通さずに貨幣の送金がインターネット上でやり取り可能なので、銀行をはじめとした金融機関を利用する必要がなくなります。 仮想通貨は日々その価値が変動し、当初の価値よりも跳ね上がったりすることがあり、信用を担保もしくは信頼があって普及するものです。現在仮想通貨バブルが急騰していますが、仮想通貨バブルの崩壊の危機感や予兆が出てきてしまったら、蜘蛛の子を散らすように市場から誰もいなくなってしまう恐れがあるのが仮想通貨のデメリットというか特徴でもあると思います。仮想通貨は今後現物通貨の代わりになるのかわからないですが、チェックしてみるのもいいかもしれませんね。

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苦もなく

【漢字】苦もなく 【読み】くもなく 【意味】苦労もなく簡単に。 【例文1】今まで苦もなく生活できるのは両親のおかげです。 【例文2】共働きで苦もなく生活する。 【例文3】苦もなく育つ。 苦もなくとはいとも簡単に。たやすくできるという意味です。 誰でも苦労する事はできれば避けたいものです。 私も苦労する事が嫌いです。決して諦めてばかりというわけではありません。 山登りにしてもマラソンにしても出来そうにもない事を苦労するとわかっている事は、はじめからやらないのです。たまに自分を磨くためとか修行のために自分を追い込んでまで物事に挑戦する人の考えがわかりませんが、すごいなとは思います。 私、苦もなく過ごしています。今思えば、苦労したくない思いで推薦で簡単に高校進学を決め、そこそこ楽しんで進路はもちろん就職で、バブル時期と呼ばれるいい時代にうまれたおかげでたやすく電子系の大手会社に入社しました。手堅い保障もあり5年勤めて、のちの夫となる人と結婚しました。 収入には困らなかったので、会社は退職して子どもを出産しました。育児は大変でしたが、集合住宅に住むママさんがたくさんいたので、おしゃべりをしたり、月1は子ども連れでランチに出かけ楽しんでいます。夫のおかげで生活にも苦もなく子ども達にはいい環境で教育させています。十分な貯金もしておりますので、このまま苦もなく生活できる事を願うばかりです。

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九分九厘

【漢字】九分九厘 【読み】くぶくりん 【意味】ほとんど。 【例文1】大学は九分九厘の確立で合格するとみている。 【例文2】九分九厘で告白は成功する。 【例文3】九分九厘の割合でダメだろう。 大学受験の頃に、先生からお前は九分九厘あそこの大学は受からないと、あっさりと言われました。九分九厘なんて酷いことを言うなあと思っていました。その九分九厘が逆にわたしの勉強意欲を掻き立てたわけです。あの先生に逆にあの時のあんな風に言ったからギャフンと言わせてやろうとそれからです。人が変わったように勉学に励みました。文系だった自分は特に歴史を中心に勉強計画を立てました。平均睡眠時間は3時間、受験日までは後1ヶ月と言うところで一生懸命頑張りました。これ程頑張ったのはおそらく私の人生で初めてだと思っています。ご飯を食べる以外はほぼ勉強の毎日、身体が壊れてもいいと自分に言い聞かせました。そして受験日、体調がこの日はあまり優れませんでした。それでも腹痛に耐えながら受験をしたのです。そして受験を終えました。九分九厘ダメだと言われた大学他の大学は受験しませんでした。これだけ頑張ったのだから大丈夫と言い聞かせました。合格発表の日がついに来ました。結果は2つの学部を見事合格したのです。自分ではやりつくしたから当然という自信がわいてきました。嬉しさよりも自信もという感じでした。先生に合格報告、ギャフンと言わしてやりました。

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首を横に振る

【漢字】首を横に振る 【読み】くびをよこにふる 【意味】賛成できない。 【例文1】欲しい物があると言ったら、妻が首を横に振る。 【例文2】ダメだと首を横に振る。 【例文3】黙って首を横に振る。 首を横に振るという意味は、相手の意見に対して否定や、非承認であることを示すことや仕草を言います。 類義語としては、首を縦に振らない、肩をすくめるといったものがあります。 例えば、ある案件を上司から承認を得るためにはどのような準備をしますでしょうか。 おそらく説明への理論武装をし、周りの方々からの合意を取りながら、説得材料を集め、説得を進めていくことになります。 この場合、説明に際しては理由、対策、効果、スケジュールの4つの内容を明確にしていれば、大抵の案件は承認されます。 この4つのポイントをしっかりと抑えて、説得に励むと、大抵は首を縦に振ってくれます。 一方、首を横に振るという仕草が、民族によっては肯定するという意味を示すこともあります。 例えば、インドの方と話をしていると首を横に振る仕草をすることがあります。 私も納得をしていないインドの方に対して、細かく説明をしても、首を横に振るばかりです。 思い切って、インドの方に首を横に振る理由を伺ったところ、否定しているかと思いきや、理解し、納得していることを示していることを話してくれました。 このように、首を横に振る仕草については、民族によって意味が異なりますので、注意してみてください。 私は仕事に対していつも相手の立場に立って物事を考えているつもりです。だから相手の要望には極力応えるようにしていますが、相手の言い方で首を横に振る時があります。それがものを頼む時の態度かと思うことがあるのです。人をバカにした様な態度です。私は人をバカにするような言葉遣いをする人は大嫌いです。だからある要件を馬鹿にしたように言ってくると首を横に振ります。相手の要望には答えないようにしています。どうして、そんな言い方をするのでしょうか。一人の大人として学生時代どんな勉強をしてきたのか、受け入れてやりたいのはやまやまですが変な物言いをすると首を横に振るようにしています。相手に分かってもらいたいのです。首を横に振ると言うのはとても勇気がいる事だと思います。相手も気分を損ねたり、ともすると人間関係や付き合いがそれで途切れてしまうかも知れません。しかしそのような人はそれまでの人ではないでしょうか。仕事やプライベートでもお互いが気持ちよく過ごしたいものですがどうして首を横に振らざるを得ない時があります。全部受け入れてしまうとイエスマンになります。そういう自分が許せません。本当に首を横に振る勇気を待ちたいものです。

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首をひねる

【漢字】首をひねる 【読み】くびをひねる 【意味】疑わしく思って考えこむ。納得していない様子。 【例文1】会社の指示に首をひねる。 【例文2】経営方針に首をひねる。 【例文3】反対意見で首をひねる。 私の上司はリーダーシップも発揮して素晴らしいところもありますが、ときどき変だなあと思うところもあります。ある書類を作って確認をお願いしたのですが。見ておくと言ってそのままです。首をひねります。また、自分の思い通りにならないと急に声を荒らげて怒ることもあり、首をひねることも多々あります。私が思うには昔の会社の上司はそれで良かったのですが、現在の上司像は何があっても声を荒らげたりしてはいけません。全く単純な人です。首をひねります。時には自分の仕事がないのでしょうか。にやっと笑いながらオヤジギャグを連発することがあります。思わずこっちは必死で仕事をしているのに首をひねる状態です。よく分析していますが、この上司はお天気やかも知れません。上司は常に冷静沈着出なければならないと思っていますので、私の上司像からはかけ離れています。一番嫌なのはさっきまでは機嫌が良くても急に人が変わったように怒り出すことです。こちらも人間ですから腹が立ちますし、本当に蹴りの一つでもいれてやりたい気持ちになります。ぐっと私は我慢をしています。全く首をひねる上司です。

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首を長くする

【漢字】首を長くする 【読み】くびをながくする 【意味】とても楽しみに待つ様子。 【例文1】結婚式の日を首を長くして待つ。 【例文2】初孫の誕生を家族全員首を長くして待つ。 【例文3】同窓会まで首を長くして待つ。 何年も会っていない友達が電話をしてきました。中学生の時親友に近い存在の彼でした。久しぶりに会おうかということになりました。約束の日を私は首を長くして待っていました。そして約束の日が来ました。「おい、久しぶりだなあ君に合うために首を長くして待っていたよ」と言うと彼も首を長くして待っていたとのこと。彼は昔と変わらずイケメンでした。とりあえずファミレスに行こうと言いました。ファミレスでご飯を食べながらとても懐かしい昔話に子どもに戻った気分でした。 これからも定期的に会おうということになりました。そして彼が真剣な顔をして俺とビジネスしないかと話が変わったのです。健康食品のビジネスだけど一儲けして将来はベンツに乗らないかと話を持ちかけてきたのです。私はあれかと思いました。ネズミ講です。彼は昔話は一切しなくなり、その健康食品の良さを熱弁してきました。億万長者に一緒になろうじゃないかとのこと、私はこの話で冷めてしまいました。ネズミ講をさせるために自分に会いに来たのかとがっかりしました。もちろん断わりました。そして彼との友人関係も断ちました。

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首を突っ込む

【漢字】首を突っ込む 【読み】くびをつっこむ 【意味】興味を持って深入りする。 【例文1】夫婦喧嘩に首を突っ込むお隣さん。 【例文2】何の話にでも首を突っ込みたがる。 【例文3】姑が教育方針に首を突っ込む。 私はどちらかというと好奇心旺盛なほうです。 その為、自分が参加していない会話でも、話の内容に入っていきやすいことが多くあります。 また、会話の途中で話の内容が変わっても、たいていの話には入っていけます。 どれも浅くて広い知識しかないのですが、いつのまにか会話に加わっていることが多いようです。 その為、以前ある人に「どんな会話にも首を突っ込んでくる」と言われたことがあります。 それは今考えればあまり良い意味ではなかったのかもしれません。 しかし、当時の私は知っている話には何にでも首を突っ込みたくなるので、それはそれで仕方がないと思っていました。 そのような私の言動に不快を感じていた人がいたかもしれません。 好奇心が強いことは、今の仕事にとってはかなり有利に働いています。 そのこと自体は自分の中でも良いことだとは思っています。 しかし、そのことと誰かの会話に首を突っ込むこととは別のことだと思います。 分別をわきまえ、周りの空気を読んで行動することの大切さが、年齢を重ねるごとに分かってきたように思います。 誰かと会話をすることはとても楽しいことです。 しかし、いつでも誰かの会話に首を突っ込んでいくことは、あまり好ましいことではないのだと思います。 今後もそのような行動には十分に気をつけたいと思っています。 どこの世界にも話好き、世話焼きなタイプの人はいるものです。しかし人に好かれ感謝をされる話好き、世話焼きと、ただ嫌われるばかりの話好き、世話やきにキッパリと分かれてしまうのはどうしてなのでしょう。 きっとそこには責任感の有無が関係しているのだと思います。 無責任に人の話に首を突っ込むひとに対して嫌悪感を覚えます。 責任感の無い人は、自分に関係がない事だから、その場のノリで適当なアドバイスをしてしまいます。仮にそれが仕事の話だったとして、ではあなたがお願いしますと言われたときに、それは私の担当ではないのでと言って、口は出すけどやらないのです。 そんな人をみて 「首を突っ込むなら責任を持て!」と言いたくなります。 やらないのに首を突っ込む事で、ただ人を不快な気持ちにさせてしまいます。 自分の手に負えない事には無理に首を突っ込まないのも大人の対応の一つでしょう。 首を突っ込まれたけれど、親身になってくれた事で成果があがればそれはたちまち感謝に変わります。 相手を思って首を突っんだ場合には、相手の負担になり過ぎない配慮や実行不可能な無理難題になることも無く良い成果が現れる期待は大きくなります。 重要なのはいつも思いやりを持つ事でしょう。思いやりを持っていれば何事も良い方向へと転じます。

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首を切る

【漢字】首を切る 【読み】くびをきる 【意味】免職・解雇する。 【例文1】顧客とトラブルになり首を切る。 【例文2】無断欠席の従業員の首を切る。 【例文3】横領罪で首を切る。 私が何年も前に働いていた、ホテルでのできごとをお話しします。私が配属されていたのは、そのホテルのレストラン(厨房とホール両方)なのですが、レストランの代表がすごくイヤな人でした。 私と同じ時期に勤務していた、私よりも少し年下のアルバイトの女性がいました。彼女はあまり健康ではないらしく、他の人よりは休みが多かったように感じました。しかし、仕事中はいたって真剣でしたし、積極的な性格ではありませんでしたが、特に問題があるようには思えませんでした。 ところが、そのアルバイト店員に目をつけたのが、レストランの代表です。代表は店員だちにまかないを出すとき、彼女の前には置かなかったり、フォークやスプーンなどの食器を添えなかったりしました。また、彼女から話しかけられたり、仕事上の質問をされたりしても、完全に無視してしまうことが多くなりました。 代表はほかの職員に対しても問題行動が見られましたが、その女性に対しては特にひどい態度をとっていました。自分が何となく気に喰わないというだけで、首を切るつもりなんだろうなと感じられました。 いやがらせを受けつづけた彼女は、ついに職場を辞めてしまいました。私もそのあとイヤな思いをさせられたので、退職しました。

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首を傾げる

【漢字】首を傾げる 【読み】くびをかしげる 【意味】疑問や不思議に思う時に首を少し傾ける。 【例文1】どこがダメだったのか首を傾げる。 【例文2】ながらスマホに首を傾げる。 【例文3】マナー違反に首を傾げる。 よく公共交通機関を利用します。電車に乗っていると身体の不自由な人やお年寄りや、妊娠をしている人などが席を立っていて、若い元気なお兄ちゃんが座席に座っていたりします。これには首を傾げる始末です。座席に座っているお兄ちゃんは立っている弱者が見えないのでしょうか。恥ずかし話です。次に国会議員がテレビでとても立派なことを述べています。何日かしてその国会議員がテレビに出ていました。前に述べた立派な発言は撤回して正反対の事を言っているではありませんか。記者がそれに対してツッコミを入れても知らぬ存ぜぬの態度です。全く首を傾げます。選挙では国会議員は素晴らしい公約を力強く民衆に訴えています。私達も騙されて彼らに一票を投じる訳ですが、いざ国会中継を見ていると国会中に寝ている議員がいます。なんということでしょう。全く首を傾けます。あの時の民衆に訴えた公約はどうなったのでしょうか。昼寝をするために国会議員になったのでしょうか。このような昼寝を議員は排除するべきです。昼寝をしておいて、周りの人からは先生と持ち上げられています。そしていい気になっているではありませんか。人によっては裏金を貰っているものもいます。全く首を傾げます。

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首根っこを押さえる

【漢字】首根っこを押さえる 【読み】くびねっこをおさえる 【意味】首筋を押えて動けなくすることから、弱点をつかむ。 【例文1】防犯カメラの映像確認で万引き犯の首根っこを押さえる。 【例文2】指紋で犯人の首根っこを押さえる。 【例文3】目撃証言を得て首根っこを押さえる。 猫でやってみたことがあるから分るのですが、首根っこを押さえたからといって言うことを聞いてくれるようになるものではありません。 急所を押さえて好き勝手な行動が出来ないようにするという意味の「首根っこを押さえる」ですが、逆にこちらの行動も制限されてしまいます。 これまた猫の話ですが、食卓の魚を狙って飛び掛らないように猫を押さえていては食事の準備が全く出来ません。 人間の場合でも、余程の弱みを握らない限りはこちらの思惑通りには動いてくれないでしょう。 ともすれば恨みを買うことになって、逆襲の機会を狙われる危険すらあります。 相手を心服させろとは言いませんが最低でも納得させなければ継続的に良好な関係は得られないでしょう。 首根っこを押さえるのは下策、ということで人間の食事が始まる前に適度に遊ばせて体力を使わせた後、エサを十分に与えて眠り猫にしています。 それでもカワハギなどの好物の魚の匂いがすれば、人間には感じられない微妙な香りであるにも関わらずニャーニャー鳴き始めるのは避けられません。 そもそもこちらの思惑通りに動くことを期待する方が間違っているという悟りの境地に到達しました。 何を今更と言われるかもしれませんが、慣れない相手に行動を合わせるのは存外に難しいものなのです。

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首になる

【漢字】首になる 【読み】くびになる 【意味】仕事を解雇する。 【例文1】上司を殴って首になる。 【例文2】会社のお金を横領して首になる。 【例文3】スキャンダルが原因で首になる。 首になるとは仕事を解雇するという意味です。日常生活で会社を首になるなどよく使われる言葉ですね。首を切られる。肩たたきにあうという言葉も同じ意味合いです。会社を首になるとたまったもんではありませんので、誰でもなりたくはないものです。 現在私はフリーターでして週末の居酒屋スタッフや短期のビラ配りやライヴスタッフ誘導・監視の派遣の仕事をしています。月収は20万くらいで自分ひとりではそこそこに生活できています。時間の融通も利いて気に入っています。 しかしひとつ不満を言えば居酒屋の先輩の浪費ぐせ問題です。 この先輩がお金を貸してほしいとたまに言ってきます。 一番最初は千円貸しました。翌週返してくれました。 二回目は5千円です。それからというもの、この先輩は度々お金を貸してくれと言うようになったのです。 今日は持ち合わせがありませんとウソをつきました。 舌打ちしながらも他のスタッフに借りていました。 そんなある日、この先輩は店の売り上げを盗っていたことが発覚したのです。店長は大事になって店のイメージダウンになり兼ねないと本人と直接話し合い返金する事で穏便に済ませました。当然首になりましたよ。

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首が回らない

【漢字】首が回らない 【読み】くびがまわらない 【意味】借金が多くてやりくりができなくなる。 【例文1】車を3台も所有して首が回らないので、売りに出す。 【例文2】売り上げが激減して首が回らない。 【例文3】教育資金にお金がかかり首が回らない。 人の部位はお金に関係してきます。多額の買い物での「頭金」、進物として贈る金の包みの「目録」、銀行の通帳の「口座」、妻が貯める「へそくり」、等など人の部位はお金にかかわった言葉に使われることが多いのです。首は人間にとっても大事な部分です。「解雇される」ことを「首になる」というふうに使われます。首をまわすことができるということは、自分の自由な意思で生きていることを意味しています。逆に首が回らないとは、どうしても遣り繰りが付かない、特に借金の為にそうなったことを意味します。もっとひどい状態になると「首が落ちる」という言い回しになります。これは借金を返せなくなったり、必要な補償金を積むことが出来なくなって取引を打ち切られることを意味します。「首が回らない」というのは、そのちょっと手前の状態で首が落とされる寸前で、しっかり首を固定されて動かすこともできず、後は誰かが刀を振り下ろすのを待つばかりという状態を言うようです。私も若いころ背伸びをした生活にあこがれてサラ金なる物のお世話になり、首が回らなくなる寸前までいきました。たとえ首が回らなくなっても脳みそは動いています。賢明に脱却策を考えれば五体満足に動かせるようになるでしょう。 かなり昔なんとなく付き合っていた男性がいました。 特に好きでもなかったけれど、まあまあ見た目はかっこいいし、「付き合って」と言われた時特定の彼氏もいなかったので、断る理由もなく(今思えばOKする理由もなかった)なんとなくお付き合いしていました。 彼は見た目だけは本当に良くて、なんと某ライダーのオーディションの最終選考まで残ったほど。(落とされた理由は走り姿がダサかったから、だそうで確かにダサい)その時最後まで残った人を聞いてびっくりしました。 まあ、そんな彼なのですが鳶職人をしており、週末はいつも呼んでもいないのに我が家に来ていました。 そういえば外でデートとかしたことなかったなぁ~と今となっては思うのですが、まああまり興味もなかったし気にしてませんでした。 彼が来る分には拒絶はしないけど、こちらからは行かない。別に望むこともないし、向こうもうちに来るだけで生活の邪魔はしないし、まあ不満はありませんでした。 友人にその話をすると彼氏が可哀想だとみんなして言い始め、なんとなく悪いような気持ちになってきたわたしは、そういえばもらっていた合鍵を使い、サプライズでご飯でも作りに行くことにしました。が、彼の家のドアポストには郵便の山。しかも督促状ばかりです。どうやら借金で首が回らない彼氏だったようで、怖くなりすぐに別れました。

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首が飛ぶ

【漢字】首が飛ぶ 【読み】くびがとぶ 【意味】免職になる。解雇される。 【例文1】会社の金を横領して首が飛ぶ。 【例文2】帳簿を改ざんして首が飛ぶ。 【例文3】責任を取って首が飛ぶ。 仕事で大きな失敗をすると、「首が飛ぶかもしれない」というようなことを行ったりします。 免職になるとか、解雇になるとかの意味ですが、やはり首が飛ぶような大事態はできるだけ避けたいものです。 仕事の失敗が原因で、自分の首が飛ぶだけで済めば良いですが、そういう時はその組織もかなり大きな痛手を受けてしまうことが多いようです。 誰か1人が、あるいは数人が責任を取ってその仕事を辞職したとしても、経済的損失や信用などは失われてしまうでしょう。 それらを組織に残った人たちが回復していくのも大変な労力です。 私は以前、ある職場で仕事をしていた時に、非正規雇用にも関わらず、会社の命運に関わるような仕事を任されたことがあります。 その仕事は本来、私の担当ではなかったのですが、担当者が手に負えなくなったのか、期限が近い状態で私にその仕事を押し付けてきました。 その時にその人が放った言葉が、「この仕事は社運がかかっているから、絶対に失敗しないように」と言われました。 今思えば、かなりブラックな職場だったと思います。 社運がかかっていると言われると、もしその仕事が上手くいかないとしても、私の首が飛ぶだけは済まない、と思ったら、かなり怖くなってしまいました。 世の中にはいろいろな職場があるものです。

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苦杯をなめる

【漢字】苦杯をなめる 【読み】くはいをなめる 【意味】つらくて苦い経験をする。 【例文1】業績が悪化して苦杯をなめる。 【例文2】会社が倒産して苦杯をなめる。 【例文3】婚活で失敗して苦杯をなめる。 人生が上手くいかない時は、苦杯をなめるようなことばかり続くことがあります。 そのような状態だと、ますます気持ちがネガティブになっていき、さらに悪循環に陥ってしまうことがあります。 苦杯をなめるようなことが続く時は、今の自分を改めてみることが必要なのかもしれません。 しかし、実際にそのような経験をしている時は、何をやっても駄目で、上手くいかないことばかりです。 数年前の私がまさにそのような状態でした。 世の中と自分がまったく上手く関係出来ていないような気がしました。 しかし、そこから脱することができたのは、結局自分で自分を変えていったことなのだと思います。 苦杯をなめるようなことが続く時は、その原因を自分以外のせいにしてしまいがちです。 ですが、原因を他に求めている間は、全くと言っていいほど問題を解決していくことはできないでしょう。 私はいつのまにか自力本願のつもりが、他力本願になっていることに気が付きました。 目の前に暖炉があっても、火をくべなければ、部屋を暖めることはできません。 火をくべないで、暖炉が燃えてくれないから、部屋は寒いままだ、と言っているのと同じです。 苦杯をなめるようなことが続く時は、まずは自分の考え方を見直すことが必要なのだと思います。

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愚の骨頂

【漢字】愚の骨頂 【読み】ぐのこっちょう 【意味】元々は愚の骨張と書き、愚かな者が意地を張るという意味がいつしか変化して、これ以上愚かな事はないと使われるようになった。 【例文1】あれほど言ってるのに反省しない奴は、まさに愚の骨頂だよ。 【例文2】無理に事業を拡張して借金まみれで愚の骨頂だ。 【例文3】会社が倒産して妻も出て行き愚の骨頂だ。 友人とふざけあいの応酬をしているときの締めに「今のやり取りは愚の骨頂だったね」と言ってしまうことがあります。これでお互いに笑いあって、友人とのふざけあいは一旦終わるのですが、そもそも何故『愚の骨頂』なんて言い回しをするのか、ちょっと考えてみました。おそらくですが、何年か前に読んだ漫画で『愚の骨頂』という単語が出てきたんだと思います。それで『愚の骨頂』という単語を使うとなんとなく賢いように見えるとか、そんな理由で使い始めた気がします。 ただやはり、愚かであることの『骨頂』というくらいですから、本来はあまり使うべき言葉ではないのかな、とも思います。現代では、たとえそれが重い言葉であっても、軽い気持ちで使ってしまうことは多々あるでしょう。テレビやインターネットでも、重い言葉を軽い感じで使っている人をよく見かけます。ですがやはり重い言葉というのは、たとえ自分にとっては重くなくとも、誰かにとっては重い意味になっていることもあると思います。もしかすると自分が軽率に発言した重い言葉で、誰かが傷つくこともあるかもしれません。言葉というのは簡単に相手を傷つけることが出来る道具でもありますし、それを踏まえると重い言葉というのは、使いどきに気を付けた方が良いんだろうなと考えさせられます。せっかく言葉を使うなら、相手を楽しませたり元気づけたりするようにしたいですしね。

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国破れて山河あり

【漢字】国破れて山河あり 【読み】くにやぶれてさんがあり 【意味】乱戦で敗れても山や川などの自然は美しいままである。 【例文1】国破れて山河ありで森林が生い茂って癒される。とても戦いがあった場所だとは思えない。 【例文2】住宅地に変わっても並木道だけは国破れて山河ありだ。 【例文3】永遠に国破れて山河ありでありたい。 大都市以外の農村部は自給自足で成り立っていたような大昔と今とでは状況が全く異なります。 国が破綻すれば即座に流通網は滞ることになり、食料を始めとする物資も電気水道などのインフラも不十分どころか壊滅します。 国破れて山河ありとはいいますが、領土だけで生きていけるほど現代人は野性味溢れる生命力など持ち合わせません。 金持ちは事前に状況を察知して既に国外に逃れ、残された大多数の市民は困惑するばかりです。 解決するには莫大な資金と長い時間が必要となるので、余程国力が有り余っていて乗っ取る腹づもりが十分な国でなければ手を出さないでしょう。 他人の不幸に点けこむ欲深な人間はいても、無償で救済しようなどというお人よしは大抵が力不足の貧乏人です。 哀れむにとどまってしまうのは、自分のことだけでも精一杯な人がほとんどなので責めることはできません。 組織が大きければ大きいほどに、ひとたび瓦解すれば再興することは容易でないのは当然です。 本格的に社会構造が瓦解する前、今この瞬間からでも大掛かりな修繕は必要です。 ことあるごとに政治が悪い、社会が悪いと悪態をつく人は多いですが、真剣に状況を改善しようと考えている人は少ないように見えます。 政治や社会の構造なんて難しいことは全部人任せなどという怠惰な人ばかりでは、まともな政治家が育つはずもありません。 せめて民主主義国家という恵まれた国に生まれた特権を生かして、己のことは自身で決めるという気概をもって欲しいものです。

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苦肉の策

【漢字】苦肉の策 【読み】くにくのさく 【意味】苦し紛れに出した策略。 【例文1】苦肉の策でその場をしのぐ。 【例文2】苦肉の策で言い訳をする。 【例文3】苦肉の策で言い逃れをする。 毎回選挙で思う事があります。自分の一票を入れたい党がない、入れたい候補者がいないという事です。入れたい人がいないのと「じゃあ選挙に行かなくてもいいかな」と思ってしまいます。よく自分の一票を入れたいところがない人は白紙で投票すればその意思が伝わるみたいな意見も聞きますが、果たしてどうでしょうか?選挙での白紙投票、無効票に気をとめて自分たちが不甲斐ない政治をやっているからだと反省してくれる政治家がいるのでしょうか? そういったことから選挙の投票率が下がるのも納得です。これからますます高齢化が進むにあたって早めにネット投票に切り替えて欲しいと思っています。そしてもう一つ選挙での提案があります。それは自分が一票を投じたいと思う政治家がいない時に苦肉の策で、消去法でこの人ならまだましという人に入れるのという以外の方法が欲しいのです。それはこの候補者だけには当選してもらいたくない!この政党だけには政権を握って欲しくない!という所に反対票を投じるシステムです。要はマイナス一票です。自分の一票の使い道は自分で決めます。プラス一票として誰かに投じるか、マイナス一票として誰かを引きずり下ろすかです。これなら苦肉の策で一票を無駄につかう必要がないので、選挙に参加する意義が出てくると思います。

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口を割る

【漢字】口を割る 【読み】くちをわる 【意味】秘密や真実を喋ってしまう。 【例文1】仲間が口を割る。 【例文2】容疑者が口を割る。 【例文3】問い詰められ口を割る。 「口を割る」というのは「白状する」という意味です。一休さんのとんち話のひとつに阿弥陀様に口を割らせるお話がありました。昔は甘いものは滅多に手に入らない御馳走でした。一休さんのお寺の和尚さんが、お檀家さんからの差し入れのぼた餅を自分だけで食べようと戸棚にしまっておきました。それを知った一休さんたち小僧さんは和尚さんの留守にそのぼた餅を食べてしまいます。そして本堂の阿弥陀様の口元にあんこをつけておきました。和尚さんが帰ってくるとしまっておいたぼた餅がありません。和尚さんは小僧さんたちを呼んでぼた餅を食べたのではないかと詰問します。一休さんは阿弥陀様に聞いてみましょうと本堂へ誘います。本堂の阿弥陀様の口元にはあんこがついています。阿弥陀様がお食べになったと騒ぐ小僧たちを尻目に、和尚様は阿弥陀様の頭を叩きます。すると金仏ですから「くわーん、くわーん」となりました。ほら、違うとおっしゃっているではないかと言う和尚様に、一休さんはそれでは釜茹でにしてみましょうと、阿弥陀様を釜茹でにします。すると泡を吹きながら「くった、くった」と。ほら白状したではありませんかと言う一休さんに、和尚様はぐうの音も出ませんでしたというお話です。もちろん、作り話ですが金仏ならではの結末に笑ってしまいますね。

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口を挟む

【漢字】口を挟む 【読み】くちをはさむ 【意味】人が話している最中に割り込んで話し出す。 【例文1】部外者は口を挟まないでくれ。 【例文2】姑が子育てに口を挟む。 【例文3】部外者が口をはさむ。 よくいます。こちらがまだ話しているのに途中で口を挟む人。どこ行っても学校・職場に一人はいます。 そういう人はきっとせっかちだと思います。 相手の意見や話を聞きもしないうちから自分の意見が言いたくてしょうがない。 人が話している最中に口を挟む人はだいたい感情的になってしまっています。 テレビを見ていても他の方がしゃべっているのに誰かの話の最中に口を挟んでいるのをよく見かます。 10代も頃は私も少し当てはまっていました。自分の意見と違う時に口を挟んで口論になったこともありました。 大人になってからは一応相手が話し終えるまで待って話し出すようになりましたが、それでも意見が食い違うと釈然とした感情に押しつぶされます。なので結局口を出さずにはいれません。相手が理解してくれることもありますし、そうでないときもあります。そんな時はこの人とは合わないんだなと付き合いが薄れていくだけでした。

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口を拭う

【漢字】口を拭う 【読み】くちをぬぐう 【意味】何か悪い事をしても素知らぬ顔をしている様子。知っていながら知らないふりをする。 【例文1】誰の仕業か生徒に聞いても口を拭うばかりだ。 【例文2】主犯格が怖くて誰もが口を拭う。 【例文3】証拠がないから口を拭う。 黙って食べてはならない物を食べて、それがばれない様にこっそり口を拭いて何もなかった様に振舞う事を「口を拭う」と言います。そこから悪さをしておきながら何もしていないフリや知っていても知らない体を装うなどを指します。単に「口を拭う」という響きだけではそういう意味に発展してしまうとは想像も着きませんでしたが、よくよく状況を紐解いて行くと何か腹黒いイメージがこの言葉に宿っている様にすら感じられます。例えば仏様にお供えされたお饅頭を人目を忍んで小僧が食べてしまい、バレない工夫として口の周りに付いた食べカスを掃っておく。そうすれば後で誰に聞かれても知らぬ存ぜぬで通せますし、何より証拠は食べてしまってお腹の中だから探し様がなく足が着きませんので、あとは当人がどれだけ逃げ遂せるか次第です。まあ普段からそういう事で目を付けられている人は、問い詰める方も相当気合いを入れて来るでしょうから、かなりの押し問答になる事は必至であると思われます。根比べに怯んだ方が負けとなり、真実は闇の中で終わる事になるかもしれません。只それも自分の事ならともかく、友人等の秘密をうっかりしってしまい、他の人に知られない様に敢えて知らないフリをするなんていうのも口を拭う事なのですが、嘘が下手な人だとしどろもどろになって直ぐにバレる事になるかもしれません。

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口を濁す

【漢字】口を濁す 【読み】くちをにごす 【意味】ハッキリ言わず曖昧な言い方をする。 【例文1】嫌味な先輩に来週の予定を聞かれ口を濁す。 【例文2】都合が悪くなると口を濁す。 【例文3】家庭事情を聞かれ口を濁す。 うちの子どもは部屋の掃除が嫌いです。 小さい頃はとてもしっかりした子で全く手がかからない子どもでした。 幼稚園から帰ると、手洗いうがいをしてから体操着などの自分の洗濯物をランドリーボックスに入れ、水筒などの洗いものをキッチンに持っていき、部屋着に着替え、着ていた制服をハンガーにかける。ここまでやって連絡帳と幼稚園からのお便りを持ってリビングにやってきてようやくソファーでくつろぐ。という子どもでした。 しっかりしすぎて、この頃はこの頃で心配したものでしたが・・・ それが、いつの間にこうなったのか高校生になったうちの子どもは。 確かに学校に部活にアルバイトとよくがんばっているとは思います。人付き合いもあるでしょうし、時間がないのはわかります。 しかしです、自分の部屋ももちろん綺麗とは言えないのですが、最近はリビングにも自分のものを溜めるようになり、「そろそろその辺のもの片してね」と軽く言うくらいでは「後でやっとくわ」などと適当に流すだけ。 そこを指摘すると「今からやろうと思ったのに」「今から使うやつなのに」などと口を濁すのが常。 特に反抗期もなかった我が子ですが、ここにきて子育ての大変さに直面しているのでした。

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口を尖らせる

【漢字】口を尖らせる 【読み】くちをとがらせる 【意味】口を突き上げて不満や文句を言う。 【例文1】彼はズバリ欠点を指摘されたので口を尖らせる。 【例文2】口を尖らせながらお小遣いの要求をする。 【例文3】愚痴が多く口を尖らせる。 口を尖らせるとは不満があることを示す表現ですが、実際にそのような表情をする人はいないように思えます。 不満がある状況で取りやすい傾向にある表情といえば、「眉根を寄せる」「眉間にシワを寄せる」など目の周辺での表現が多いように感じます。 口を尖らせた状態では不平不満や文句など言うことができないはずです。 そういうことから考えると、不満はあるが立場上反論が出来ないでいる状況か、論理的に反論を構築できないでいる状況のいずれかに陥っているのでしょう。 口を尖らせる前に背を向けて立ち去っているのかもしれません。 そのような状況になっているならば延々と苦情を聞かされずに済むのですが、困ったことに不満を抱えたまま押し黙るような大人しい人は多くありません。 感情的になって大声で同じことを延々と喚き散らしたり、論点をずらしてあることないこと問題とは無関係な事まで引っ張り出して騒ぐ人までいるのです。 理性など吹き飛んだ状態なので説得しようとすると逆に火に油、とても手に負えるものでない最悪な災悪です。 大抵の人は子どもの内に協調性や妥協ということを覚えるのですが、そのような経験や教育と縁遠かった方なのでしょう。 無理にやりこめてしまうと、その場は黙って引き下がるのですが、全く別の案件でやり返し溜飲を下げようと画策するのですから困りものです。 「口を尖らせる」とは「不平、不満、怒りを示す表情」のことです。これはよく、漫画での表現として見られます。「ドラえもん」ののび太君も何か困ったことが起きると、例えば面白いテレビや漫画を読んでいる時にママからお使いを頼まれたり、宿題をやるようにきつく言われたりすると、この表情になります。「ドラえもん」の場合はのび太君に無理難題を吹きかけられるとなりますね。スネ夫君はもう、ジャイアンやママのせいで口が尖った表情しか思い出せないほどです。漫画に多用されるということは子どもっぽい表情だということでしょうね。「ドラえもん」の作者、藤子不二雄の二人は高岡市の小学校時代に出会った同級生同士でした。手塚治に憧れ、作品を携えて家に訪ねたところ、手塚のオーラに圧倒されつつ「上手だね」と言われたことを励みに漫画家を目指して上京します。最初は親戚の二畳一間の部屋に二人で暮らしていましたが、手塚治がトキワ荘から出て行ったのを機に、手塚の住んでいた部屋に移り住みます。お金のない二人のために、手塚が敷金を肩代わりした上、机を残していってくれたお陰で、手塚が執筆していた机で執筆できるという、二人にとってはこの上ない環境のもと、藤子不二雄は作品を次々発表し、人気漫画家としてその名を馳せていくのです。

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口をつぐむ

【漢字】口をつぐむ 【読み】くちをつぐむ 【意味】何があっても口に出さない。都合が悪くなって黙り込む。 【例文1】彼は自分の間違いに気付いて口をつぐむ。 【例文2】都合が悪くなると口をつぐむ。 【例文3】容疑者が口をつぐむ。 口は災いの元、と言いますが、何気ない一言が相手の癇に障り、戒められるような言葉を言われることがあります。 今までの私は悪気がない上で、思ったことをすぐに口に出す方でした。 多くの人が笑って許してくれる寛大な感じだったのですが、中には気難しい人もいて、その発言がカチンとくるようでした。 カチンとくる人は年上の男性が多く、私が年下で生意気な口を叩く女性だと思われていたようです。 私はそういう反応が返ってくるとは思わずに、思わず口をつぐんでしまいました。 口をつぐみながらも、何か釈然としないモヤモヤとした気持ちがありました。 大声で怒鳴る高齢の男性は特に、それ以上は関わりたくないと思ってしまいます。 何度かそういったことがあると、それがトラウマとなってしまい、今でもその年代の高齢の男性を見ると、避けてしまうようになってしまいました。 中には温厚な優しい人もいるのでしょうが、なかなかその年代の人たちと会話をするには勇気が要ります。 相手の顔色を見ながら会話をするようになり、精神的にかなり疲れてしまいます。 相手の反応をすぐに察して、余計なことを言わないようにしています。 それを続けているうちに、習慣的にいつのまにか口をつぐむようになっていました。

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口を出す

【漢字】口を出す 【読み】くちをだす 【意味】自分には関係ないのにあれこれ意見する。 【例文1】出来ない者に限って口を出す。 【例文2】してもいないくせ、人の人生経験に口を出す。 【例文3】姑が口を出す。 祖母の葬儀は、少ない親類が来るだけで静かに終わるはずでした。祖母はすでに89を越えていて、家でのんびりと家族同居、心臓以外は悪いところがなく、まあわりと元気に過ごしていました。亡くなったのはなんと元日の午前中です。朝食を食べて自室で座ったら心臓発作が起きたのでした。 世間はお正月なので騒ぐわけにはいかないのに救急車を呼ばねばなりませんでした。かかりつけ医は普通にクリニックなので年末年始は休みです。 父方の伯母はちょっと遠方から来ました。この人の夫は内科医です。だからどうだと言うのか私には納得いきませんが、威張り散らして、せっかく連絡してくれたかかりつけ医に、「医者ならこっちにいるんです」と、結構失礼な口のききかたです。他にも、葬儀の段取り、近所や知人への挨拶etc...父が手配しているのにケチをつけて指図しまくりました。 全て言いなりになったわけではなかったけど、時間も限られることで父は妥協していたようでした。 その伯母たちが帰って行ってから父が言ったのには、こういうときにはお金は出しても口を出すな、ということです。 その後、20年以上たって伯母も高齢になり、以前より穏やかになりました。足が悪い以外元気なのは母親似なのでしょう。多忙な息子に嫌われたくないので大人しくしてると言います。 「余計な口を出すと、ろくなことにならないしね」 時間が経つと色々と反省するようです。

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口を揃える

【漢字】口を揃える 【読み】くちをそろえる 【意味】誰もが同じ事を言う。 【例文1】口を揃えて彼女は優秀だと言う。 【例文2】皆が口を揃えて可愛いと言う。 【例文3】若い二人の結婚に口を揃えて反対する。 高校のときですが、同学年のほとんどの人が「可愛い」と口を揃えるほど、本当に可愛い女の子がいました。その女の子は今時の女の子といった感じで、多少は化粧もしていましたが、その女の子のすっぴんを見た人によると、すっぴんでも可愛かったとのことです。当時の私は「やはり可愛い子は化粧をしていたとしても、元々の顔が可愛いから化粧しても可愛いのだろう」と思っていました。 ですが最近はテレビや動画サイトなどで、化粧をする前とした後の顔を公開する人も出てきて、そのあまりの変わりように「化粧でここまで変わってしまうのか」と驚いてしまうことも多いです。化粧は大人の女性の嗜みとは言いますが、化粧も匙加減が難しいですね。特に目元をどうするかで、印象がかなり変わってくるのではないでしょうか。たとえばアイラインの引き方次第で、ツリ目にもタレ目にもできます。ツリ目かタレ目かで、その人の印象もだいぶ変わってくると思います。他にもチークを濃く塗りすぎると子どもっぽく見えてしまうとか、逆にチークの色が薄すぎると顔色が悪いように見えてしまうなど、化粧は緻密な作業だと考えさせられますね。 人の顔をここまで変えてしまう化粧というのは、本当に凄いものだと改めて感じさせられました。そう考えると、すっぴんでも可愛かったという高校のときの女の子は、本当に可愛い子だったんだろうなと思います。

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口を酸っぱくする

【漢字】口を酸っぱくする 【読み】くちをすっぱくする 【意味】何度も何度忠告する。 【例文1】口を酸っぱくして言ってるが、効果なし。 【例文2】口を酸っぱくして忠告する。 【例文3】忘れ物はないか口を酸っぱくする。 口が酸っぱくなるってどういうことってなりますよね。 意味は何度も何度も繰り返し意見するってことですが、あまりいいイメージを持つ言葉ではないです。 例えば、私の親は口を酸っぱく普通の人生が一番だみたいなことを言っていました。 世の中の子どもたちは親からいろんなことを口酸っぱく言われていると思いますが、これって一種の呪いだなと思っています。 親から子どもへの一方的な価値観の押し付けであり、あたかもそれが常識で正解なんですよってなりかねないんですよね。 常識なんてあるようでないし、常識が人を幸せにするかと言ったらそうじゃない場合が多かったりするんですよね。 それで、親から言われたことに苦しんでいる子っていうのは少なくないような気がします。 意外と親って適当なことを言ってたりするんですが、子どもは親を信じちゃうので辛くなってしまうんですよね。 出来れば、一方的な押し付けは止めた方がいいですよね。 親も意見はあると思いますが、その分子どもにも意見があるので「親の私はこういう考えを持っていますが、子どものあなたはどう思いますか」という対等なやり取りができるのがいいなと思います。 仕事で何度も同じミスをしてしまった際、相手が口を酸っぱくするほど注意してくるときもあるかもしれません。同じミスをどの程度したのかにもよりますが、おそらく何度も同じミスをしてしまうのにも、どこかに原因があると考えられます。 原因の1つとして考えられるのは、仕事の内容をきちんと理解できていないときです。きちんと理解していないと、たとえマニュアルがあったとしてもミスをしてしまう可能性が上がります。ただ仕事の内容を暗記しているだけでは駄目なのです。 たとえば仕事内容に『会社の入り口に飾ってある花に水をやる』というのがある場合、それはなぜでしょうか。こういうとき『水をやらないと花が枯れるから』という理由でも良いとは思うのですが、『お客様が来訪されたときに、入り口に綺麗な花があると喜ばれるから』といった理由があれば、花の水やりを忘れてしまう恐れも減ると思います。単純に『入り口にある花に水をやる』という仕事がある、と認識するのではなくて『お客様に喜んでもらうために、入り口にある花に水をやる』という仕事があると頭の中に入れておくのが良いのではないでしょうか。 このように仕事とは『そういう仕事がある』のではなく『この仕事にはどんな意味があるか』というのを頭に置いておくと、仕事をしていてもミスをする回数も減るでしょうし、もしミスをしたとしても、そのミスを自分でカバーできることだってありますよ。

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口が利く

【漢字】口が利く 【読み】くちがきく 【意味】口が達者である。 【例文1】父は交友関係が広く口が利く。 【例文2】彼女の口が利いて商談成立だ。 【例文3】営業職に就いて口が利く。 口が利くような人であれば、仕事をしていても取引先との商談をうまいこと成立させたり、社内においても部下や同僚はたまた上司が相手でも、円滑な人間関係を築ける可能性が高いように思われます。無論どんな人とも親しくなるというのは、人にだって好みがありますからさすがに無理でしょうが、できればあまり敵は作りたくないものですね。しかし口が利くような人なら、むやみやたらに敵を作るようなことも無いかもしれません。そんな人になれたら、仕事も楽しくなりそうですね。とはいえ、どうすればそんな人になれるのでしょうか。少し考えてみましょう。 元々の素養や育ってきた環境も関係するとは思いますが、おそらくは見えないところで本人も努力していると考えられます。なぜならいくら人柄や容姿が良くても、相手のことを知っておかないと話題作りが難しいためです。特に商談であれば、まずは取引先の会社がどのような商品を欲しているかや、商談に応じてくれる相手はどんな人なのかを、できるだけ事前に知っておいた方が商談も円滑に進むでしょう。取引先だって、自社のことをよく勉強してくれた人が営業に来てくれた方が嬉しいでしょうからね。 これは社内における人間関係でも、同じことが言えるのではないでしょうか。初対面の相手でもどんなものが好きかを聞いてみて、それをきちんと覚えておくことで、またいつかその人と会ったときの話題作りにも生かすことができます。口が利くような人は一見、立ち回りがうまいだけのように見えるかもしれませんが、このように努力をしている可能性だって充分にあり得ます。 体の部位が出てくる慣用句は多いですね。 首や口、手足など私が知っているだけでも数多くの言葉がありますね。 口が利くというのは、ものを言う、口が達者である幅をきかすという意味があります。 ただ単に喋るという意味だけではないですよね。 それだけ、社会生活の中で人と話したりコミュニケーションをとるというのは重要視されていることなんですよね。 幾らITが発達したとしても仕事というのは人対人の上で成り立つものなんですよね。 なので、いくら仕事だからと言って肩書やうわべだけの付き合いだけというのもいい仕事ができないようにも思います。 お店に行ったときに思うのですが、定員さんがマニュアルだからと喋っている言葉と意思疎通をしようと思って話しかけてくれる言葉はやっぱり違いますよね。 そういうちょっとしたことですが、人って気づきますよね。 そして、そのちょっとしたことでも大事にするお店っていうのが愛され続けるんだろうなと思います。 そもそも仕事というのはテクニックではどうにもならないと思うんです。 巷では、お客の集客テクニックとか商品を売り込むテクニック方法とかあるようですが、それって一時的には上手くいっても、上手くいかないような気がするんです。 テクニックよりもいかに自分が魅力的であるかというのが大事になってくるんですよね。 私も精進しようと思います。

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口も八丁手も八丁

【漢字】口も八丁手も八丁 【読み】くちもはっちょうてもはっちょう 【意味】手先も器用で口も達者で、なんでもこなす人。 【例文1】口も八丁手も八丁の業界でも噂のプロデューサー。 【例文2】彼女は口も八丁手も八丁で活動範囲が広い。 【例文3】口も八丁手も八丁の結婚詐欺師。 私の最初の就職先製薬会社にいわゆる口も八丁手も八丁の優れた先輩営業マンがいました。その方はとてもスーツ姿も似合うお洒落な人で口も立ちますが、自ら薬局に営業に行くと薬局の商品整理をしたり、倉庫整理をしたりしてまさにフル回転で口と手を使って働いていました。店主と話すときもハッキリした物言いで、強気の営業スタイルでした。見ている人は見ているものです。それは店主です。口も手も使って薬局の一店員になりすましてお店に貢献している。店主は感心していました。だれよりも大きな声を出してドンドン店の在庫を売りさばいていく姿、店主も先輩営業マンについていった自分も本当に感心していました。そんな先輩営業マンに店主も発注を当たり前のように出すのです。会社内ではダントツに売り上げ第一のできる営業マン先輩は仕事では口も八丁手も八丁手ですが、仕事が終わっても歓楽街で豪快に遊んで飲んでいました。私は圧倒されるばかり、飲み屋に行けばカウンターで今度はバーテンダーに早変わりしていました。その時も飲み屋にきたお客さんを話で和やかにして、皿洗いまでこなしていました。こんな先輩営業マンになりたいと思うのですが、圧倒されるばかりで、次第に自分は真似ができないと思うようになり営業の仕事を諦めました。

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口火を切る

【漢字】口火を切る 【読み】くちびをきる 【意味】最初に行動してきっかけを作る。 【例文1】先制点で流れをつくり、口火を切る。 【例文2】口火を切る4番バッター。 【例文3】主力を揃えて口火を切る。 野球でよく口火を切ると言う言葉を聞きます。まずは先頭打者もしくは1番バッターがヒットで口火を切ると後のバッターもランナーを進めたり、ホームランで一挙に点数をいれたりして、相手チームをリードする。野球は先頭打者1番バッターがまずは塁に出ることがチームを勢いづけることになります。口火を切るバッターはとても大事で塁に出るのが必須条件ですから、足の速い選手、ミートの上手い選手などが選ばれているようです。あのイチロー選手はマリナーズ当時は1番バッターでした。彼は足も速いし、ミートも上手いしいわゆるうってつけの口火を切るバッターです。イチロー選手が塁に出ることで後のバッターが勢いづきイチロー選手をホームに導く、ホームランバッターが野球では華やかに見えますが、このように口火を切るバッター、バントが上手いバッターそしてホームランバッターと野球はそれぞれの役割がとても大事なのです。イチロー選手は言っていました。ホームランを打とうと思えばもう少し打つことができると、彼は口火を切るアベレージヒッターで野球人としてあの大記録を打ち立てたのです。彼がホームランばかりを狙うバッターだったらこれだけの歴史に残る選手にはなれなかったのではないでしょうか。 会社で新しい企画を提案するとき、新しい顧客を開拓するときといった『新しいことを始めるとき』を楽しむ人もいることでしょう。ですが中には、新しいことを始めるのが怖いという人もいますね。そういった人たちは頭の中で「もし企画が通らなかったら」「もし顧客を獲得できなかったら」ということをまず想像して、悪い結果になるのを恐れているからだと考えられます。もちろん悪い方向になってしまう恐れがあることを考慮するのだって必要です。それは『慎重さ』として長所にもなり得ますし、元々人間の本能として危険を予測する能力が備わっていますから。ただそれはそうとして、新しいことを始めるのが怖い人たちにとって、口火を切るのはとても勇気がいることなのは確かでしょう。 もしできることなら、少しずつで良いので考え方を変えていってみませんか。たとえば「もし企画が通らなかったとしても、別に会社を辞めさせられるわけではない」ですとか「もし顧客が獲得できなくても、他の新規顧客を探せばいい」などです。しかし考え方を変えるのも相当の時間が必要ですし、それなりに努力も必要です。ですから気付いたときにでも、たとえ悪い結果になることを想像してしまったら「こんな結果になっても、全てが駄目になるわけではない」と考えてみてはどうでしょうか。ちょっとずつですが、変わっていけると思いますよ。

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口は災いの元

【漢字】口は災いの元 【読み】くちはわざわいのもと 【意味】不本意な発言は自分自身に災いをもたらす事となる。 【例文1】料理が得意だと言ったばかりに食べてみたいと言われ、口は禍の元だ。 【例文2】10年前の経験をさも出来るように自慢して口は災いの元だ。 【例文3】体重をごまかしたので初デートまでにダイエット。口は災いの元だ。 昔から口は災いの元と言われていますが、それを実感するケースは中々ありませんでしたが、先日口は災いの元を実感するような失敗をしました。 その失敗は高校生の子どもとの話ですが、テストの成績でクラス5位以内になったら新しいスマホを買ってあげると約束しました。 達成して欲しいものの無理だろうと思って約束しましたが、なんとクラスで2位になり約束を果たすことになりました。 嬉しい気持ちの反面、高額なスマホを買うことになってしまい辛い部分もありました。ただ、成績が良くなったので良しとしましたが、その後の展開が悪かったので後悔しました。 新しいスマホを持った子どもは、勉強をほとんどやらなくなってしまい直近のテストの成績がかなり悪くなりました。 やる気を出させるためとはいえ、その時だけしか成績が上がらなかったので、安易に口約束したことを失敗したなと思いました。 それ以降、口は災いの元と心に戒めて軽はずみな約束はせず、慎重な対応をするようになりました。 しかし、最近は自ら勉強に取り組んでいて、毎日勉強する時間も増えているので安心しています。 頑張っている姿を見ると、ついつい何かしてあげたくなりますが、何か買ってあげるなどの約束はしないようにしています。 よく政治家の失言・舌禍事件など言われるものがマスコミを通じて報じられます。 まさに口は禍の元という実例かのように一見すると思えてしまうニュースですね。 しかしそれらの発言の少なくない割合について、その政治家の発した言葉を切り貼りしたMAD編集によって 実際には言ってなかったり真逆の意味にされたりするケースが頻発しています。 真かには本当に言い訳も弁護もしようのないどうしようもない発言もあるのも事実でしょうが、 こういった編集が相当な頻度でなされる以上眉に唾を付けて受け止めるのが妥当です。 例えば最近の例では、選挙前に安倍首相が野党について 「選挙のためなら何でもする、こんな人たちに負けるわけには行かない」 という感じの言い回しだったのが報じるニュースのテロップでは 「安倍首相『選挙のためなら何でもする』」という感じに切り取られているわけです。 これでは安倍首相自身が選挙のためなら何でもするような人という意味になってしまっています。 まあ変な編集のされにくい言い回しや言葉選びが重要と言う意味では口は禍の元と言えるかもしれません。 我々が普段やらかしうるような、失言で人を傷つけたり怒らせたりするのとは別次元の話ではありますけどね。 「口は禍の元」の語源は、宋や元の時代の中国の書物「古今事文類聚(集)」です。 「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり」から前半部分を簡単にして、口は禍の元と短く表現するようになったようです。 「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉もありますが、大抵の人は多くを語らせればボロがでるウッカリ者です。 「黙秘権を行使します」や「記憶にありません」が連発されるのは、弁護士に言い含められた悪人の大きな特徴と言えるでしょう。 どれ程に怪しくても疑わしいだけでは罰せられないという何とも姑息な手段に思えますが効果はあります。 ただし法律上は逃れられても社会的信頼は著しく損なわれるので、とても薦められる手段ではありません。 「言わぬが花」も似たような言葉に思われますが、こちらは「言及しないほうが趣きがある」という意味で少し違います。 あけすけな物言いは、知らぬ間に不興を買っていることがあります。 時には何気ない一言が刃となって心に深い傷を残すことすらあるのです。 世の中は、斬りつけられても平気の平左で済ませてくれる度量の大きい人ばかりではありません。 カチンとくる一言がどのような禍の元になるかも知れないのです。 日々何気なく使われる言葉ですが、相手の心にまで届いてしまう言葉の使用には十分な吟味が必要と言えるでしょう。

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くちばしを入れる

【漢字】くちばしを入れる 【読み】くちばしをいれる 【意味】人が話をしている最中でも割り込んでくる。 【例文1】何かとくちばしを入れてくる奴が面倒臭い。 【例文2】義母が子育てにくちばしを入れる。 【例文3】他人の教育にくちばしを入れる。 たとえ自分自身に関係ない話であっても、つい気になってくちばしを入れてしまう、という人はいませんか。『くちばしを入れる』とは、横から口出しするという意味ですが、何でもかんでも横から口出しする必要は無いと考えられます。なぜなら自分以外のことに目を配りすぎていたら、ストレスが溜まってしまうからです。 ストレス社会といわれる現代で、一体何がストレスかというと色々考えられますが、その中でも大きな割合を占めるのが『人間同士の繋がり』ではないでしょうか。たとえば会社を辞める理由としてよく挙げられるのが『人間関係』ですね。特に最近はSNSの発達により、自分がどこにいようが他人と連絡がとれる社会になってしまいました。確かにどこにいても連絡がとれるのは便利ですが、裏を返せばどこにいても他人から離れることができないと言えます。人間はずっと一人きりでいるのもストレスになる生き物ですが、かといってずっと誰かといるのもストレスになる生き物なのです。適度に人と離れる時間を作った方が健全な生活を送れます。

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くちばしが黄色い

【漢字】くちばしが黄色い 【読み】くちばしがきいろい 【意味】ヒナのくちばしが黄色いことから、年が若く未熟者である。 【例文1】くちばしが黄色いくせに生意気なことを言う奴だ。 【例文2】くちばしが黄色いうちはまだ一人では任せられない。 【例文3】くちばしが黄色い半人前。 未熟であったり、世慣れしていないことを表す言葉です。 ひな鳥のくちばしが黄色いところからこの言葉の意味になりました。 類語例として、「青臭い」(あおくさい)や「青二才」(あおにさい)、そして、「尻が青い」(しりがあおい)がります。 使用例は年長者が若者にたいして言う時に「くちばしが黄色いやつが何言ってんだ」と一喝します。 私の周りにもくちばしが黄色い人がいます。経験も少ないのに口だけは達者で、意見してきます。そんな時は黙って好きなようにさせています。案の定失敗するのです。ざまあみろと言わんばかりに、ほらねと言ってやります。 色に関してはずる賢い意味の「腹が黒い」(はらがくろい)、入り乱れるや混乱するという意味の「白黒になる」(しろくろになる)、男性の中に女性が一人だけ存在している意味の「紅一点」(こういってん)等があります。他にも色が入った慣用句がありますが、色が持つイメージや影響力は計り知れないですね。 多くの人が子供の頃に学校の先生から「勉強しなさい」と言われた経験があるのではないでしょうか。確かにそれは事実だと思います。というのも、大人になってしまうと勉強をする時間が無くなってしまうからです。勉強する時間がなくなってしまうと、自分の考え方や生き方について学べる機会まで少なくなってしまうかもしれません。 もしも高校生であれば、学校で行われる授業をきちんと聞いているだけでも充分でしょう。また大学生の場合は、まずは自分が興味のある学問を学ぶのが良いでしょう。更に言うなれば、経営学や法学と言った実学ではなく、たとえば哲学や心理学といった、社会生活においてあまり使わない学問を学ぶのがおすすめです。なぜならこういう学問は、自身の考え方や生き方について学べる分野であるにも関わらず、学生のときくらいしか勉強できる機会がないためです。逆に経営学や法学は、社会に出てから仕事のために勉強することもありますね。 このようにくちばしが黄色いに勉強をしておくのは、これからの長い人生の中を豊かにしてくれます。そのため学校での勉強は大事だと言えるでしょう。ですがもちろん、大人になってからだって勉強することは大事でしょうから、生涯勉強は大事だと言えるかもしれません。

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口にする

【漢字】口にする 【読み】くちにする 【意味】言葉に出して言う。 【例文1】奴の名前を口にするのも嫌だ。 【例文2】思った事をすぐ口にする。 【例文3】感謝の言葉を口にする。 「口にする」とは食べ物を口にする意味で使われたり、悪口を口にするなど他者に向けて嫌悪感を抱く際に示されることもあります。私はこの言葉について、悪口を口にするなどの意味の方が重要だと考えています。 私が今まで知り合った方で、何でも口にする方がいましたね。そのほとんどが悪口で嫌悪感を抱いた記憶があります。どんなに小さなことでも直ぐに言葉にする様は、ある種の恐怖さえ感じました。 その方は人間関係でも上手く行かず、生き方も何だか窮屈そうです。言葉の力は絶大で、表面的なことをいちいち指摘すると疲れてしまうし、楽しいものではありません。他者の良い所を口にするのだったら理解できますが、すべてがマイナスとなる悪口だったらそう感じるのもおかしくないですよ。 言いたいことを心の中で押し殺すのも体に悪いですが、何でも口にしていしまうことも他者にストレスを与える原因となります。人間関係も上手く行きませんし、自分の人生も有意義に過ごすことができないでしょう。 やはり何でも適度にバランスを考えて言葉を口にすることが大切だと思います。何でも口にすることは、それだけ口論の種をまくことに繋がるからで、気をつけたいといつも考えています。

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口に合う

【漢字】口に合う 【読み】くちにあう 【意味】食べ物の好みが合う。 【例文1】お口に合うかわかりませんが、どうぞ召し上がって下さい。 【例文2】この料理はお口に合いましたか? 【例文3】外国の料理は口に合わない。 「口に合う」とは、食べ物の味が好みの場合に使用される言葉です。レストランのオーナーがお客に対して料理の味を確かめる時に「お口に合いましたか」と発言するシーンを映画で見たことがあります。 この言葉は、食べ物の好みを示す以外にも通じるのではないでしょうか。例えば人間関係でも「あの人のやり方は、私には口に合わない」など冗談まじりで使用したり、「このゲームは口に合わない」といった食べ物以外の物の趣向を表す言葉としても意味が通じます。 その人の趣味嗜好を聞く時に便利な言葉で、例え意味合いが違うシチュエーションでも意味が通じる珍しい言葉でもあると思います。人間関係でも人を食べて味を確かめる訳ではありませんし、口に合う合わないという趣向をシンプルに表現している印象を受けますね。 自分のやり方や哲学と合致することも「口に合う」を使用するとしっくりきます。人間関係で直接相手に「好き」や「嫌い」と言うよりも、「口に合いません」と発言すれば上品で嫌味を感じません。ですから人間関係を壊したくない方は、上手く使いこなせば様々なシチュエーションで使える便利な言葉だと思います。

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口車に乗る

【漢字】口車に乗る 【読み】くちぐるまにのる 【意味】口先だけの言葉に騙される。 【例文1】訪問販売の口車には乗らない。 【例文2】自分は大丈夫だと思っている人が口車に乗る。 【例文3】儲け話の口車に乗る。 今までの人生で『口車に乗る』経験をしたのは2回あります。1回目は30歳の時にニッセイの保険外交員によってです。当時の私は保険には何の興味も示さず、保険関係の契約には一切加入していませんでした。 しかし当時の私の職場に頻繁に訪問してくる女性外交員の方がいて、事務所内の職員に片っ端から声を掛けていました。そしてある程度仲の良くなった者に保険の説明を始め、美辞麗句を並べては保険のシステムを誇張し、契約を迫るというやり方でした。私にもその矛先が来て、その半ば強引なやり口に根負けしてしまい、貯蓄型の個人年金保険に加入してしまいました。 2回目はつい最近の事で、ネットビジネスの勧誘に乗せられてしまいました。ある副業サイトで何か固定の仕事を探していた際に、コツコツやれる仕事という文句に惹かれて応募してみたら、よく分からない内にラインに誘導され、そして考える間も与えられず説明会に行く羽目になってしまいました。 その説明会では、そのネットビジネスで一定の成功を収めたと思われる女性が、そのシステムの説明をしていました。この時も早口で儲けのからくりの仕組みをいかにも画期的なシステムとばかりにまくし立てていました。そして考える余裕すら与えられず出資金19万円を払う羽目になってしまいました。今思えば相手を唆してねずみ講の上に上っていくだけの類いのものでした。 私のこの二件の体験談からも明らかな様に、相手の『口車に乗る』場合というのは、相手が非常に口が達者で考える暇も与えさせず、かつ、自分がその分野に多少の興味を示しつつも知識が乏しい場合に起こる傾向が強いと言えるでしょう。

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口が悪い

【漢字】口が悪い 【読み】くちがわるい 【意味】言葉使いが悪い。 【例文1】育ちが悪く口も悪い。 【例文2】口が悪いと注意する。 【例文3】口が悪いのが難点だ。 生まれ育った環境による影響は大きいものです。 私はどちらかというと口が悪い親に育てられたので、以前はそれが外でも出てしまうことがあります。 地方に住んでいることもあり、方言自体もけっこう口が悪いように聞こえてしまうのも原因です。 私は地元以外の人たちと話す機会が多くあり、徐々に口が悪い言葉を直していくようにしました。 しばらく地元を離れていて、久し振りに帰ってきた時に感じたことが、地元は口が悪い人が多いということでした。 本人たちは昔から慣れ親しんだ方言ですし、特に悪気があって言っているわけではないのだと思います。 しかし、久し振りにその言葉を聞いた私は、なんて口が悪いのだろうと思ってしまいました。 今でも特に年配の方々の言葉を聞くと、口が悪いと思ってしまいます。 いつも標準語ばかりだとよそよそしく感じてしまいますが、それでもやはり相手に不快な思いをさせるような言葉使いには気をつけたいものです。 口が悪い言葉で話している人を見かけると、それだけでその人のイメージが悪くなってしまいます。 うちの家系は、祖母をはじめとして父も母も口が悪いほうなのですが、本当は心の中では相手を心配しているのに、うまい表現の仕方がわからずついキツイ口調になってしまうのです。 私も子供のころから愛情は感じていたものの、厳しい口調にずいぶん傷つけられました。 何か失敗をすると、「こんなのも出来ないのか、アホ!」とか、いじめに悩み不登校気味になると「お前は弱虫だからどこへ行ってもダメだろうな」などと両親から責められました。 両親も本当に私のことが憎くてそのような言い方をしたわけではなく、私の気持ちを奮い立たせるために励ましの意味で言ったのだと思うのですが、当時小学生だった私にとってはなかなかダメージの大きいものでした。 そのような言葉を言われ、家庭にも逃げ場がないと思った私は仕方なく学校へ行き、おかげさまで不登校にならず済みましたが、けっこう厳しいものでありました。 現在では、いじめから逃げるのも許される時代になったけれど、昔はいじめられても逃げ場がなかったように思います。 それから、祖母も口が悪く、「うちの孫は本当に何もできない」と近所の人や親戚の前で孫たちをけなす癖がありました。 祖母曰く「自分の孫を人様の前で褒めるなんて格好悪い。嘘でもけなすのが礼儀だ」といって、いつも私たち孫をけなし続けました。 祖母も両親も口は悪くても愛情は伝わっていたため、グレルことはありませんでしたが、おかげで私自身も口が悪く誤解をされることがあるので、日々気を付けています。 あなたの周りにも口が悪い人がいませんか? あの人は口は悪いのだけれども根はいい人、というような表現もありますね。実際、素直な気持ちを表現することができなくてついつい汚い言葉を使ってしまうこともあります。 ですが、長い間ずっと口が悪い状態を続けていると、心のほうまで悪く黒くなってしまうのです。 名は体を表すと言います。言葉は人を作ると言います。人間という生き物は言葉を操って生きる唯一の生き物です。毎日使っている言葉そのものが、その人の人生だと言うこともできるでしょう。口が悪い人は悪い言葉を使ってしか表現できない人生を送っているということになるのです。 口が悪い人は、その場にいない人のことを好き勝手に悪しざまに言う傾向があります。聞いているこちらとしては時に溜飲を下げたり、共感してしまうこともあるのですが、どこか罪悪感のようなものも感じてしまいます。そして、そのように人を悪く言う人は、あなたがいない時にはあなたのことを悪く言っているものなのです。口が悪い人は心も悪い傾向にあります。全ての人に当てはまることではありませんが、口の悪い人と付き合う時は気を付けるようにしましょう。 また、口の悪さには伝染性があります。長い間一緒にいることでうつってしまうのです。やはり、口が悪い人とは付き合い方を考えたほうがよさそうですね。

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口から先に生まれる

【漢字】口から先に生まれる 【読み】くちからさきにうまれる 【意味】おしゃべりな人に言う言葉。 【例文1】ペラペラとよく喋って、口から先に生まれたようだ。 【例文2】口から先に生まれたようで口が達者だ。 【例文3】さんまさんは口から先に生まれたようだ。 「口から先に生まれる」という慣用句は、口数の多い人やよく喋る人、言葉の達者な人に対してよく使われる言葉です。しかし本当の意味は「口が達者な人や口数が多い人のことをあざけって言う言葉」なのです。あれっ?と思った方も居るのではないでしょうか。そう、この言葉はただ言葉が達者なことを表すだけではなく、相手をけなしたりからかったりする意味が含まれているのです。ですので、「あの人は口から先に生まれたような人だ」と言った場合、「あの人は口ばかり達者でやかましい」などの意味になってしまうのです。 ウェブでこの慣用句の例文を引いてみると、芸人さんのしゃべりが上手なことを形容することに使われていたり、ビジネスシーンでスピーチやプレゼンテーションの能力を上達させるための方法を紹介する時に使われていたり、社交性のある外国人を指して「口から先に生まれたような…」と称していたりと、ポジティブな意味で使われているものが散見されました。さらには、しゃべりが達者なことを表す言葉だと知らず単純に逆子として生まれてきたことだと思っていた、というようなものまでありました! 言葉や言葉の意味は時代によって移り変わっていくものですが、「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざからも分かるように、元々多弁であることはよろしくないこととされていたことを忘れずに、ことわざを大切にしていきたいものですね。

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口が減らない

【漢字】口が減らない 【読み】くちがへらない 【意味】理屈を並べては言い返す者。 【例文1】まったくいつまで経っても口が減らない奴だ。 【例文2】自分の都合に合わせて口が減らない。 【例文3】大人になっても口が減らない。 世の中には口が減らない人がいるものです。 減らず口を叩くとも言いますが、私はどちらも使っています。 私もどちらかというと話す方なので、もしかしたらこう思われているのかもしれません。 確かに以前、「口の減らない奴だな」と言われたことがありました。 相手が苦笑気味でもそのような減らず口の私をし方がないと受け入れてくれる人は肝要です。 その多くの人が私よりの年上の方ばかりです。 確かに自分よりも年が下の人に口が減らない人とは思っていても、言えないと思います。 その為、年齢が近い人や年下の人からは、違った反応を受けることがあります。 場合によっては今後一切無駄口を叩けないような状況になったこともありました。 それ以来、私は自分の言動に気をつけるようになりました。 とは言え、もともと話好きの私なので、自分の意見を言えない環境には耐えられません。 それがいつしか日記となり、ブログなどで自分の言葉を発信するようになっていきました。 口が減らないことを指摘されたら、やはり何らかの改善はして行ったほうが良いように思います。 口は災いのもとになることもありますし、言わないで良いこともたくさんあります。 私はよく一言多いと言われてきたので、気をつけるようにして、それを別の形として表現していきたいと思っています。 何かの議論になった時、もしくは誰かと揉めた時に一方が屁理屈の限りを尽くしどうにか劣勢を無理やりにでも逃れようとする、いわば無駄なあがきを延々繰り返す様にやられているもう一方が堪らず根負けしそうになった場合に浴びせたくなる切り返し言葉。何処をどう解釈しても褒め言葉にはならない、皮肉の為の用語。この手の言葉を言われる人には基本弁の立つ方が多くみられ、口論では中々歯が立たないある意味話術の達人。明らかに自分の方が分が悪いと判っていてもどうにか言い訳をして、あわよくば五分以上に劣勢を押し戻したい虫の良い了見に全力で取り組んだ結果、話の辻褄が合わなくなってもお構いなしに自己主張を押し通されるので聞かされる方は段々平常心をかき乱される事も多々ありいつの間にか相手の術中に乗せられて、終いには口論自体が馬鹿馬鹿しくなってくるが、だからといってみすみす見逃すのも癪に障るのでせめて一矢報いる方法が「口が減らない」奴と言ってやりたい所。昔誰かが「口が減ったらメシが食えん」と更に憎まれ口を述べていたのを今も憶えています。とにかく口が減らない人にまともな議論は通用しないので(そういう場合が多い)いかにこちらの主導権の下で話を進められるかが肝心になって来ます。全てに於いてではないにせよ思わぬ切り口から光明を見出そうと躍起になった時の一心は相当なものなのですから、心して対峙しないと逆にやり込められてしまうでしょう。

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口が滑る

【漢字】口が滑る 【読み】くちがすべる 【意味】喋らなくていい事まで他人に漏らす。 【例文1】うっかり口が滑る。 【例文2】口が滑って険悪なムードが漂う。 【例文3】酒に酔って口が滑る。 新卒で就職活動をしていた頃の話です。大学で就活面接用の自己PRを用意したり、各企業の研究などをしていました。面接の練習もしたりして、イメージトレーニングは完璧でした。 しかし、実際面接に進んだ時に、周りの就活生が自分よりもっと内容の濃い話や、説得力のある話をしていることに焦りを感じる場面が多々ありました。ただ、用意しておいた内容以外に発言する言葉が思い浮かばず、結局当たり障りのない話しかできずじまいでした。 でもある面接の時に、何を思ったのか用意している内容以外のことを発言したことがありました。不動産の企業の面接で、「なぜ不動産業界に興味を持ったのですか?」という類の質問があり、用意していたのは「幼少期から父と住宅展示場に行くことが大好きで、子ども頃から家を見ることが好きでした。今も住宅系のチラシを見るとワクワクするからです」というものでした。なのに「正直特に興味はありません」と口を滑らせてしまいました。周りの饒舌で臨機応変に対応できる就活生と自分を比較して自暴自棄になっていたのか、けだるそうにこう応えてしまいました。発言した後にはっと思い直しフォローするように言葉を付け加えましたが、時すでに遅しでもちろん選考にも落ちました。自業自得ですが、口を滑らせたことを今でも失敗談として忘れられないです。

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口が軽い

【漢字】口が軽い 【読み】くちがかるい 【意味】何でもかんでも人にしゃべってしまう人。 【例文1】あの人は口が軽いから、大事なことはしゃべらない方がいいよ。 【例文2】口が軽い者同士集まるから井戸端会議が長くなる。 【例文3】スキャンダルネタほど口が軽い。 私は数年前にスーパーで働いていましたが、その職場にいるパートタイムのおばちゃんたちの口の軽さに驚きました。 おばちゃん同士の会話で「絶対に内緒だよ」と発言したのにも関わらず、内緒だよと発言したおばちゃんが帰るとすぐに「あの人はね」と直ぐに私に言ってきたのです。一度だけでなく、毎日のように私を含めた従業員に世間話のように、人様の家庭環境や悩み事をバラしていたので、口がとても軽いと思いました。 「口は災いの元」という言葉があるように、たった一言の噂話で人間関係が崩れることもありえない話ではありません。しかも普段仲が良さそうな方に限って、そういったことが起こります。何でも言い合える友人関係でも、親しい中に礼儀ありなので、簡単には悪口や噂話を言えないはずなのです。 職場のおばちゃんたち以外でも、仲良くなった常連のお客さんたちも「こんなことを私に教えて良いのかな」と考えてしまうほど、いろいろな噂話を教えてくれました。中には、従業員との不倫など耳を塞ぎたくなるような話まであり、これまた「口が軽い」です。 私が社会に出て感じたことが、ある程度言いたいことも我慢することが時に大切だということです。円滑に仕事を進めたい時や良い人間関係を築いていくためには、口が軽くてはいけません。

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口が堅い

【漢字】口が堅い 【読み】くちがかたい 【意味】言ってはならない事や秘め事を他言しない人。 【例文1】彼女は口が堅いから信用できる。 【例文2】守秘義務があって口が堅い。 【例文3】弁護士は口が堅い。 口が堅いとは秘密事を外部に漏らさないという意味です。 テレビを見ていると「医者や弁護士には守秘義務があります。」と言いながらもお金を積まれると迷うが、たまにしゃべっているシーンがあります。テレビでの世界ですが、原作にしろ、火のないところに煙は立たないと思います。すべての人がそうでないと信じたいところですが、やはりそういうお堅い職業の者でも少なからず、あると思っています。これまでの人生の中で、さまざまな人と関わってきました。しかし、口が堅いなと思えた人は、これまでに一人くらいです。たいていの人は前置きで「これは誰にでも言っていない事だから他言しないように」といってもどこからかバレルものです。 実際信じがたい話を聞くことだって発信源が必ずいるわけですから、口が堅いひとって少ないですよね。芸能人スキャンダルだってそうじゃないですか。一般人と芸能人の一夜限りの行動なんて本人は舞い上がって黙っていれるわけがありません。私だって仲が良い友達に言うかもしれません。どんな状況にしろ、口が堅くて信じられるのは家族だけです。

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口が重い

【漢字】口が重い 【読み】くちがおもい 【意味】人前では言いにくいこと。 【例文1】容疑者が徐々に重い口を開き始めた。 【例文2】その話題になると口が重い。 【例文3】不祥事を起こし口が重い。 言い難い事柄を無理を押して言おうとすると、異常なほどに口が重くなるのを感じることがあります。 呼吸することすら難しくなり、喉が締め付けられて最初の一言目すら上手く出てきません。 心どころか体までがしゃべる事を拒否しているかのごとき現象が起きます。 この状態で無理矢理に言葉を紡ぎだそうとしても筋道の立った説明など出来るはずもなく聞き手さらなる不快感を与えることになるでしょう。 相手の不幸を思いやってのことならば、発言内容を前もって吟味して無用に感情を荒立てないよう注意します。 しかし結局は事実を正確に伝えることは定められているので、諦めて無情な伝達役を果たすのも一つの選択肢です。 自分の都合で口が重いだけならば、それは全くの自己保身による我侭な感情なので斟酌する余地がないです。 タイミングを見計らってなどと先延ばしにしても逃れることなど出来るはずも無く、その不実さがさらに相手の怒りを買いかねません。 話を切り出す前に相手に尋ねられ、しどろもどろに言い訳を繰り広げるような無様を晒したら最悪です。 自分から話を切り出すことで、ある程度想定どおりに釈明することが出来る可能性も残されています。 面倒ごとも借金のように利子がつきそうなので、早めに解決してしまうのが得策ですし気が楽になれます。 口が重い人、今の時代にはそれくらいでちょうど良いのではないかと思います。無口な人、自分からはあまり話そうとしない人のこと口が重いという風にいいますね。私は逆に口が軽い人、必要以上にペラペラと話す、そしてそのどうでも良い話が以上に長い人の方が苦手です。そういう人はどんな話をしていても自分の話にすり替えて、自分の事ばっかりしゃべりますからね。一緒にお話ししていてもこっちのストレスがたまるだけでちっとも楽しくありません。皆さんの周囲にも必ず一人はいるのではないでしょうか? 口が重い人は取っつきにくい印象がありますが、最初人見知りしているだけかもしれません。何かの会話が突破口になって慣れてくると、実はこの人面白い人だったんだと思うこともあります。 そして口が重い人でも軽い人でも言ってはいけないことがあります。それは自分で確かめてもいない根拠のないことを言い広めることです。人はうわさ話やゴシップが大好きですからね。その話しが刺激的でびっくりするような話ならなおさら、面白おかしく人に伝えたくなります。 私は先日ある先生のうわさ話を聞いたのですが人に話しませんでした。「流言は知者に止まる」その日の日めくりカレンダーにはそう書いてありました。これからは口を重くして流言ストッパーになろうと思います。

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口がうまい

【漢字】口がうまい 【読み】くちがうまい 【意味】相手を喜ばせるのが上手。話しが上手。 【例文1】彼女は口がうまく、保険の契約がポンポン取れる。 【例文2】友人は口がうまく、次から次に彼女が出来る。 【例文3】お世辞でも口がうまい。 口がうまい男っていますよね。 お世辞がうまかったり、トラブルもうまく回避できたり、口がうまい男は女性からも好かれる傾向にあるんです。 口がうまいということは、会話の中で相手を気持ちよくさせるのがうまいということです。 褒められたり、会話をうまく乗せられたりして気分の悪い人なんていませんよね。 でも、口がうまい人には落とし穴があるので注意しなくてはいけません。 それは口がうまい人=調子がいい、ということです。 口がうまい人の特徴は、自分に有利な情報しか相手に与えないということです。 ちょっと気まずい雰囲気や、自分のミスや短所を責められてもそれをうまくごまかせるのが口がうまい人です。 相手を丸めこむことに長けているので、自分の知らず知らずのうちに許してしまったり、話題をそらされてしまう場合があります。 実は、簡単に口がうまい人と会話が面白い人とを区別する方法があります。 それは自分の非に対して素直に謝ることができる人かどうかです。 仕事でミスがあったとき、約束に遅れたとき、ちょっとした場面で言い訳などせずに素直に謝罪の言葉が出てくる人は口がうまいだけの男ではないので、 安心して付き合っていけるでしょう。皆さんも、口のうまい男には用心してくださいね。 口がうまいとは、「話し方が巧みであることまた、口先で人を丸め込むのが上手いこと。」を意味します。 みなさんの周りにもこの人、口がうまいなーと思う人っていらっしゃいますよね? 営業職の方は特に返事する間も無くマシンガントークでお客さんを丸め込んでいて、口がうまい方が多いですよね。 会話はコミュニケーションの一つですので、口がうまい人と話してると楽しくなって聞いている内に、結局騙されてしまったなんて人もいるかと思います。 私も過去に仕事を教えてくれた人が口がうまい人でした。教えてもらいながらも、たまに楽しい話を挟んできたりして、おもしろい人でよかったなーと思っていましたが、結局はその人の調子のいいように丸め込まれていただけだったという経験があります。 その人に教えてもらったことを違う人に話したら、「それ違うよ。」と言われたことで発覚しました。 特に自分が未熟だと口がうまい人のことを何も疑わずに信じてしまいがちになりますよね。 口がうまい人にも良い人はもちろんいると思いますが、 それを良いことに平気で嘘をつく人もたくさんいます。 口がうまい人はみんなが悪い人ではありませんが、騙されないように口がうまい人と話す機会があったら、しっかり考えながら慎重に会話することが大事ですね。

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口裏を合わせる

【漢字】口裏を合わせる 【読み】くちうらをあわせる 【意味】矛盾が生じないように前もって話しの内容を合わせておく秘策。 【例文1】部活を休みたいので部員と口裏を合わせる。 【例文2】明日は会社の接待だと同僚と口裏を合わせる。 【例文3】口裏を合わせておかないと、バレた時大変な目に遭う。 口裏を合わせるとは、「あらかじめ相談しておいて、話の食い違いが起こらないようにすること。表向きで話す内容を一致させること。」を意味します。 相手に推測されないようにする時に口裏を合わせたりしますよね。もしかしたら誰しも経験あるかもしれません。 例えば、「事故を起こしてしまったが、運転手と同乗者で口裏を合わせてバレないようにした。」などと言った悪いことの時に使うイメージがあります。 他にも「体育祭のときに好きな人に告白したいから友達とあらかじめ口裏を合わせておいて、二人っきりにしてもらうようにした。」などと、相手のことを思って口裏を合わせる場合だってあるわけですからね。 私も昔、勝手に買ってきた自転車を妹と口裏を合わせて、旦那には友達にもらったことにしたり、ペットショップから連れてきた犬を、親に見られたら何言われるかわからないので、旦那と口裏を合わせて友達から引き取ったことにしたりなど、結構口裏を合わせることは多いです。よろしくないですが。 このように、使い方によりますが、必ずしもズルイわけではありません。しかし、悪いことのために口裏を合わせるようなことはしない方が自分のためですので注意しましょう。

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管を巻く

【漢字】管を巻く 【読み】くだをまく 【意味】酒に酔って不満や同じ事をいつまでもくどくど言う。 【例文1】酒を飲むと上司の不満をいつまでも管を巻く。 【例文2】管を巻く者に付き合う。 【例文3】管を巻く人にはハイハイとあしらう。 管を巻くとは酒に酔った者が不満を漏らすことです。 普段おとなしい10年の付き合いの友人がいます。この友人お酒を飲むと仕事先の上司の不満を永遠と語ります。上司に言えない事をダラダラと酔っぱらった勢いで言うのでしょうね。他のお客さんを見ても同じように酔っぱらっている人やさんざん管を巻いた揚句、寝込んでいる人も見てきました。 私はお酒にとても弱いので、一杯酒を飲んだだけで顔が真っ赤になり身体中がほてってきます。 酔っぱらって他人に絡んでくることはありませんが、私にだって話したい事や意見はあります。一度意見したら大きな声を張りあげて周りのお客さんが一斉にこちらを見ました。即座に友人をなだめ落ち着かせました。それ以来友人の愚痴にはそうだね~と軽くあしらっています。どうせ翌日には覚えていないんだから。 ある意味記憶がなくなるまでストレス発散できるって事が羨ましいです。私のストレス発散法はヒトカラです。誰に何も気兼ねする事なく大声で歌います。 「管を巻く(くだをまく)」の意味は主に酒に酔った時にわけのわからないことや とりとめのないことをぐだぐだと言うことです。 飲み会など誰かとお酒を飲む機会で管を巻いている人をよく見かけますね。 また自分自身も酔っ払うと、どうてもいいことをつらつらと話してしまう… 酔っているから止められないし聞いている人に申し訳ないと思っている方もいらっしゃるかと思います。 私自身もアルコールが入ってしまうとついつい管を蒔いてしまいます。 普段から口が上手な方ではないので色々と思っていることを溜め込んでしまうせいもあるのか お酒に酔ってしまうと、言ってもどうにもならない不満をつらつらと…。 聞いている方も半ば呆れてしまいますよね。 そもそもなぜこのような言動を「管を巻く」というのでしょうか。 管とは機織りをする時に用いられる軸のことですが、糸を巻くために管を糸繰車に通すと 鈍い音と共に繰り返し糸が巻かれていきます。 その様子が酔っ払いがだらだらと不満をもらす姿に重ねられ、そのような人を「管を巻く」というようになりました。 いつこの言葉が生まれたのかはわかりませんが、機織りが由来しているということは、もしかしたら古くから言われている言葉なのかもしれませんね。 それにしても管を巻く様子に例えられるというのは滑稽で少し恥ずかしいものです。 お酒を飲むときは「管を巻く」のもほどほどにしたいものですね。

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草葉の陰

【漢字】草葉の陰 【読み】くさばのかげ 【意味】墓や死などの直接的な言い方を避けて、大切な人をあの世から見ているという意味。 【例文1】草葉の陰から見守ってくれるでしょう。 【例文2】亡き祖父母が草葉の陰から見守ってくれると思う。 【例文3】草葉の陰の声がした。 草葉の陰とは亡くなった人が天国から見ているという意味です。 私の父は20年前に亡くなりました。 長男が生後1ヶ月になる頃でした。父の生まれ変わりだと思っています。 私の事ももちろんですが、生まれたばかりの長男を見つめてあやしながら可愛がってくれていたのを今でもはっきり覚えています。 今まで風邪を引く程度で大きな怪我や病気はありませんが、一歩手前までの危険な状態は幾度かありました。長男が夕方勤務を終えバイク事故に遭ったと救急隊から連絡があった時は心臓が飛び出るくらいびっくりしましたが、相手方の左右確認不足で息子に過失は無し。バイクごと倒れましたが、かすり傷と左肩負傷で不幸中の幸いでした。検査入院も含め5日間の入院で済みました。退院後は勤務後、週3日整骨院に完全に完治するまで5ヶ月通いました。 免許を取って初めての雪道運転ではスリップして路肩の草に突っ込み本人もバイクも無傷で済みました。 間違いなく亡き父が草葉の陰から両親が見守ってくれていると思います。 お父さんありがとう。これからも家族のことを天国から見守っていてね。

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草の根を分けて捜す

【漢字】草の根を分けて捜す 【読み】くさのねをわけてさがす 【意味】隅から隅まで徹底的に探す。 【例文1】大事な指輪を落として、草の根を分けて捜す。 【例文2】ひったくり犯を草の根を分けて捜す。 【例文3】生き別れの姉妹を草の根を分けて捜す。 先日近所で開催されたお祭りがあり、大勢の人が来場して賑わいました。そのお祭りは、市民公園で毎年開催され規模はそこそこ大きいお祭りです。 中学3年生になる子どもは友達と一緒にそのお祭りに行きました。徒歩で向かうと15分位かかるので自転車で向かい、私も下の娘を連れて後からお祭りに行くことになりました。 自宅を出発しようとしたら、上の娘が携帯電話を忘れていることに気がつき、行くついでに届けることになり、お祭り会場に向かいました。到着すると凄い人の数で、娘の居場所が全くわからず、お祭りを見るよりも娘を探すことに集中していて、草の根を分けて捜す位会場内を回りました。 ようやく上の娘が見つかり携帯電話を渡し、下の娘と屋台で買って食べたり、スーパーボールすくいをしたりして楽しみました。日も暮れて暗くなりお祭りも終わったので、みんな帰り始め私達も帰る為駐輪場に向かうと、上の娘と友達が下を見ながら歩いていました。 自転車の鍵を無くしたとのことで、2人で捜していて私達も一緒に捜すことになり、暗い公園内を歩きながら正に、草の根を分けて捜す状態でした。しばらく捜すと、芝生の所に光る物を見つけ、一件落着となりました。 自転車の鍵は小さいので、キーホルダーを付けていても捜すのは大変だけに、良く見つかったなと思います。

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腐っても鯛

【漢字】腐っても鯛 【読み】くさってもたい 【意味】鯛は祝い事に食べる高級な魚で、腐っても値打ちがあるというたとえから、本来高級品や優れた人は、年数が経ってもそれなりの値打ちがある。直接人には言えない褒め言葉。 【例文1】彼女は専業主婦になる前はパティシエだった。お店が忙しく手伝ってもらったが、手際がよく腐っても鯛だった。 【例文2】マラソン界から退いたものの、コーチとして腐っても鯛だと自負する。 【例文3】前職を手伝い、役に立てて腐っても鯛だ。 腐っても鯛という言葉は一見しただけだとけなしている様に思える言葉になります。これは腐ってもと言う言葉がポイントになっていて、基本的に食材などは腐ってしまうと価値がなくなってしまいます。なので腐っても鯛と言う言葉も悪い言葉の様に思う方は多いのですが、元々は人や物などを褒める言葉になっていました。 そもそも鯛と言うのは高級魚になりますので、おいそれと購入できる魚ではありませんし、メデタイと言う事から縁起の良い魚として祝いの席などで使われていました。したがって非常に格の高い魚であり、その事から例え腐ってしまっても鯛は良いものであると言う言葉が生まれました。 この様に元々は価値の高い物は劣化しても価値があるものと言う意味になり、似たような言葉としては痩せても枯れても武士は武士と言う言葉があります。この場合も武士は痩せ衰えたりしても武士としての気概などは持ち続けていると言う意味になり腐っても鯛とほぼ同じ意味になります。 ただ、この言葉を人に向けて使う場合には注意が必要です。例えば引退したプロ野球選手が草野球で活躍した場合などに、腐ってもプロ野球選手などと言ってしまった場合には大変失礼な言葉になってしまいます。 「腐っても鯛」の意味は「本来優れた価値のあるものは落ちぶれてもそれなりの価値があると考えられること」です。井原西鶴よりも後の浮世草子(うきよぞうし)の作家、江島其磧(えじまきせき)が、書いた「浮世親仁形気(おやじかたぎ)」の中に出てくる言葉です。「布子着せても美人には人が目を付くる。腐っても鯛とはよういうた物じゃ」と書かれ、「美人であれば、ぼろ布を着ていても人の眼にとまるものだ。腐っても鯛とはよく言ったものよ」という意味です。江島其碩はもとは浄瑠璃作者でありましたが、60篇以上の作品を書き、人気の浮世草子作者としても知られています。特定の身分、職業の人の類型をもとに特徴的な性格や、性癖などをおもしろおかしく描いた気質物と呼ばれる作風を得意とし評判を得ました。人物の観察眼が鋭くなければ書けませんし、風刺したり茶化したり話を広げて興味をそそる短編に書き上げるとは、素晴らしい才能の持ち主だったに違いありません。だからこそ、この「腐っても鯛」は時代は下り、京都系の「いろはかるた」に採用されるほどにまで広まったのでしょう。「腐っても鯛」で連想するのは、太宰治の「斜陽」です。没落していく元貴族の人々を描いた作品で、主人公の母は落ちぶれてはいても貴族としての誇りを持って生き、死んでいく、まさに「腐っても鯛」ですが、主人公たちは上手く生きられず苦しみます。鯛には鯛の悲しみがあると気づかされる作品です。

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臭い物に蓋をする

【漢字】臭い物に蓋をする 【読み】くさいものにふたをする 【意味】悪臭のする物に蓋をすると一時的に臭わなくなることから、都合の悪い出来事を一時的に隠すという意味。 【例文1】会社の不正を知る社員を左遷して臭い物に蓋をする。 【例文2】警察内部の不祥事には臭い物に蓋をする。 【例文3】臭い物に蓋をしてもいつかはバレる。 以前の我が家は雑然としていました。雑然としているだなんて控え目な表現であって、ゴミ屋敷とまではいかなくても常に床にまで何かものが置いてあるような状態で、家に帰ってきても落ちつけない状態でした。掃除も洗濯もしているのに何故我が家は綺麗にならないのかと考えていた頃に、世間では断捨離ブームが来てようやくその理由に思い当たりました。物が多すぎるのです。収納スペースには物がぎゅうぎゅうに詰め込まれて、必要な時になかなか見つけ出すことが出来ずにイライラして、結局見つからずに新しいものを購入してきてまた物が増えていくという悪循環になってもいました。 そんな状態を無意識に臭い物に蓋をするとばかりに目を逸らし続けていたことで、我が家は床にまで物を置くようになったのです。そこで断捨離関連の本を参考に、服や靴、バッグは冠婚葬祭の物を除いて3年着なかったものは始末しました。そうするとクローゼットにかなりの余裕が生まれて取り出しやすくなり、家にあった箪笥の数を2棹も減らすことが出来て部屋を広く使えるようになりました。同じようなことをキッチンや洗面所でもするとうんざりするほどの物を始末することになり、これからはやたらと物を増やさないようにしようと自分に誓いました。それらの経験から思うのは、臭い物に蓋をするのも限界があるということです。臭いこそしなくても収めるべき場所からはみ出したものが視覚の中に入ってきて家で寛げなくしていたのですから、蓋が出来る程度の物持ちをキープし続けたいものです。 仕事をしていると嫌なことまでやらなくてはいけないことも多々あります。仕事だからやりたくないからやりませんでは済まされないですが、そのようなことを後回しにしてしまう癖がある人は意外と多いのではないでしょうか。後回しでも期日があればそれまでに終えていれば問題はありません。ですが、臭いものに蓋をするという言葉があるように嫌なものを見てみない知らない振りをしてなかったことにするなんていう事も人によってはあるのではないでしょうか。確かに自分の苦手な事をやらなければいけない時は人は苦痛を感じます。ですが、誰かがやらなければいけないことは気がついた人が率先してやることはとても大事なことです。意外にそのような積み重ねで人は成長していけると思うこともあります。極端な話し臭いものに蓋をして蓋をし続けられれば良いですが、そのようなことはまずありません。ですから、そのようなことほど早く対処してクリアにしていくことが大事です。そうすると社内、社外においても信頼を置ける人として回りから多くの仕事も依頼されるでしょう。ですから必要な人になっていきます。自分自身で嫌なこと、苦手なことを後回しにしないような意識をしていくことが大事です。

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釘を刺す

【漢字】釘を刺す 【読み】くぎをさす 【意味】あとで言い訳できないように何度も念を押す。 【例文1】あれほど釘を刺したのに彼は決まりを守らない。 【例文2】今日は早く帰って来るように釘を刺す。 【例文3】デートに遅れないように釘を刺す。 放課後、いつものように子どもを近所の公園で遊ばせていると、上の子の友達も遊びに来ました。私はその後の子どもの習い事が始まるまでしばらく遊ばせる事にしてベンチでスマホを見ていました。 すると、子どもの友達の1人がやって来て私に電話を使わせて欲しいと言いました。理由を聞くと、今朝家を出る時に家族に何時に帰宅するか時間を伝え忘れたと言うのです。しばらく公園で遊んでから帰りたいと言うので、電話を貸してあげました。すると、それから毎日公園に来ては私の電話で家族に電話を掛けるようになりました。 悪気はないのだと思いますが、これはまずいと思い1週間経った時に、「毎日私の電話を使っているね。緊急事態の際は勿論電話を貸してあげるけど、帰宅時間は予め時間を決めておけば良いし、家で直接家族に伝えられるよね」と釘を刺しました。 子どもの知恵と言うのは凄いなと思いました。 これ以降、その子は決まった時間になるとちゃんと帰るようになり、ホッとしました。

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釘付けになる

【漢字】釘付けになる 【読み】くぎづけになる 【意味】動けなくなるほど引き寄せられる。 【例文1】大ファンの選手を前に釘付けになる。 【例文2】美人の彼女に釘付けになる。 【例文3】料理番組に釘付けになる。 釘付で板をはり合わせるとぴたりと張り付き、めったなことでは剥がれなくなります。おそらくこの、釘付けになりとは、そんな様子を昔の人が例えて言った言葉だと想像がつきます。 何かしなければならない時になかなかそこから動かずにじっとしている時、例えば、夜テレビに夢中になりなかなか言われているお風呂に入るという行動ができない時に、また、テレビに釘付けになることが多々ありました。 突発的な出来事があり、次に進まなければならないがどうしてもその出来事を見届けたくて動けずじっとして、ことの結末を確認したい時に、また釘付けになって、と注意を受けることがあります。 夢中にそのことに張り付いていたいという心理だと思います。同じような言葉もあるかもしれませんが、あまり釘を使わない現在でも皆が使う言葉であり、日本人独特の和風な面持ちを感じさせる言葉です。最近の子供は釘などあまり触る機会がないかもしれないですが、くっつくという意味合いで、今後も長く使われてほしい言葉です。

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ぐうの音も出ない

【漢字】ぐうの音も出ない 【読み】ぐうのねもでない 【意味】指摘された事に一言も反論できない。 【例文1】彼女の発言は正論過ぎてぐうの音も出ない。 【例文2】彼は本当は自分が悪いと感じているので、ぐうの音も出ない。 【例文3】1ヶ月の小遣いを1週間で使い切り、嫁に怒られてぐうの音も出ない。 ぐうの音がでないほど懲らしめる、など、相手を散々にやり込める時や、相手を痛めつける時に使う、ちょっと怖い言葉です。 いじめられた相手に対しての仕返しや、今まで威張っていた人を論破した、胸がすくなどの場合に使うこともありますが、どちらにしても、相手をやっつけるという印象があります。 ぐうの音のぐうとは、人が呼吸がつまった時や苦しい時にでる擬態語に含まれます。ただ、実際には、そんな音がでるはずもないので、感情を表した言葉でもあります。 人間関係で、今まで散々馬鹿にされていた人が、思わぬ弱点をさらけだして、それをズバリと指摘する時などは、これまでの感情のしがらみを考えると、とてもすっきりするでしょう。 結局、ぐうの音もでないほどやり込められる相手というのは、きっとそれまで、その人に対していつも攻撃する側だったのでしょう。自分の蒔いた種でそうなっととも言えますので、ある意味、自業自得でもある訳です。 やっつけた方は、胸がすくでしょうが、あまりそれを周囲の人に自慢げに吹聴すると、例え今までの経緯を知っている人でも、逆に今度は自分の方が、乱暴で思いやりのない人だという印象も受けるかもしれませんので、注意が必要です。 ぐうの音がでない程やっつけた後は、自分の心の中だけでほくそ笑んで終わりにしましょう。

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空前絶後

【漢字】空前絶後 【読み】くうぜんぜつご 【意味】今までに例がないその後も例を見ない。 【例文1】塾の生徒が模試の結果が空前絶後の500点満点だった。 【例文2】空前絶後の施工アイディアだ。 【例文3】空前絶後の新記録が出た。 【備考】バラエティ番組で硬派俳優斉藤氏が「空前絶後のォォーー!!~ジャスティス!!」で話題になったお笑い芸人の持ちネタが、若者の間では普通に無関係な文面にも多用されるようになった。 お笑い芸人サンシャイン池崎さんの「空前絶後のぉ~!超絶怒涛のピン芸任!」 から始まる自己紹介ネタが今とても流行っています。 ではこの空前絶後とはどんな意味をさしているのでしょうか。 空前とは前は空(から)と書きます。 前には何もない、全く前例がないという意味になります。 絶後とは後も絶えていると書きます。 後にも前例がないという意味になります。 合わせると後にも先にもないとなります。 ですので、空前絶後の意味は、後にも先にも前例がない、未だかつてない、 非常に珍しい、とてもまれなことなどの意味となります。 次に、超絶怒涛とは、どんな意味でしょうか。 超絶とは字で見ると、超えるもの絶えていると読めます。 他とは比べものにならない、ずば抜けている、 他よりもはるかに優れていて、とびぬけているといった意味です・ 怒涛の涛は大きな波、荒波などを意味するので怒っている波、 荒れ狂い激しく打ち寄せてくる波のことさします。 怒涛のように~。とよく使われる場合、荒波の激しさを用いて 激しいすさまじい勢いの様子を表しています。 合わせると他よりもはるかにすぐれていて、大変勢いがあるという意味になります。 ですので、サンシャイン山崎さんの自己紹介ネタ 「空前絶後のぉ~!超絶怒涛のピン芸人!」とは 後にも先にも前例のない、誰よりも過ぎれていて、一番勢いのあるピン芸人 という自己紹介になりますね。 空前絶後という言葉最近よく聞きますよね。サンシャイン池崎さんという芸人さんのネタで子供から大人までいろんな方が使っているのを耳にします。空前絶後とは「それまでには例がなく、その後も例を見ない」という意味の故事成語です。現代風に言えば、未だかつてなく今後もないといったような感じです。つまり空前絶後のサンシャイン池崎と名乗っている意味としては、今までいなかったしこれからもいないだろうたった一人のサンシャイン池崎といったような意味でしょうか。おそらく深い意味を考えずに使っているのだろうと思いますが、意味を追って考えると興味深い発言ですね。 他の例としてはドラゴンボールのオープニングの曲名としても空前絶後が使われていますね。ドラゴンボールの内容や歌詞などから、悟空のことを空前絶後の人物としているのかなと思います。 空前絶後という言葉は会話の中や日常などで使う場面はあまりないかもしれませんが、意味を知っておくと何かあったときに使うことができますね。また上記の通り最近話題の言葉ですから、恋人や友達、家族などに意味を教えてあげると、もの知りだと思われるかもしれませんね。日本人としてこういった言葉の意味をきちんと理解し空前絶後の人物になってみたいものですね。

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食うか食われるか

【漢字】食うか食われるか 【読み】くうかくわれるか 【意味】相手を倒すか、相手に倒されるかの勝負ごと。 【例文1】いよいよ選挙の開票で誰が食うか食われるか。 【例文2】模試の結果で食うか食われるか勝つのはどちらか。 【例文3】食うか食われるかの厳しいモデル業界。 「食うか食われるか」は「相手を倒すか、相手に倒されるかという命がけの戦いのこと」です。命がけの戦いと聞いて思い浮かぶのは中国だったら項羽と劉邦、日本だったら上杉謙信と武田信玄ではないでしょうか。項羽と劉邦の話は司馬遷の「史記」という歴史書にでてきます。時代は秦の始皇帝が亡くなり、群雄割拠の戦国時代に突入します。その中にいたのが項羽と劉邦です。項羽は項梁とともに呉で挙兵し、劉邦はハイにて挙兵します。両軍とも秦を落とそうと行軍します。項羽は正面突破策を選び、ワンマンなやり方で兵を進め、劉邦は部下の意見を取り入れ、兵をまとめて進んでいきました。その結果劉邦が先に秦の都の咸陽を落としました。しかしそれに激怒した項羽が劉邦を殺そうとします。劉邦は謝罪に出向きますが、聞く耳持たずでした。からくも逃げ切った劉邦が4年後に項羽に反旗を翻す者たちを集めて兵を挙げ高祖を追い詰め、項羽は自殺し劉邦は漢の高祖となります。4年越しの死闘ですね。同じく日本の戦国時代でも越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄は何度も川中島で戦います。特に有名な戦いが頼山陽の漢詩「川中島」で詠われる「鞭声粛々夜河を渡る」(べんせいしゅくしゅく、よるかわをわたる)策をとった上杉謙信が、武田軍の眼前に突如現れ攻め入ります。当然武田軍は劣勢。本陣が手薄になった時を逃さず、上杉謙信みずからが愛馬に騎乗し、刀をを振り上げ、床几(しょうぎ)に座る信玄に斬りつけ、信玄は床几から立ち上がり手にした軍配で受け、従者が槍で馬を刺すと、その場を立ち去ります。信玄は2回切り付けられたつもりでいましたが、軍配に傷が3か所ついていて心底震えました。 頼山陽はこの場面を「流星光底長蛇を逸す」と表現しました。「食うか食われるか」の戦いは後世の者にとってはドラマティックな場面として焼き付くものですね。

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苦あれば楽あり、楽あれば苦あり

【漢字】苦あれば楽あり、楽あれば苦あり 【読み】くあればらくありらくあればくあり 【意味】苦しいつらい事があっても次は楽しい事がある。逆に楽しいことばかりでなく苦しい時もあるという意味。 【例文1】マイホームの35年ローンがやっと終わる!人生苦あれば楽あり、楽あれば苦ありですな。 【例文2】幼いうちの子育ては苦あれば楽あり、楽あれば苦ありでかけがえのない経験だった。 【例文3】苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。生きていりゃ楽しい事もあるさ。 苦あれば楽あり、楽あれば苦ありとは人生苦しい時もあれば楽しい時もいつかはやってくると言われています。 私の半生は今でこそ子どもたちが職に就いて楽になりましたが、早くに結婚して周りに子育てをしている同世代がいなかったし、ましてや今のように気軽に発信できるSNSなんてなかったですから、手さぐり状態で子育てをしていました。 実家の父母の手伝いがなかったら育児ノイローゼ気味になっていたかもしれません。子どもは3歳半で幼稚園に通いました。15時には通園バスで帰ってきますから、その間、1歳の次女を連れて公園で遊んだり、ぐずる娘をスーパーへ連れて買い物するのはとても大変でした。数年前から2,3ヶ月から倒して乗せられる買い物カートやトイレにはベビーシートもあるので便利になっていますよねー。私の時代にもあったらどんなに楽だったか・・小・中学校に入るとすぐ近くでしたから、参観日や行事ごとは楽でした。 高校は私立高校に通い補助金制度がどんなに助かったか。 卒業後は実家を離れて隣の市で二人とも一生懸命働いています。 周りは子育て真っ最中で大変みたいですが、私の役目は9割終わったと思います。残りの1割は次女の成人式です。着物の手配から前撮り撮影、当日の明け方前からの着付けなどは慌ただしかったけど晴れ姿を見て涙、涙でした。来年で終わりかと思うとさみしいような嬉しいような複雑な想いですが、この待ちわびた許す限りの自由な時間まで人生楽しみたいです。 私には小学生の時からの、親友と呼べる友達がいます。 その親友は小学生の時から、特に勉強を良くしていたのです。 暇な時間はほとんど勉強をしていると言う感じで、丸で勉強に取りつかれているようでした。 それに対して私はと言うと、勉強が大っ嫌いで、学校にいる時しか勉強をしませんでした。 小学生の時に勉強していなかった私は、中学生になって急に勉強が難しくなり、悪戦苦闘するようになったのです。 ですが親友はと言うと、小学生の時からしっかりと勉強をしていたので、中学生になっても私のように勉強で躓く事はありませんでした。 私は中学校で勉強に躓いてからという物、更に勉強が嫌いになってしまい、ますます勉強をしないようになってしまいました。 そんな私ですから、高校もレベルの低い所にしか入れませんでした。 それに対して友人は、進学校に楽々入ってしまったのです。 この後私は大学には進学せず、就職をしました。 親友の方は有名大学に進学をして、一流企業に就職を果たしました。 私が就職した会社は企業業績が低迷して、お給料がいつまで経っても増えてくれなかったのです。 一方一流企業に就職をした友人はどんどん出世を果たし、収入が順調に増えて行ったのです。 それで友人は苦あれば楽あり、僕は楽あれば苦ありだなと、しみじみ思いました。 私が「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」を実感したのは小学校5年生の時。その時私のクラスでは、担任の先生の意向により、漢字ドリルと計算ドリルを学期中に2回ずつやるというのが決まりでした。しかし私は1回だけやって満足し、2回目を後回しにしていました。そして学期の終わりに全てやるという羽目になった時、後悔と共に「楽あれば苦あり」ということわざが私の中にふと浮かんできたのです。それからは「苦あれば楽あり」を目指して何事も毎日コツコツとやり、色々なことを後回しにしない習慣が身につきました。 このことわざはその後、私の座右の銘のようになり、イヤなことや乗り越えなければならない物事があっても「苦あれば楽ありだ」と思って逃げずに頑張ることができるようになりました。それがいつしか私の中で、苦しみながら頑張った後に味わえる達成感となって私を成長させてくれたように思います。 大人になった今も、このことわざは私の中に生きていて「コツコツやっていれば、きっといい結果が生まれる」という意味に転じて、人生の様々な場面で、頑張る原動力となっています。 また、「ツライことの後にはきっといいことがある」という意味としても、私の中で困難を乗り越えるためのフレーズとしてたびたび登場しています。

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